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ブラック・マジシャン・ガール

登録日:2010/06/03 Thu 16:10:31
更新日:2024/12/17 Tue 12:26:38
所要時間:約 35 分で読めます


タグ一覧
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ブラック・マジシャン・ガール
星6/闇属性/魔法使い族/ATK2000/DEF1700
(1):このカードの攻撃力は、お互いの墓地の「ブラック・マジシャン」「マジシャン・オブ・ブラックカオス」の数×300アップする。

「ブラック・マジシャン・ガール」は、高橋和希原作の『遊☆戯☆王』に登場するモンスターカード、及びそれを元にした遊戯王オフィシャルカードゲームのカードの名称。

攻撃名は「黒・魔・導・爆・裂・破(ブラック・バーニング)

CV:大浦冬華(初代)、歌原仁美(二代目)、中尾友紀(三代目、GX(記憶編でのマナも担当))、大室佳奈(ZEXAL)

概要

レベル6の上級魔法使い族モンスター。
自分・相手問わず、墓地に師匠である「ブラック・マジシャン」が存在する場合、その数に応じて攻撃力を上昇させる効果を持つ。
原作では師匠一体につき攻撃力が500上昇していたが、OCG版では「マジシャン・オブ・ブラックカオス」も含むようになった代わりに上昇値が300になってしまった。

属性、種族的に恵まれているものの、星6に対し攻撃力2000は決して高いとは言えない。
また攻撃力上昇条件の2枚も片方はこのカードよりも実用性が高く、もう片方はデッキに入る事すら稀と言う具合である。

一応、マジシャンズ・サークルで特殊召喚可能な攻撃力の最大数値だが、他にも有用な魔法使い族は多いので、このカードの為だけに投入するのはあまり良い選択とは言えない。
師匠が墓地にいれば2000を超えるダントツの打点となるが、普通にディメンション・マジックでより高ステータスの魔法使い族を出す方が強力。

かつては「苦渋の選択」でお師匠サマとパワーアップお師匠サマを
一気に墓地に送り強化する戦法も見られたが、現在では苦渋が禁止カード

現在ではサポートカードもそれなりに充実し、デッキに投入する意義も増えてきてはいるものの、このカード自体はパワー不足で実用性が低く、入ってせいぜいファンデッキというのが現状である。

しかし、このカードは決闘者の間でも高い人気を誇る。


その理由はズバリ、イラストである。



金髪ロングに、大人し過ぎるステータスに反して突出の激しいボディライン、更には肌の露出も多い上にミニスカート…とおよそTCGのイラストとは思えないものになっている。
この娘で性に目覚めた青少年は数知れず。
それだけに留まらず、なんとこの娘、原作バトルシティ編で
パンチラした


パンチラした


大事な事なので(ry
ちなみに該当シーンは闇マリク戦の終盤。

この作品でもこの手の描写はあったものの、比較的連載初期に集中しており、このカードが登場する頃にはそう言った描写は鳴りを潜めていた。

しかも肝心のデュエルの方は、シリアスムードで使用者の闇遊戯真面目に思考を巡らせている(前のターンで召喚されたボーガニアンへの対処を考えていた)真っ最中である。
ただしジャンプ掲載時は白色だったが、単行本だとパンツなのかどうかよく分からない黒色である。
ジャンプェ…

しかし、キャラクターズガイド「真理の福音」のブラマジガール特集では3コマしか引っ張ってきてないにもかかわらずそのパンチラのコマが含まれている。白パンバージョンで。

わかってるじゃないか編集。

ちなみにヴァリュアブルブック3の表紙には闇遊戯とお師匠様と共にブラック・マジシャン・ガールが描かれているのだが
よーく見るとスカートの中がレオタードのようになっている事がわかる。セーラームーンかな?
そのため、彼女のスカートの中はパンツ派かレオタード派に分かれており、フィギュア等の媒体でもこのどちらかになっている。

……なお、アニメでは彼女のスカートの中の描写が徹底的に避けられており、中が見えるシーンは全くない。
ただ際どいシーンがないわけではなく、自らの両足を使って見えそうで見えないポーズを僅かに取っていたりする。

アニメの闇マリク戦では神・スライムに攻撃を跳ね返され、それを食らったブラマジガールが吹っ飛ばされる場面がある。
このシーンは他と比較すると明らかに狙っているかのような際どいアングルであったが、やはり中は見えなかった。

イラスト

OCG版は師匠と同じくイラストの種類が多いことでも有名。
現在イラスト違いが6種類存在し、効果モンスターの中では一番多い。

一部を除けばそんなに高価ではないので、気に入ったイラストのカードでデュエルしたり、コレクションとして眺めよう。


  • DM3公式大会入場者特典カード版
大きなバストアップのイラスト。
アニメでもこのイラストが使われており、誰もが真っ先に思い浮かぶのはおそらくこれだろう。

初出は大会配布のプロモーションカードであり、非常に高額。
シークレットレアとレアの二つがあり、どちらもなかなかお目にかかれないレアカードとなっている。

プレミアムパック4で再録されて以降は同じ絵柄のカードが何回か再販されているので、特に拘りが無ければデュエルにはそれを使うと良い。
なお、パスワードが表記されている部分にReplicaと書かれている。

世界大会入場者特典では女性モンスター初のホログラフィックレアに選ばれるなど流石元祖アイドルである。

  • DM3公式大会入場者特典カードプロト版
↑の開発中のサンプルとして雑誌で事前公開されていた幻のバージョンで、ポーズが原作で初登場した時のものになっており、またカラーリングも赤黒くパンドラのブラマジに近いものとなっている。
さらに効果も以降の製品版とは異なり、以下のようになっていた。
ブラック・マジシャン・ガール
星6/闇属性/魔法使い族/ATK2000/DEF1700
自分と相手の墓地にある魔法使い族モンスターの数だけ、このカードの攻撃力は200ポイントアップする。

現行のフォーマットに直すと、
(1):このカードの攻撃力は、お互いの墓地の魔法使い族モンスターの数×200アップする。

もしこの効果でOCG化していた場合、隣の芝刈り推理ゲートなどの墓地肥やしギミックとのコンボでとんでもない打点が実現していたことであろう。

ちなみに、OCGのカードとしてこのイラストが登場することはなかったものの、カラーリングをOCG版に合わせて変更されたものがGBAのゲーム『ダンジョン・ダイス・モンスターズ』の特典で使用されている。

  • ストラクチャーデッキ遊戯編版
杖を上に掲げポーズをとっているイラスト。

斜めの立ち姿と、回転するように飛ぶ沢山のハートが目印。
記念すべき初のストラクチャーデッキに収録されたバージョン。


  • リミテッドエディション版
原作の人形戦で召喚された際のポーズと同じイラスト。

左手で帽子を押さえ、足を畳んで浮かんでいる。
背景にハートはないが、魔導陣がくっきりと描かれている。

かつては全サのみの収録でやや高価だったが、このバージョンのものも何度か再録されたため、手に取りやすくなった。


  • アニバーサリーパック版
帽子を押さえながら杖にまたがって飛んでいるイラスト。
ポーズ自体は上のLE版と似ている。

原作者の高橋和希による描き下ろし。
立体感のある塗り、落ち付いた色合い、黄色の背景が特徴。


右手の人差し指を前に指している立ち絵のイラスト。
実はマジシャン・ガールズの描かれた一枚絵から切り出されたもの。
背景の大きなハートとむちむちの太腿が印象的。

遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONSの劇中ではこのイラストのカードが使われている。
イラストの人気から速攻で売り切れた品であり、一般に流通しているガールの中では高額。それでもファンならばぜひ手に入れたいところだろう。


イラスト自体はバストアップのイラストと同じだが、前売り券特典版と同様に胸の六芒星のマークが五芒星になっている。


人気カードなため上記の様に再録回数もかなり多いが、意外にもノーマルパラレル仕様は限定版ストラクチャーデッキを販売店舗ごとで特典カードを変えるという鬼畜仕様で1回限りとなったイトーヨーカドー販売特典の物しか存在しないため稀少だったりする。

余談

海外版のイラストは修正だらけである。

  • 名前規制でブラックがDarkに
  • 宗教規制で胸の六芒星のマークが無くなる
  • 巨乳規制で胸が小さくなっており、LE版のイラストは服の面積も多くなっている

…………。

日本に生まれて良かった!!


また、かなり昔の話だが、遡ること2004年、OCGの世界大会でサイドデッキに
ブラマジガールをピン刺しして準優勝した猛者が居た。
このプレイヤーはまさしくである。

関連カード

+ モンスターカード
ブラック・マジシャン
★7/闇属性/魔法使い族 ATK2500/DEF2100
魔法使いとしては、攻撃力・守備力ともに最高クラス。

言わずと知れたガールのお師匠サマ。
彼女が入るならこの人も必然的に入る。

……言いたいところだが、弟子は★6の効果モンスターなので、バニラサポートを共有したり、
エクシーズ召喚に繋げるなどのコンボが狙いづらいなど、意外とセットで使うのは難しかった。

しかし、「マジシャンズ・ナビゲート」の登場で、師匠とまとめてガールを呼び出すことが可能に。「ロッド」でサーチできるので両者の併用は格段に容易になった。
ブラマジデッキにガールを投入すれば、師匠と弟子の共演を見られる機会も多いだろう。

他には「マジマジ☆マジシャンギャル」経由の「幻想の黒魔導師」で師匠を呼び出すなどのコンボが存在。
師匠と弟子で放つ「黒・爆・裂・破・魔・導」も夢のコンボの1つである。
愛があるなら狙ってみよう。

また、彼女を使う際「師匠の居場所は墓地!」などとは言ってはならない。絶対に……


詳細は当該項目を参照。

マジシャン・オブ・ブラックカオス
★8/闇属性/魔法使い族 攻2800/守2600
「カオス-黒魔術の儀式」により降臨。

儀式モンスター。師匠が光と闇の洗礼を受けて進化した姿。

本家ブラマジとともにブラマジガールの攻撃力アップに貢献できるが、儀式モンスターなので併用するのは至難の業。

一応「トレード・イン」に対応しているので、墓地コストと割り切って投入するのもファンデッキならアリか。


マジシャンズ・ヴァルキリア
星4/光属性/魔法使い族/攻1600/守1800
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手は他の魔法使い族モンスターを攻撃対象にできない。

非常に容姿の似たカードだが、関連性は不明。
属性が闇から光になり、他の魔法使い族への攻撃を封じる効果を持つ。

本家同様可愛らしく、実用性も多少ある為人気やレートが高い。
また前述した鬼畜ストラクチャー特典の1枚に選ばれておりこちらはジャスコ(現在のイオン)版の特典カードであった。


マジマジ☆マジシャンギャル
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/闇属性/魔法使い族/攻2400/守2000
魔法使い族レベル6モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
手札を1枚ゲームから除外して以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールド上のモンスター1体を選択し、
このターンのエンドフェイズ時までコントロールを得る。
●相手の墓地のモンスター1体を選択し、自分フィールド上に特殊召喚する。

エクシーズモンスターになったブラマジガール。
その強烈かつナウいネーミングセンス、大幅に画風が変化して厚塗りになったイラスト、および証明写真のようなバストアップの構図は良くも悪くもネタになりやすい。

素材の縛りがレベル6魔法使い×2と重く、効果を起動するにも手札コストがかかるので、運用には一苦労。
ブラマジガールを素材に使ったり、マジシャンギャルから「幻想の黒魔導師」に重ねて師匠を呼び出すなど、いくつかのコンボが可能。
弱すぎる事はないのだが、やはりファンデッキ向けだろう。

詳細は当該項目を参照。



トゥーン・ブラック・マジシャン・ガール
特殊召喚・トゥーン・効果モンスター
星6/闇属性/魔法使い族/攻2000/守1700
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在し、
自分フィールドのモンスター1体をリリースした場合に特殊召喚できる。
(1):このカードの攻撃力は、お互いの墓地の
「ブラック・マジシャン」「マジシャン・オブ・ブラックカオス」の数×300アップする。
(2):相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、
このカードは直接攻撃できる。
存在する場合、トゥーンモンスターを攻撃対象にしなければならない。
(3):フィールドの「トゥーン・ワールド」が破壊された時にこのカードは破壊される。

まさかのトゥーン化デース。
トゥーンだからダイレクトアタックが可能デース。
ゲームソフトの付録で長らく絶版だったのデスが、この度、リメイクしたBEGINNER'S EDITION 2にて再録されマシタ。

また、トゥーンでは唯一特殊召喚したターン中に攻撃できるという稀有な存在デース。
トゥーンデッキを組む際はぜひ使ってくだサーイ。

ちなみにソフトには流通数が少ない通常版が存在シマース。
そちらにはウルトラレア版が収録されていてこちらは大変貴重なカードデース。


竜騎士ブラック・マジシャン・ガール
融合・効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2600/守1700
「ブラック・マジシャン・ガール」+ドラゴン族モンスター
このカードは上記カードを融合素材にした融合召喚
または「ティマイオスの眼」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、手札を1枚墓地へ送り、
フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
その表側表示のカードを破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。

竜に跨り、剣を振り回すBMG。
放送当時はド―マ編の多くのカードと共に未OCGだったが、アニメ15周年記念として発売されるコレクターズパック-伝説の決闘者編-にて遂にカード化された。

BMG+ドラゴン族を素材とし、「ティマイオスの眼」でも融合可能。
プリズマーにブラマジガールのカード名をコピーさせれば簡単に出せる。

「サンダー・ブレイク」を内蔵しており、で手札一枚と引き換えにフィールド上の表側表示のカードをフリーチェーンで破壊できる。
手札の消費は荒いものの、なかなか便利な効果である。

アジア版にはコレクターズレアがない代わりにシークレット仕様が存在し、アジア版でもトップクラスの高値で取引されている。


幻想の見習い魔導師
★6/闇属性/魔法使い族/攻2000/守1700
(1):このカードは手札を1枚捨てて、手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ブラック・マジシャン」1体を手札に加える。
(3):このカード以外の自分の魔法使い族・闇属性モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時、
手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
その自分のモンスターの攻撃力・守備力はそのダメージ計算時のみ2000アップする。

マハードに続きマナもカード化。
褐色属性を引っ提げてVジャンプ11月号で登場。

効果は自身の特殊召喚、特殊召喚成功時のブラマジサーチ、そして魔法使い族・闇属性モンスターの強化。
手札ゼロの時に引くというシチュエーションでない限り決して腐らず、そのままブラマジをサーチでき、しかも打点まで大幅に強化する。チート
例え師匠を呼べなかったとしても杖が居ればそのまま3000超えの打点で殴れるうえ、杖の効果でサーチした魔法・罠ですぐに師匠を呼び出せる。

なお、このカードの登場によりブラマジデッキが眠っている師匠弟子が無理やり引きずり出すデッキとなった。
完全に立場が逆転したように見えるのは気のせいだろうか。

難点は、ブラマジガールとして扱わないので「黒・爆・裂・破・魔・導」等を使えない点か。
まあこれはガールとして扱ったら本家が完全にほぼ下位互換となるから仕方ないところではあるか…

星6なのでそのままでは師匠やブラックイリュージョンとエクシーズ出来ない点
ディアボ等扱いやすい星6はあるが師匠デッキではやはり事故の元、ブラマジ専用のレベルを合わせられるカードは出ないものか…

(1)が師匠デッキでは相手ターンに展開する効果を活かして採用していた強謙や命削りと噛み合わない点辺りといった所か。

守護神官マナ
★6/光属性/魔法使い族/攻2000/守1700
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在し、
自分フィールドの魔法使い族モンスター1体のみを対象とする
相手の魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドのレベル7以上の魔法使い族モンスターは効果では破壊されない。
(3):このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「ブラック・マジシャン・ガール」1体を選んで特殊召喚する。

遂に本家マナがカード化された。
手札・墓地から自身を特殊召喚できる誘発即時効果、自分フィールドのレベル7以上の魔法使い族に効果破壊耐性を付与する永続効果、自身が破壊された場合に《ブラック・マジシャン・ガール》1体を特殊召喚できる誘発効果を持つ。



+ 魔法・罠カード
黒・魔・導・爆・裂・破(ブラック・バーニング)
通常魔法
(1):自分フィールドに「ブラック・マジシャン・ガール」モンスターが存在する場合に発動できる。
相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。

ついに登場したBMGの必殺技カード。
師匠が「ハーピィの羽根帚」なら弟子は「ライトニング・ボルテックス」である。

「ブラック・マジシャン・ガール」モンスターがいることが発動条件なので竜騎士でもトゥーンでも撃てる。
ガラ空きになったところにダイレクトアタックを決めてやろう。
元々直接攻撃できるトゥーンで撃つ意義は薄いけど。

余談になるが、このカードの登場により「ブラック・マジシャン・ガール」がテーマ化した。


黒・爆・裂・破・魔・導(ブラック・バーニング・マジック)
速攻魔法
(1):元々のカード名が「ブラック・マジシャン」と「ブラック・マジシャン・ガール」となるモンスターがそれぞれ自分フィールドに存在する場合に発動できる。
相手フィールドのカードを全て破壊する。

師弟二人による夢の必殺技。
フィールドに「ブラック・マジシャン」と「ブラック・マジシャン・ガール」が存在するときに発動できる速攻魔法。
相手フィールドのカードを全破壊と効果は強力なのだが、発動条件が厳しく最上級モンスターと上級モンスターを並べなければならない。
また、元々のカード名でなければならないので、プリズマーなどでコピーするという抜け道も使えず、速攻魔法なのでダイヤモンドガイの効果で発動させることもできない。

使うなら「マジシャンズ・ナビゲート」で師匠とセットで連れてきた直後を狙おう。
速攻魔法なので即発動できるため、油断した相手の度肝を抜いてやることができる。


黒・魔・導・連・弾(ブラック・ツイン・バースト)
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「ブラック・マジシャン」1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、
お互いのフィールド・墓地の「ブラック・マジシャン・ガール」の攻撃力の合計分アップする。

「超融合 時空を超えた絆」で闇遊戯が使用したカード。
師匠1体の攻撃力にガールの攻撃力を加算することができる。
ブラック・マジシャンは打点があまり高くないため、一気に2000以上の攻撃力アップが見込めるこのカードの存在はありがたい。

OCG化において参照する弟子の場所および数が、フィールドと墓地にいる全てのBMGの攻撃力の合計分となり使いやすくなった。
元々のカード名でなくてもよいため、プリズマーで弟子を落として名前をコピーすれば、一気に師匠の攻撃力を3700アップすることもできる。


黒魔導強化(マジック・エクスパンド)
速攻魔法
(1):お互いのフィールド・墓地の「ブラック・マジシャン」「ブラック・マジシャン・ガール」の数によって
以下の効果を適用する。
●1体以上:フィールドの魔法使い族・闇属性モンスター1体を選び、
その攻撃力をターン終了時まで1000アップする。
●2体以上:このターン、自分の魔法・罠カードの効果の発動に対して、
相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できず、
自分フィールドの魔法・罠カードは相手の効果では破壊されない。
●3体以上:自分フィールドの魔法使い族・闇属性モンスターは
ターン終了時まで相手の効果を受けない。

師匠とガールに反応して威力が上がるサポートカード。
単純に打点を強化する他、相手の効果から守ることが出来る。

ガールは打点が低いので、このような効果は有り難いだろう。
速攻魔法なのでフリーチェーンで撃てるのもポイント。


賢者の宝石
通常魔法
(1):自分フィールドに「ブラック・マジシャン・ガール」が存在する場合に発動できる。
手札・デッキから「ブラック・マジシャン」1体を特殊召喚する。

愛弟子がお師匠サマを呼び出す魔法カード。
彼女を実戦で使う場合、長らくこれ目当てで採用されることが多かった。
師匠と弟子がそろい踏みする姿はファンなら1度は拝みたいだろう。

ここから「黒・爆・裂・破・魔・導」を使うのもいい。

例によってプリズマーとの相性が良く、カード名をコピーすればすぐに発動できる。
アニメでは乃亜編で杏子が使用し、エロペンギン戦で初登場。
「時空を超えた絆」ではこれの逆なる「師弟の絆」も登場。


魔術の呪文書
装備魔法
「ブラック・マジシャン」「ブラック・マジシャン・ガール」のみ装備可能。
装備モンスターの攻撃力は700ポイントアップする。
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、自分は1000ライフポイント回復する。

師匠と弟子のみに許された専用の装備魔法。
装備カードとしては攻撃力を700ポイント上げる効果で、低めな打点を補える。
ライフの回復は、フィールドから墓地へ送れさえすれば装備する必要はない。
使うならブラフで仕掛ける等の工夫を考えると良いだろう。

だが、少々のライフを回復させてどうこうなるものでもなく、
相手の攻撃時にも使えないので必ずしも入るカードではない。
使うならもっぱらファンデッキか。

ちなみにBMGがフィギュア化される際、付属品としてこのカードもフィギュア化されることが多いというおいしいポジションを貰っている。

マジシャンズ・ナビゲート
通常罠
(1):手札から「ブラック・マジシャン」1体を特殊召喚する。
その後、デッキからレベル7以下の魔法使い族・闇属性モンスター1体を特殊召喚する。
(2):自分フィールドに「ブラック・マジシャン」が存在する場合、
墓地のこのカードを除外し、相手フィールドの
表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

師匠と弟子をセットで連れてくるカード。

手札から師匠を呼び出し、さらにデッキからレベル7以下の闇の魔法使いを出せる。
2体目の師匠でもいいが、レベル6のガールを持ってくることも可能。
2体揃えたところで「黒・爆・裂・破・魔・導」をぶっ放すことができる。

このカードの登場で、師匠と弟子の共演が非常に行いやすくなった。
ファンにとってはまさに救世主となる一枚である。

さらに、墓地から除外することで相手の魔法・罠1枚の効果を無効に出来る。
墓地に送られたターンには発動できないが、本命の師匠や弟子を守るのに役立ってくれる。


黒魔族復活の棺
通常罠
(1):相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した時、
そのモンスター1体と自分フィールドの魔法使い族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスター2体を墓地へ送る。
その後、自分のデッキ・墓地から魔法使い族・闇属性モンスター1体を選んで特殊召喚できる。

師匠と弟子の専用サポートではないが、相手モンスターの除去と自分のモンスターの特殊召喚を一度に行える珍しいカード。

「墓地へ送る」であるため破壊耐性を持つモンスターでも除去でき、奈落の落とし穴と違って攻撃力1500未満にも対処できる。
師匠のブラック・マジシャンや下級シャドールも特殊召喚できるため、魔法使い族デッキを組む際に1枚あると心強い。

テキストの都合上、自分の魔法使い族モンスターを先に除去されると発動できなくなる点に注意。

なお、原作では特殊召喚できる範囲は墓地からのみであり、召喚対象もブラック・マジシャンのみに限定されていた。



+ その他、相性がいいカード
E・HERO(エレメンタル・ヒーロー) プリズマー
星4/光属性/戦士族/攻1700/守1100
(1):1ターンに1度、エクストラデッキの融合モンスター1体を相手に見せ、
そのモンスターにカード名が記されている融合素材モンスター1体をデッキから墓地へ送って発動できる。
エンドフェイズまで、このカードは墓地へ送ったモンスターと同名カードとして扱う。

ま た お ま え か

カード名を参照するカードといえばやはりコイツ。

ブラマジデッキのみならずガールを使う場合でも何かとお世話になる1枚。
エクストラデッキの融合ガールを見せることで、デッキから弟子を墓地に落とし、弟子のカード名を得る。

見た目がモロ宝石の彼が「ブラック・マジシャン・ガール」を名乗るのは複雑な心境だが、
実際リリース無しで弟子をフィールドに呼べるのはやはり便利である。

「黒・魔・導・爆・裂・破」で相手モンスターを一掃したり、「ティマイオスの眼」で竜騎士を連れてこよう。
デッキによっては師匠に化けて「黒・魔・導」を撃つなど、柔軟性もある。
プリズマー自身は「増援」と「E-エマージェンシーコール」でサーチできるので安定しやすい。


カオス・ソーサラー
効果モンスター
星6/闇属性/魔法使い族/攻2300/守2000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性と闇属性のモンスターを
1体ずつゲームから除外した場合に特殊召喚できる。
1ターンに1度、フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体を選択してゲームから除外できる。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。

かつて一世を風靡したカオスモンスターの1体。通称は「皿」。

一見「開闢の使者」の下位互換に見えるが、こっちは闇属性・魔法使い族なので差別化が可能。
墓地に送られた師匠や弟子を使って特殊召喚が可能。攻撃と引き換えに除外による除去が撃てる。
他にも「闇の誘惑」や「黒魔族復活の棺」などに対応する。

レベル6であることもメリットであり、ガールと一緒にマジシャンギャルのエクシーズ素材となる。
コイツを使ってギャルを出すのも少なからず抵抗があるだろうが、実際相性はいいので黙って使うようにしよう。


ディメンション・マジック
速攻魔法
(1):自分フィールドに魔法使い族モンスターが存在する場合、
自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをリリースし、手札から魔法使い族モンスター1体を特殊召喚する。
その後、フィールドのモンスター1体を選んで破壊できる。

弟子のリリースを軽減する方法その1。
自分魔法使いがいる時にモンスター1体をリリースすることで、手札から別の魔法使いを特殊召喚できる。
モンスターの除去もできるため、状況を見て使えばなかなか強力。

モンスター1体の負担は馬鹿にならないので、サクリファイス・エスケープなどに繋げたい。
下級シャドールと組み合わせるなど、ディスアドバンテージを減らす工夫をするべきだろう。

余談だが、エラッタ前の「混沌の黒魔術師」はこの魔法の効果で出して除去効果を発動すると、
タイミングを逃して魔法の回収効果が使えなくなっていた。テキストが変わった今はそんな心配は無い。


マジシャンズ・サークル
通常罠
(1):自分または相手の魔法使い族モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
お互いのプレイヤーは、それぞれ自分のデッキから
攻撃力2000以下の魔法使い族モンスター1体を攻撃表示で特殊召喚する。

弟子のリリースを軽減する方法その2。
お互いの魔法使いの攻撃時、デッキから攻撃力2000以下の魔法使いを連れてくる。

弟子の攻撃力はちょうど2000なのでリクルート可能。
そのまま追撃したり、エクシーズ召喚に繋げるなどしたい。

ただ、相手も魔法使いを出せるので、デッキによっては発動を控えるべき。



+ マジシャン・ガールズ
2016年の劇場版にて新たに登場したブラマジガールの派生体。
…とは言ってもデザインは全くの別物なので、単なる魔女っ子仲間という認識でいいと思われる。
ちなみにブラマジガールの派生だと言うことを示す為か、彼女達の名前の頭文字をレベル順に並べると「BLACK」になる。命名者はデュエル構成でお馴染みの彦久保雅博氏。

登場当時はそれぞれムービーパック、Vジャンプの付録、劇場版来場特典とバラバラな方法で登場したため、チョコとレモンがその関係から入手しづらくなっていたが、現在は「20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION」に揃って再録されたため、入手しやすくなった。

共通効果として下級は攻撃対象になったとき魔法使い族を呼び出して攻撃を移し替え、攻撃モンスターの攻撃力を半分にする。

以下性能と解説、共通効果も微妙な差異があるため各個チェックされたし。

ベリー・マジシャン・ガール
星1/地属性/魔法使い族/攻 400/守 400
(1):このカードが召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「マジシャン・ガール」モンスター1体を手札に加える。
(2):1ターンに1度、このカードが相手の効果の対象になった時、
または相手モンスターの攻撃対象になった時に発動できる。
このカードの表示形式を変更し、
デッキから「ベリー・マジシャン・ガール」以外の
「マジシャン・ガール」モンスター1体を特殊召喚する。

ペド枠
おしゃぶりを咥えておりガールというよりベイビーである。
召喚時サーチはシンプルに便利、類似系と違って同名もサーチ出来る。



レモン・マジシャン・ガール
星2/光属性/魔法使い族/攻 800/守 600
(1):1ターンに1度、「レモン・マジシャン・ガール」以外の
自分フィールドの「マジシャン・ガール」モンスター1体をリリースして発動できる。
デッキから魔法使い族モンスター1体を手札に加える。
(2):1ターンに1度、このカードが攻撃対象に選択された場合に発動できる。
手札から魔法使い族モンスター1体を効果を無効にして特殊召喚する。
その後、攻撃対象をそのモンスターに移し替え、攻撃モンスターの攻撃力を半分にする。

元気っ子枠
はじけるレモンの香り!!
万能サーチは便利だがマジシャンガールは能動的に場に出せる奴がいないため一工夫必要。

アップルとともに映画に出られたお方。
そのためか、来場者特典の1つに選ばれている。


アップル・マジシャン・ガール
星3/炎属性/魔法使い族/攻1200/守 800
(1):1ターンに1度、このカードが攻撃対象に選択された場合に発動できる。
手札からレベル5以下の魔法使い族モンスター1体を特殊召喚する。
その後、攻撃対象をそのモンスターに移し替え、攻撃モンスターの攻撃力を半分にする。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊された場合、
このカード以外の自分の墓地の「マジシャン・ガール」モンスターを
3体まで対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。
そのカードを手札に加える

タイト枠
どこから破壊されても、自分で破壊しても、1体だけ2体だけでも回収可能。下記のチョコ等を活用し墓地にガールズを貯めておきたい。
なお、最初の効果は2番目の効果と微妙に噛み合っておらず、あくまで牽制程度。



チョコ・マジシャン・ガール
星4/水属性/魔法使い族/攻1600/守1000
(1):1ターンに1度、手札から魔法使い族モンスター1体を捨てて発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
(2):1ターンに1度、このカードが攻撃対象に選択された場合、
「チョコ・マジシャン・ガール」以外の自分の墓地の
魔法使い族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
その後、攻撃対象をそのモンスターに移し替え、攻撃モンスターの攻撃力を半分にする。

下乳枠
手札交換は単純に強力、ランク4にも繋げられるためEm等との混合も期待できる。
2つ目の効果はアップル・マジシャン・ガールの墓地版だが、蘇生できる範囲が同名以外と幅広い。
最初の手札交換効果ときれいに噛み合っているのも大きなポイントだろう。
なお、マジシャン・ガールズの中で唯一果物の名前がつかない。頭文字「C」でイメージカラーの合う果物が無かったためであろうか? 「cherry」だとアップルと色が被るし。



キウイ・マジシャン・ガール
星5/風属性/魔法使い族/攻1800/守1200
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
自分フィールドの「マジシャン・ガール」モンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで、
お互いのフィールド・墓地の「マジシャン・ガール」モンスターの種類×300アップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの魔法使い族モンスターは効果で破壊されず、
相手の効果の対象にならない。

BBA姐さん枠
打点上昇は有難いがガールズの素の打点の低さゆえ決定打とはならないか。
全体耐性付与は効果こそ強いが、やはり心許ない打点と上級故の場に出す手段の確保がネック。




原作・アニメでの活躍

初登場は「バトルシティ編」の対パンドラ戦。
ブラック・マジシャンを失ったATMの切り札として鮮烈デビュー。
その効果により見事王様を勝利に導いた。
だが、ブラック・マジシャン使いのパンドラはこのカードの存在を知らなかった。
『ブ…ブラック・マジシャン・ガ、ガ、ガールゥゥゥ! し…知らね~!!』
(……とは、当時の読者の気持ちをまさに代弁したセリフだっただろう。)
実はブラック・マジシャンを使い始めたのはグールズに入ったばかりで、元々はそんなに詳しくなかったのだろうか……?

原作において攻撃力アップの効果を使用したのは初登場の場面くらい。
以降はブラック・マジシャンよりも召喚しやすく、なおかつマジカルシルクハットなどの魔術師(魔法使い族)のサポートカードを共有できる、
ブラック・マジシャンの低コスト版&連係要員としての活躍が主になっていた。

事実次の登場となった対人形戦では、
マジカルシルクハット」「魔法の筒」「六芒星の呪縛」といったサポートカードをフルに使ってオシリスに挑んでいる。
ただ、このときはその全てを無効化され、無残にも雷撃によって全身をズタズタにされ焼き殺されるという、後のシリーズを代表するアイドルモンスターとは思えない悲惨な目にあっている。

ちなみにBIG5のエロペンギンこと大滝曰く、
「BMGがブラック・マジシャンと共に戦うのはデュエルモンスターズの常識」らしい。
エロペンギンの方はアニメオリジナルの展開だが、いまいち整合性が取れていない感がある。

ともあれ、その人気は伊達ではない。
登場から間も無くして3期OP(WILD DRIVE)に師匠そっちのけで出たり、アニメオリジナルストーリーでも度々活躍。
乃亜編では成り行きでデュエルする事になった杏子がデッキマスターとして使用している。
この時披露したデッキマスター能力「ソウル・サークル」がぶっ壊れており、その効果は何と「対戦中1度だけ、自分の墓地のモンスターの数だけドローする」という天よりの宝札もびっくりのスーパードロー加速。
さらにこのデュエルでは他のデッキマスターと異なり、杏子にアドバイスしたり、手がかじかんでドローできないところに手を添えてサポートするなどかなりアクティブに動いていた。

ドーマ編」ではカードの精霊として登場し、ダーツ戦において師匠を差し置いて魂のカード扱いを受け、ヒロインのような扱いであった。

その後の古代編でも、元となったマナとして登場した際、幼なじみ属性が追加されたり、続編である遊戯王GXにて
「世界でただ一枚、伝説のデュエリストキング、武藤遊戯のデッキにのみ入っている」
と言う事が判明。

もはや海馬で言う青眼の白龍の様な破格の扱いに達していた。石版(マハード)ェ……
まぁ、単純に遊戯しか実践レベルで使えないから誰も使ってないという意味だろうけど。


他にもGXで彼女の精霊が登場。
その時はマジシャンズ・ヴァルキュリア×2にブラマジガールという非常に華やか(凶悪なロック)なデュエルを十代とした。

因みに購買部のトメさんがコスプレしたり、翔が精霊の登場に興奮を覚えたりした。あちらでも大人気な様である。
性格は前作ドーマ編に出てきたブラマジガールよりは、記憶編のマナに近いおちゃめな性格だった。


劇場版『光のピラミッド』でも登場。
が、明らかにスタッフが出したかっただけだろと言われる。スタッフよくやった!
ペガサスが使う「トゥーン・ブラマジガール」本家「ブラマジガール」「マジシャンズ・ヴァルキリア」が登場する。

更に師匠と彼女を足したような「黒の魔法神官(マジック・ハイエロファント・オブ・ブラック)」も登場。
高レベルな変態ではない。

劇場版 遊☆戯☆王~超融合!時空を越えた絆~では決闘中でありながら普通に喋りだし、師匠と共にSin パラドクス・ドラゴンを撃破する活躍を見せた。

マジシャン・ガールズってOCG的にはどうなの?

ここからは劇場版遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONSにて登場したマジシャン・ガールズはどういう影響を与えたかを追ってみよう。

(1)展開&弱体化効果

ガールズは攻撃された時に展開と弱体化を狙えるがはっきり言ってこの効果、 期待できない
この効果は表側表示の時に攻撃対象にされなければ効果が発動しないので奇襲性がなく
遊戯王OCGでは通常はターンプレイヤーの意思で攻撃するしない、バトルフェイズ突入するしないを選べる。
そのため伏せカード以上に見えてる罠に特攻して展開と弱体化の手助けをしてくれるバカはまずいないだろう
また、ガールズ内にそういうのを強要出来るカードが存在しないためそれらを組み込むと確実に事故を起こす。

更にOCGにはお手軽に出せるSNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニングが存在し奴に効果を封じられぶった切られたらライフ半分以上失うのは必至、
高橋先生はこの効果でカオスMAXを弱体化させた遊戯を鬼と称したが豊富なカードプールを誇るOCG界ではそう上手くはいかないのだ。

そもそもメインフェイズ時に除去られたら展開もクソも無い、キウイを立たせれば除去に多少は強くなるが相手が攻撃してこなければ(ry
よしんば展開出来ても相手ターンじゃ遅い・純ガールズじゃ大型エース居ない・打点低すぎでビートダウンに向かない
なので攻撃対象となった時の展開&弱体化効果はおまけ程度に思っていたほうが良い。

(2)カードの少なさ

単純明快に映画で増えたのは上述のモンスター5種類のみで 魔法罠無し 、混ぜ物じゃなきゃまともに機能しない。

(3)ブラック・マジシャンとのシナジーのなさ

ブラマジ関連カードはガールズを指定しておらずガールズも大半はブラマジが対象外であり無計画に混ぜたら事故ってしまう。
また属性もバラバラなため、闇属性モンスターのサポートカードの効果を弟子以外のマジシャン・ガールズは受けることができない。
今後コナミがご丁寧に「ブラック・マジシャン」または「マジシャン・ガール」モンスターなどと書かれたサポートを大量に輩出したり、
ガールズ+師匠の融合体でもない限り一部を出張はともかく共存は難しいだろう。
そもそも映画公開も終わるにつれムビパも絶版になっていくと思われる中コナミにガールズサポートを新たに刷る旨みがあるのかを思うと…

(4)元祖ガールの居場所

ブラマジにはダークイリュージョンで扱い易い新規が大量に増え分けたのでブラマジとガールズで分けよう、となったが
今度は素のブラマジガールがどちらのデッキでも活躍させにくい事故要因となり どちらのデッキにも入らなくなった
一応師匠デッキならナビゲートなどを駆使して相手ターンにバーニングマジックが狙えるが除去が充実してる師匠デッキにさほど安定せずエクシーズも出来ない事故要因の弟子入れたい?と聞かれると…うん。

確かに強化はされたが青眼と違い方向性がずれてて何か噛み合わないブラマジとガールズは今後に期待したい所である。

+ 師匠は言っている。「彼女はこのままでは終わらない……」と
「THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」からおよそ三年、
「20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION」でガールに関わる2枚のカードが新たに追加された。

《守護神官マナ》
効果モンスター
星6/光属性/魔法使い族/攻2000/守1700
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在し、
自分フィールドの魔法使い族モンスター1体のみを対象とする
相手の魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドのレベル7以上の魔法使い族モンスターは効果では破壊されない。
(3):このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「ブラック・マジシャン・ガール」1体を選んで特殊召喚する。

師匠に引き続き、精霊じゃない方のマナがカード化。
カズキング描き下ろしのイラストには《アンクリボー》もセットで描かれている。

手札・墓地からの展開効果と最上級魔法使い族への破壊耐性付与により、
実質お師匠を対象とする破壊効果の防御札として機能する。

更に、自身が破壊されると除外されていない限りどこからでもガールが駆けつけてくる。
しかも、ターン1制限なしで。
これによって《永遠の魂》が除去されても、師匠を守りつつガールを呼び出せるという芸当が可能に。

欠点はマハード師匠同様に、光属性なので属性サポートが共有しにくいなところ。

《師弟の絆》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「ブラック・マジシャン」が存在する場合に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「ブラック・マジシャン・ガール」1体を選んで特殊召喚する。
その後、デッキから「黒・魔・導」「黒・魔・導・爆・裂・破」
「黒・爆・裂・破・魔・導」「黒・魔・導・連・弾」のいずれか1枚を選んで
自分の魔法&罠ゾーンにセットできる。

劇場版で登場した賢者の石の逆バージョンのカード……なのだが、凄まじい魔改造が施されている。
まず、上記のマナ同様にどこからでもガールを呼び出せるようになった。
元々、師匠の方が展開手段が豊富なので非常にありがたい強化。

更に、追加でデッキから師弟の必殺技カードをセットする事もできる。
伏せを除去して安全に攻撃を通せる《黒・魔・導》、モンスターを除去して切り返しを狙える《黒・魔・導・爆・裂・破》、最低でも攻撃力2000UPは保証される《黒・魔・導・連・弾》、
速攻魔法なので伏せたターンには使えないがフリーチェーンの全破壊として相手ターンに備えられる《黒・爆・裂・破・魔・導》。

それぞれ一長一短なのでどのカードを何枚採用するかはプレイヤーのセンス次第。

このカードによって、ガール1枚+必殺技数枚の採用でもデッキバランスを大きく崩さずに師弟デッキが組めるようになった。
難点としては、カードの効果的にオーバーキル気味になりやすい所と(以前よりは遥かにマシだが)コンボカード故の手札事故が起こり得る事。

ゲームにおいて

PSPソフト「タッグフォース」シリーズでは、GX時代の1~3ではデュエリストとして登場。普通に喋ってタッグ組んで朝起こしに来てくれる。

GBAソフト「インターナショナル2」では、本人は登場しないが「ブラマジガールのおフネ」という名有りのモブが存在。実際にデッキに入れて使用してくる。

DSソフト「ワールドチャンピオンシップ」シリーズでは、チュートリアル相手として初心者に手取り足取りデュエルを教えてくれる。
「ワールドチャンピオンシップ2008」では、2/14にダウンロードカードとして配信されたりもした。

オンラインゲーム「Yu-Gi-Oh! Duel Arena」ではチュートリアルの他、ナビゲートなどもしてくれる。
なおその絵はデフォルメされていて、結構かわいい
PS2ソフト『継承されし記憶』ではデュエル勝利後に回せるスロットで師匠を揃える事でのみ入手可能。
師匠を使う相手が白薔薇ルートのユギ(闇遊戯そっくりさん)しかいない為、必然的に彼女も入手が遅くなる。因みにパッケージ裏にはソロで写っている上にデッキ編成画面から閲覧できる彼女のグラを見ると乳がたぷんたぷん揺れてる。必見である。

GBAソフト「遊戯王 ダンジョン・ダイス・モンスターズ」ではショップで購入出来ない唯一のダイス。
しかも攻撃シーンではさりげなくカットイン付き。
入手するには彼女をダイスプールに入れているキャラクターからドロップしなければならないが、入れているのはラスボス闇遊戯のみ。本家カードどころかこちらでも彼専用のモンスターであった。
ドロップ率は低いが、手に入れるとオープニングが微妙に変わる。

「彼女はレアだぜ。難易度は高いぞ」

ちなみに、このゲームの初回版にはBMGのブロマイドが3枚付属した。結構上等な造り。

更に言うと、それぞれにOCGで言うスーパーレア、シークレットレア、アルティメットレアの3種類の光り方があり、全9種類のブロマイドが存在する事になる。
スーパーレアバージョンは通常版、残り2種は初回版にどちらかのバージョンがランダムに含まれている。

DUEL TERMINAL-エクシーズ始動-にてまさかの再録となった。何気にDT初のReplicaである。

最強カードバトルデュエルリンクスでは本来の使い手である遊戯ではなく杏子のエースカード扱いされている。
一応アニメ本編でも「BMGの舞台を見て憧れた」と語っておりデュエルでも上述のように使用しており矛盾はないのだが……………王様涙目。
一応王様が使っても専用演出はあるのでご安心を。ブラマジガールのファンである丸藤翔も専用セリフが出てくるが、反面DM版の表遊戯は専用ボイスが存在していない(DSOD版の方はある)。

立体化

2011年にコトブキヤから1/7スケールフィギュアが発売したのを皮切りに様々な会社からフィギュアが発売されるようになった。
現在ではプライスフィギュアやデフォルメフィギュアなどを合わせると7体存在する。
2022年にはフレームアームズ・ガールとのコラボで「クロスフレームズ・ガール」またもコトブキヤからプラモデルも発売された。
フィギュアごとにポージングだけでなくパンツとレオタードの違い、カラーリングの違い(アニメ版カラーと劇場版カラー)などがあるので
購入する際の指標にするといいだろう。
クロスフレームズ・ガール版は自分で様々なポージングができる他、フレームアームズ・ガールのパーツと組み替えられるのでいろいろな格好をさせられるのも自由度が高い。
欠点は踵がパーツの関係上稼働しないくらいでそれ以外はぐりぐり動く。色分けもされているので杖さえ塗装すればそれだけで完成度の高いフィギュアが出来上がる。なんなら金色の部分だけでも塗装すれば大きく印象が変わる。帽子と前髪もパーツ付け替えで左右の向きを変えられるほか、帽子なしも対応可能。表情も4パターンありと至れり尽くせり。
オプションの魔術の呪文書は…超複雑なので上級者向け。外側のブラウンと羽のホワイトを塗装するだけでもだいぶ変わるので挑戦するならそこだけでも。

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最終更新:2024年12月17日 12:26