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稲葉 本日は、私と立岩真也さんで共著で作らせていただいた、まあ共著といっても対談ですけど、いろいろ後で書き足したりしているので、喋り流した無責任なものではないと自負しておりますが、これの刊行記念というか、ちょっとポスト・スクリプト的に、まあこれを踏み台にしてこの次をやっていかなくてはいけないので、このような会をジュンク堂書店さんのほうで設けていただいて、ありがとうございます。そういうことですので、本日は二人だけで閉塞してお互いに誉めあうというのも醜いので、厳しいコメントをいただけるゲストの方を考えておりまして、本日おいでいただいたのが東京大学法学部教授、ロシア・ソ連史をご専門にされておられる塩川先生です。時間も余りありませんので、ご紹介はそれくらいで。 ファースト・スピーカーは塩川先生に我々の本を本でいただいたコメントをいただくのですけれども、まず、簡単になぜ私たちが塩川さんにコメントをい
ちょっと古いんですが(3/17)ル・モンドのインタヴューです。歴史家、アカデミー・フランセーズの会員でもある Pierre Nora が今回の大統領選で話題になっているところの、フランスのアイデンティティについて答えています。Nation というのは日本語では「国民」「民族」あるいは「国家」になったりする微妙な言葉ですが、英語で言うネーションとステイト、仏語でのナシオンとエタは違うと思う。ひとまずタイトルでの扱いはネーションにしときます。 ちと長いし、歴史用語には暗いのですが(じゃあ何が得意よ、とか聞かないでくらさい)ぼちぼち訳してみます。なおピエール・ノラってだれだっけ、とググってみたら博学チョロリン氏のページにたどり着いた;大書「記憶の場」に関する報告書です。ああ、あの本の人だったんですね。 ピエール・ノラ:“ナショナリズムはわれわれにネーションを覆い隠した” ピエール・ノラは歴史
興味深くいつも読んでおります。 このグラフについて。 社会党政権下で猛烈に不況に見舞われた90年代前半も国外追放者数が数年で二倍になっておりますよね。2000年に入ってからの増加率も同じ程度。このグラフはログをかけてひずみを修正してみると違う見方が出来ると思いますよ。 黒龍氏、はじめまして。 そうですね。非合法移民者の実数は具体的な数字にはならないと思いますから、近年の移民者自体の動きは別問題となるでしょう。けれど、これはアタクシの実体験からいえることなのですが、内務相が変わるたびに、私たち移民に対する警察や市役所などでの対応が大きく変わる。これは別エントリーで取り上げるべき課題かとも思いますが、警察での保安関連検挙率や外国強制追放者の数をあらかじめ決めて、ノルマとして“成果”をあげたサルコジ大臣の評価のためにル・モンドはこのグラフをウェブ一面に出したのだと考えます。(仏文ですが)グラフの
丹羽宇一郎・伊藤忠会長が経済財政諮問会議で余計なことを言ったらしい。本当にそんなことを放言したのか、経団連会長の光学メーカー屋よりタチが悪いなと思いながら議事録を見物に逝ったら、話の文脈がまったく逆で、驚いた。 これの件ね。 http://www.keizai-shimon.go.jp/minutes/2007/0118/shimon-s.pdf よく読んでみると、丹羽宇一郎氏の言ったこと、かなり内容が違う。以下、めんどうくさいので箇条書き。 ○ ”日本はこの10年間で時給がわずか45円しか上がっていない。107%。諸外国に比べて断然低い。最低賃金を破る罰則規定も日本は緩い。最低賃金法については底上げすべき”@8ページから9ページ ○ ”ホワイトカラーエグゼンプションは残業代支給制度などの柔軟性を持たせるもの。悪用された場合のセーフティーネットは準備すべき”@10ページ ○ 「
加藤哲郎(一橋大学・政治学) 1 「国家論ルネサンス」の回顧 久しく遠ざかっていた国家論の世界に、再び取り組まざるをえなくなった。もともと私の政治学の最初の著作は『国家論のルネサンス』(青木書店、1986)であった。その後も『社会と国家』(岩波書店、1992)、『国民国家のエルゴロジー』(平凡社、1994、『国境を越えるユートピア』と改題・改編して平凡社ライブラリー、2002)のほか、『アエラムック 政治学がわかる』(朝日新聞社)の初学者用「国家論」を旧版(1996)、新版(2003)と書いているから、国家論を忘れたわけではない。事辞典類を含めれば幾度も書き連ねている。しかし、1989年東欧革命・冷戦崩壊、91年ソ連崩壊あたりを境に、「国家とは何か」を真剣に考える機会は少なくなった。 ひとつは、その頃から理論としてのマルクス主義国家論に限界を感じ、むしろ第一次史資
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