また、ロシアに新たな進出企業が現れた。 5月19日、三菱自動車と仏プジョー・シトロエン(PSA)は合弁で、モスクワ市の南西180キロメートルに位置するカルーガ州に、車両組立工場を建設すると発表した。2011年の生産開始を目指し、年16万台の生産能力を持つ工場を建設する。パリで会見に臨んだPSAのクリスチャン・ストレイフCEOは、11万台をPSAの中型セダンに、5万台を三菱「アウトランダー」の後継車に振り向ける計画を公表した。三菱側は出資比率30%と主導権を奪われる格好となるものの、同社は資金的余力に乏しい。「何とかして合弁という形に持っていければ」(益子修・三菱自動車社長)というかねてからの悲願がかなった形だ。 販売実績3万台弱で工場建設に出たスズキ ロシアは今、大手自動車メーカーの工場進出ラッシュにある。日系ではすでにトヨタ自動車が生産を始め、今年8月にはいすゞ自動車もトラック生産を
調査会社の米Gartnerは6月6日、世界のスマートフォン市場に関する統計を発表した。第1四半期の販売台数は3220万台で、前年同期を29.3%上回った。 特に大きく伸びたのは、北米とEMEA(欧州、中東、アフリカ)地域。北米での販売台数は前年同期比106.2%増の730万台、EMEA地域は同38.7%増の1170万台だった。 ベンダー別では、Nokiaが前年同期を25%上回る台数を売り上げ、シェア45%で首位を維持。2位は「BlackBerry」のResearch in Motion(RIM)で、シェアは13.4%だった。3位には、同四半期中に172万台の「iPhone」を販売したAppleがランクイン。シェア5.3%を獲得した。以下、シャープと富士通が、いずれもシェア4.1%で続いている。 米国でのベンダー別ランキングでは、RIMがシェア42%でトップ。2位がAppleで、シェアは20
スーパーやコンビニなどでズラリと並ぶミネラルウオーター。思わずどれを買ったらいいのか、迷ってしまう人もいるだろう。 ミネラルウオーターを飲んでいる人に好きな銘柄を聞いたところ、1位は「サントリー天然水(南アルプス)」で16.5%、2位「ボルヴィック」(11.9%)、3位「六甲のおいしい水」(11.8%)、4位「アルカリイオンの水」(7.7%)、5位「エビアン」(7.3%)と続いた。また世代別で見ると、「ボルヴィック」「エビアン」「クリスタルガイザー」「コントレックス」など、外国産の銘柄は若い世代ほど多く、逆に「サントリー天然水」「六甲のおいしい水」「富士山のバナジウム天然水」は世代が上がるほど多い傾向があることが、インターワイヤードの調べで分かった。 ミネラルウオーターを購入する際に重視する点は「価格」が最も多く58.9%、次いで「味」(49.8%)が多く、以下「硬度」(27.8%)「銘柄
無線通信規格「ZigBee」の普及促進団体であるZigBee Allianceは,エネルギー管理機器に向けた無線通信プロファイル仕様「Smart Energy public application profile」において,19種の製品を初めて認証したことを発表した。 同プロファイルは,業界では「Smart Energy」と呼ばれている。エアコンや照明など設備系機器の電源管理を,ZigBee無線で行うための専用仕様である。このプロファイルへの準拠を認証された機器は,メーカーが異なってもZigBeeを使って相互接続し,電力管理アプリケーションに利用できる。ビルや工場などの大規模設備のほか,家庭内の機器において,無線で使用状況を監視し,無駄な電力を削減するために用いる。 米国の電力事業者の中には,電力の負荷平準化や効率利用を促進する狙いで,事業所や家庭内機器の電力管理をリモートで行うことを検討
1.南海ドラフト(a:四国沖、b:室戸舟状海盆、c:東海沖〜熊野灘)、2.奥尻海嶺、3.千島海溝周辺(十勝・日高沖)、4.オホーツク海(網走沖)、5.西津軽沖(資料:石油公団) 急激な原油価格高騰や燃料需要の急増でエネルギー不足が心配されているが、夢のような資源「メタンハイドレート(MH)」が海底に眠っているという。このメタンハイドレートという資源は、メタン(CH3)と水(H2O)だけによって構成され、天然ガスの主成分であるメタンが低温高圧下で水に溶け込み結晶化したシャーベット状の固体物質で「燃える氷」とも呼ばれている。燃焼時の二酸化炭素排出量は石油の約半分で環境負荷が極めて少ないクリーンエネルギーでもある。日本近海全体では天然ガス約100年分にあたる推定7.4兆立方メートルと世界最大規模の埋蔵量があるといわれており、次世代のエネルギー資源として大いに期待されている。 開発における問題点
調査会社の米Gartner, Inc.は,2008年の世界半導体業界の売上高が前年比4.6%増の2865億米ドルになるとの予測を発表した(発表資料)。同社は2008年2月時点の前回予測では3.4%増としており,今回は上方修正になる。 Gartner社は,米国経済の減速が半導体市場に与える影響を懸念していたが,2008年1月~3月期の世界市場動向は,通常の季節傾向から大きく外れることはなかったという。パソコンと携帯電話機の製造も堅調で,半導体需要を支えたとしている。デジタル家電やカー・エレクトロニクスなど,景気減退の影響を受けると予測された市場に,減速の兆候は特に見受けられなかったとする。さらに,半導体メーカー各社が発表した4月~6月期の売り上げ予測からは,メーカー各社が市況の悪化を見込んでいないことがうかがえるという。 Gartner社の今回の修正には,メモリの市況が前回予想時点より多少良
知的財産権に関するコンサルティングなどを手掛けるアイ・ピー・ビー(以下,IPB)は,太陽電池事業を営む企業の技術競争力を独自指標である「出願人スコアランキング」の形にまとめた(発表資料)。IPBによれば「出願人スコア」とは,出願した特許の質と量の観点から出願人の特許力を評価するもの。 これによると,1位はシャープ,2位はキヤノン,3位は三洋電機となった。シャープは結晶Si型や化合物型,有機型など,さまざまな太陽電池に強みを持っており,出願件数も最多。結晶Si型と有機型の2分野で出願人スコア1位を獲得したという。キヤノンは既に太陽電池事業から撤退しているものの,特にアモルファスSi型太陽電池に関して高い技術競争力が見られたとする。また,三洋電機はアモルファス型や結晶Si型に強みを持っていると評価された。 ランキングの対象は,日本の特許庁に太陽電池関連技術を特許出願している企業,大学・研究機関
米IDCは米国時間2008年6月3日,2008年第1四半期のパソコン向けプロセサ世界市場に関する調査結果を発表した。それによると,全世界のパソコン向けプロセサ出荷数は前期比で9.2%減少した。ただし前年同期と比べると,出荷数は25.7%増加し,売上高は15.9%成長した。 前期からの落ち込みは,デスクトップ・パソコン向けの不振が影響したと同社は分析する。デスクトップ・パソコン向けプロセサの出荷数は前期比11.9%減少した。ノート・パソコン向けとサーバー向けも前期を下回ったが,減少幅はそれぞれ5.9%と6.0%にとどまった。なお,前年同期と比較すると,ノート・パソコン向けの42.8%増をはじめとして,いずれも堅実な成長を遂げた。 IDCパソコン向け半導体リサーチ部門ディレクタのShane Rau氏は次のように述べている。「季節的な需要の変動により,全世界のパソコン向けプロセサ出荷数は毎年,第
「不揮発性を持った論理回路」というのを,ご存じでしょうか。 先日,ロームが発表した「不揮発性ロジック」のことです。2007年にCEATECの同社ブースでも展示されていたので,ご記憶の方も多いかもしれません。 技術的な詳細は日経エレクトロニクスの最新号(2008年6月2日号)の特報欄にてご紹介したので,ぜひそちらをご覧頂きたいのですが,簡単にいうと,「論理回路の中の記憶素子であるレジスタを,電源が切っても内部の記憶データが消えないようにする技術」です。電源を切っても記憶内容が消えない(不揮発性)ということは,論理回路が演算をしていない際に,一時的に電源を切れるわけです。不揮発性ロジックというと取っつきにくい印象を受けますが,いわば待機電力を低減する技術,低消費電力化のための技術といえるでしょう。 ちなみにレジスタというのは,エレクトロニクス業界の技術者の方であればいまさら説明は不用かと思いま
三菱化学は,2009年末ごろにも植物工場に向けて,LEDと太陽電池を組み合わせた照明システムを発売する。蛍光灯よりも寿命が長いLEDと太陽光によって電気代をまかなう太陽電池を組み合わせた照明システムを用いることで,照明に要するコストを現状に比べて30%程度減らせるという。野菜などを効率的に栽培できるとして,蛍光灯などの照明光を活用する植物工場の設置件数は増えているが,照明に掛かる電気代や光源の交換費用などによって栽培コストを引き下げにくいという課題があった。 事業参入に先立ち三菱化学は,野菜栽培ベンチャーであるフェアリーエンジェルの新工場に,LEDと太陽電池による照明システムを試験的に導入する。植物工場のノウハウを持つフェアリーエンジェルや照明器具メーカーのシーシーエスと協力しながら,照明システムの最適化に向けた共同実験を始める。フェアリーエンジェルの新工場は福井県美浜町に建設中であり,間
次世代USBインタフェース「USB 3.0」の光伝送構想が,取りやめになったようだ。米Agilent Technologies Inc.でUSB 3.0関連の業務を手掛けるJim Choate氏は,2008年6月4日に同社のイベント「Agilent Measurement Forum 2008」で講演し,USB 3.0の仕様策定状況を明らかにした。 Choate氏によれば,策定中の仕様は現在,「Version 0.85」の段階にまで達しており,正式仕様は2008年末に発行される予定という。当初の予定では2008年前半にも正式仕様をまとめるとしていたが,約半年遅れることになる(Tech-On!の関連記事)。さらに当初は,銅線による伝送のほかに光接続による伝送仕様を盛り込むとしていたが,構想段階で中止になったという。「最初は光接続に関しても議論されていたが,コスト面を考慮し,取りやめることにな
図 USB 3.0のプラグと挿し込み口の形状(Intel Developer Forum Fall 2007で明らかにされたもの) USB 3.0とは,パソコンの周辺機器を接続するためのインタフェースとして広く使われているUSBの次世代規格である。USB 3.0は「SuperSpeed USB」とも呼ばれ,その名の通り現在のUSB 2.0の通信速度(480Mビット/秒)の10倍以上となる5Gビット/秒以上という高速でデータをやりとりできるようになる。 USB 3.0の規格を制定するUSB 3.0 Promoter Groupが明らかにしたケーブルとコネクタの形状を見てみよう。今までのUSB 2.0では,1組のUTP(非シールドより対線)を利用して,データを送受信していた。USB 3.0では,ケーブル内に2組のSTP(シールド付きより対線)を追加する。一方のSTPを送信専用に使い,もう一方を
半導体などの電子部品を実装するために使用される、プリント配線板を製造するメイコーに注目している。05年3月期を基点とした、08年3月期までの3年間の年平均売上高成長率は31.8%と、高成長を遂げている。 現在、プリント配線板は、薄型テレビ、デジタルカメラなどのデジタル家電に加えて、車載向けなどに需要が拡大している。加えて、生産能力の増強効果などから、09年3月期も前期比17.2%増収と、高成長が持続する見通しだ。 同社の05年3月期を基点とした、08年3月期までの3年間の年平均売上高成長率は31.8%と、高成長を遂げている。高成長を持続させている要因は、プリント配線板需要が高まる地域での生産能力増強にある。 現在、世界の電子機器メーカーは、安価な労働力を求めて、中国やベトナムなどで工場建設をすすめている。 プリント配線板は機器の製造には欠かせない部品。同社は、機器メーカーの動きに追
この記事には複数の問題があります。改善やノートページでの議論にご協力ください。 出典がまったく示されていないか不十分です。内容に関する文献や情報源が必要です。(2020年9月) 出典は脚注などを用いて記述と関連付けてください。(2020年9月) 出典検索?: "プローブカード" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL プローブカード (probe card) とは、半導体集積回路(LSI)の製造工程における、半導体試験装置で使用される接続治具(探針)である。 ウェーハ上に多数個のLSIの形成が完成した段階でウェーハを個々のLSIチップに切り離す前に全数行う機能テストウェーハ検査に用いられ、主検査装置であるLSIテスタと被検査LSIチップとを電気的につなぐ目的で用いる。 特許や学術の分野では「探
6月5日、東芝の西田社長はLED照明事業で2020年に売上高1兆円、世界シェア20%を目指す考えを明らかに。写真は先月撮影(2008年 ロイター/Michael Caronna) [東京 5日 ロイター] 東芝6502.Tの西田厚聡社長は5日、ロイターのインタビューに応じ、白色LED(発光ダイオード)を中心に新型の一般用照明事業で、2020年に売上高1兆円、世界シェア20%を目指す考えを明らかにした。 西田社長は「LEDを中心とした新照明の世界市場は2020年には5兆円になると見込んでいる。そこでシェア20%を取って売上高1兆円を目指したい」と述べた。 東芝の照明事業は国内中心に展開しており、2008年3月期の売上高は3000億円程度とみられる。電球や照明器具の販売を手掛ける子会社、東芝ライテックは4月、2010年に家庭向けなど一般の白熱電球の生産を中止すると発表。今後は、白熱電球に比べ二
[東京 5日 ロイター] 電源開発(Jパワー)9513.Tの筆頭株主のザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(TCI)は5日、Jパワーの株式持ち合いに加え、天下りを批判する書簡を他の株主に送付したと発表した。 増配などの株主提案を行っている6月末の株主総会に向けて、他の株主の賛同を呼びかける。 TCIはこれまでJパワーの株式持ち合いを批判してきたが、書簡によると、持ち合いのほか、天下りにも言及し「取引先、従業員、株主や社会全体に不利益をもたらしている」と指摘した。そのうえで「自己保身に向けられたJパワーの経営姿勢を転換するよう求めて株主の協力を呼びかけている」と強調した。 TCIはJパワー株の9.9%を保有する筆頭株主。6月26日のJパワーの株主総会では、2通りの増配提案のほか、社外取締役枠の設定、自社株買い、持ち合い含む株式投資の制限など5つの株主提案をしているほか、中垣喜彦社長の
[東京 6日 ロイター] 株主総会の議案に対する賛否を助言する日本プロクシーガバナンス(JPG)は6日、電源開発(Jパワー)9513.Tの株主総会の会社提案の議案にある中垣喜彦社長の再任に反対する助言を行うことを明らかにした。 JPGは、Jパワーが自社のコーポレートガバナンスは機能していると主張しているものの、情報開示やガバナンスも十分とは言えないと判断。また、Jパワーに社外取締役がいない点を問題視した。 JPGは、コーポレートガバナンスの改善には社外取締役の設置は必要との見解を示した。ガバナンスに問題がないと主張する中垣社長は信任できず、再任に反対することを決めた。 筆頭株主の英投資ファンド、ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(TCI)は、Jパワーの定款で株式持ち合いの金額(投資総額)を50億円に制限することや、期末配当の増額などを株主提案し、委任状勧誘に踏み切った。
1968年、越智直正(現会長)は当時勤めていた会社を辞め、同僚と3人で靴下専門卸問屋を創業しました。創業資金は13万円。当然のことながら、資金のない男と信用だけで取引をしてくれる工場など簡単にはみつかりません。困り果てていると、古くからの友人で大変お世話にもなったBSソックス社の山下晴彦さんが救いの神となり、20日締めの月末現金払いの支払条件で、一応の商品が揃うことになりました。商品を販売するにも商号が必要ということで、そのときの気持ちそのままに「男一匹や『男』にしとけ」となりました。漢字で男なんてのはおかしいということで、英語で男の「dan」にしとけと言ったのがそのまま旧社名になりました。「ダンディ」という言葉は、男前のことだから、語尾の「ディ」を除けたら「男」になるとばかり思っていたのです。明日から営業開始という前夜、力いっぱい開業の決意を書いたのが二宮尊徳が遺した次の言葉でした。「凡
¥1,430 【WEB限定・予約受注】推しアニマル刺繍ソックス 綿アクリルナイロンポリウレタン 新商品 オンライン限定商品
[東京 6日 ロイター] 荏原6361.Tは6日、株主総会に提出する事業報告書について、監査役の1人から「コンプライアンス上、重大な疑義があるので、本事業報告を承認しない」との意見が付記されたと発表した。内閣官房内閣情報調査室長などを歴任した社外監査役の大森義夫氏が、昨年4月に発覚した会社資金の不正支出問題に対する調査に対し、「取締役及び取締役会の調査は不十分」、「経理帳簿の虚偽記載を疑わせる記載がある」などと指摘した。会社側は反論している。 この発表を受けて、荏原株は午前の取引で前営業日比61円安の347円と急落した。 荏原は27日に株主総会を開催する。監査役が事業報告書を承認しないという異例の事態を受け、通常は報告事項としている損益計算書や貸借対照表などの財務諸表を今回の総会では決議事項とし、株主の承認を求めるとしている。 荏原は、1)不正支出に対して取締役及び取締役会は十分な調査を行
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く