サマーレッスン|バンダイナムコエンターテインメント公式サイト俺の家にサマーシーズン到来!
PSVR!サマーレッスンのレビュー行くぜ!
メーカー:バンダイナムコエンターテイメント
機種:PS4ダウンロード専用ソフト(PSVR専用)
ジャンル:VRキャラクターコミュニケーション
発売日:2016年10月13日
価格:2980円
2014年に技術デモとして発表して話題になり、製品化が決定したという経緯を持った作品。
3D空間内のキャラクターとコミュニケーションをとる内容で、タイトルから分かる通りシリーズ化が決定している。
1作目となる「サマーレッスン:宮本ひかり」は家庭教師となり、
7日間という期間限定で黒髪の女子高生の宮本ひかりちゃんに勉強を教える内容だ!
女子高生の部屋で女子高生とコミュニケーションを取れるVRゲーという、
ド直球のコンセプトで話題沸騰!恐らくPSVRで一番反響の多いタイトルであろう!
やはり未来技術×女の子の方程式は銃より強い。
ジャンルとしては昔ながらの育成ゲームに近い。
その日の朝に今日行うレッスンを1つ選択。
レッスンが始まり、女の子のアクションと共に3つの指導方針が表示されるので1つを選択。
選んだ選択肢によってステータスの上昇率が変化。良い選択肢を選べば大幅アップだ。
たまに女の子とのコミュニケーションイベントが発生したりする。
これを7回繰り返し、7日目のステータスによってエンデイングが3つに分岐する。
レッスンは繰り返し行う度にレベルアップして効果が高くなるんだが、
このレベルは周回プレイでも引き継がれるし、
「話のタネ」というステータスアップのアイテムに近いものもどんどん手に入る。
繰り返しプレイすれば楽にハッピーエンドが見れる仕様だ。
周回プレイで条件を満たせば衣装なども手に入っていく。
1周は30分ほどなこともあって周回前提でサクサク進むぜ。
そういうわけでゲームとしてはかなり単純な作りなんだが……ウリであるVRっぷりはスゴい!
もうこのスクショでは1ミリも伝わらないんだけど、
俺の部屋に女子高生が部屋ごと不法侵入してきた!という勢い。
本当に目の前にいるみたいで、横を通ったりするとつい体を動かして避けてしまうぜ。
解像度がちょっと低くて画面がボヤけた感じするんだが、遊んでると気にならない。
ひかりちゃんとはあくまでも家庭教師と教え子の関係ですよというゲームなので
露骨すぎるエロ要素なんかはあんまり無い。
が、
「プレイヤーとのリアルな距離感」という
これまでのギャルゲーになかった要素を武器にインファイトを仕掛けてくる。
話してる最中にいきなり顔を近づけて来た時のドキッとする感じはこれまでのゲームにはなかった。
プレイして何回「近い!近い!ちょっと近いぞ!」って言ったか分からんぞ!
たまに発生するコミュニケーションイベントでは
「いきなり横に来てスマホの写真を見せてくる」とか、
「1つのイヤホンを使って2人で音楽を聴く」など。
この距離ならバリアは張れないな!と言わんばかりの飛び道具を使った接近戦っぷりを連発。
普通のギャルゲーなら普通のイベントだが、このゲームだとホントに「うわっ?!」ってなるわ。
狙ってやってるんだろうが上手い……!
露骨すぎるエロ要素は無いと書いたが、
体を反らしてストレッチをするイベントはかなりスゴかったと言っておく。
なんてでかさだ!
スクショでは伝わらないが透けブラの質感も必見である。
俺の部屋に透けブラが不法侵入してきた!ってなる。
ちなみにゲーム中にパンツを覗こうとすると怒られます。
プレイヤーの位置を感知して目線を送ってくるのも臨場感に一役買っているね。
このように、俺が自室のベッドの上に立って見下ろしてもしっかり目線を送ってくる。
これゲーム内の主人公はどういう状態になってるんだろうか…。
そのまま電灯チェック。
VRだからこっちの首の動きに連動して動くカメラの自由度の高さがやっぱりイイ。
部屋をあちこち見たり、勉強してるひかりちゃんを色んな角度で見たりが面白い。
とにかく存在感が本当にスゴい。
何回プレイしてもいきなり目の前に出て来た時にちょっと体を引いてしまうくらいだ。
未来のギャルゲーの一端ここにあり。
ただ、ゲームとしては薄いし、
周回プレイ前提の作りだけど周回プレイに耐えられるほどイベントのバリエーションも無い。
1周30分のゲームなのにあっという間に同じ会話ばかりになるぜ。
場所もひかりちゃんの部屋と、レッスン方針を考えるために何故か主人公が毎日いる喫茶店だけ。
喫茶店は雰囲気あって好きではあるんだが……。
ひかりちゃんの部屋より作り込まれてる気がする。
変な選択肢と変なレッスンばかりで
主人公が家庭教師としてどういう教え方をしてるのか全然わかんなかったり、
選択肢に対するリアクションが薄かったリと、
全体的に雰囲気だけのフワッとした作り。
ほとんど動きを観察してるだけでコミュニケーションで絆が深まってる感じがあんまりしない。
同じ会話を繰り返しながら延々とステータス上げを繰り返していると、
実はループモノなのでは……という気持ちになってくる。
ひかりちゃんもいくらなんでも会ったばかりの相手に距離近すぎではと思うが、
これは「主人公は女性」「主人公はイケメン」の2つの仮説が提唱されているね。
俺は女性説を雄す!
周回プレイの途中で飽きてきたので、
こっちの動きに合わせて表示されるコントローラーのシルエットを
ひかりちゃんの体にめり込ませてスタンド攻撃みたいな写真撮って遊んだりしてた。
結構楽しい。
あと、レッスン終わった時にコントローラーを動かして押すスタンプを
いかに汚く押せるか頑張ってみたりとか。
カメラ位置を調整して下に何もはいてないように見える写真を撮ったりとか。
本当のプレイヤーの目線でカメラを動かせるVRならではの楽しみ方を色々考えました。
周回プレイしてると慌てながらよく分からない電話をしてくる本社の女性が気になってくる。
ハッキリ言って2980円の育成&コミュニケーションソフトとしてはかなり内容が薄い。
Sランクを目指してもすぐ終わってしまう。
しかし実際遊んだ時の衝撃は凄まじく、間違いなく未来のギャルゲーに続く第一歩だった。
それを体験できるだけでも遊ぶ価値のある1本だと断言できるぜ。
シリーズ化が決定してるので
次回作ではこの反響の大きさを受け止めて大パワーアップさせてもらいたい!
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このソフトも技術デモの側面が強いよね
自分も2980円分の価値があるかと思うとちょっと疑問だ