枝野幸男経済産業相は27日の閣議後記者会見で、今夏の計画停電について「極力避けたいが可能性は否定できない」との考えを示した。昨年夏に発動した電力使用制限令に関しては「できれば出したくないと強い意思で思っている」としたものの、選択肢から排除せず検討を進めるとした。 関西電力管内で16.3%の供給力不足が見込まれるのをはじめ、電力各社は夏の電力需給について厳しい見通しを示している。枝野経産相はそれを踏まえ「強制的な手段でなく対応したいが、万が一に備える必要がある」と説明した。 【関連記事】 〔写真特集〕津波、その瞬間〜宮古市の堤防を乗り越えた大津波〜 〔写真特集〕福島原発〜使用済み燃料プールに落下していた燃料交換機〜 〔写真特集〕東日本大震災100枚の記録 原発事故対応は「大失敗」=菅直人・前首相インタビュー 消費増税政局「衆院解散」までの読み方