2014年01月29日09:30 by jyoshige 「処遇に不満のある年収200万円」はごく普通の人 カテゴリその他 先日、「アクリフーズ」群馬工場の農薬混入事件で容疑者の男が逮捕されたが、男の職場環境を巡っていろいろ議論が起きている。 当たり前の話だが、面白くないことがあったからと言って農薬入れるなんてやっちゃいかんわけで、その点で情状酌量の余地は一切無いが、背景を論点整理しておくのは意義のあることだろう。というわけで、現時点で思うところをいくつかまとめておこう。 正社員との格差は日本企業全体の問題 正社員との間に、生産性では説明できないほどの大きな格差があったかどうかは、現時点では何とも言えない。ただ、日本企業の現場というのは、賃金に競争原理が働きづらいため、景気の良い時に好条件で就職した50代の正社員(時給3000円超とか!)と氷河期世代のフリーター(時給千円以下)が平気で同じ