メールセキュリティーベンダーのTwoFiveとエンバーポイントは2024年5月22日、迷惑メール対策の実態に関する調査結果を発表した。米Google(グーグル)による「メール送信者のガイドライン」が2024年6月から本格的に適用される影響で、送信ドメイン認証「DMARC」の導入率や、「ワンクリック登録解除(ワンクリック購読解除)」の利用率が向上しているという。 グーグルは2024年2月以降、迷惑メール対策を大幅に強化したガイドラインを段階的に適用している。メールの送信者がこのガイドラインの要件を満たしていない場合、世界最大規模のメールサービス「Gmail」にメールを送れなくなる恐れがある。 このためメール配信事業者や企業などはガイドラインの要件を満たすべく、送信ドメイン認証などへの対応を進めている。TwoFiveの調査によると、日経平均株価を構成する上場企業225社のDMARC導入率は20