Far Cry®PRIMAL - ファークライ プライマル | Ubisoftファークライプライマルのレビュー行くぜ!
タイトル:ファークライプライマル
メーカー:UBIソフト
機種:PS4/XBOXONE/PC
ジャンル:主観視点の3Dアクションゲーム
配信日:2016年4月7日
価格:9072円
紀元前1万年の原始時代を舞台にしたオープンワールドの3Dアクションゲーム!
常々、「最新ハードのスペックを生かした原始時代のゲームがやりたい」と思っていた俺には、
この瞬間を待っていたぜ!という1本だ!
原始人となって石斧や槍、弓を駆使して猛獣や敵対する原始人と原始的で熱いバトル!
拠点となる村をどんどん発展させていく要素もあるぜ。
腹が減り過ぎて死にそうになっている仲間たちと共に、
巨大マンモスを襲撃するシーンから始まって掴みはバッチリ。
散り散りになった仲間たちを集めて部族を再興するために、
敵対する人食い原始人や炎使いの原始人と戦いながら広大な世界を探索するゲームだ。
マップにメインミッションとサブイベント。
探索できる洞窟にその他収集物の場所などが表示されているので、
好きなところから潰していく感じの作り。
敵の拠点を制圧すればそこへ一発ワープするファストトラベルが使用可能。
拠点を奪ってどんどん活動範囲を広げていくのだ。
素材を集めれば武器が作れるし、
敵を倒したり収集物を集めてポイントを貯めると新しいスキルが覚えられるようになる。
スキルは収集物が集めやすくなるものから、武器を作る時に少ない素材で済むようになるもの、
体力の回復に関係するものまで様々。
武器はもちろん弓や槍。原始時代なので銃などは無いぞ。
まあ、原始人のゲームだけど条件満たすと銃使えるゲームはSIMPLEシリーズに1本あるが……。
ちゃんとヘッドショットの概念があるので、矢や槍で的確に敵を倒していくのが楽しい。
特に槍を敵にぶん投げて仕留めた時の気持ちよさは独特の感触で大変イイ。レッドアロー!
矢や槍は火をつけて攻撃に使用できるのもいいですね。全部燃やしてやれ!
燃やし過ぎて自分が燃えるハメになるのはお約束。
ちなみに武器は使った後に回収可能。
倒して敵の死体から矢や槍を回収すれば素材の節約になる。
原始時代にもエコはある。
ゲームが進むと辺りを燃やせる火炎爆弾や、
敵の気が狂って同士討ちを始める凶暴化爆弾に凶暴化ナイフ。
そして大量のハチが周囲の動物を無差別に攻撃するハチ爆弾などが作成可能。
より近代的な原始バトルが可能に!
敵の原始人がハチの大群に襲われてバタバタ死んでいく姿はなかなかエグく、
「ゲームで見かけた嫌な死に方ランキング」を作ったら結構上位に入りますね……。
初見で「こいつが最初のボスかな?」と思ったティンサイとのイベントをクリアすれば、
凶暴な野生動物をエサで手懐けることが可能になる。
オオカミやヒグマ、アナグマなどを仲間にして一緒に戦って貰える。
どいつも主人公を凌駕するスピードで素早く攻撃を仕掛けてくれるのでとても強いし、
ヒグマとか強そうなヤツと一緒にいるとそれだけでワクワク。頼もしい相棒だぜ!
猛獣を連れて通りすがりの味方の原始人の横を通ると、
そいつがビビッたりするのが細かくて好きな点だな。
仲間の動物はいつでも撫でることができる。よーしよしよしよしよし!
最近はくまみこというアニメが人気なのでファークライプライマルも便乗して推していきたい。
後半になるとサーベルタイガーやクマ、マンモスなどの背に乗って戦うことが可能になる!
最高にテンション上がるぜ!これがスーパーマリオワールドか……。
このゲームは高いところから落下すると大ダメージ受けて最悪死ぬんだけど、
動物に乗っているとどんな高いところから落ちてもダメージを受けずに安全に着地出来るぜ。
まあ、乗っている動物は普通に死ぬのでそこがマリオのヨッシーと違う原始的なところですね。
動物は死んでもエサを与えれば即復活するのでイージーではある。
フクロウを操作することで拠点の周りにいる敵の数を確認したりも。
偵察だけで終わらせてもいいし、ハチ爆弾を投下させて先制攻撃してもいいぞ!
ボタン一つでハンタービジョンに切り替え可能。
画面の彩度が落ち、敵やアイテムの色だけがクッキリ表示されるビジョン。
手傷を負わせた動物の痕跡を確認できたり、
レアな動物の匂いを追うことが出来たりと狩りっぽさあるぜ。
ストーリーはあっさり気味だけど、原始時代らしくワイルドなキャラが多くてそこは面白かったね。
ベテラン女狩人であるジェイマとの最後の会話もお気に入りだし、
メインシナリオのエンディングもベタだけど良かった。
でもギャグキャラであるウルキのイベントはちょっとノレなかったなー。
「アホなキャラがアホなことするイベントだけどこれガチで死ぬのでは……死んだー!」
「アホなキャラが懲りずにアホなことするイベントだけど今度こそ死ぬのでは……死んでる!」
って感じで、あんま笑えないんだよ!死の匂いが強すぎる!
とにかく最新ハードで表現された
美しい大自然の中で好き放題に暴れまわるのが非常に楽しい1本だね。
同じUBIのコールオブファレス風に言うなら「どこを見ても原始時代の雰囲気満点!」ってとこだ。
なんか自分の横をデカい動物が無断で通ったのにムカついて
「おい挨拶しろやコラァ!」ってケツに槍ぶっ刺してからよく見たらそいつヒグマで
慌てて逃げたけど追いつかれてワンパンで殴り殺されたり。
敵の原始人とジャガーがバトルしてるのを楽しく見ていたら
ジャガーがこっちに向かってきて慌てて逃げたり。
敵の拠点をハチ爆弾と凶暴化爆弾と相棒の攻撃で荒らしまわって地獄絵図にしたり。
そういうのが大変面白い。
ただ、オープンワールドゲームとしては非常にオーソドックスで、
マップ見ながらクエストを淡々と潰していく展開になりがち。
レア動物にレア素材なんかの要素も取ってつけた感があって生かせてない。
雪のある地域だと活動限界があるけどスキルをちょっと伸ばせば制限がなくなったり、
相棒の動物がめちゃくちゃ強くてすぐに復活もできたり、
ゲームバランスにしろマップにしろアイテム作りにしろ、親切設計かつゆるいバランスのせいで、
中盤くらいからどうしてもダレてくる。同じことの繰り返し感が強くなってくるんだよね。
ミニマップ無しを筆頭にあらゆる要素に制限が死ぬほどかかる上に
死んだらそこで終わりのサバイバーモードというのがアプデで追加されたので、
製作者的にはそっちが本編って感じなのかな。
オープンワールドゲームとしては意外とオーソドックスで、
プレイしてると早い段階で「面白いけど割と普通のゲームだなー」ってなる1本。
それでもこの原始時代の雰囲気は唯一無二だし、相棒と共に駆け抜けるのが素晴らしく楽しい。
後半あった仲間と協力してデカいマンモスを岩場に追い込んで戦うサブクエストも最高。
「原始時代を舞台にしたゲーム」という部分に魅力を感じるプレイヤーならば遊ぶ価値は十分あるぜ。
全体的には満足だ。もっとこういうゲーム出してくれよな!
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の前後がちょっとイミワカンナイ
このゲームは高いところから落下すると大ダメージ受けて最悪死ぬんだけど、
動物に乗っているとどんな高いところから落ちてもダメージを受けずに安全に着地出来るぜ。
これがスーパーマリオワールドか……。
まあ、乗っている動物は普通に死ぬのでそこがマリオと違う原始的なところですね。
じゃなイカ?