マサです。 最近、ヌーラボは行動規範をアップデートしましたので、そのへんのお話を。 それなりの規模になってきた企業は、とにかく、企業の目線に比べると些細であろう問題に対して恐ろしく時間を使うことになります。シリル・ノースコート・パーキンソンさんが主張した「組織は些細な物事に対して、不釣り合いなほど重点を置く」という現象。これ、パーキンソンの凡俗法則っていう名前がついているほど、あるあるなケースのようです。 たとえば、FreeBSDの開発メーリングリストで『あなたは数10億ドル規模の原子力発電所の建設の承認を得ることができるけど、あなたが建てたいのがバイク小屋だったら、終わりなき議論になるよ』みたいな投稿がされたらしいのですが、これは、「誰でも出来るようなことは議論が長くなって、理解できない内容に関してはあまり議論されないよ」っていうこと。特にオープンで誰もが情報にタッチできるようなオープン