ウクライナ軍事作戦提案=ロシア大統領、議会は容認か−クリミア半島情勢重大局面 【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は1日、ウクライナ・クリミア半島での軍事作戦を議会に提案した。大統領は声明で「ウクライナの非常事態とロシア系住民の生命の脅威に関連し、事態が正常化するまで、ウクライナでロシア軍兵力を使うことを上院に提案した」と表明。上院は提案の討議を開始した。緊迫が続くクリミア半島情勢は重大局面を迎えた。大統領の声明に先立ち、ロシアのマトビエンコ上院議長は、クリミア半島での限定的軍事行動を容認すると表明。ナルイシキン下院議長もロシア系住民保護のため全手段を講じるようプーチン大統領に要請しており、ロシアの軍事行動は不可避の情勢だ。 クリミア自治共和国の親ロシア派、アクショノフ首相は1日、全軍と治安部隊を指揮下に置くと宣言するとともに、ロシアのプーチン大統領に治安回復に向けた支援を要請した。自