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「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

第五十四回:『わわわIT用語辞典』を運営する上で意識している3つの「しない」こと


今日は2020年8月28日です。もうすぐ8月が終わります。まだまだ暑い日が続いていますが、夏の終わりは近いのでしょうね。夏が終われば、やってくるのは秋です。秋も美味しい食べ物がたくさんありますね。今から楽しみです。それでは今回もゆるく行ってみましょう。超不定期連載「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムでございまぁす。このコーナーでは、各用語の説明ページでは取り上げにくいIT関連のネタをテーマに、だらだらと思いついたことを書いていきます。みなさんが「あぁ、なんか役に立ちそうな気もするけど、役に立たないかなぁ。でも、もしかしたら役に立つかも」と思える情報を発信できるように頑張ります!


はじめに


栄えある五十四回目のテーマは……ピヨピヨピヨピヨ(ぴよぴよ的ドラムロール)……じゃん!

『わわわIT用語辞典』を運営する上で意識している3つの「しない」こと

です。

今回のコラムは、ほぼ雑談です。
たまに「運営する上で何に気を付けていますか?」とか聞かれるので書いてみました。
「こんなことを考えて運営しているのね」程度に読み流していただければ幸いです。

ちなみに、私が『わわわIT用語辞典』を運営する上で意識している3つの「しない」ことは

1.SEOを気にしない
2.バズらせようとしない
3.便利にしようとしない


です。

最後まで読んでくださる方は、知らない振りをして読み進めてください。


SEOを気にしない


私が『わわわIT用語辞典』を運営する上で意識していることの1つ目は

1.SEOを気にしない

です。

SEOって何?」な人に向けて簡単に説明しておくと、SEOというのは

検索エンジンさん(Googleとか)にゴマをする行為

です。

検索エンジンさん……よりも「Googleさん」と書いた方がイメージしやすいですかね。
ここから先は「Googleさん」と表現することにします。
実際にはYahoo!さんとかも含んだ話です。
※気になる方は頭の中で「Google」を「検索エンジン」と読み替えてください。

話を戻して、SEOはGoogleさんにゴマをする行為です。

Googleさんは、自分の中に「こんなホームページは良いホームページだ」という基準を持っています。
そして、自分が「良い!」と思ったホームページを検索結果の最初の方に表示します。

検索結果の最初の方に表示されると、多くの人に見てもらえる可能性が上がります。
そこで、どんなホームページをGoogleさんが「良い!」と判断するか推測して、その条件を満たすようなホームページにするのです。

この

どんなホームページをGoogleさんが「良い!」と判断するか推測して、その条件を満たすようなホームページにする

行為がSEOです。

このSEOを私は気にしていません。

だって、どんなホームページをGoogleさんが「良い!」と判断するか分からないんだもん(-ε-)ぶぅ

さらに、Googleさんが「良い!」と判断する基準は時間経過と共に変わります。
同じホームページが今日は「良いね!」と判断されたのに明日には「ヘボいね!」と判断される可能性もあるのです。

ある意味、SEOには終わりがありません。
今日は今日のGoogleさんに気に入られる必要がありますし、明日は明日のGoogleさんに気に入られる必要があります。

……めんどくせっ!(-A-)

私は頑張らないための努力ならいくらでも頑張れますが、頑張っても楽にならない努力はしたくないのです。

ということで、私はSEOを気にしていません。

あっ、ただし「ちゃんとしたページ」にすることは意識していますよ。
例えば、文書構造をちゃんとしたり、適切なタグ(目印)を付けたりすることは意識しています。
あくまで、検索キーワードの選定?とか、キーワードの出現頻度?とかの、いわゆる「SEOテクニック」的なものを気にしていないという話です。

ここまで読んでくださった方の中には「そうは言うけど、本当は気になるでしょ?」と思う人もいるでしょう。

気になりません。
何故なら、私はGoogleさんに対して超・上から目線で接しているからです。

Googleさんは、良いコンテンツを検索結果の最初の方に表示するために日夜、頑張っています。

私が作っている『わわわIT用語辞典』は良いコンテンツです。
客観的に見たら、いろいろな評価があるでしょうけどね。
少なくとも私自身は良いコンテンツを作っているつもりです。

ということは、ですよ。

もし『わわわIT用語辞典』が検索結果の最初の方に表示されないのだとしたら、それは

Googleさんがヘボい

のです。
見る目がないのです。

そのような考え方をすると、Googleさんに振り回されなくなります。

「私がGoogleさんの気に入るコンテンツを作る」のではありません。
「Googleさんが、私の作る素晴らしいコンテンツを『素晴らしい』と判断できるように見る目を養う」のです。

『わわわIT用語辞典』が検索結果の最初の方に表示されたら

おっ、Google君の見る目もだいぶ肥えてきたね。この調子で頑張ってくれたまえよ

と褒めてあげます。

『わわわIT用語辞典』が検索結果の最初の方に表示されなかったら

Google君は、まだまだ見る目がないなぁ。もうちょっと精進したまえよ

と激励します。

そんな心意気です。

Google君、頑張ってくれたまえ(--)ノ

それに、Googleさんに気に入られるよりも、見てくださった方に気に入られる方が、はるかに大事です。
極端な話、見てくれる人全員が『わわわIT用語辞典』をお気に入りに登録してくれたら、検索結果の何番目に表示されようと関係ありませんからね。

そんな考え方をしているので、私はSEOを気にしていません。
SEOに割く時間があったら、コンテンツを良くすることに使います。

ただし、誤解しないでくださいね。
私は別にSEOを否定しているわけではありません。
単純に

1.SEOを頑張るのが私の性に合わない
2.SEOに使う時間があればコンテンツに使う方が好み


というだけの話です。

あと、たまに「なんで、そんなにSEOが強いのですか?」と聞かれることがあるのですが「さぁ?(^^;」としか答えられません。
ゴメンなさい。


バズらせようとしない


私が『わわわIT用語辞典』を運営する上で意識していることの2つ目は

2.バズらせようとしない

です。

いつの頃からか「バズる」という表現を聞く機会が多くなりました。
バズるというのは

口コミによって爆発的に話題になること

です。

一般的には、バズったら「やったー!」と喜びます。
自分のコンテンツを狙ってバズらせようとしている人も少なからずいます。

ですが、私は『わわわIT用語辞典』をバズらせようとしません。
理由は

1.そもそもがバズるようなコンテンツではないから
2.露出だけ増えると逆効果になる可能性があるから


の2つです。

まず、私が作っているのはIT用語辞典です。
性質的にバズるようなものではありません。
必要以上に多くの人に見てもらう必要もありません。
「この用語の意味って何だろう?」と思った人に届けば、それで十分です。

それを無理にバズらせようとすると、ひずみが出ます。
バズらせるための工夫はバズらせるためのものです。
コンテンツを良くする工夫からは外れる可能性があります。
バズらないものをバズらせようとすると、おかしくなると思うのです。

これが理由その1

1.そもそもがバズるようなコンテンツではないから

です。

次に理由その2

2.露出だけ増えると逆効果になる可能性があるから

について説明します。

バズると多くの人の目に触れます。

コンテンツがショボいと、多くの人の目に触れることが逆効果になると思うのです。

例えば『わわわIT用語辞典』に登録されている用語の件数は2020年8月28日時点で(ちょっとズルしているけど)8642件です。
これなら、まぁ「辞典」を名乗っても問題ないくらいの量でしょう。

これがですよ。
もし10件くらいしか登録されていない段階でバズっちゃったら、どうなるでしょう。
おそらく見た人の多くが「IT用語辞典を名乗っているのに10件しか載ってないのか。ショボいな」と思うはずです。

これでは逆効果ですよね。
多くの人の目に触れれば触れるほど『わわわIT用語辞典』にマイナスのイメージを持つ人が多くなってしまいます。

私の中で『わわわIT用語辞典』は、まだまだ未完成です。
「あれを直したい」「ここを変えたい」という部分が、たくさんあります。
『わわわIT用語辞典』は、これから先、まだまだ良いコンテンツになるのです。

よって、何かのきっかけで一気にドーン!とバズるのではなく、完成度が上がるにつれて少しずつ露出が増える方が嬉しかったりします。

ちなみに『わわわIT用語辞典』の拡大路線は昔から一貫して

「ちりも積もれば山となる」作戦

です。
カッコ付けた言い方をすると「ロングテール戦略」ですね。

一気にドーン!と伸びない代わりに、数の力でチマチマ増えています。


便利にしようとしない


私が『わわわIT用語辞典』を運営する上で意識していることの3つ目は

3.便利にしようとしない

です。

みなさんも経験があるのではないでしょうか。
ソフトでもサービスでも何でも良いのですが、初期は使いやすかったのに、どんどん余計な機能が追加されて「なんか使いにくいなぁ。昔の方が良かったなぁ」と感じた経験が。

作る側の人は分かると思いますが「機能を足す」のは比較的やりやすいのですが「機能を削る」のって勇気がいるのですよね。
それに加えて「定期的に何か変えないと、お客さまが離れていく気がする」という心理的な罠もあります。

そうすると、どんどん機能が追加されていきます。
最初は「ないと困る」機能が追加されていきますが、ある時点から「あったら便利な機能」が追加されるようになります。

この「あったら便利な機能」が曲者だと私は思っているのです。

「あったら便利な機能」は裏を返せば「なくても何とかなる機能」です。
「あったら便利な機能」を追加した結果、使い勝手が悪くなっては本末転倒です。

『わわわIT用語辞典』も「ないと困る」機能は作り終わりました。
今後、追加される機能は、すべて「あったら便利な機能」になるはずです。

よって、追加する機能については相当吟味することにしています。

今までに「追加しようかな?」と思ったけどボツにした機能の一部を紹介すると

1.違いの分かるピヨピヨの検索機能
2.用語説明ページのページ内ジャンプ機能
3.用語検索エリアの追尾機能


などです。

簡単に説明すると「1.違いの分かるピヨピヨの検索機能」は用語検索の「違いの分かるピヨピヨ」版です。
単語を入れて検索すると、その単語に関連する「違いの分かるピヨピヨ」が表示されます。

「2.用語説明ページのページ内ジャンプ機能」は用語説明ページ内に「簡単に書くよ」「詳しく書くよ」「一言でまとめるよ」のリンクがあって、それをポチっと押すと一瞬で移動できる機能です。

「3.用語検索エリアの追尾機能」はページをスクロールしても「用語検索」の欄が常に画面内に表示される(ようにくっついてくる)機能です。

いかがでしょう。
どれも、それなりに便利そうだと思いませんか?

ですが、私はボツにしました。

「1.違いの分かるピヨピヨの検索機能」をボツにした理由は、これを追加すると「普通の用語検索」なのか「違いの分かるピヨピヨの検索」なのか直感的に分かりにくくなるからです。
『わわわIT用語辞典』はIT用語辞典です。
用語説明が主となるコンテンツなので、(ほぼ)すべてのページに用語検索欄を付けてあります。
「1」を追加することで「あれ?これは普通の検索?それとも違いの分かるピヨピヨの検索?」と一瞬迷う可能性が出てくると判断しました。

ちなみに、Googleとかで「〇〇 ×× 違い ピヨピヨ」のようなキーワードで検索すると、違いの分かるピヨピヨ内の検索ができます。
必要な人は、それで代用してください。

「2.用語説明ページのページ内ジャンプ機能」をボツにした理由は「気を散らす要因になりそうだったから」です。
私のデザイン力のなさも関係しているとは思いますが、説明を読む上でのノイズになりそうだったのですね。
ノイズは少なければ少ない方が良いじゃないですか。
「2」を追加するメリットは「ページ内の移動が少し楽になる」だけなので、デメリットの方が大きいと判断しました。
地道にスクロールしてもらえば済む話ですしね。

「3.用語検索エリアの追尾機能」は訪問者の方から要望としていただいた機能なので迷いましたがボツにしました。
主な理由は

1.説明を読む上では不要
2.検索機能を使わない人にも不要
3.ページ移動すれば、すぐ検索できる


です。

まず、検索欄が常に画面内に表示されるのは説明を読む上で邪魔です……までは言い過ぎですが、不要です。
次に、当たり前ですが、検索機能を使わない人にも検索欄は不要です。

最後に、代替手段があります。

この要望はパソコン用の画面レイアウトに対していただいた要望と判断しました。
スマホ用の画面レイアウトは用語説明の下に検索欄があるので、用語説明を読んですぐに他の用語を検索できるからです。

パソコン用のレイアウトの場合、(上までスクロールして戻らなくても)他のページに移動すればすぐに検索できます。
すべてのページの右上に検索欄が付いているからです。
適当な用語でも索引でもいいのでポチっと押せば、移動先のページの右上に検索欄があります。

さらに、微妙に隠し機能だったりするのですが「おつかれさま」と言っているピヨ太君をポチっと押すと自動でページの一番上に戻ります。

これらの機能で代替できると判断しました。

便利な機能を思いつくと、ついつい追加したくなるのですけどね。
メリットとデメリットを比較してデメリットの方が大きい場合はもちろん、メリットの方が大きくても「用語説明を読む」という行為を邪魔する機能はボツにするようにしています。

『わわわIT用語辞典』のメインコンテンツは、あくまで「用語説明」です。
すべての機能は、それを邪魔しないものである必要があると考えています。


まとめ


今回は

『わわわIT用語辞典』を運営する上で意識している3つの「しない」こと

というテーマで好き勝手に語ってみました。

『わわわIT用語辞典』を運営する上で意識している3つの「しない」ことは

1.SEOを気にしない
2.バズらせようとしない
3.便利にしようとしない


です。

今回のコラムは、いつも以上に自己満足な内容になっちゃった気がしています。
「恥ずかしいからボツにしようかな~」とも思ったのですけどね。
結構、時間をかけて書いたので公開しておきます。



思いつきで始めて惰性で続けている「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるITコラムですが、いかがでしたでしょうか。また何かネタがあったら、ちまちまと更新していきます。コンゴトモヨロシク。

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