今月、広島市の旅館に宿泊した客がおう吐や下痢の症状を訴えてノロウイルスが検出され、市は食事の提供の自粛を要請しましたが、旅館が営業を続けた結果、120人余りに感染が拡大していたことが分かりました。旅館では「心よりおわび申し上げます」とコメントしています。 広島市保健所などによりますと、今月9日にこの旅館に宿泊した横浜市の高校生が相次いでおう吐や下痢などの症状を訴え、ノロウイルスが検出されたことから、保健所では今月12日、食事の提供の自粛を要請しました。 要請に強制力はなく、旅館ではその時点ではノロウイルスの発生した原因が不明だったことや、ほかの宿泊客の発症が確認できなかったことなどから、食事の提供を続けたということです。 その後、翌日になって従業員からもノロウイルスが検出されたため、保健所は集団食中毒として食事の提供を禁止しましたが、この日まで旅館に滞在した、滋賀県など3つの小学校の合わせ