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遊戯王のコンピューターゲーム

登録日:2020/02/19 Wed 15:55:00
更新日:2024/12/21 Sat 19:55:40NEW!
所要時間:約 37 分で読めます





概要


遊戯王ゲームとは人気漫画遊☆戯☆王」並びにその後続シリーズを元にしたゲーム作品である。
遊戯王OCGのゲームが大半だが、違うテーマのゲームもある。

長いシリーズ+カードゲームが世界的ヒットしている作品なので作品数はかなり多い。
一部作品は発売当時にゲームの大会が開かれたこともある。
そういった作品では現実のOCGと異なる禁止制限リストが組まれており、中にはゲームのバグのせいで禁止になってしまったカードも。
また収録されているカードはOCG化されなかったゲームオリジナルカードもある。
ZEXAL期以降はコナミがスポーツジム経営や水売るのに夢中になっているため販売頻度が減ったが近年少しずつ数を増やしてきている。

クソゲーだったり、バグゲーだったり、無理ゲーだったり、バランス崩壊ゲーだったり、
意外と遊べたり、傑作だったり、カードゲームもできるギャルゲーだったり、そもそもカードゲームじゃなかったり、
BMGがエロ戦車だったり、ケンタウロスが妙に強かったり、海馬くんが回転しながらフィールドに落ちて行ったりといろいろ愉快なことになっているので興味があるなら遊んでみよう。

OCG題材のゲームにはOCGの限定レアカードが付録として付いているのが常であった。
購入者にとっては嬉しいことであり、最盛期にはポケモンをも凌ぐ売り上げを叩き出したこともあるが、
カードの価値に対してゲームの出来が伴っていなかったり、バージョン違いや強カードのランダム封入など購買を煽る商法がエスカレート。
ゲーム本体が「カードのおまけ」と揶揄されたり、有用な付録カードを集めるために複数買いし、ダブったソフト本体を処分する様は「リアル天使の施し*1」と言われた。

余談だが、同一カードのバージョン違いに関しては「初回出荷限定版」と「通常版」という区切りだったのだが、初回出荷を多く、それ以降を少なくすれば当然市場流通量も初回限定版の方が多くなる。
故に通常版の方が希少性の高いカード、なんても存在していたりする。



DMシリーズ


遊☆戯☆王デュエルモンスターズ(GB)

記念すべき初ソフト。王国編中盤までの再現でラスボスペガサス
クリスマス商戦に合わせてかOCG展開前に先駆けてリリースされており、パッケージイラストは東映版のものが使われている。
そんな事情と直後に展開された当時のOCGのルールやバランスもあってか強いカードを出し合うだけのかなりシンプルなルール。といっても原作初期のM&Wからしてシンプルなゲームゆえ再現度は高い。
さすがに今となってはシンプル過ぎるが人気漫画のキャラゲーということもあり、当時はかなり人気だった。
またモンスターのグラフィックはかなり気合が入っている。融合カード要らずの重ねて融合も今作から。
一部カード取得条件が鬼畜。チェンジスライムが足りない……あとデータリセットさせてくれ……。
また、シモン・ムーラン初登場。
とりでをまもるよ

遊☆戯☆王デュエルモンスターズII 闇界決闘記(GB/GBC)

今作も王国編。
デッキ構成に制限を設けるデッキキャパシティや、属性相性でステータスの強弱をひっくり返せる召喚魔族ルールの導入でかなりゲーム性が増した。
例を挙げると、前作で最強クラスだったブルーアイズ(白魔族)が攻撃力300のクリボー(黒魔族)に一方的に倒されたりするようになった。
罠カードも登場しカード数も前作の倍近くまで増加。地味にパスワード初登場。
このころからカードのおまけがつき始める。今作は10種類中3枚封入といういやがらせ仕様だった。
イシズ・イシュタル・ナオミって誰だよ……*2
空気日本の星本田がブルーアイズを使ってくるのはDM2だけ!

ゲームバランスは一言で言って世紀末
召喚魔族ルールのおかげで多少マシになったとはいえ、基本的に力こそパワーの殴り合いなのは変わらず。
その召喚魔族に関しても雷魔族や幻想魔族の頭数が少なすぎて水魔族・黒魔族への対策が難しくなっていたりと微妙に不均衡。
そして「巨大化」が無条件で攻守2.56倍という無茶苦茶な性能になっていたためやり込んでいくとワンキル祭りに。


遊☆戯☆王デュエルモンスターズIII 三聖戦神降臨(GBC)

バトルシティ編の再現……なのだが当時まだ連載がバトルシティ序盤だったためか終盤は真DM準拠となる。
生け贄召喚や制限カード、効果モンスターといった新ルールが導入され、かなりOCGに近づいた。
加えてモンスターや魔法の効果の差異、パーツを組み合わせてオリジナルモンスターを作れるコンストラクション、前作から続投の召喚魔族ルール、独自の融合システム等OCGとの差別化点も豊富。
効果の実装で森魔族のミノタウルスが炎魔族モンスターを一網打尽にできるように。
キャンペーンモードもCPUが魔法を使うようになったり、デッキ構成が固定化されデュエリストごとのテーマが明確になったりと遊びごたえが増した。
前作までの不満点の多くを丁寧に潰しており、ゲームとしての完成度はなかなかのもの。DMシリーズ最高傑作と評する人も少なくない。
なお、タイトルに反して三幻神のカードは登場しません。

ゲームバランスに関しては、ぶっちゃけ相変わらずの世紀末
生け贄ルール等の整備で前作までのような3000〜4000打点での単調な殴り合いからは脱却し、召喚魔族間の不均衡もコンストラクションのおかげでかなりマシにはなったものの、そのコンストラクションが原因で下級モンスターは攻守1900〜2000が最低ラインというとんでもない環境に。
コンストラクション以外にも「地雷蜘蛛」「進化の繭」「ダーク・エルフ」「ビッグ・シールド・ガードナー」「闇晦ましの城」等の高ステータスな下級モンスターが跋扈している上、CPUはルールガン無視でサンボルやら心変わりやらを当然の権利のように3枚積み、対人戦でも「ウイルスカード」「サクリファイス」等の除去・奪取系カードが無制限で積み放題という有様で、上級モンスターはほぼ息をしていない。
なんせレベル6・攻撃力2600の「闇魔界の覇王」ですら無条件でデッキに採用とはいかないくらいである。
はっきり言ってめちゃくちゃではあるが、互いに召喚魔族のメタを張りつつ凶悪なパワーカードを押し付け合うデュエルには荒削りゆえの独特の面白さがある……かもしれない。
また、DC制限等ある程度の縛りを設ければもう少し整ったバランスでのデュエルも可能。

冒頭に述べた通常版はこの3作目から流通しており一部カードに初回版とは異なるウルトラパラレル仕様の物が封入された。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記(GBC)

遊戯デッキ、城之内デッキ、海馬デッキの3バージョン発売。バトルシティ編準拠だがラスボスはなぜかペガサス。
ぶっちゃけバージョンごとにカードの使用制限がついてるだけである。城之内が一番強くて遊戯が一番弱い。
OCG基準だった前作から生贄数を能力ごとに変更しデッキキャパシティの見直しが図られた。そのためマーダーサーカスゾンビ、レオ・ウィザードといった攻撃力1350族の春が来た。
それ以外の要素?聞くなよ。
擁護するとBGMは一人一人に専用のものがあり比較的良好。
カード付録は5種類中3枚封入だが全バージョンで付録カードの種類が異なる。つまり付録カードは15種類もある。
「ごんぶとり遊戯」や「カイザー海馬」と戦えるのは今作だけ!
今作でも通常版ではウルトラパラレル仕様のものが一部カードで存在した。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズ5 エキスパート1 (GBA)

今作以降はGBAに移行。シリーズ初の完全な遊戯王OCGルール導入。
カードは現実でも発売していたパックを入手し集める形となった。
大会ではマッチ制になるなどOCGの再現度は極めて高い。
テンポがやや悪く最初はカードが集めにくいなど粗削りな部分も多いが、詰めデュエルやカレンダーイベントなど後のWCSシリーズの基礎となった部分が多い。
双六のじいちゃん*3にあった人は何人いるのだろうか。

本作もまた付録カードは初回版と通常版でレアリティが異なる、という触れ込みであった。
しかし実際に流通したソフトはほとんど初回版であり、通常版仕様の付録カードは存在するかどうかすら判然としない
一説には今作からシークレット仕様で封入されたが当時発売されたヴァリアブルブックにウルトラレア仕様で掲載され、また6作目では通常版でウルトラレア仕様で
封入されたカードが存在したことからこのような誤解が生まれたとされている。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズ6 エキスパート2(GBA)

完全OCG再現の2作目。
前作の問題点をほぼ改善し快適にプレイ可能。制限デュエルやメニュー画面のアイコンなどやりこみ要素も豊富。
バトルシティ編を再現したマップ、デュエルの会話など原作再現も豊富。
全体的に非常に評価は高い。
因みにDM5とはカードトレードが可能。
今回から付録カードのランダム封入は廃止となり固定となった。
前述のように今作では通常版はウルトラレア仕様での封入となった。
本作の通常版のカードは存在していることは判明しているが、やはり多く出回ったのは限定版なので凄まじくレア。
特にトゥーン・ブラック・マジシャン・ガールのウルトラ版は極めて価値が高い。
海馬、遊戯、が積み込みをしてくるのは語り草。特に海馬のデビフラアルティメット巨大化は社長ワンキルと呼ばれ一躍有名に。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説(GBA)

RPG風にバトルシティ編を追体験する作品。ラスボス闇マリク
一部のキャラにアニメ準拠でボイスがついていたり、難しい漢字が使われてなかったりと、どちらかというとアニメから入った低年齢層ないし新規層向けのゲーム
なぜかルールが4以前のものに戻り、それなのに融合はできない、カード種類は減る、通信はできない、クリア後もない……と大不評。
ゲームとしてもデッキキャパシティがモリモリたまりカードもカード屋で簡単に買えるうえに、全体的に敵が弱いので非常にやりがいがない。
グルーズ仕様のキース磯野、マグナム*4とデュエルできるなど珍しい要素もあるが……。
梶木を励ましたせいで二度と戦えなくなってしまったプレイヤー多数。
長らく続いた通常版は今作で終了となった。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神(GBA)

DM7の続編でオリジナルストーリー。ラスボスゴエモンイ……いや大邪神レシェフ。
前作が簡単すぎるという意見を反映したのか非常に高難易度……というか歴代でも真DMに並ぶ難しさ。
こっちのデッキキャパシティは全然たまらない上にカードは全体的に高価で売却時の価格も変化していない為集めにくい。
それなのに敵は理不尽に強くなり終盤は連戦に次ぐ連戦。終盤の敵は万単位のLPを持っている。
しかもRPGということを意識したのかこちらのLPは家に帰るか対戦中に回復系を使わないと回復しない極悪仕様。
ラスボスやクリア後の隠しデュエリストに至っては平然と制限カードを三枚積みする。
何もかもこちらが不利になる要素しかないが下記のラーがインチキ染みた強さを発揮する為、中盤からは文字通り神頼みなラーで無双するゲームになる。
逆に言えばラーがなければどうにもならないのだが。
ゲームシステムも改善された部分はあるが、練りこみが足りていない。
永続効果のモンスター再現できるようになったが、行動ごとに効果を確認するため非常にテンポが悪い。こんなところでもドジリス
一方で墓地効果は手札から捨てるだけで効果を発動するため、ラーが名実ともに最強に。
ネオグールズを組織するキース、きれいな羽蛾、ペガサスやマリクのその後を描いたりとシナリオ自体は割とよくできており
レベッカ*5が登場したり乃亜が隠しキャラにいたりとアニオリ要素もうまく拾っている。
因みに腹話術師とモノマネ師の共演している数少ない作品だったりする。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズ インターナショナル ワールドワイドエディション(GBA)

DM6の世界大会仕様。要はマイナーチェンジ版。多数の言語に対応。
積み込みの確立が下がっているらしい。
でもカードプールがDM6のまま。
今作も通常版が存在しウルトラレア仕様の三幻神封入されたが比較的流通数は多かった。

任天堂携帯機シリーズ


遊☆戯☆王デュエルモンスターズ エキスパート3(GBA)

シナリオなどのないデュエルシミュレータ系第一弾。一応原作キャラは登場するがセリフなどは一切ない。
なぜかDM6にあったカードが一部削除されてたりする。
シミュレーターとしてはかなり快適に遊べるが全体的に中途半端

遊☆戯☆王デュエルモンスターズ インターナショナル2(GBA)

色々な大会を勝ち進む程度の簡易なシナリオのゲームだが、システムが洗練されており非常に遊びやすい。
今作ではDMキャラ以外も街の中のモブデュエリスト戦えるが犬や猫ともデュエルできる。
禁止制限が週ごとに変わるなど挑戦的なシステムもある。ただこのシステムのせいで週ごとにデッキを組みなおさなければならないのでカードがあつまってくると非常に面倒。
一度世界大会をクリアすると闇ステージが出現。
闇ステージのデュエリスト(主にグールズと闇人格)は禁止制限リストを無視しているためかなり歯ごたえがある。こっちも無視できるので大味な[[ゲーム]]になるのが正しい
海馬は表ステージから禁止制限リストを無視している。主催者権限によりルール無効!
最終的にはエクゾディアで作業する事になるゲーム。だってエクゾディア勝利だと普通に戦った時の数倍DPくれるし闇ステージでは強欲も施しも三枚積みできるし……。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX めざせデュエルキング!(GBA)

今作からGXの世界観。
OCG準拠だが歴代屈指のバグゲー。これにつきる。
サンボルと化した滅びの爆裂疾風弾、落とし穴に落ちるならず者傭兵部隊*6、自分のモンスターも破壊する地砕きなど。
挙句の果てにはコストにしてもタイミングを逃さない代打バッターを利用しないとクリアできない詰めデュエルまである。
収録カード数も当時としてはかなり微妙なラインナップ。
収録枚数が歴代トップ!1000枚以上!という語り草だったが、執拗にバニラだらけな上になんと融合代用モンスターは収録すらされていない。
なぜかフライング収録されているシャイニング・フレア・ウィングマンがあるがまともに出せない。
またGXが序盤だったこともあるが、カードプールが足りないため十代のデッキはE・HEROとドラゴン族の混合で、FGDを出してくる。
成績に応じて主人公の寮の入れ替えがおきたり、国崎康介*7の唯一登場する作品など長所がなくもないが。


遊☆戯☆王デュエルモンスターズ エキスパート2006(GBA)

2006年世界大会公式ソフト。SHADOW OF INFINITYまでのカードをほぼ全て収録。
デュエルシミュレータ系第2段。アニメ由来キャラが全く登場しない異例の作品。
下記のWCSシリーズの前身とも言える作品。デュエリストはモンスターカードが務めるようになった。
その分実践的なデッキを使用するようになり思考パターンも改善。
収録カードも2000枚以上とゲームボーイシリーズでは最多。
GBA最後にふさわしい良作。
ヴィーナスと大逆転クイズでワンキルしよう!
これが世界大会で優勝したのが原因でOCGと挙動が違うカードを隔離する為に特別禁止制限リストが作られたとの噂である。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズ NIGHTMARE TROUBADOUR(DS)

DS初の遊戯王。THE LOST MILLENNIUMまでを歯抜け収録。
バトルシティ編がモチーフのオリジナルストーリーだが物語の完成度は高い。
特に乃亜編を採用しているのは特筆すべきだろう。
戦いによっては負けたら一発でゲームオーバーになったり、引き分けを狙わないといけなかったり、特定のカードを召喚して勝たないといけなかったり再現度は高い。
また、OCGルール準拠の神のカードが使えるようになった。もちろん死者蘇生でラーを出せる。
これ以降のゲームに登場する三幻神は基本的にこの作品の仕様である。
原作のソリッドヴィジョン風にモンスターが召喚されるようになり非常に臨場感がある。
DSに合わせた快適な操作性もありアニメDM原作のゲームとしてはかなりの良作。
設定ミスにより王宮の勅命が通常プレイで入手できなくなっており、イベント限定で配信された(現在は終了している)。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX スピリットサモナー(DS)

GXの序盤から2期中盤までを再現したストーリー。CYBERDARK IMPACTまでを歯抜け収録。
NIGHTMARE TROUBADOURのシステムを引き継いでおり通信が可能。
アバターの導入により主人公の見た目やディスクを変えられる。
主人公に精霊をつけて有利効果を発動する精霊システムがあるが仲間になる確率が低すぎる
これはこれで割と良作なのだが屈指の傑作「タッグフォース」のせいでイマイチ地味な存在。
これ以降のDS作には標準装備のWi-Fi対戦機能が初搭載された作品だったりする。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX Card ALMANAC (DS)

STRIKE OF NEOSまでのカードを検索できるソフト。
電卓・サイコロ・コイン・ターンカウント機能がついていてデュエルツールにはいいかも?
でも50音順検索とパックごとの検索しかなくめっちゃ調べにくい。
素直にネットで調べよう!
そんなソフトの付録カードであったブリザード・ドラゴンは流通枚数が少なく、当時シングル価格が本作より高くなってしまったという逸話がある。

遊☆戯☆王ZEXAL 激突!デュエルカーニバル!(3DS)

久しぶりの新作。ZEXAL中盤がモチーフの作品。
どちらかというとタッグフォースシリーズに近い作品でありキャラクターを選択しそのキャラのデッキで勝ち抜いていくなりきり物。
TFよろしくオリジナルカードが収録されている。
発売時期的にシナリオが中途半端なこと、通信不可なことで評価を落としている。
デュエルシミュレーターとしての完成度は高く大きなバグもなく快適なプレーが可能。
コナミ君は何者なのか……?
付属カードは列車デッキのパーツであり、ゲーム付属かつ複数投入推奨なカードだったので本格強化がされた際に高騰した。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 最強カードバトル!(3DS)

DL専用。ゲーム内課金あり無料ダウンロードソフト。
久しぶりのDMモチーフのゲーム。キチンとシンクロエクシーズペンデュラムも使用できる。
デュエルも簡略化されカードの収録枚数も少なめだが無料ソフトにしてはかなりのボリュームがある。
DM勢は新緑ボイスでしゃべってくれる。
オリジナルの登場人物は妙にキャラが濃い。ガイドさんのデッキの鬼畜ぶりも有名。


World Champion Shipシリーズ


遊☆戯☆王デュエルモンスターズ WORLD CHAMPIONSHIP 2007(DS)

2007年世界大会公式ソフト。STRIKE OF NEOSまでを歯抜け収録。
エキスパート2006と同様にデュエルシミュレータ系作品。
Wi-Fiで世界ランキングやカード、詰めデュエル、ダウンロードが可能と長く遊べる一本だった(過去形)。
またNIGHTMARE TROUBADOURやスピリットサモナーと連動・通信可能。
ピンチ時の曲は名曲。ピンチなのに熱い。
四霊使いとデュエルできる唯一の作品。特にヒータの僕っ娘に[[ハート]]を射抜かれたデュエリストは数知れず

ディスクガイのおまけって言ったやつはそこに座れ
[[攻略本]]はbloo-Dのおまけって言った奴も座れ

遊☆戯☆王デュエルモンスターズ WORLD CHAMPIONSHIP 2008(DS)

2008年世界大会公式ソフト。
GLADIATOR'S ASSAULTまでを歯抜け収録に加え、六武衆の師範などの海外先行カードも一部収録されている。
NT系列とWSC系列の融合的な作風となっており、ボリュームがあり完成度も高い。
ストーリーモードはモンスターが生息する各世界を冒険して行く。
同時に全体的に敵も強く歯ごたえがある。モンスターとDM,GXの原作キャラどちらも登場する。
ゲームオリジナルキャラが各ステージのボスとして登場し、彼らを倒すにはLPサバイバルや制限デュエルといったお題をこなしていく必要がある。
城之内「城之内ファイヤー!!」(ダイレクトアタック時の台詞)
各キャラ全員に切り札が設定されており、召喚時と効果発動時に特殊な演出がある。
……のだがマリクは切り札がラヴァ・ゴーレムとなっているのだが「自分のフィールドに居るラヴァゴーレムでダメージを受ける時」にこの切り札演出が入るため、
「貴様に地獄の苦痛を味わわせてやる!」と言う台詞と派手な演出の後「ぐはっ!」とダメージを受けるマヌケな姿が拝める。
WSC2007と同じくWi-Fi対応。
ピケルクランのカードを渡すと……?

幽閉と苦痛のおまけとか言った奴ちょっとこっちへ来い

遊☆戯☆王5D's STARDUST ACCELERATOR -WORLD CHAMPIONSHIP 2009-(DS)

2009年世界大会公式ソフト。
CRIMSON CRISISまでを歯抜け収録。環境で言えばアンデシンクロ全盛期にDDBまで登場しているため中々に荒れていた時期。
シンクロ召喚が追加された5D'sの作品。これ以降のWSCシリーズにも言えるが、モンスターとデュエルするだけのシミュレーター風のモードもある。
5D'sの序盤を再現したストーリーものだが、シミュレーター系列の前作の難易度を引き継いでしまったのか敵のデッキの完成度は序盤から高い。
WCSシリーズは基本的にゲームオリジナルパックだったのだが、今作からは現実のパックやストラクを歯抜け収録で再現した形になった。プロモ系はオリジナルパックにまとめて収録されている。
……がしかしそれが仇になり膨大な収録数のBEやEEを再現してしまったが為に、汎用カード及びインフェルノやギガンテス等の特殊召喚モンスターを手にしようとしても初期の微妙な性能なカードやゴミバニラ、上級モンスターばかり集まってしまう羽目に。対戦回数を重ねてテスタロスや憑依装着を手に入れた奴は座れ。
敵は序盤からミラフォ激流奈落や大嵐を躊躇なく使ってくる上に前述の通りデッキの完成度も高いためパワーの差を見せつけられボコボコにされる。この為にフルモン構成にしつつ、奈落をすり抜けられるインフェルノやギラザウルス等をリリースしてマテリアルをアドバンス召喚するデュエリストもいるが
しかもラストは当時の環境デッキ4連戦。鬼か。
ある意味、OCGルール版封印されし記憶やDM8と言った所か。
前述の通りDS作品でシンクロが初登場した作品だが、収録パックの解放条件的にほぼクリア後にしかロクに使えない状態となっている。
そのためOCGではゴヨウが即登場してお亡くなりになった、初期デッキに搭載されているガイアナイトさんが長い間主軸になるという現象が起きた。マテリアルの方が強いと言った奴はそこに座れ

因みにシナリオも5D's序盤の空気を再現してかなり薄暗い話。
だが、ライディング・デュエルやD・ホイールでのレースゲームが出来るのは評価点だろう。
ライディングデュエルはスピードワールド1のルールのため、スピードスペルがアニメ同様使い難いため罠ゲーになりがち。
エンジェルバトンもコストが2から7と滅茶苦茶挙げられている。
ミニゲームもあるが、難関でありセキュリティへの潜入の難易度は語り草に成る程。
多くのデュエリストが「おい、デュエルできねえよ」状態になったとか。
Dホイールも金を使って強化しないといけない為、パックとの兼ね合いで金欠がマッハ。
付録のインフェルニティ・デーモンのお陰で後年も生産されていたというのは有名な話。
何かと各方面でネタが尽きない作品である。

遊☆戯☆王5D's WORLD CHAMPION SHIP 2010 Reverse of Arcadia(DS)

2010年世界大会公式ソフト。
ABSOLUTE POWERFORCEまでを歯抜け収録。DS作品ではトリシューラが初登場。
ダークシグナー編の再現で満足同盟の一員になれる。
主人公の設定が洗脳されてアルカディアムーブメントの一員となっており、元満足同盟出身とやたら濃い経歴持ち。
流石に難易度は下げられ遊びやすくなった。特にDT1~3弾までのパックとストラクチャーデッキが序盤から購入できるようになったのは大きく、完成度の高いデッキが組みやすくなった。おかげでマシンガジェットが大暴れするきっかけとなったが
また、ミニゲームの難易度も全体的に下がっており、カードゲームと関係ない所で詰むという事も起こりにくい。
スピードデュエルは時系列的には早いが2の方が採用されている為、スピードスペルの使い勝手が大幅に向上した。
前作と比べるとテンポが悪くややもっさり。
今作からデュエルツール機能がついており益々Card ALMANACの存在価値がなくなった。

遊☆戯☆王5D's WORLD CHAMPIONSHIP 2011 -OVER THE NEXUS-(DS)

2011年世界大会公式ソフト。
STORM OF RAGNAROKまでを歯抜け収録。TFに匹敵するほどのカード数が追加された。
Duel Transerが延期に延期を繰り返したために、攻略本含む付属カードが本作でゲーム先行収録されるという珍事が起きてしまった。
イリアステルの三皇帝戦までとはいえ、終盤を再現したアツいシナリオは評価は高い。まさかのクラッシュタウン開始である。
WCSスタッフは満足同盟が大好きらしい。
マルコムの手下の【カオス】使いのミネギシのデッキの完成度がやたらと高く、『WCS2009』を髣髴させるかのように最初から戦えるとは思えないぐらいの強さを誇る。
戦わなくても問題ないとはいえ最初からミラフォ激流はもちろんガイウスや警告、挙句の果てにはゴーズダムドを使ってくるので始末に負えない。もう、こいつがクラッシュタウンを支配すればいいんじゃないかな。
ライディングの対戦数増加、詰めデュエル作成が出来るようになりシステム全体も洗練されている。
マシンガジェットが暴れ過ぎたせいかWCS2008から続いたストラクチャー戦は廃止され、代わりにレンタルデュエル戦が実装された。いずれも環境入りを果たした程のガチ構成ものばかりなのでデッキ構成のサンプルにもなりうる。
それに伴い、ストラクチャーデッキは最初から一部を購入できるようになり、ストーリーの進行に応じて新弾が入荷される仕組みになった。これによって大嵐や激流葬等の汎用カードが容易に手に入る様になった寧ろインフェルノやテスタロス等のマニアックなカードが入った灼熱の大地が出れば超ラッキー
ゲーム後半はWRGPの大会形式を再現しておりフィールドなどの状況を引き継いでの連戦となる。
後半はチームラグナロクとニューワールドを1人で3人抜きすることを求められる。
ニューワールド戦はジャックが「俺たちの魂はそこに置いて来た」と言ってワイゼルに魂が吸われた状態でデュエルが始まる。
大会でエクゾディアで敵チーム全員を焼くのはやめておこう。
ただしフィールドはかなり簡素化され、ソリッドビジョンのようにモンスターが浮かび上がる演出はオミットされた。よってライナちゃんのブーツを眺めることは不可能
BGMは非常によく「ガトリングバスター」「荒野のデュエリスト」など名曲揃いである。
関連:きれいなプラシド ミサキ


タッグフォースシリーズ


遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX TAG FORCE(PSP

言わずと知れた遊戯王史に残る大傑作。GXセブンスターズ編までの再現。
タッグデュエルが導入され、当時発売されていたほとんどのカードを収録し目立ったバグもない。
アニメと同じBGMやOP曲「99%」が収録されておりアニメの気分で戦える。
登場デュエリストも十代や万丈目といったメジャーキャラからサラやボーイなどマニアックなところまで豊富に登場。
アニメオリジナルカードが収録されているなどキャラゲーとしても良作。
AIも割と賢くなったがそれでも不十分。バカイザーの誕生である。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX TAG FORCE EVOLUTION(PS2

初代TFのTHE☆劣化☆移植。
ボイスもなければ、追加要素もやっつけ。挙句の果てに処理落ちまでするシリーズの黒歴史
TF2の連動要素を起動させるおまけ。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX TAG FORCE2(PSP)

GX3期序盤までの再現。エドや斎王、ヨハンなどのキャラが追加されたが一部キャラがリストラされている。
ややストーリーが半端なことになっているがシナリオのクオリティは全体的に高い。
やはりAIがおバカ。裏守備サイバー流……プロのタクティクス(笑)
未来オーバー】やパワー・ウォール*8とAIの相性は最悪も良い所で、何も考えてないような使い方をする為バカイザーは良く自滅する。
ゲーム付録が魔宮の賄賂、攻略本付録がファンカスなどオマケカードも強力だった。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX TAG FORCE3(PSP)

GXの集大成。GXの終盤までの再現。今作からはシンクロも使える。
覇王をはじめ、ユベルミスターT藤原等が追加され2で登場しなかったデュエリストも全員復活。
早乙女レイがライトロードを使ったり、エドが名実共にプロのタクティクスを披露したりと全体的にAIも強化されている。
しかしマルタンや、ダークネス、遊戯などが登場しなかったのは残念*9
さらには多くのデュエリストが制限復帰したばかりの死者蘇生を使うにも関わらずプレイヤーだけは入手が困難*10だったりとひどい仕組みになっている。
とはいえシナリオの質は全体的に高い。悪乗りしまくったヒーロー三沢シナリオは必見。
オリジナルカードもさらに充実し狂戦士の魂が使えるようになったことには当時話題になった。
TAG FORCE FOREVER!

遊☆戯☆王5D's TAG FORCE4(PSP)

今作から5D's。ダークシグナー編の再現なのだが時期的に難しかったのか超官がいない。
またモブキャラのコンパチっぷりが半端ないことになっている。しかも全体マップ上では場所がわからないので好感度上げが苦業に。
5D's序盤の重苦しい空気を再現したシナリオの再現度は高い。仲にはディマクみたいに悪乗りしまくった奴も居るが。
ダークシンクロモンスターが使えるのは特筆すべき点。
この4からはBEMANI等で活躍している作曲家がBGMを手掛けている。
美少女モンスターを集めたパックを解禁される為に苦労したデュエリストも何人いるとか

遊☆戯☆王5D's TAG FORCE5(PSP)

WRGP編中盤の再現。
イリアステル3人やイェーガー、なにより不満足鬼龍*11が追加されている。一部キャラがリストラされてるのが残念。
前作のシステム面での不満点が改善されており非常に遊びやすい。
アニメ仕様の機皇帝が使えることや禁止・制限が一切無いオリジナル制限リスト配信などで話題になった。
モブキャラに異常なまでに力が入っておりカードゲームもできるギャルゲーの爆誕である。
因みに今作は遊星の声の調子が少し悪い。
本物偽ジャックが使えるのはTF5だけ!

遊☆戯☆王5D's TAG FORCE6(PSP)

WRGP編終盤までの再現。今作からエクシーズも使えるようになる。
大幅にキャラが追加されリストラキャラが復活し5D'sの締め括りに相応しい人数に。ボマーや超官も追加された。
CPUの思考時間も大幅に改善されシステムの洗練さもシリーズ最高峰。
原作の裏や拾われなかった伏線の回収、IFを描いた笑って泣けるシナリオは非常に人気が高い。
制限カードなしリストも配信された。
そして相変わらずカードゲームもできるギャルゲー個人の投稿動画をネタにしたデッキレシピの配信などネタも磨きがかかっている。
シリーズでも非常に人気でソフトにプレミアがついてしまっている。

遊☆戯☆王ARC-V TAG FORCE SPECIAL(PSP)

DL専売。3年の新作。エクシーズは勿論、ペンデュラム召喚にも対応している。
DMからARC-Vまでの5作品からキャラクターが登場。ただし世界観が分かれておりクロスオーバーは残念ながらない。
比較的安価だったので仕方ない部分もあるが3Dモデル削除や一部キャラ以外のボイス削除など鼻につく点も多い。
なによりAIが歴代屈指のおバカ。なんか長考しまくる上に自分のカードを破壊しだす沢渡さんとか。


その他OCG系


遊☆戯☆王 真デュエルモンスターズ〜封印されし記憶〜(PS)

当時謎に包まれていた闇遊戯の過去を描いたオリジナルストーリー*12。ちゃんと原作者監修である。
全モンスターにCGがついており当時としてはなかなかの出来。
だが、一番語られるのは崩壊しきったゲームバランス
生贄召喚が無いころのルールで、終盤の敵が究極完全体グレートモスやゲードガーディアン、青眼の究極竜をポンポン出してくるのはいまだに語り草。
特に終盤の六連戦は『ファ○キン6』と呼ばれ恐れられている。
しかもほとんどの強力なモンスターカードはポケステなしだと入手不可。
デュエルで入手できるカードもドロップ率が渋すぎ、ナンバー入力による獲得も要求スターチップが莫大すぎて話にならない。
余りに無茶苦茶すぎて一部の層に逆に人気がある。
何故か海外勢のRTAが盛んで、彼らの解析の結果やたら強いCPUの引きがプログラムされた積み込みであったことが判明したりした。
数々の名BGMとテンポが良く融通のきく融合システム等は評価されている。
双頭の雷龍に足を向けて眠れなくなるゲーム

遊☆戯☆王 真デュエルモンスターズⅡ 継承されし記憶(PS2)

薔薇戦争をモチーフにした世界観のオリジナルストーリー。
現代から召喚された主人公は呼び出した遊戯とその仲間のそっくりさんが集まった赤薔薇か、海馬や敵役のそっくりさんが集まった白薔薇につくか選ぶ。
この時代には遊戯たちのそっくりさんがたくさんいたらしい。ヘイシーンのそっくりさんまでいる。
チェスなどを思わせるボードゲーム風のデュエルやリーダーを決め成長させ特殊能力を発動するデッキリーダーシステムなど他とは趣の異なった作品。
設定が遊戯王として見ても色々おかしかったり、かなりシステムが異質だが意外と比較的遊べる。
しかし、シナリオが淡々として一本道なのが残念。
なお、継承されし記憶とはセトの一族に受け継がれた記憶のことである。

遊☆戯☆王 デュエルターミナル(AC)

OCGをアーケード化した作品。100円でプレイ可能でOCGでも使えるカードが一枚ついてきた。
スピードデュエルの概念が初めて登場した作品でもある。
キャラクターはDM,GX,5D'sから登場するオールスター系であり後期にはZEXALキャラも追加された。
デッキはかなり原作を意識しており、キャラは全員フルボイス。
切り札にはきちんと専用セリフがついており中にはアニメ以外のメディアで使ったカードやOCGオリジナルにもボイスがあったりも。
他にも細かいところでネタが入っておりファンサービス精神旺盛なゲームであった。
一部カードが非常に強かったためデュエリストにはカード自販機としての価値の方が高かった。通称「コナミの貯金箱」。
三沢君いたんだ……(カード切れの時に)

遊☆戯☆王5D's Duel Transer(Wii)

STARSTRIKE BLASTまでを歯抜け収録。
海外での発売から国内で発売されるまで延期に延期を繰り返したために、本作の前に発売されたWCS2011よりもカードプールが古くなっている。
ダークシグナー編の間に起こったとされるオリジナルストーリー。北欧神話がモチーフになっている。
タッグフォースのシステムを流用しているがジルや鷹栖など本家シリーズに登場しなかったキャラクターも登場している。
ラスボスオーディンはかなりのゲロマブ。
同梱のデュエルスキャナーを使えば実際のカードを読み込んで、ゲーム中で使用できるようになる。

遊☆戯☆王デュエルリンクス(スマホ)

スマホゲー。海馬コーポレーション開発*13
いつでもどこでもスピードデュエルを行える。
最初はDM勢のみだったがアップデートで後のシリーズのキャラクターもどんどん追加されている。
DTと同じくキャラクターがフルボイスで様々なカードを使ってくれるのが特徴。
とうとうシリーズが異なる召喚法や用語にもボイスが付いた*14
OCGと同じ性能のカードが使えるが、登場順が異なるためOCGと異なる独自の環境を形成している。
GX、漫画、AVの使用カードで言い方を変えるエド・フェニックスは必見。

遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ レガシー・オブ・ザ・デュエリスト:リンク・エボリューション(Switch)

日本ではDL専売*15。DM~最新作VRまでのすべてのキャラクターが登場するお祭りゲー。
歴代遊戯王のバトルを体験していくシステム。
リンク召喚のある新マスタールールに対応だがそのせいでエクストラデッキからモンスターをうまく召喚できず原作再現できないバトルが多々ある。
加えてゲーム発売当時のものはともかく、放送当時の禁止制限とも反するデッキを組んでたりする。
開発時期的に難しかったのかもしれないがVR勢の不遇さは異常。特にリボルバーがいないのはおかしいと思う。
システム的にも練りこみが足りずあと一歩といったところだが、9000種類を超えるカードを収録しネット対戦に対応しているのは嬉しいところ。
因みに収録カードの告知ミスを発売数日前にしれっと直して炎上、返金騒動になったことがある。
そりゃいきなりカードプールがTCG版(海外)準拠と言われればねえ。
2020年に他媒体での移植に伴いアップデートが決定した。
カード集めのためにサレンダーしまくるゲーム。


遊☆戯☆王 マスターデュエル(PS5、PS4、steam、Switch、スマホ)

2022年1月に突如配信された、現行のマスタールールが行えるカードゲーム。
リンクスが漫画、アニメのデュエリストを中心としたキャラゲーとすれば、こちらは遊戯王OCGを中心としたゲーム。その為遊戯王という触れ込みながら漫画、アニメキャラが全く登場しない。(一部カードイラストを除く)
基本無料かつ最初からゲーム内通貨のジェムをそれなりにもらえる上に、
それでも目当てのカードが引けない場合は条件を満たすと24時間だけ出現する、各種テーマが出やすいシークレットパックや、いらないカードを砕いて作れる生成機能、1回限定で購入できる灰流うらら確定入手パックセットなどなど、誰でもすぐに現代遊戯王になじむデッキが組めるようになっている。レートは砕くカード3枚に付き欲しいカード1枚とかなり良心的。
更にデュエル中もテンポが小気味よく、落ち着いた曲調ながらも決める時は決めるBGMでデュエルを盛り上げてくれる。
ソロモードも充実しており、OCGオリジナルカードのストーリーを追体験していく内容となっている。大抵世界が滅んでいる。
その際戦う敵は今までと違ってCPUに独自のアルゴリズムを組まれている為になかなか手ごたえがある。報酬も結構豪華なので挑戦するのもいいだろう。

ほぼOCGが楽しめる事、基本無料でデッキを作りやすい事等から配信直後から大人気で、同時接続数26万人という破格の成果を達成。
配信した時期はショップ等での対面デュエルが憚られる時代ということもあり、気軽にデュエルが出来るという事で今までOCGをプレイしてきたデュエリスト達には大好評。
それだけでなく、アニメで興味を持ったり久しぶりに始めたデュエリスト。
更にyoutuber、Vtuberにも人気かつ好評であり、遊戯王と言うコンテンツの持つパワーをまじまじと感じさせた。
そういった初心者はガチデッキのソリティアやスピードに翻弄されるという洗礼を味わう事となった。
かつてはランダムマッチがランク戦しかなく、ランクの上下が関わらない対戦が「部屋を作ってその部屋IDを教える」と手間が掛かる事だけが難点だったがアップデートで追加された。

ただしカードラインナップは稼働当初はちょうど1年前の2021年1月時点(と一部海海外先行カード)の物と少し古い。OCGでは禁止のVFDも使えるぞ!
現在も大体OCGの約一年前の環境となっている。半年しか経ってないのに出たカードや一向に出ないカードも多数あるが。
実は配信当初より後に後出てくるのがデストロイフェニックス勇者ふわんだりぃず等の更に先に行っちゃった奴らなので「この時期が一番群雄割拠していて楽しい」という意見もあった。*16
2022年11月現在、そんな「先に行っちゃった奴ら」が登場したのだが、シングル戦だったりOCGより規制が緩かったり等する為、紙の時とはまた違うデュエルが毎日繰り広げられている。そしてOCGプレイヤーは更に先のテーマの襲来に恐怖する毎日を過ごしている。
ただし2022年頃から収録ペースは狭まっており、早いテーマでは半年近く早く出ることもある。
2023年10月にはTCGで発売された2日後に《賜炎の咎姫》が収録された。

配信から数か月後には1ヶ月に一度の頻度で独自のレギュレーションを敷くようになり、OCGでは禁止ではあるがMDでは2023年9月現在でも未だに使えるカードが存在したり逆にOCGでは全く規制を受けていないがシングル戦故に先攻ワンキルなどで悪用されることを防止するため禁止に指定されたカードも存在する。
ただし、前述した【勇者トークン】等、環境を席巻したパワーカードは事前規制された上で実装されることも多い。大体準制限で実装されることが多いため、ほとんど意味を成さない部分も多いが。
また、商業的事情故か一部レアリティが高いカードを生き残らせるために低レアリティのカードを複数禁止にすることで、OCGでは禁止になったエースがそのまま活躍できるテーマインフレに置いて行かれた結果野放しにされたカードも存在する。
それでも高レアリティだろうが環境で暴れ回った末にOCGと同じタイミングで禁止指定を受けるカードもいくつか見受けられる。

そのため、一部のデュエリストから「違う世界線の環境を見せられている」と例えられることも。


ラッシュデュエル


遊☆戯☆王ラッシュデュエル 最強バトルロイヤル!!(Switch)

ラッシュデュエルを題材に扱った初のゲームSEVENSのキャラ達が登場。
発売時点でのラッシュデュエルのカードは全て収録されており、シミュレータとしてはかなり優秀。
だが、シナリオクリアまでデッキ編集が不可能*17という謎の仕様が盛大に足を引っ張ってしまい、評価は微妙。
その辺を除いてもカードの確認が面倒などUIがいまいち洗練されておらず、プレイしにくい上にテンポも良くない*18
デュエルに勝つと相手の使用カードと金が手に入るが、自分の使用デッキが序盤はかなり弱い割に敵がそこまで弱くないため、稼ぎも良くない。
ほかにも、詰めデュエルで相手のカードが確認不可能など慣れれば慣れるほど不満が出てきやすい。

キャラゲー面としてはかなり頑張っており、登場キャラには全て3Dモデルが用意してあり、レベル7以上のモンスターやアニメ本編で活躍したモンスター、BMGなどのレジェンドモンスターなど多くのモンスターに登場ムービーが用意してある。
デュエル中のボイスは状態に応じて細かく変化し、本編で関わりのなかったようなキャラ同士のデュエルにも特殊セリフが数多く用意されている。
シナリオもゲームオリジナル。
効果演出がカードごとに異なっている、デュエルフィールドやアイコンの種類が多い、無料DLCでカードの追加*19など評価点も少なくないが、ゲームとしてのいまいちさに引っ張られている。
他にもネット対戦にも対応しているのも評価点だが、次回作ができたので現在は過疎。

初期生産版ではBMG(ラッシュデュエル版)が付属しており、これ一枚でかなりの値段がするため、
発売開始当初は初期生産版を買って付属カードを売ることで、利益が発生するというカードのおまけを超越した現象が起きていた。

遊☆戯☆王ラッシュデュエル 最強バトルロイヤル!! いくぞ!ゴーラッシュ!!(Switch)

ラッシュデュエル題材ゲームの続編。ゴーラッシュ!!のキャラ達が登場。
前作のデータを引き継ぎ可能で、前作の反省から最初期からデッキを組むことが可能。
今作には無料版があり、ランクマッチ回数に制限がかかるがそれ以外は問題なくプレイ可能。
有料版はランクマッチの無制限化に加えて最初からすべてのカードを一枚持っている。
システムも洗練され、テンポも改善した。前作のプレイヤーは速すぎて困惑するほど。
その上パック購入やカード生成のコストも非常に安く、序盤から比較的強いデッキを使える上に、序盤の相手もかなり弱くなったため稼ぎ自体も楽に。
更にストーリーモードではゴーラッシュ!!序盤のシナリオを追体験が可能で、ゲームを進めれば前作の登場キャラともデュエル可能と至れり尽くせりである。
ゴーラッシュ特有の削れたライフ量を叫ぶ(500ライフが減ると「ごひゃく〜」と叫ぶ)といったデュエル中の細かいボイス変化も健在。
ネット対戦もフリーに加えてランクマッチや観戦モードが追加されている。

正直な話ラッシュデュエルをしたいならこれを買うのが吉と言えるだろう。
ちなみに前作でてきて今作でない要素はキャラクターとモンスターの3DCG程度。

遊☆戯☆王デュエルリンクス(スマホ)

上述したものと同アプリ。
アップデートによるSEVENSワールドの追加に伴い、ラッシュデュエルのプレイが可能になった。
当然ネット対戦も可能な上、スマホゲーのためいつでもデュエルできるのは上二つにはない利点。
これによって、デュエルリンクスはOCG(スピードデュエル仕様)とラッシュデュエルの両方をプレイできる唯一のコンピューターゲームとなった。


その他


遊☆戯☆王モンスターカプセル ブリード&バトル(PS)

実は遊戯王の初ゲーム化作品。
モンスターを育てて、駒にした後はボードゲーム風に戦うシミュレーションゲー。
キャラデザや声優はテレビ朝日版準拠のためその点でも貴重。
ややボリューム不足だが十分に遊べる出来。
ブルーアイズの目が赤くなるのはブリード&バトルだけ!
フフ・・あせりは禁物だぜ←もうちょっと焦れ

遊☆戯☆王 モンスターカプセルGB(GB/GBC)

人形にされた仲間を取り戻すためにゲームに挑むRPG
原作でいう闇TRPG編と王国編の間のオリジナルストーリー*20
カプセルモンスターを育てて戦わせるだけでなく、各階のダークマスターとはTRPG風の世界での対決になるなどなかなか凝った出来。
ただし終盤はかなりきつい難易度。
海馬の敷地内で勝手に営業するじいちゃんの謎。

遊☆戯☆王 ダンジョンダイスモンスターズ(GBA)

実はGBAローンチタイトル。
サイコロを振ってモンスターを召喚しダンジョンを進み相手を倒すシステムのゲーム
ゲームバランスが悪い、運頼み、テンポが悪いときわめて評価は低い。
原作のモブに至るまで網羅した怒涛のキャラクター総数は評価どころ。蛭谷の子分とか花咲父にやとわれた不良とか一発で思い出せた人いるんだろうか。
また他には見られない独特のゲームシステムに魅了されるファンも存在する。
当時は実際に商品化もされていた。
なお特典としてOCGとは異なるブラックマジシャンガールのカードが付属したがこのうち1枚は公認大会配布用として
告知で使用されるも実際のカードでは使われず2020年時点でもOCGでは未採用のイラストものが存在する。

遊☆戯☆王 双六のスゴロク(GBA)

タイトルの通りスゴロクゲーム。
いたすと風のボードゲームと遊戯王の融合。
運だよりなのはすごろくなので仕方ないがキャラ間にどうしようもない格差がありやや不評。
キャラクターやマップのドットはよくできてるためもっとシステムを洗練させてほしかったところ。
レベッカがプレイヤーとして使える珍しいゲーム*21。正ヒロインの杏子がいなかったりするが。

遊☆戯☆王 カプセルモンスターコロシアム(PS2)

東映版アニメでやってた奴をゲーム化。
なぜPS2の時代にカプモン?と思うかもしれないが海外アニメでカプモン編をやっていたからである。
GB系作品と同様に属性の相性を参照するシステムを採用しているが、ロード時間が長い上にフリーズバグも時々発生したりと全体的にテンポが悪い。
登場モンスターは初期が大半を占めている。

遊☆戯☆王フォルスバウンドキングダム 虚構に閉ざされた王国(GC)

シリーズでも珍しいリアルタイムストラテジー。敵はまたヘイシーン……ではなく原作のモブが黒幕。
1ステージが長めでだれやすいが、隠れた名作の部類。
隠れモンスターが仲間にしにくいのが難。特にモイスチャー星人。

遊☆戯☆王5D's Wheelie Breakers(Wii)

ライディングデュエルモチーフのレースゲーム。
カードはアイテムのようにして使う。

遊戯王クロスデュエル(スマホ)

OCGのカードをモチーフにした4人対戦ゲーム
イメージとしてはボードゲームに近く、召喚したモンスターを動かしたり魔法、罠を設置したりして、相手の陣地に攻め入る新しいゲーム。
自分以外の全員が敵であるが、時には魔法カードを敵に使ったり敢えてヘイトを勝って出たりするなど知恵が試されるゲームとなっている。
モンスターは全てCGとなっておりふつくしい姿が拝める。またラッシュデュエルのカードも実装されており、OCGのカードと一緒に戦わせることが可能。
CPUの対戦相手が懐かしのタッグフォースのモブキャラだったり、モンスター全てにフレーバーテキストが用意してあったりと設定が好きな古参のプレイヤーでも楽しめるようになっていた。
しかしルールが難しいことと余りにもCGや演出に力を入れすぎて採算が取れなかった為か割とすぐにサービス終了となってしまった…。
とはいえゲーム的には面白いためコンシューマやオフライン版として出して欲しいと願っているファンも多い。




追記・修正はゲーム本体も楽しんでからお願いします。
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最終更新:2024年12月21日 19:55

*1 カードを3枚引いてから2枚捨てるカード

*2 後のイシズの元となった隠しキャラだがかなりキャラや設定が異なる。真DMにも登場してたりする

*3 出現条件がカードコンプリート

*4 舞に惚れてるアニオリキャラ

*5 表遊戯に惚れてるアニオリキャラ

*6 現在では当たり前だが当時は優先権の関係で落ちる前に生け贄にできた

*7 レッド寮生徒の制服を着てアカデミアに侵入した元デュエリストのジャーナリスト

*8 ゲームオリジナル効果。ダイレクトアタックを受ける時にデッキからカードを任意の枚数墓地へ送ると1枚につき100ダメージ軽減できる。しかし、AIはデッキの残り枚数を考えずに墓地に送りまくるためデッキ切れを加速させる。

*9 もっとも後者二人は使用カードの使いにくさや権利等の都合で止むを得ないと言えるが

*10 ドローパンの具なしパンもしくは深淵の訪問者にて低確率で入手

*11 登場でもが夕日のハーモニカと実にわかったチョイス

*12 現在では古代編と矛盾するためパラレル扱いだが、セトが千年ロッドを使うなど本編に逆輸入された設定もある

*13 という触れ込み

*14 DMキャラが『リリース』、GX勢が『シンクロ召喚』など

*15 海外ではパッケージ版も発売

*16 配信当初は鉄獣戦線、エルドリッチ、ドライトロン辺りが環境を席捲しているが、ブラマジや青眼といった昔懐かしいデッキでもしっかり勝負になるというなかなかの良環境だったが

*17 デッキレシピと必要なカードがあればデッキの変更はできる。また、隠しコマンドでクリア前から編集も可能にはできる。

*18 設定である程度改善できるが、それでももっさり

*19 本来ならパックを買わないといけないが、課金することですぐにゲーム内で使用可能にできる

*20 舞や羽蛾と知り合いだったりするので完全に準拠しているわけではない

*21 しかも原作風のイラスト