神巫女 -カミコ- | フライハイワークス神巫女 -カミコ-のレビュー行くぜ!
この構図は狙ってやったのか偶然なのか……。
メーカー:フライハイワークス
機種:Nintendo Switchダウンロード専用ソフト
ジャンル:アクション
発売日:2017年4月13日
価格:500円(税込)
3DSを中心にダウンロード専用ソフト界隈で安心感を見せつけたフライハイワークスが
Nintendo Switchで送る完全新作のダウンロード専用ソフトだ!
開発はフェアルーンやドランシアサーガのスキップモアが担当している
3人の巫女から1人を選択してプレイする全4ステージの2Dアクションゲーム。
気になるところもあったが、グラフィックやBGM、敵をザクザクと倒しまくる爽快感はなかなかで
500円ならかなりオススメ出来る1本だったぜ。
このキャラクター選択画面の雰囲気だけでテンション上がるね!
剣(クサナギノツルギ)を使うヤマト、弓矢(ヤサカニノマガタマ)を使うウヅメ、カガミと短剣を使うヒノメの3人だ。
天魔によって封印されてしまった幽現の門を開放し、人間を滅びから救うために戦う内容。
オープニングとエンディングに会話デモはあるが、
3人の巫女にはセリフが無いのでそこら辺はプレイヤーが想像で補完する。
ゲームは見下ろし視点で進行。
ステージ内に存在する4つの鳥居の封印をすべて解放すれば
ボス部屋への扉が開いて先へ進めるようになるステージクリア型のアクションだ。
武器を使った通常攻撃の他に強力な溜め攻撃も存在。
溜め攻撃は画面内のザコを一掃できるくらい強いが、SPが50以上必要。
SPは敵を倒すことで溜まるが、道を塞ぐ扉や宝箱、
鳥居の封印などを解放するのにも大量に必要になるため無駄遣いは禁物。
SPの残量を考えながら走り回ることが大事なのだ。
ザコ敵が無限湧きで、連続して敵を倒すと入手SPが上昇していくシステムなので、
慣れてくるとコンボを繋ぎながら溜め攻撃でSPをガンガン集めて、
更に大量の敵を倒しつつ先へ進むスピード感溢れるプレイが可能だぜ。
敵を倒した時のSEやエフェクトも小気味良くて爽快。
同じ開発元で見た目が似ているフェアルーンはどちらかというと謎解きゲーだったが、
こちらは純粋なアクションゲームで、スイッチを使った仕掛けなどはあるが味付け程度ね。
ドットテイストのステージグラフィックや、いい感じの攻撃パターンと動きで襲い掛かるボスが実に良い。
魔女と勇者IIのBGMも手掛けたPANSOUNDの「みそか」氏による楽曲も最高!
ステージ1の頭からテンションが高まる!
BGMと最初のキャラ選択画面だけで500円の元は取れたかもしれん。
サントラも発売開始したぞ。
サクサク進めるゲームなだけに、
ちょいちょい挟まるアイテム運びがテンポをかなり削いでいるのは残念。
アイテムを持ち上げて敵の間をすり抜けて特定の場所まで持っていく必要があって、
持ち上げている間は攻撃出来ないし、
敵にぶつかったらアイテムが最初に置いてあった場所からやり直し。
無限湧きするザコは1匹だけ残しておけば復活しない、
ということを頭に入れておけばそこまで難しくはないんだが、
単純にやってて面白くないし、
敵を倒しまくってガシガシ進むゲームにこれを入れるのは余計だ。
ザコ敵が虚空から突然出現するので、
何もいない場所でダッシュすると不意打ちでダメージを受けるのは、
慣れてくると先読みで回避できるようになるから、これはこれでと思えたんだけどね。
初見で1周クリアまで1時間ほど。
クリア後に掛かった時間が表示されてキャラ毎に記録されるし
経過タイム表示のON/OFFも可能。
じっくりプレイするゲームではなく、サクッと何度もクリアすることを前提にしたタイムアタックゲーだ。
安定して使いやすい剣のヤマト、3方向に矢を飛ばせて広範囲をカバーできるウヅメ、
ブーメランのよう動くカガミを投げ、カガミが飛んでいる間は短剣で接近攻撃可能というトリッキーなヒノメと、
しっかり武器で差別化されているので、一度クリアした後に違うキャラでプレイするのも面白い。
2周目は30分切れたから次は20分切り目指そうとか、1プレイが短いからリトライする気にもなる。
不満点もあったが500円ならグラフィックもアクションもBGMもよく出来てるぜ。
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アクションというより雰囲気ゲーかな。