絶対SIMPLE主義 PS4「Neon Drive」レビュー！80年代のカッコ良さを追求したセンスが最高！ゲームとしては……。

PS4「Neon Drive」レビュー！80年代のカッコ良さを追求したセンスが最高！ゲームとしては……。

Neon Drive（PS4） | 公式PlayStation®Store 日本

Neon Driveのレビュー行くぜ！

メーカー：Fraoula d.o.o.
機種：PS4専用ダウンロードソフト
ジャンル：アクション
発売日：2017年8月28日
価格：税込999円

スマホやPCで配信されているタイトルの移植で、
80年代を思わせるレトロフューチャーなノリを追求したレース風アクションゲームだ。
全8ステージを駆け抜ける内容。
8ネオンサインのようにギラギラと輝くグラフィックのセンスと、
ノリの良いBGMが本当に素晴らしいゲーム。

ただ、ゲームとしてはちょっとアレだったな！
こちらは悪い意味で80年代の古いゲームみたいな作り。

ゲーム自体は非常に単純。シーンによって変化はするが、
基本的には４つあるレーンを左右移動のみで行き来して障害物をひたすら避け続ける内容だ。
アイテムなどは一切無い。

このゲームの素晴らしいところは何と言ってもグラフィック。
どの場面でもスクショを撮影するだけでそのまま壁紙に出来るくらいイイ……！
移動した時のテールランプの軌跡がまたたまんねぇぜ！
自車のナンバープレートは4文字で自由にカスタマイズできるので、
「SEGA」とか「RIHO」とか入れて楽しもう。

ただ、ゲームとしてはイマイチ。
障害物の動きがBGMのリズムと微妙にリンクしているので、
連続で避け続けると気持ちいいという特徴はあるものの、
BGMとの一体感があんまり無くて気持ち良さが感じられないシーンの方が多い。

序盤はこれはこれでと楽しめるんだが、
中盤からはグラフィックに凝り過ぎて障害物が見辛い上に初見殺しの連発になるのでイライラ。
チェックポイントがあって1ステージが短いから何度もやればクリアは出来るんだけども。

急に車が変形したり、2Dアクションや縦シューティングみたいな場面になったりと、
同じステージでも場面に変化をつけてあって面白いが基本のゲーム性や操作は変わらない。
レーンを移動して自動で発射される弾で道を塞ぐ敵を倒さないといけないシューティングパートなどは、
もはやリズムも何も無くてまったく楽しくない。ここも中途半端だ。

どうでもいいがこの縦シューシーン。
スーパーマリオブラザーズ3やロックマンのSEがサンプリングされて使われてる。
まさかPS4でマリオのコイン音が聞けるとは……。

ノリノリでサイケなBGMを聞きながらギラギラとしたレーザー光線が輝く中を突き進んでいくと、
自車もステージも目まぐるしく変化していく。
光で出来たタイムマシンで過ぎ去った未来を垣間見ているかのような、
モロに出てくるブレードランナー感やアウトラン感も心地良い雰囲気は最高。
しかしゲームとしては悪い意味で大昔の作品みたいな単調さで、
BGMとリンクした独自の手触りも上手く行っていない。
一度クリアすると出現する障害物の無いフリーモードが癒しだったぜ。

ゲームというよりPVソフトとして買うならアリかも？

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