こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。ドラマの話ばかりしてるので、たまには本の話でも。 私は、新刊書をすぐに読むことはほぼなくて、書評などで紹介されている本に興味を持ったら、とりあえず書名だけをメモして読書予定リストにしておきます。そして2~3年たった頃に、リストを元に本を読んでいきます。 こんなやりかたをしてる一番の理由は、そのくらい待つと近所の公立図書館でも借りやすくなるからです。リストの中には、この本なんだっけ? とまったく思い出せないものもありますが、発売して2、3年で読む価値のなくなるような本は読む必要がないってことなので。電車に乗るとドア周りにインチキ臭いビジネス書の広告がよく出てますが、3年後どころか、いま読む価値もなさそうなものばかりです。 本は発売時に多くの書評が出ますが、数年もたつと忘れられてしまいます。良書が埋もれてしまうのは、もったいない。ほとぼりが冷めた頃にもう