⇒はてなブックマーク - 幻影随想: 関東地区女性校長会が激しくやばい件 前置。私は所謂文系人間でトピックを詳しく追っていたわけでもないが、「水からの伝言」というのは、善悪判断の根拠を自然科学というか自然界に委託している時点で終了、と思っていた。似非科学とは、そういうことでしょう。善悪判断の根拠は人間界にしかないし、人間界を煎じ詰めれば善悪判断の普遍的根拠は疑わしいので人は自然界とその解剖器たる自然科学に頼る――善悪判断の普遍的根拠を。流石にナチスを引き合いに出す気はないけれど、真善美を自然科学で正当化する、現代においてかくも人は真善美を欲しているか、真善美の不可能ゆえに、という感想を私は抱く。時代精神として存する、人間界を煎じ詰めた結果論の副作用に対する冴えた処方箋、か。 真善美を希求する人はかつてはもちろん、現代日本でも在って、そのこと自体はむろん無問題であるし嗤われるべきことでもない