第228回MySQLのvalidate_passwordコンポーネントでパスワードセキュリティを強化しよう 深町日出海 2024-09-03
本連載では第一線のPerlハッカーが回替わりで執筆していきます。今回はWEB+DB PRESS Vol.62の特集1「HTML5/CSS3/JavaScript実践入門」などの記事でおなじみのcho45さんが、「最新Perl使いこなし術」を解説します。 はじめに こんにちは。cho45です。今回は最新Perl使いこなし術ということで、ゆるふわに最近のPerl(バージョン5.10以降)の新機能を紹介します。 しかし、機能の詳細に困ったときはリファレンスを頼るのが一番ですし、ここでは紹介しきれない機能もありますので、自分で調べられるように、先にリファレンスの引き方をおさらいしておきます。 なお本稿では、言語としてのPerl(先頭大文字)に対し、それを実行する処理系としてはperl(全部小文字)という表記で使い分けます。 リファレンスを引く 何を今さら……とお思いになる人もたくさんいるとは思い
前回は、大規模NATとユーザへの影響を紹介しました。今回は、大規模NATを利用するユーザが増えたときのサーバ運用者への影響例としてアクセスログの扱いの変化を紹介します。 なぜ、アクセスログの扱いが変わるのか? 大規模NATが非常に多くのISPで運用されるようになると、Webサーバ運用者もそれを前提とした運用が望まれるようになります。 まず、アクセスログの扱い方が変わると言われています。 ISPでIPv4大規模NATが運用され、Web閲覧を行うユーザのIPv4アドレスバリエーションが劇的に減ってしまいます。これは、ISPが運用する大規模NATによって、多くのユーザーが「同じIPv4アドレス」にまとめられてしまうためです。 アクセスログに記載される項目が変化する可能性があります 大規模NATが普及すると、多くの家庭が同じグローバルIPv4アドレスを利用して通信を行うようになるため、グローバルI
本連載では第一線のPerlハッカーが回替わりで執筆していきます。今回のハッカーはkazeburoさんこと長野雅広さんで、テーマは「ログでアプリケーションの改善プロセスを回す」です。 オペレーションエンジニアの仕事 小林篤さんから連載のバトンを受け取りました、長野雅広です。普段はNHN Japan(株)にてオペレーションエンジニアとして働いています。livedoor blogやポータルサービスなど自社Webサービスの運用に携わっており、cloudforecast(Perlで作られたリソース監視ツール)を使ったメトリクス収集をはじめ、アプリケーション設計のアドバイス、ミドルウェアの設定、障害対応のフォローなど、Webアプリケーションエンジニアにかかる運用の負担を減らすことが主な業務です。 ログはDevとOpsのコミュニケーション手段 監視サーバからのアラートメールが届いたり、リソース監視ツ
ある秋の穏やかな昼下がり、渋谷の道玄坂を登り切った真新しいオフィスビルに、腕に覚えのあるインフラエンジニアたちが続々と集結しつつありました。10月1日。奇しくもこの日社名変更となったVOYAGE GROUP(旧社名、ECナビ)オフィス内の「パンゲア」ミーティングルームにて、第2回チューニンガソンが開催されたのです。 会場は、10月1日に社名変更したVOYAGE GROUPの会議スペース「パンゲア」にて チューニンガソンとは チューニンガソン(Tuningathon)とは、システムのチューニングとマラソンをかけ合わせた造語です。たとえばハッカソン(Hackathon)といえば、プログラマーが一カ所に集まり期間を限って集中的にハックするイベントですが、そのシステムチューニング版と考えればよいでしょう。 チューニンガソンでは、Webアプリケーションのパフォーマンスを向上させることを目的とします。
大量にあるサーバへのアクセスを効率的に扱う Mobage APIでは、接続するDBサーバやmemcachedサーバなどが大量にあります。サーバが増えても、アプリケーションの変更は最低限にしたいものです。ここでは、複数のサーバへのアクセスを簡単に記述する方法を紹介します。 DBへのアクセスを隠蔽する DBは一般的な、マスタ/スレーブ構成を採用しています。INSERT/UPDATE/DELETEのような更新系のクエリはマスタへ、SELECTなどの参照系のクエリはスレーブへいくようにしています。また、Sharding[11]をしているDBの系統もあります。 このように大量にあるDBへのアクセスを簡単に行うために、Mobage APIではDeNAの有澤高介さんが開発したDBIx::DBHResolver(現在のメンテナは同じくDeNAの山口徹さん)を利用してDBへのアクセス情報を隠蔽(いんぺい)し
本連載では第一線のPerlハッカーが回替わりで執筆していきます。今回のハッカーはDeNAの嶋田裕二さんで、テーマは「高速なWeb APIの実装とテスト」です。 Web APIの基礎知識 はじめまして、DeNAでMobageオープンプラットフォームのWeb API(以降Mobage API)を実装しているxaicronです。Mobageオープンプラットフォームは、Mobageの機能をWeb APIを通して外部の開発者に公開することにより、ソーシャルゲームをユーザに提供するサービスです。 簡単に説明するとWeb APIとは、HTTPを利用してネットワーク越しに処理を行い、結果を返すしくみです。最近ではJSON(JavaScript Object Notation)というフォーマットを利用してデータのやりとりをすることが多くなっており、Mobage APIも基本的にはJSONを受け取って処理を行
「モダンPerl」という言葉の流行 先日、国内有数のPerlハッカーである牧大輔氏が『モダンPerl入門』という書籍を刊行しました。 日本のPerlユーザーのハブサイトを目指しているperl-users.jpでも「モダンなPerl入門」と題して「古来から親しまれているPerl入門とはひと味違う、今風のPerl入門テキスト」を作ろうという動きがあります。 海の向こうでは、Perl 6の言語仕様の策定にたずさわっているクロマティック(chromatic)氏が「Modern Perl Books」というウェブサイトを開設して、「モダンPerl」についての考察を始めました。氏はその名もModern::Perlというモジュール[1]を公開して「モダンPerl」の啓蒙に努めています。 個人の主義主張に過ぎないのでしょうか? でも、この「モダンPerl」とはいったい何なのでしょうか。 字面から「今風の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く