セブン-イレブン・ジャパンと日本電気(NEC)が共同で実験を始めた省人型店舗の実用化が視野に入った。同店はセルフレジや顔認証決済の導入で作業負荷を大幅低減し、従業員の実労働時間を4時間に抑えた。通常店舗の実に5分の1にまで削減に成功した計算だ。加えて採算も十分取れる算段が整った。 東京・港区の三田国際ビルの20階に入居するセブン-イレブンの店舗には、NECのさまざまな技術が導入されている。顔認証を活用したセルフレジ、画像解析から来店客の性・年齢を判別して、店内のディスプレーに表示するコンテンツを出し分ける仕組みなどが導入されている。設置から約4カ月が経過したが、「既に採算は取れている。すべての仕組みが実用可能なレベルだと判断している」と、セブン-イレブン・ジャパンシステム本部店舗システム部の山田耕平統括マネジャーは明かす。 店舗はNECのオフィス内にあり、技術検証を目的とした共同実験店とい