2013年11月29日15:21 カテゴリ法/政治 秘密保護法についてのまとめ この法案はマスコミが大騒ぎする割に何が問題かさっぱりわからないためか、記事へのアクセスが多いので、常識的な事項を簡単にまとめておく。 まず「特定秘密」は安全保障に関する情報だということを理解しないで、原発がどうとか学問研究がどうとか騒いでいる人が多い。普通の人が軍事・外交機密に接触する機会はまずない。私は何度か防衛庁に取材に行ったが、ほとんどの情報が「機密扱い」で何も教えてくれなかった。 マスコミは今回の法案と無関係だ。西山事件以来40年で、処罰対象になるようなスクープは、読売の外交機密費ぐらいしかない。あれも形式的には外交機密だから、読売は起訴されてもおかしくなかったが、されなかった。暴露された「機密」の中身が公私混同だったからだ。つまりこの法律で逮捕される記者は現行法でも逮捕されるのだ。むしろ軍事・外交機密