廃棄食品の横流し問題を受け、愛知県が産業廃棄物処理業ダイコー(同県稲沢市)に対し28日に実施した立ち入り検査で、廃棄物処理法に基づく保管場所の届け出をしていない倉庫が見つかったことがわかった。 本社とは別の場所にある関連施設(同市)内の倉庫で、県は横流し品を隠す狙いがあった可能性もあるとみている。 この倉庫周辺には、廃棄委託されたとみられる大量のアメやガム、「マルコメ」(長野市)のみそが見つかったという。マルコメのみそは、同社が廃棄食品を横流ししていた「みのりフーズ」(岐阜県羽島市)でも発見されており、横流しとの関連を調べている。 これとは別に本社内からは、大型の業務用冷凍庫2台や複数の段ボール箱の中に、廃棄委託されたとみられる大量の食品があったこともわかった。 28日の立ち入り検査は、廃棄物処理法と食品衛生法に基づき、ダイコー本社と関連施設で実施した。県による同社への立ち入り検査は2回目