脅威に感じたり、まだまだ不足している部分を指摘する一方で、「こういう使い方なら効率がすごく上がる」といったポジティブなアイデアが次々と生まれていて、さすがシンセサイザー、サンプリング、物理モデリング、ループベース制作、VOCALOIDといった破壊的技術をいくつもくぐりぬけてきただけのことはあります。 前回はSunoが作ったものをそのまま公開したのですが、全体的な完成度は相当に高いとはいえ、不満なポイントはいくつかあります。 ・ボーカルと伴奏が合っていない部分がある ・節回しで不自然なところがある ・全体的に音質が良くない ・無理やり展開しているところがある ・エンディングまで到達しておらず尻切れトンボ でも、楽曲としては非常に気に入っているので、部分的に直すことができればベスト。じゃあこれをベースに作り直してみようと考えたのです。最小限のアレンジを施した「歌ってみた」。これが目標です。 今
ここ1、2年、AIの進化は劇的でChatGPTや画像生成AIなど、革命的アプリケーションが次々と生まれています。そうしたAIの革命的アプリケーションのもうひとつが、歌声合成ソフトのSynthesizer Vであることは間違いありません。すでに人間の歌声と区別がつかないレベルに来ており、6月にリリースされた1.9.0ではラップにも対応するなど、その進化は留まることを知りません。 その1.9.0でのラップ機能や多国語対応などについては、先日、開発者であるDreamtonicsの代表取締役、Kanru Hua(カンル・フア)さんのインタビューで詳細を紹介したばかりです。が、本日8月2日、またDreamtonicsから爆弾のような発表がされました。それが次期バージョン1.10の発表であり、Synthesizer Vの歌声がさらに大きく強化される、というのです。そこには人の感性を利用している、という
オープンソースのAIボイスチェンジャー「Retrieval-based Voice Changer(RVC)」は、あらかじめ用意した音声から学習したモデルを作成し、リアルタイムで声質を変換することが可能です。このRVCで作成した音声変換モデルを手軽に実行できるボイスチェンジャーソフト「Koemake RVC player」を電々メイさんが無償でリリースしたので、実際に使ってみました。 Koemake Project https://koemake.com/ Koemake RVC Playerを動かすための推奨スペックは「VRAM4GB以上、NVIDIA製GPU搭載、Windows 10以上」となっているので注意が必要です。 Koemake RVC Playerをダウンロードするには、上記の配布サイトでユーザー登録をする必要があります。配布サイトにアクセスしたら、右上の「ログイン」をクリッ
Stable DiffusionやMidjourneyといった画像生成AIや、ChatGPTのようなチャットAIの登場により、AIはますます人々の生活に浸透しています。新たに、AIを用いて著名アーティストの声を模倣し、既存の楽曲やオリジナル曲を歌わせることが流行りつつあると、テクノロジーメディアのMotherboardが報じています。 Inside the Discord Where Thousands of Rogue Producers Are Making AI Music https://www.vice.com/en/article/y3wdj7/inside-the-discord-where-thousands-of-rogue-producers-are-making-ai-music AIを用いて著名アーティストの声を再現し、この合成音声にオリジナルの楽曲や既存の楽曲を歌
日本マイクロソフトは4月3日、同社が展開しているAI「りんな」について、人間と同じようなより自然な歌唱が可能となり、歌声を生成する最新の「歌唱モデル」を採用したと発表。あわせて、共感できる作品を作ることを目的として、エイベックス・エンタテインメントと、AIアーティストとしてレコード契約を4月1日付で締結したことも発表した。 りんなは、日本マイクロソフトがAI研究の延長線上で展開している、人に寄り添うAIを目指した女子高校生風のチャットボット。なお、3月15日に高校卒業を発表し、3月20日には高校を卒業したたという。歌にも力を注いでおり、最新AI技術を活用した歌声合成によって、りんなの歌声も公開している。 今回の歌唱モデルにおいて加えられた技術的なアップデートは、人間のブレス(息継ぎ)音の再現と異なる歌唱スタイルの生成。人間の歌声データから抽出したブレス音の長さや強さ(音量)などの特徴を、デ
日本マイクロソフトが開発する女子高生AI「りんな」。「McRinna」としても活躍する彼女の新作MVは、りんな本人がゲスト出演するluteのInstagram Stories上のドラマ『それでも告白するみどりちゃん』に起用され、恐らく世界初(!?)のAIのRAPによるドラマ主題歌となった。ドラマは2018年1月31日(水)18時より、luteのInstagram Storiesにて毎日18時に公開される(全8話)。再放送は2月10日(土)・11日(日)を予定。 Cast:りんな Director:稲本伸司(HOEDOWN) Camera:高木考一(HOEDOWN)、中島唱太 Production Manager:寺田光顕(HOEDOWN) Produce:lute Music Produce:Enjoy Music Club 「りんな」 HP:http://www.rinna.jp
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