[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

武藤双六

登録日:2010/10/07 Thu 17:28:34
更新日:2024/11/30 Sat 21:09:27
所要時間:約 4 分で読めます




武藤双六とは、高橋和希作の漫画「遊☆戯☆王」に登場するキャラクター。
主人公武藤遊戯の祖父。愛称は「Gちゃんじいちゃん」。
『双』マークの入った黒のバンダナに、孫の遊戯と同じくヒトデの様な奇妙な髪型をしている。遺伝ってすげえ。
CV青野武(東映版)、宮沢正(DM以降の作品)

概要


プロフィール
誕生日 10月4日
星座 てんびん座
身長 151cm
体重 62kg
血液型 O型
好きな食べ物 玉子焼き(中年期はカツ丼
嫌いな食べ物 特になし(中年期はスルメ)

若い頃は凄腕のギャンブラーとして全世界のゲームに挑み、全てに打ち勝って来たという伝説を持つゲームマスター。
遊戯の千年パズルもそんな彼が「闇のゲーム」としてファラオの墓に挑み手にした物である。
この時の双六はマジイケメン。いや、ダンディ。

ただ結構ブラックなこともやっていたようで、弟子だったMr.クラウンにはそれ関係でいろいろとヤバイ恨みを抱かれていた。

なお、彼がゲームを行う場合は相手に最大限の敬意を払うのが流儀のためタキシードを着ていた。
ちなみにゲームに負けた場合はジーンズのオーバーオールを着て掛け札の代わりに歳を重ねていくつもりだったらしい。え?じゃあ海馬戦の前に負けてたの!?

引退後は童実野町で小さなゲームショップ「亀のゲーム屋」を営んでおり、遊戯にM&W(マジック・アンド・ウィザーズ)を始めとするあらゆるゲームを叩き込んだ師でもある。
アニメでは城之内のデュエルの師匠にもなっている(そのため原作と違って「君」付けせず呼び捨てにしている)。
一説だとギャンブルで貯めた資金で店を始めたのではという説がある。
ただし店はあまり繁盛していないようで、D.D.D編では遊戯に「じいちゃんの頭は古くさいから、店がはやらないのもしかたない」と言われている。

なお遊戯には一応両親は存在するのだが、母親が原作では5巻、16巻の冒頭で映った以外に描写がなく、肉親は彼のみと誤解されている事も少なくない。
これは当初は「最強のゲームマスターである遊戯の父が最後の敵として立ちはだかる」というシナリオを想定していたため。
しかし、この構想がボツになったため結局遊戯の父が登場することはなかった。ぜひとも髪型を見てみたかった。

昔の友人から青眼の白龍を預かっており、これを見た海馬瀬人にM&W初登場回とDEATH-T編と二度狙われる事に。
DEATH-T編にて海馬の青眼三枚の前に敗北、青眼を奪われてその場で破り捨てられる*1
遊戯に自身のエクゾディアの入ったデッキを託し、遊戯はそのデッキで海馬に勝利した。
デーモンの召喚は遊戯のカードだが、ブラック・マジシャンはもともと彼のカードである。
小説版にて遊戯からデッキ返却の申し出があったが「それは既に遊戯のデッキ」と、自分以上に使いこなした孫に丸々譲り、自分は1から新しいデッキを作ると豪語していた。
それがマキュラエクゾか…。

ちなみに、青眼を預けた友人であるホプキンス教授はアニメにて、
オリジナルキャラとして孫娘レベッカ・ホプキンスと共に登場、オリジナルエピソードに深く関わった。
ただし、姿だけなら原作でも写真で一コマ写っている。

前世は古代エジプトでアテムに仕えた先代六神官の一人「シモン」。彼もまたエクゾディアを操る者である。
ちなみにこちらでは当然ながらエクゾディアは始めから完全体であり、引退後は封印していたらしい。
このつながりか、双六が若いころアテムの墓の闇のゲームに挑んだ際には初めて見た古代文字が読めていた。
もしかしたら海馬同様にラーの翼神竜のテキストを解読できたのかもしれない。

双六、またさらわれる

双六を語る上で外せないのは彼の持つある凄まじい属性である。
それは老人なのにヒロイン顔負けにさらわれる、襲われると言う点である。
上記のDEATH-T編から立て続きに、王国編にてペガサスの手によって、
「遊戯の一番大切な物を頂く」としてビデオ(アニメではカード)に封印され再び人質に。

この二つは遊戯王がカード漫画として人気を歩み始めた頃の時期であり、
必然的にアニメDMでも初期のエピソードとして放送されている為、古参ファンの目に大きく焼き付いた。

BC編以降はブラック・マジシャン・ガールというまさにヒロインの塊と言うべき存在が登場し人気爆発、
以降は影を潜めた……と思われた。
しかし、オリジナルエピソードであるアニメ193話にて敗者復活の駒として三度目の人質に。
とは言ってもこれは、闇遊戯との対戦を強行したヴィヴィアンの色香に惑わされると言うなんともジジィらしい捕らわれ方であり、城之内も呆れ、杏子も色んな意味でムキになっていた。

なお、「主人公が取り返しに行くお姫様」としてのヒロイン属性は双六に奪われ、
女性キャラとしての人気をブラック・マジシャン・ガールに圧倒されてしまった真崎杏子は、本来のヒロインとしては地味な立ち位置になっていた。

この双六のさらわれ属性は遊戯の中の人である風間俊介氏も認知しており、
『風間・ケンコバ&メンタリストDaiGoのつっこみ遊☆戯☆王』でもネタにしていた。

なお、そんなヒロイン属性の高い双六だが、
既に他界した妻との恋愛成就は「メッセージを込める白いジグソーパズル」で実らせたらしい。
凄腕ギャンブラーだった彼とこれで結婚した女性…すでに故人だが意外と気になる人物である。

ゲーム作では大抵は商人ポジションだが、後述のTFSPのように戦える作品もある。

使用デッキ

原作では青眼の白龍エクゾディアパーツが入ったデッキを海馬戦で使用している。
青眼なしの勝負なら当時の海馬とほぼ互角に戦っていたものの、最終的には3体の青眼により敗北してしまった。
しかし、当時のデッキとしてはバランスの良いデッキであり、その後闇遊戯が使用して海馬にエクゾディアで勝利している。
なお、青眼の白龍以外の使用カードは「ホビット」という魔法攻撃が可能なモンスターの使用が確認されている。カード化された際に確実に名前変更されるカードの代表としてたまに話題に上がる。

アニメではそれ以外にKCグランプリ編では変装して「マスク・ザ・ロック」と名乗り城之内と対戦。
その時のデッキは「古代竜-エンシェント・ドラゴン」を切り札とするデッキであり、またギャンブラーらしくギャンブルカードも入っていた。
エンシェント・ドラゴンの封印を解くには少々手間がかかり、当初城之内には呆れられてしまったが、
双六は同時にバトルシティ編やドーマ編等で忘れかけていたデュエルを楽しむ心を彼に思い出させようとする。
他にも後に十代も使用した「悪夢の蜃気楼」と「非常食」コンボや「キラー・スネーク」での手札コスト確保、「旅人の試練」でのバウンス戦術など当時の強カードも使用している。

なお大会にはモクバに頼み込んで出場したそうだが、アニメの場合DEATH-T編が超圧縮されている都合上、
モクバは彼のデュエルを知らなかったため、遊戯にデュエルを教えたということで出場を許可したものの、実力に関しては疑問視していた。

あと彼が使った「伝説のギャンブラー」のイラストはどう見ても自分自身

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX

続編である『GX』では、童実野町への修学旅行編にてサプライズ登場。
そして、斎王美寿知の刺客の手によって襲われなんとまたも人質に。

前作キャラは全てサプライズ程度の出演である本作ですらのこの扱いが、真のヒロインNo.1の座をより確固たるものとした。
他には童実野町DUELガイドブックの配布なども行っており、旅に出た遊戯の留守番をしている。

来訪した十代に遊戯に似た雰囲気を感じたり、十代達に夕飯を差し入れたりもした。

実は修学旅行編以前に49話で影丸がデュエルモンスターズの精気を吸い取るシーンで顔は見えないが、チラッと登場していたりする。

劇場版 遊☆戯☆王~超融合!時空を越えた絆~

十周年記念映画ではとうとう決定的な瞬間をスクリーン越しに観客の目に焼き付ける。

待ちかねた我らが遊戯の登場の際に一緒に映ったのはなんと双六
そしてパラドックスのsin星屑にペガサスら諸共抹消され、彼のバンダナを見つけ「じぃちゃぁぁぁぁん!!」と泣き叫ぶ遊戯。

これが彼の戦う動機となる。

他のレギュラー陣でもっと良いのがいた筈なのにも関わらず双六である。
そしてDMのキャラでGちゃん以外で出ていたのはペガサスのみである。映画でもヒロインたる機会を奪われた杏子や凡骨や本田君や御伽君や社長を差し置いてでの登場である。
もはや杏子どころか遊戯王の歴代ヒロイン全員が涙目である。というかヒロイン以外にも名有りキャラ全員びっくりである。
社長「(゜Д゜)」
凡骨「(゜Д゜)」
杏子「(゜Д゜)」
本田「(゜Д゜)」
御伽「(゜Д゜)」
クロノス「(゜Д゜)」
明日香「(゜Д゜)」
翔「(゜Д゜)」
万丈目「(゜Д゜)」
三沢「(゜Д゜)」
アキ「(゜Д゜)」
ジャック「(゜Д゜)」
クロウ「(゜Д゜)」

双六ぱねえ
双六の役割として登場しても何らおかしくなかった各作品のキャラ達は泣いて良い。

メインヒロインよりもヒロイン属性を持つ双六。
だが遊戯王ではよくあることである。

ちなみに遊戯王Rではようやく杏子が人質となっている。


ゲーム作品において

原作を舞台としたゲームで何度か登場しているが、基本的には亀のゲーム屋の店主として登場する。
作品によっては対戦相手になることもあるが、伝説的なのが『TAG FORCE SPECIAL』での最高レベルのデッキ「掟破りのエクゾディア」。
なんと禁止カードをふんだんに使った【マキュラエクゾ】である。相手は死ぬ
ただ、TFSPのCPUはTF6の時に比べて全体的にタクティクスが低下しているため、先手を取られたとしてもそこで負けることはほぼない。
また、デッキレベルが最高の9であるため、DP稼ぎのマトにされることも多い。
対策としては禁止制限を解除してこっちもマキュラエクゾを使うか、ダーク・ロウを立てること。マキュラの墓地落としを阻止すれば罠カードが全て腐る上、手札除外でパーツを潰せれば負けはなくなる。

遊戯王デュエルリンクスでは2023年にまさかの実装。
ボイスのついているカードが原作初期に遊戯が使っていたカード=元々使っていたデッキのモンスターなので、キャラデッキを組もうとするとかなり弱くなってしまう。
加えて専用スキルはエースモンスターの青眼の白龍をサポートするものなのだが、設定を反映して2枚以上投入すると使えなくなる他、相手の神のカードをコピーするスキルやエクストラデッキの枚数に応じて相手モンスターを弱体化させるなど、癖が強すぎるため使いづらい。

表遊戯に続くエクゾディアが使用可能なキャラで、レベルアップで獲得できるスキル「封印されし力」で使用可能……なのだが、このスキルはライフが1000減るごとに墓地にパーツを出現させるというものであり、墓地から回収する手段を別途用意しないと特殊勝利はできない。ターン内の回数制限はないため回復と自傷の手段があれば全てのパーツを墓地に揃えることは不可能ではないが、特化戦術が必要になる。
9月のイベントでは新たに「封印されし古の魔神」が実装され、こちらは自分のドローフェイズ開始時にデッキボトムにパーツを出現させるというもの。召喚神を狙うならこちらを使うのも手だろう。




ヒロイン属性を際どく持つ方のみ追記編集をお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 遊戯王
  • 遊☆戯☆王
  • 遊戯王登場人物項目
  • Gちゃん
  • sinのヒロイン
  • 杏子涙目
  • ホホホ
  • 萌えキャラ
  • メインヒロイン
  • 星屑のご先祖様
  • さらわれる事に定番ある爺さん
  • 爺さん
  • じいちゃん
  • ギャンブラー
  • エクゾディア
  • 真のヒロイン
  • GB版では裏ヒロイン
  • 老人
  • おじさん
  • 青野武
  • 宮澤正
  • 「Gちゃんのブルーアイズ!!!!」
  • 武藤双六
  • 祖父
  • 青眼の白龍
  • マスク・ザ・ロック
  • 老いてますます盛ん
  • インディ・ジョーンズ
  • 思い出の帽子
  • シモン・ムーラン

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年11月30日 21:09

*1 原作では破片が飛び散るほどの勢いで破られたが、DM版ではマイルドに破られており、アニオリエピソードで再登場した際にはセロハンテープで固定された状態で保管されていた。

*2 『タッグフォース6』でのダークカーリールートによると、ジャックがカーリーに好意を示さないのはダークシグナーになった時の記憶を思い出させない為にあえて距離を置いているのではないかとの事。

*3 ちなみにこの二人、そんな両者の関係が判明する少し前のスリーブ投票でトップをとるなどかなり人気だった

*4 アニメ本編でその事でからかわれたときは、さすがの遊作も不機嫌になっていたようだが。