OPUS-地球計画|Nintendo Switchソフト|任天堂OPUSのレビュー行くぜ!
メーカー:フライハイワークス
機種:Switchダウンロード専用ソフト
ジャンル:アドベンチャーゲーム
発売日:2017年11月30日
価格:税込500円
スマホやPCで好評を博したアドベンチャーゲームの移植だ。
ローカライズ作品で元々日本語はあったんだが、
Switch版に合わせてフライハイワークスがテキストをリライトしているとのこと。
主人公は小さなロボットの「OP1414-エム」。
幻の星「地球」を探すために旅する宇宙船OPUS号の乗組員で、
プレイヤーはエムとなって望遠鏡を覗いて地球を探していくアドベンチャーゲームだ。
1時間ちょっと終わる内容だが、「ちょっと泣ける短編SF」としてソツの無い完成度で良かったぜ。
舞台は今から数十万年後の未来で、人類を救うために地球を探す必要があるが、
場所はおろか実在するかどうかも怪しいとも言われている。
それでもエムと、エムを作ったハカセは存在を信じて望遠鏡での観測を続けるのだ。
こちらが望遠鏡の画面。
最初に座標や大まかな位置などのデータが出るので、
それを元にカーソルを動かして地球っぽい雰囲気を出してる星をチェックしていく。
ちょっと見つけ辛い時もあるが、しばらく見つからない状態が続くと、
-ボタンを押してガイド表示させることが出来るようになるので難易度は低い。
ヒントを元に星を見つけても地球とは似ても似つかない星ばかり。
果たして地球は見つかるのか……?
ターゲットになっている星を見つける度にストーリーが進んでいく作りになっているぜ。
見つけた星には名前を付けてもいいし、付けなくてもいい。
ヘラクレスの栄光4とかスーパーマリオRPGみたいに、
入力した言葉が後々イベントで出てくるとかそういうのは無いので自由に付けていいぞ。
数人の乗組員がいたはずのOPUS船内は様子がおかしい。
ストーリー進行と共に少しずつ宇宙船の部屋がアンロックされていき、
そこにある物を調べることで断片的に物語の背景や、
一体OPUS号に何が起こったのかが少しずつ分かる作りになっている。
メインストーリーに関係ない星や銀河を探すサブイベント的な物もあるんだが、
見つけても特に特別なメッセージやイベントが起こるわけでもなく、ここはちょっと不満だった。
クリアまで1時間ちょっとで、サブイベントを全部こなしても2時間掛からないくらいだったかな。
ゲーム性は低いし淡々と進む内容ではあるんだが、雰囲気が良いし終盤は音楽の盛り上がりも含めてジンと来る。
あまりに途方もない時間と距離の果てで、曖昧だけど信じられるものと希望をくれるもの。
凄く凝った話というわけでもないし、子供っぽいエムのキャラ付けもベタだなと思いつつ、
やっぱいいんだよなあこういうのは。
大作ゲームの合間に、小説を読む感覚でプレイしてもらいたいぜ。
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