IMPLOSION|Nintendo Switchソフト|任天堂インプロージョンのレビュー行くぜ!
メーカー:フライハイワークス
機種:Nintendo Switch専用ダウンロードソフト
ジャンル:アクションゲーム
発売日:2017年7月6日
価格:税込1200円
Switchのダウンロード専用ソフトでもすっかりお馴染みとなった、
フライハイワークスが送るSFハクスラアクションだ。
元々はスマホ向けに配信されてた作品で開発はRayark。
「DEEMO」や「VOEZ」のメーカーね。
コントローラーで遊ぶアクションゲームとしてまったく違和感が無く、
いかにもスマホで配信されていたゲームの移植という感じはまったくしない。
調べてみるとそもそもスマホではなく、
XBOX360などのコンシューマ機で発売する予定のゲームだったとか。
数年越しについにゲーム機で登場することになったんだな。
っていうか、これをスマホのタッチ操作で遊ぶの相当しんどいのでは……。
ハクスラ要素は物足りないとこもあったが、
1200円のSFアクションとしてなかなか遊べる1本だったぞ!
刀と銃を武器として携えたバトルスーツ「アヴァロン」を操作し、
壊滅した地球を舞台に謎の宇宙生命体「XADA」と戦う内容だ。
主人公は成層圏で待機してる宇宙船からバトルスーツを遠隔操作して地上で戦ってるとか、
SFノリが実にいいぜ。
ステージクリア式のアクションゲームで、マップ画面からステージを選択して出撃する。
全ステージに「〇〇秒以内にクリア」「〇〇を全部破壊してクリア」「ダメージを受けずにクリア」
などのやり込み要素が用意されていて、クリアすると手に入るバッジを集めると
装備アイテムやもう1人のキャラなどが使えるようになる。
上から見下ろした視点で進む3Dアクションゲーム。
攻撃はYボタンでの刀による連続コンボがメインで、
コンボの途中でXボタンを押すことでスキは大きいが強力なj派生コンボが発動。
Rボタンとボタンの組み合わせて、装備アイテムによって変化する強力なスキルも使えるし、
Bボタンで緊急回避も可能。
ド派手かつアクロバティックなコンボ攻撃で次々に湧いてくるクリーチャーを切り刻み、
危なくなったら緊急回避で避けたり回り込んだりして、ゲージ使ってのスキルを叩きこむッ!
そんなノリで進んでいく爽快なアクションゲームだ。1ステージが短いこともあってサクサク進む。
体力ゲージとシールドゲージの2種類があって、
ダメージを受けるとまずシールドゲージが減り、それが無くなって初めて体力が減る仕様。
シールドゲージは一定時間経過で回復していくので、
攻撃を連続で受けたら一度距離を取るなど慎重に戦えば体力を減らさずに戦える。
右スティックでサブウェポンであるライフルを使用可能で、
一部のステージに落ちているショットガンやグレネードを拾えば一時的にそれも使える。
火薬樽を撃って敵ごと爆発させる世界共通のお約束ギミックもあるぞ!
ライフルは無制限に使えるが弱く、それ以外の武器は強いが弾が切れるまでの使い捨て。
ここぞという時に使いたい。
主人公は戦って経験値を貯めることでレベルアップして強くなるし、
戦闘やショップで手に入る装備アイテムを7つあるスロットにセットすることで
使用できるスキルやステータスも変化する。
装備は単純に攻撃力や耐久力を上げる物もあれば、
スキルゲージの上昇効率や回復アイテムの効果、銃の攻撃力を上げるもの、
敵がアイテムを落としやすくなるもの、一部ステージに存在する隠し部屋の扉を開くものなど色々あるし、
スキルも突進攻撃や連続斬撃、敵の動きを遅くするなど様々。
前述のバッジ集めも含めて、ステージに合わせた構成を考えるのが大切だ。
しかし「軸索ミオシンランプ」「クアッド・プロセス・ファイバー」「サイクロテックス」、
「シナプスリンク」「交感神経レスポンサー」とか、
装備の名前が独特なのもあってちょっと分かり辛い画面だぜ……!
ちなみに同じ装備アイテムでもレア度の高いものは性能が高かったりする。
こちらはバッジを集めていくと使えるようになる第二の機体「クリムゾン」。
ナギナタ状の武器を使いこなす強くてカッコいい機体だ。
装備アイテムは個別だし使うと一部のセリフが変化するが、
ステージの進行度やバッジ集めのやり込み要素は共通なのでお好きな方で。
クリムゾンの方が強いから俺はずっとこっち使ってたが。
本編は難易度が三段階あり、第三の機体が登場するアナザーストーリーモードや、
次々の登場する敵をひたすら倒し続けるモードも存在するため、ボリュームはかなりのものだぜ。
雪原や基地などを舞台に多彩なクリーチャー共をザクザク倒しながら進み、
章の最後に待ち受ける巨大ボスを倒す!
ステージには敵を巻きこめるトラップがあったり変化つけてあるし、ボス戦のパターンもしっかりしてる。
ほど良く無双できて、ほど良く苦戦するゲームバランスになっている。
ただ、装備アイテムの種類がそこまで多くないし、装備を鍛えたり合成したりする要素も無い。
スキル以外の通常攻撃は固定なこともあり、キャラを成長させていく楽しさは薄い。
手に入れたアイテムのまとめ売りが出来なかったりと不便な部分もあるね。
ストーリーはイイ感じのイベントデモが頻繁に挟まるし、
ステージ中のボイスも含めて石川界人を始めとする声優によってきっちりと日本語化されている。
真面目な顔でどこまで本気か分からない冗談を飛ばす主人公のジェイクの会話や、
正体不明の宇宙生物の謎が徐々に明らかになっていく流れなど雰囲気はかなり良い。
しかし専門用語の連発で細かい説明をせずにどんどん話のスケールがデカくなっていくから、
途中からよく分からなくなってしまった……。
今回のSwitch版でスマホ版から翻訳に手を入れているらしいがそれでもかなり分かり辛かったぜ。
俺は難易度ノーマルとハードでクリア。
遊んでいて楽しかったし1200円ならお買い得感あるゲームだが、
良くも悪くも3Dアクションとしてオーソドックスな作り。
成長要素やアイテム集め要素などもかなり単純だし、
バッジ集めも縛りプレイばかりだし、2周目からはかなり作業的に感じてしまった。
十分面白かったけど、もう一押し、何か欲しいゲームだったかな。
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個人的には本編よりもアナザーモードの方が面白かったです