米、USスチール買収を阻止 同盟国でも安保懸念、日鉄は提訴も―バイデン大統領が正式発表 時事通信 外経部2025年01月04日01時13分配信 バイデン米大統領=2024年11月、ワシントン(AFP時事) 【ワシントン時事】バイデン米大統領は3日、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画を中止するよう命じた。製造業を支える鉄鋼メーカーが海外企業に買収されれば、安全保障上の懸念が生じると判断。原則として30日以内に買収計画を「完全かつ永久に放棄」する措置を講じるよう求めた。日鉄とUSスチールは、法的措置も辞さない構えだ。 「価値理解なら承認」 日鉄社長、USスチール買収で訴え 同盟国の企業による買収を「安保上の懸念」を理由に差し止めるのは極めて異例。日米関係のほか、日本企業の対米投資や進出に悪影響を与えそうだ。 バイデン氏の判断を受け、日鉄とUSスチールは「失望している。決定はバイデン