NTTドコモは11月7日、「通信改善 取組み宣言」と題する特設サイトを公開した。 サイト内では、代表取締役社長を務める前田義晃氏、および各エリア支社長が通信改善の取り組みを文章で説明している。
先日、NTTドコモが通信機器の調達を国内ベンダーから海外ベンダーに切り替えていくという報道があった。NTTドコモではこれまで富士通やNECといった国内ベンダーを中心に調達を行なっていたが、それをエリクソンやノキアにしていくというものだ。 まさに「ガラパゴスネットワーク」からグローバルスタンダードなネットワークに切り替えていくというわけだ。 背景にあるのは、ここ最近、指摘されているNTTドコモのネットワーク品質の低下だ。これまで電波の飛ぶ向きを調整したり、基地局を増やすといった対策を打ってきたが、抜本的な対策として、通信機器を提供するベンダーを切り替えるという手を打ってきた。 「ドコモはMassive MIMOを導入していない」と話題に 2023年ごろ、NTTドコモのネットワーク品質の低下が指摘され始めた際、NTTドコモでは「Massive MIMOをほとんど導入していない」という点が業界内
これにより、街に人流が戻った2022年後半からは特に都心部の混雑スポットなどで、「パケ詰まり」とも呼ばれる通信のつながりにくさが話題になった。特にSNSなどでも不満の声が見られたドコモに関しては10月に300億円の先行投資を発表し、2024年2月の段階では設備増強により通信品質が改善されたとした。 そこでこの記事では、2024年3月末に携帯電話会社4社、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク、楽天モバイルについて、都心部の混雑スポットでのスピードテストと、山手線を中心とした移動中の接続テストを実施した。2023年夏にも同様のテストを実施した「なぜパケ詰まりが起こるのか(前編)(後編)」の結果とも比較している。 また、記事の後半部分では各テストとともに、各社のネットワークの2024年3月末までの変化と、これからのネットワーク改善施策についてもまとめている。それではまず、スピードテストの
終わりの見えないドコモの通信品質改善 d払いアプリの活用で“パンドラの箱”を開く恐れも:石野純也のMobile Eye(1/3 ページ) ドコモは、2月2日に2023年から実施している通信品質の改善に関する進捗(しんちょく)状況を発表した。同社のユーザーが“パケ詰まり”をSNSなどで訴えるようになり始めたのは、2023年のこと。その声は日増しに増え、4月には対応策の発表を余儀なくされた。コロナ禍が終わった結果としての人流の戻りを過小評価していたのがその理由。増え続けるトラフィックに対し、キャパシティーの大きな5Gエリアの拡大も追い付いていなかった。 2023年7月ごろには東京都内の主要なターミナル駅付近で周波数分散や基地局ごとのカバー範囲の見直し、5Gエリアを拡大することで一定の改善効果は得られていたものの、トラフィックの増加と対策がいたちごっこになっていた感もある。2023年10月には、
NTTドコモは10月10日、ネットワーク通信品質対策を発表した。 2023年の春ぐらいから、ドコモのユーザーからネットワーク品質に関する不満の声がSNSなどで多く上がっている。当初は渋谷や池袋などの都心部、ターミナル駅周辺が中心であったが、最近では地方にも拡大している印象だ。 他キャリアでは数年前に実施済みの対策をようやく 発表会で実際にドコモのネットワーク通信品質に対する改善策を聞いたが、第一印象としては「後手後手」に回っており、他社に比べても大きく遅れている感が強かった。 例えば、ドコモでは駅や繁華街、住宅地など全国2000カ所以上で集中的に対策を実施。さらに乗降客の多いJRや私鉄などの鉄道動線を強化するという。 しかし、鉄道動線を強化する考え方はKDDIが5G開始当初から行っており、2021年6月にはJR東日本の山手線全30駅、JR西日本の大阪環状線全19駅のホームで、5Gネットワー
ドコモのパケ詰まり問題に終止符? 「全国2000箇所以上+鉄道動線」のエリア対策を強化(1/2 ページ) NTTドコモが10月10日、ネットワーク品質改善の取り組みに関する説明会を開催。ドコモ ネットワーク本部長 常務執行役員の小林宏氏が具体的な改善策を説明した。 ドコモでは繁華街を中心に通信品質が低下する事象、いわゆる「パケ詰まり」が起きており、2023年初頭から「つながりにくい」という声が目立つようになった。5Gのエリア拡大が追い付かず、4Gのトラフィックが増大したことが主な要因だ。そこで同社では、基地局ごとのカバーエリアの調整、周波数間の偏りをなくす分散制御、基地局の増設といった対策を進めてきた。 【更新:2023年10月11日8時30分 パケ詰まりの発生時期について、一部加筆修正しました。】 都内では、渋谷、新宿、池袋、新橋の4エリアでの通信品質改善を重点的に進めてきた。渋谷では、
NTTドコモは7月1日より新料金プラン「irumo」「eximo」を開始する。 従来のデータ容量をあまり使わない人向けのプラン「ギガライト」は、使えるデータ容量に対して金額が高めで、割高な印象があった。そのため、ドコモユーザーであまりスマートフォンを使わない人はUQモバイルやワイモバイルなど他社に流出していたとされる。 そこで「irumo」では、0.5GB、3GB、6GB、9GBといったデータ容量を設けることで、ユーザーの解約抑止につなげたいようだ。 すでに流れているirumoのCMでは、キャラクターに「OCNモバイルONE」のCMを担当していた石原さとみさんを継続して起用。石原さとみさんが青い服を脱ぎ捨て、irumoのイメージカラーである緑の服になるというCMとなっていた。青は、NTTドコモがエコノミーMVNOとして提供していたOCNモバイルONEのイメージカラーであり、まさに「irum
夏までに待てないあなたに――ドコモの「データ詰まり」問題 今すぐできる対策まとめ:5分で知るモバイルデータ通信活用術(1/2 ページ) NTTドコモが4月26日、報道関係者向けの「5Gネットワークに関する戦略説明会」を開催しました。その名の通り、ドコモの5Gサービスの利活用ビジョンに関する説明がメイン……だったのですが、会の後半はSNSなどで話題となっているモバイル通信の「データ詰まり(パケ詰まり)」の原因と対策の説明に割かれました。 説明の終了後に行われた記者との質疑応答も、このデータ詰まりの問題に関するやりとりが大半を占めました。一般ユーザーだけでなく、報道関係者も本件に強く関心を持っているようです。 →ドコモの「通信速度が遅い問題」、2023年夏をめどに解消へ 「瞬速5Gのエリアを伸ばす」 今回の「5分で知るモバイルデータ通信活用術」では、ドコモのデータ通信品質が悪化した背景を改めて
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く