新大開拓時代 ~街をつくろう~新大開拓時代のレビュー行くぜ!アークシステムワークス!
メーカー:アークシステムワークス
機種:Nintendo Switchダウンロード専用ソフト
ジャンル:街育成シミュレーション
発売日:2017年3月3日
価格:1200円(税込)
ニンテンドースイッチのロンチにアークシステムワークスがオセロと共に送り出したDL専用ソフト。
3DSで好評を博した作品のパワーアップ版となっているぜ。
ローカライズタイトルか何かに見えるが、完全なアークオリジナルタイトル。
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3DS「大開拓時代 ~街をつくろう~」レビュー!恐ろしく地味な街作りシミュ。だがハマった俺の前作レビューはこちら。
新モードや新難易度、新要素が多数追加されていてプレイも快適に。
地味な街づくりシミュレーションだが
やはり今回も延々とプレイしてしまう中毒性に溢れた良ゲーだった!
モードはSwitch版で新たに追加されたチュートリアル的なストーリーモード。
スイッチ版で追加された「めちゃむず」と「マジむず」を含めた5段階の難易度が選べるサバイバルモード。
自由な設定で好きに遊べるフリーモードの3つだ。メインはサバイバルモードかな。
ゲーム中の情報を助手のジェシカさんがアナウンスしてくれるようになったのも新要素。
3DS版はテキストだけだった。
内容は開拓者に指示を出して街を発展させていくリアルタイム街作りシミュレーションだ。
PCやスマホでよく見かけるジャンル。
木や山へ開拓者を移動させて素材を集め、それを元に新しい建物を建てる。
魚釣りや畑の開墾、動物の狩りや魚釣りで食料を集めるのも忘れるな!
1年に1回の収穫祭で食料と維持費が消費されるので、その時にお金がマイナスだとゲームオーバー。
家を作れば新しい開拓者を呼べるようになるが、
食料と維持費が掛かるので無計画な拡大は首を絞めることになるぞ。
街の中心地のレベルを上げていくと「時代」を進めることが可能になる。
大量のお金やレア素材が必要になるが、新しい建物が建てられるようになるのだ。
街の中心地のレベルを上げることで施設のレベルアップも可能になっていく。
施設は鉄鉱石を加工して鉄を作ったり、素材をより良いアイテムに加工する場所だが、
レベルアップをすることでこれまで加工できなかった上位のアイテムが加工可能になったり、
アイテムを売ることが出来るようになったりとやることが増えていく。
どんどん開拓者を働かせていくのだ!
開拓者は狩りで野生動物と戦わない限り死なないので、遠慮なく24時間労働をさせよう!
スイッチ版からの新要素として幸福度という要素も登場。
幸福度が高いと良い事が起こりやすく、低いと悪いことが起こりやすくなる。
幸福度をは街の施設の数で増加するが、
何かを加工すると出るゴミが貯まると下がっていく。
リサイクル場を作って処理する必要があるのだ。
ゴミだらけの街とか嫌だもんな。治安悪そうだし。コンビニでトイレ貸してくれなさそうだし。
素材集めや作成、狩りをしていると行動に関連した発明カードが手に入ることがある。
カードは消費して何かが貰えるカードと、持っているだけで効果のあるカードの2種類。
素材が一定数手に入るものから、畑から取れる収穫量が一年アップしたり、
開拓者の体力が一年間アップしたり、特定の素材の価格を変動させるものなどなど。
木を斬ってばかりいると高性能な斧が手に入って伐採速度がアップしたり、
獲物を狩ってばかりいると高性能な銃が入って強くなったり、
石切り場で開拓者を働かせ続けると新たな加工が出来るようになったり。
継続して同じ行動をさせ続けることが大切だぜ。
3DS版だと「○○の価格ダウン」カードを温存してからまとめて使用。
市場でタダ同然の値段で素材を大量購入。
それを加工した上位素材を作って売って荒稼ぎ!が出来たんだが、
同じ種類の価格変動カードは1年に1回しか使えないバランス調整が入った。
アークシステムワークスと市場の癒着を感じる。
開拓者に集めさせた素材を消費して上位の素材を作らせ、
さらに複数の上位素材を使って高度な建物を作る……という流れで進むんだが、
市場が建てられればある程度の素材はここで購入可能だ。
開拓者の行動をオートに設定すれば実行不可能になるまで同じ行動を繰り返してくれる。
素材の購入、加工、売却を上手くオート設定すれば
ほとんど何もせずに街が回っていくようになるぜ。
限られた人材をどう運用するか。
どこに派遣するか、どの施設で仕事をさせるか。
限られた素材を加工するかそれとも売ってお金にするか。
やりくりしながら頑張って街を広げていくのが実に楽しいゲーム。
建てられる建物や加工できるアイテムがどんどん増えていくので、
開拓者を増やしつつ仕事の手を広げるタスク管理をしてると時間を忘れる!
ハードスペックが上がっているので当然3DS版より処理が快適になっているし
マップも使いやすくなっているし、画面を拡大してキャラの動きをじっくり観察出来るのも良いね。
あと、銃で撃って肉にするだけだったヒツジは毛を刈るだけになった。
毛を狩られた後のヒツジがウロウロしてるのが可愛い。
羊毛を活用できる施設も新たに追加されているぞ。
開拓者にペットを同行させることも可能で、これまた可愛い。
クマをペットに出来ると戦闘で大活躍してくれるぜ!
ストーリーモードの方はこの新大開拓時代の進め方を助手のジェシカさんと学びながら進められるモード。
丁寧な説明を入れつつ目標も提示してくれるので初心者向きだ。
ジェシカさん、微妙に上から目線で食い意地も張っているところが面白い人。
個人的にアークシステムワークス作品の助手キャラはまともな性格の人がいないイメージがあるんだが、
多分10割くらい「ダマスカスギヤ-東京始戦-」のミライさんが原因だと思う。
サバイバルモードはエンディング無しのエンドレス。
ストーリーモードには一応エンディングがあるがその後もプレイ可能。
気が済むまで街を発展させても良いし、
やり込み要素としてお題となる実績が用意されているのでコンプを狙っても良い。
ちょっと作業系の実績多いけどね。スイッチで追加された実績も多数。
実績はこのように達成する度にイラストが表示されていく作り。
新規イラストもあるが、3DS版と同じ歴代アークシステムワークスキャラを使ったイラストもある。
ニンテンドースイッチにインリョクちゃん降臨!
相変わらず面白いゲームで、
この手のジャンルあんまり遊んだ事無い人でも入りやすい作りではあるんだが、
3DS版と同じく開拓地の時代を進めると
野生動物の襲撃イベントで街を廃墟にされることがあって結構な初見殺し。
最初は警告してくれるものの野生動物の群れはかなり強くて
予備知識が無いと準備してても追いつかなかったり。
オートセーブのゲームだからうっかり壊滅された状態でセーブされると詰む危険もある。
見張り台はしっかり強化しておこう。
っていうかストーリーモード終盤のラッシュは3DS版遊んでた俺でも絶望したぞ!
三大怪獣地球最大の決戦かよ!
メニュー画面を開いている間も含めてリアルタイムで時間が進むゲームだが、
時間の流れを早くしたり遅くしたり止めたりは一切出来ないので、
そこをちょっと忙しすぎると感じる人はいるかも。俺は丁度良かったが。
3DS版から新しい要素や難易度が増えてはいるんだが、
施設が揃わない序盤から中盤が一番厳しくて、
それ以降は金が雪だるま式に増えていくので非常に簡単という根本のバランスは変わらない。
街を大きくすると「○○が○○個もらえる」系の研究カードが山ほど手に入るんでユルいぜ。
これはこれでインフレっぷりが激しくて好きだけどね。
チマチマと人手や素材のやりくりをして街を広げていく地味なゲームなんだが、
黙々とプレイしてしまって気が付くと数時間すっ飛んでしまったり相変わらず面白い。
ハマる人はいつまでも遊び続けてしまうタイプの作品。
TVと携帯モードの2つで遊べるニンテンドースイッチにもマッチしてるね。
テレビの大画面で発展していく街を楽しんでも良いし、携帯モードにして楽な姿勢でダラダラ遊んでも良い。
チュートリアルもあるし、3DS版より更にオススメ出来る1本となったぞ。
でも野生動物だけは勘弁な!
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