さあて、寝て体力も回復したところでどんだけスポーツ101のレビュー、行きますか!
おしおきはモノクマ先生にお願いしておく。
どんだけスポーツ101はスターフィッシュ・エスディが発売したスポーツゲーム集。
世界中のメジャーからマイナーまで101種目ものスポーツが
コレ一本に収録されているというお買い得感で民衆を欺こうとした作品。
元は海外作品で「101-in-1 Sports Party Megamix」というタイトルだった。
恐ろしい事に海の向こうではwii版まで存在している。おおこわいこわい。
逆に日本未発売のwii版がすげぇ面白かったりしたらそれはそれで悲しいが。
どんだけスポーツ101買って来た!
どんだけスポーツ101全種目制覇への道 その1
どんだけスポーツ101全種目制覇への道 その2
どんだけスポーツ101全種目制覇への道 その3 どんだけスポーツ101全種目制覇への道 その4 どんだけスポーツ101全種目制覇への道 その5 どんだけスポーツ101全種目制覇への道 その6どんだけスポーツ101全種目制覇への道 最終回 収録している101種目に関しては1本1本個別に全部レビューしたのでこちらを。
こっちでは全体的な部分のレビューをするぜ。
まず最初に一言。
どんだけクソゲーだよッ!やっとこのセリフが言えたぜ。
これを言うためにこのゲームを遊んできたようなもんだ!
こういう○○in1系のゲームって結構惹かれるし
世界中の珍しいスポーツが一気に遊べるっていうコンセプトも良さゲで、
個人的にはそこそこ面白そうだなって思ってたゲームだったのに……!
ゲームとしては本当に101種目のスポーツを延々と遊ぶだけの内容だ。
起動すると101種目のスポーツが横一列に並んでるだけという、
衝撃的過ぎるインターフェースがプレイヤーをウェルカムする。
101種目のスポーツゲーム収録と確かにボリュームはあるが、
どれもこれも携帯アプリの出来損ないのようなレベルの低いものばかり。
「左右移動して障害物を避けて得点アイテムの星を集めろ」系のゲームがあまりに多い上に
簡単すぎて話にならないゲーム、内容がまったく同じゲーム、
元の競技がまったく生かされていないゲームも数知れず。
ていうかほとんどの競技がゲーム的にアレンジ&簡略化されている……。
いや、簡略化
「され過ぎていて」原型を留めていないものがほとんど。
グラフィックや演出もショボいし元の競技と全然違っていたり、
かと思うと妙に濃いキャラクターがいたりでいい加減。
世界各国のスポーツを101種類も収録しているのに内容は似たり寄ったりで超無個性。
個別オプションや難易度設定などは一切存在しない。
そもそもオプシヨンという項目そのものがどこにも無い。
この手のゲームにありがちなミニゲームごとのやりこみも皆無。
基準得点を満たせばクリアで、それだけ。
BGMもやる気のない眠くなってくるような適当なメロディがランダムで流れる。
ワイヤレス対戦が可能なので対戦すれば盛り上がるのでは?という意見があったが、
「内容が極端に薄くてやること、できることが少ない&デキそのものが悪い」
というタイプのつまらなさなので、恐らく対戦でやっても盛り上がらないと思う。
変なキャラを見て一笑いする程度か。
ダウンロードプレイには対応していないのでゲームが2本必要。
俺どんだけスポーツ101なんてクソゲー買うような人と
ゲームで対戦したくないんですけど!
ダウンロードプレイに対応していたとしてもやる気にはなれないなあ。
このゲームを他人のDSにダウンロードなんかしたら、
「俺のDSを汚染するな!」って殴られそうだもの。
ヘルプで種目説明と操作説明が確認できるんだが、
どれもこれもやる気の無い説明ばかりで、
読んでも元の種目がどういうものかよく分からないものが大半。
操作方法もよく分からなかったり間違っていたりするものがいくつかある。
最初に遊べるゲームは10種目で、
ゲームを遊ぶと手に入るポイントで残りの91種目をアンロックしていくスタイル。
アンロックに必要なポイントは2万~6万ポイント。
普通にやっていればポイントがだだ余りするからまあ心配はいらない。
俺がクリアした時は230万ポイントほど余った。余りすぎだよ!
ゲームのアンロック以外に使い道は無いので、クリアした後はただの数字だ……。
ゲーム1本1本を見ていけば「まあ、つまらないね」くらいで
そこまで特筆するような酷い内容のゲームは少ないんだが、
「101種目」という数の暴力があまりにも凶悪。
「タッチペンのダメな使い方or安直な使い方のお手本」
みたいなゲームのオンパレードを延々とこなしていく作業が101回続く。
プレイヤーの消耗は著しく、闇雲にタッチパネルを擦るゲームが多いので、
DSのタッチパネルにもダメージがありそうだ。
ほとんどが悪い意味で難易度が低すぎて簡単にクリアできるゲームで達成感は薄い。
たまに変に難しいゲームがあったりもするが、
これも操作性の悪さとかで難しいだけなので面白くは無かったりでとにかく辛いわ。
どんぞこスポーツ101。
無間地獄のような101本勝負を終えて全種目をクリアするとエンディングムービーが流れ
そのままタイトル画面に戻るだけ。クリア特典は何もナシ。
いや、何かあっても困るんですけどねッ!
この上隠しゲームとかあったら俺の体が持たなかったよ!
それでもマシなゲームはスケートボード、ビリヤード、クレイ射撃くらいかなぁ……。
これもどんだけスポーツ101という戦争中の話じゃなかったら
一笑に伏す程度の内容なんだけどさ。
あと、グラフィックが一応101種目全部違うところだけは評価してもいいか。
ほとんど使い回しみたいなのも多いが……。
先日クリアしたアームズハートが黄金の絆タイプのクソゲーならば、
こちらはwiiウェアの人生ゲームタイプのクソゲーか?
黄金の絆の亡霊の次は人生ゲームの亡霊と戦ってるのか俺は。
人生ゲームとの決定的な違いはボリュームだな。
1本1本は本ッッッッ当に、
クソゲーとわざわざ言うまでも無いどうでもいいゲームばかりなんだけど、
101本集まることでとんでもないクソゲーとなってプレイヤーに襲い掛かる。
「101本もあるんだから、1本1本の完成度は多目に見るべきだよな」そう思っていた時期が俺にもありました。
このレベルになると数が多ければ多いほど評価はマイナスになっていくよ!
内容の薄さで勝負するクソゲーは色々とあったが、
こういう数の暴力で攻めるタイプのクソゲーは今までに無かったと思うわ。
あの伝説のアクション52くらいか?
あっちよりも数が多いしネタになるゲームもないぞ!
一つ一つの力が小さくても、団結すれば大きな力となる。
その概念はクソゲーにも存在するんだと世界に証明した一作。
クソゲーにも団結の力は!結束の力は!友情パワー(声ズレしつつ)は!
確かに存在するんだと!証明した作品だ!
「ク……クソゲーにだって友情はあるんだーっ!!」
「どんだけマン……!」wiiウェアの人生ゲームや
wiiのプロゴルファー猿なんて比べ物にならないくらい遊ぶのが辛い内容だった。
今年はアームズハート、ハローキティといっしょ!、
どんだけスポーツ101と遊んできたが
プロゴルファー猿は今思えば面白いゲームだったよ……。
スターフィッシュ・エスディは何故このようなゲームを
わざわざローカライズするという日本国に対する攻撃行動を行ったのか。
DS黎明期に出ていたとしても酷評は避けられないようなこのゲームを
何故ニンテンドー3DSの発売を控えたこの時期にローカライズしたのか。
クリアした後に残ったのは大きな謎とひどい徒労感だけ……。
今はただ、別れの言葉を彼に送ろう。
さらば!どんだけスポーツ101!
そしてスターフィッシュ・エスディは
二度とこんなゲームをローカライズしないでください!
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