最近では仕事の都合上、コンピュータの技術者の方々と話す機会がかなり多い。 そんな中、ある1人の技術者の方と出会った。その方は大学を卒業したのち、数年間システム開発の仕事をしていたそうなのだが、ある事情で会社をやめたそうだ。 私は、「なぜ会社を数年で辞めたのですか?」と聞くと、その方は、 「どうしても朝起きられなくて…」と、苦笑いして言った。 彼は9時にどうしても会社に来ることができず、会社に馴染めなかったそうだ。上司からは何度も注意を受け、そのたびに「早起きしよう」と頑張ったそうなのだが、長続きせず、ついには会社を辞めてしまった。 今はフリーランスのエンジニアとして、生計を立てているそうだ。 その時私は、「まあ、遅刻ばかりだと会社には居づらいし、まともに働くのは難しいだろうな」としか思わなかった。 しばらく後、私はソフトウェア開発をその方に依頼する機会があったので、一緒に働くことになった。