大相撲の元横綱、照ノ富士親方(伊勢ケ浜部屋)が横浜市に寄贈を申し出た相撲場が、新横浜公園(港北区)に完成した。現地で22日、お披露目式があった。 相撲場は15メートル四方の屋根の下に、競技大会を開ける規格の土俵がある。相撲好きの子どもを増…

 大相撲の元横綱、照ノ富士親方(伊勢ケ浜部屋)が横浜市に寄贈を申し出た相撲場が、新横浜公園(港北区)に完成した。現地で22日、お披露目式があった。

 相撲場は15メートル四方の屋根の下に、競技大会を開ける規格の土俵がある。相撲好きの子どもを増やそうと照ノ富士親方が発案し、親方の後援会から市に寄贈された。新たに立ち上がった小中学生向けの「伊勢ケ浜部屋横浜相撲クラブ」が運営にあたる。

 お披露目式では照ノ富士親方が「横浜から将来の関取、大関、横綱が誕生することを期待します」とあいさつ。山中竹春市長は「この相撲場が子どもたちの交流と成長の場になることを願っています」と述べた。

 式典のあとは、事前に応募した子どもたちが土俵にあがり、伊勢ケ浜部屋の力士たちと相撲をとった。同市西区の小学2年、荒井咲南(さな)さん(8)は「お兄ちゃんと練習してきたイメージ通りに取り組みができて楽しかった。(力士は)すごく背が大きくてびっくりした」と話していた。(清水敬久)