プログラミング言語「Dart」が10日、5年ぶりのメジャーバージョンアップ版である「Dart 3」をリリースした。「Google I/O 2023」で発表された「Dart 3」では、100%の「健全なNULL安全性」(sound null safety)が達成されたという。「Dart」では変数に「null」を代入する運用を許可することができたが、「Dart 3」ではそれが許されなくなり、nullポインター例外をはじめとするコーディングエラーを根絶することが可能となった。レコード、パターンマッチ、クラス修飾子といった新しい言語機能も用意されたほか、プレビューの段階で実用は推奨されていないものの、WebAssembly(WASM)への対応も図られている(Medium、Mediumその2、窓の杜)。