ジャストシステムの「一太郎」「花子」に特許を侵害されたとして、松下電器産業が両ソフトの製造販売差し止めなどを求めた訴訟の控訴審判決が9月30日午後3時から、知的財産高裁で言い渡される。 訴訟は、松下が持つアイコン関連特許を両ソフトが侵害しているとして、松下が2004年8月に両ソフトの製造販売差し止めを求めたもの。東京地裁判決は松下の主張を認め、両ソフトの製造販売停止と廃棄を命じた。 一審判決で、両ソフトが特許を侵害したと認定されたのは「バルーンヘルプ」機能。ヘルプボタンをクリックした後、別のボタンをクリックすれば、そのボタンの機能説明文が表示される。 松下は、「アイコン」を使った同様の機能について特許を取得しており、ボタンが「アイコン」に当たるかどうかが争点になった。両ソフトのヘルプボタンにはマウスの絵が入っており、一審判決はこれを松下特許でいう「アイコン」に当たると判断。ジャストは「到底