讃岐うどん発祥の地であり、「うどん県」として知られる香川県で、昨年12月、入浴剤「さぬきうどんの香湯(かおりゆ)」が発売された。当初800個限定での発売予定だったが、人気が殺到。追加発注を重ねて3,000個以上を売り上げ、今季は2月をめどに一旦終売するという。「うどん出汁ソックリの匂い」と話題にもなったが、そもそも入浴剤としてその香りはどうなのか……。発案者である「道の駅 源平の里むれ」(高松市牟礼町)のスタッフに聞いた。 【写真】3000個以上を売り上げた「さぬきうどんの香湯」 蛇口からうどん出汁、はあるけれど… うどん目当てに訪れる観光客が後を絶たない香川県では、空の玄関口である高松空港に「出汁」の出る蛇口が設置されている。それほど、うどんが身近にあるわけだがあくまでも基本は「食べる・飲む」という発想だったはず。それがいったいなぜ入浴剤に? 「近年、グッズ化されるなど多角的な展開もされ