サザン・フランネル・モスの幼虫。クイーンズランド大学提供(撮影日不明)。(c)AFP PHOTO / The University of Queensland 【7月11日 AFP】ふわふわした毛で覆われた北米原産の毛虫に刺されると、猛毒のため焼けるような痛みを感じる。11日に公表されたオーストラリアの分子生物学者チームの研究結果によると、その毒は4億年以上前に細菌から獲得したメカニズムによって生成されており、人間の細胞に穴を開けていることが分かった。 この毛虫は、北米に生息し、カシやニレの葉を食べるガの一種「サザン・フランネル・モス(別名アスプ)」の幼虫。密生した毛で覆われており、害があるようには見えないが、とげが隠れている。 豪クイーンズランド大学(University of Queensland)の研究チームによると、とげには毒があり、刺されて病院に搬送される事例も多い。「焼けた石炭