ホンダの子会社が平成10年から毎年、ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)で開催してきたレース「インディジャパン」が18日、最終戦を迎えた。米国でホンダの技術力をアピールしてきたレースを日本でも行うため、サーキットを建設してまで開催した肝いりのレースだが、経済的な事情により今年限りとなった。ホンダのレース関連事業は、20年のF1撤退以降も縮小が続いている。 今年のインディジャパンは16日に開幕。17日に予選、18日に決勝が行われ、佐藤琢磨選手は10位だった。今年は、これまで使われてきたオーバル(楕円(だえん)形)コースが東日本大震災で損傷したため、ロードコースで行われた。 観戦したホンダの伊東孝紳社長は「インディカーレースはしばらく米国に返すが、オーバルコースを補修し、もう一度日本で開催したい」と語り、再開の可能性を示唆した。 ホンダは9年に、米最高峰レースを日本で開催するため、ツインリ