既存のライブラリを使ってデータ処理をするのはとても便利。データをファイルから読み込むのも簡単だし、変数の中身も見やすい。行列やベクトル単位で処理できるような、組み込み関数が用意されているのも素晴らしい。 その代わり、言語仕様は原始的。特に、型がないのでいくらでも読みにくいプログラムが書けてしまう。ポインターがなく、動的配列的なことをやろうとすると、えらく重くなってしまうような気がする。名前空間が致命的。 というわけで、フルスクラッチでプログラムを書く人にとってはMATLABを使う意味はないと思われる。また、MATLABで作られたコードを書き換えたり拡張したりするのはかなり大変。特に理由がなければC#などを使うべきだろう。一方で、既存のライブラリだけを使う人、つまりデータ処理がしたい人にはMATLABはとてもいいと思う。