JPH11330037A - 基板処理装置 - Google Patents
基板処理装置Info
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- JPH11330037A JPH11330037A JP13866598A JP13866598A JPH11330037A JP H11330037 A JPH11330037 A JP H11330037A JP 13866598 A JP13866598 A JP 13866598A JP 13866598 A JP13866598 A JP 13866598A JP H11330037 A JPH11330037 A JP H11330037A
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Abstract
各処理部間を搬送する際の制御機構を簡単にし、外部装
置と直接インライン化を図ること。 【解決手段】 洗浄処理部と乾燥処理部とが上下方向
(Z方向)に配置された第1処理部群と第2処理部群と
を設け、基板搬送を行う機構として第1搬送ロボットT
R1と第2搬送ロボットTR2とを設ける。第1搬送ロ
ボットTR1は、基板収納部7に配置されたポッド9a
と第1処理部群MP1と第2処理部群MP2との乾燥処
理部と基板載置部82とに対して基板Wの搬送を行う。
第2搬送ロボットTR2は、第1処理部群MP1と第2
処理部群MP2と基板載置部82とに対して基板搬送を
行う。第1搬送ロボットTR1はバッファ部72に対し
てもアクセスし、第2搬送ロボットTR2は外部装置と
なるCMP装置200にもアクセスする。
Description
液晶表示装置用ガラス基板等の薄板状基板(以下、単に
「基板」という)に対して所定の処理を行う基板処理装
置に関する。
層構造化に伴う凹凸を取り除くために、化学研磨剤やパ
ッド等を使用して基板表面を機械的に削ることにより平
坦化を行うCMP(Chemical Mechanical Polishing)
と呼ばれる処理が行われている。
には研磨によって生じた研磨屑等が付着しているため、
CMP処理後の基板に対する処理として基板を洗浄して
研磨屑等を除去する処理が行われる。
従来の基板処理装置を図13に示す。この従来の基板処
理装置410は、ローダ310とアンローダ390と複
数の処理部330,350,370と複数の搬送ロボッ
ト320,340,360,380とを備えている。
面ブラシと基板裏面を洗浄する裏面ブラシとを使用して
基板の両面をブラッシングすることによってCMP処理
によって基板に付着した研磨屑等のパーティクルを取り
除く処理を行う。処理部350は、さらにパーティクル
除去能力の高いブラシを使用して基板表面に付着してい
る微細なパーティクルを取り除く処理部である。これら
の処理部330,350では、ブラシによる洗浄効果を
高めるために、基板の表面又は裏面に対して所定の処理
液を吐出することも行われる。また、処理部370は、
純水等のリンス液を使用して基板の最終リンスを行った
後、基板の高速スピンドライ乾燥を行う処理部である。
複数枚収納されたカセットを水中に浸漬させておき、基
板を処理部330に搬送する際に水中からカセットを引
き上げて、搬送ロボット320が基板を取り出すことが
できるように構成されている。
基板を取り出して処理部330に搬送を行う。搬送ロボ
ット340は、処理部330での両面洗浄処理が終了し
た基板を取り出して、処理部350へ搬送する。搬送ロ
ボット360は、処理部350での表面洗浄処理が終了
した基板を取り出して、処理部370へ搬送する。さら
に、搬送ロボット380は、処理部370において最終
リンスが行われ、かつ乾燥された基板を取り出して、ア
ンローダ390に設けられているカセット内に収納す
る。
板処理装置410では、各処理部間に基板を搬送する各
処理部間専用の搬送ロボットが設けられるため、基板に
対する処理部が3台であるにもかかわらず、搬送ロボッ
トが4台設けられている。従って、装置全体のフットプ
リントが大きくなるという問題がある。この問題は、上
記の基板処理装置410をCMP装置とインライン化し
た場合に、より顕著に現れる。
際のCMP装置とインライン化した場合の構成を示す概
略図である。従来の基板処理装置410は、CMP装置
200と直接基板の受け渡しをできないため、コンベア
420が設けられている。また、従来の基板処理装置4
10にはCMP処理後の洗浄処理のためのローダのみを
備えるため、CMP装置200に対して基板を取り出す
ためのインデクサ430がさらに設けられ、コンベア4
20に連結されることとなる。そして、インデクサ43
0から取り出される基板は、コンベア420によってC
MP装置200に搬送されるとともに、CMP処理が終
了した基板は再びコンベア420によって基板処理装置
410のローダ310に搬送されるように構成される。
CMP装置とインライン化した場合にはコンベア420
を介した接続形態となるため、フットプリントが大きく
なる。
送ロボットが4台設けられているため、各搬送ロボット
を個別に制御することが必要となり制御機構が複雑とな
るとともに、装置コストが上昇するという問題もある。
処理液の貯留や気液分離等のための薬液キャビネットに
ついては装置内部に設置することができず、基板処理装
置410とは、異なる場所に別置しなければならない。
このため、薬液キャビネットは、基板処理装置410と
は別個独立にフットプリントを有することとなる。
のであって、フットプリントを最小限に抑えるととも
に、各処理部間を搬送する際の制御機構を簡単にし、さ
らに、CMP装置等の外部装置と直接インライン化を図
ることができる基板処理装置を提供することを目的とす
る。
に、請求項1に記載の発明は、基板に所定の処理を行う
基板処理装置であって、(a) 基板の乾燥を行う第1の乾
燥処理部と、基板の洗浄を行う第1の洗浄処理部とを有
し、第1の乾燥処理部と第1の洗浄処理部とを上下方向
に配置した第1処理部群と、(b) 第1処理部群とは所定
の間隔を隔てて配置され、基板の乾燥を行う第2の乾燥
処理部と、基板の洗浄を行う第2の洗浄処理部とを有
し、第2の乾燥処理部と第2の洗浄処理部とを上下方向
に配置した第2処理部群と、(c) 第1処理部群と第2処
理部群との間に配置された基板載置部と、(d) 基板を収
納する収納器を配置するための基板収納部と、(e) 基板
収納部に配置された収納器と第1の乾燥処理部と第2の
乾燥処理部と基板載置部とに対して基板の搬送を行う第
1搬送機構と、(f) 第1処理部群と第2処理部群と基板
載置部とに対して基板の搬送を行う第2搬送機構とを備
えている。
の基板処理装置において、第1搬送機構は、(e-1) 基板
収納部に配置された収納器と第1の乾燥処理部と第2の
乾燥処理部とに対して基板の搬送を行う第1搬送手段
と、(e-2) 基板収納部に配置された収納器と基板載置部
とに対して基板の搬送を行う第2搬送手段とを備えてい
る。
求項2に記載の基板処理装置において、さらに、(g) 基
板収納部に配置された収納器から取り出した基板を一時
的に格納するバッファ部を備え、第1搬送機構が、基板
収納部に配置された収納器から取り出した基板をバッフ
ァ部に搬送することを特徴としている。
理を行う基板処理装置であって、(a) 基板の乾燥を行う
第1の乾燥処理部と、基板の洗浄を行う第1の洗浄処理
部とを有し、第1の乾燥処理部と第1の洗浄処理部とを
上下方向に配置した第1処理部群と、(b) 第1処理部群
とは所定の間隔を隔てて配置され、基板の乾燥を行う第
2の乾燥処理部と、基板の洗浄を行う第2の洗浄処理部
とを有し、第2の乾燥処理部と第2の洗浄処理部とを上
下方向に配置した第2処理部群と、(c) 基板を収納する
収納器を配置するための基板収納部と、(d) 基板収納部
に配置された収納器と第1の乾燥処理部と第2の乾燥処
理部とに対して基板の搬送を行う第1搬送機構と、(e)
第1処理部群と第2処理部群とに対して基板の搬送を行
う第2搬送機構とを備え、第1処理部群と第2処理部群
との間の位置において、第1搬送機構から第2搬送機構
へ基板の搬送を行うことを特徴としている。
の基板処理装置において、第1搬送機構は、(d-1) 基板
収納部に配置された収納器と第1の乾燥処理部と前記第
2の乾燥処理部とに対して基板の搬送を行う第1搬送手
段と、(d-2) 基板収納部に配置された収納器と第2搬送
機構とに対して基板の搬送を行う第2搬送手段とを備え
ている。
求項5に記載の基板処理装置において、さらに、(f) 基
板収納部に配置された収納器から取り出した基板を一時
的に格納するバッファ部を備え、第1搬送機構が、基板
収納部に配置された収納器から取り出した基板をバッフ
ァ部に搬送することを特徴としている。
求項6のいずれかに記載の基板処理装置において、第2
搬送機構は、外部装置との基板の搬送が可能であること
を特徴としている。
図1および図2は、この実施の形態における基板処理装
置100の構成を示す図である。図1は概略平面図、図
2はYZ平面における概略側面断面図である。
部には、第1搬送ロボットTR1(第1搬送機構),第
2搬送ロボットTR2(第2搬送機構),第1処理部群
MP1,第2処理部群MP2,バッファ部72が設けら
れている。
とは、第1搬送ロボットTR1と第2搬送ロボットTR
2との間で基板を水平状態で搬送することが可能なよう
に所定の間隔を隔ててX方向に配置されている。そし
て、第1処理部群MP1と第2処理部群MP2との間の
位置は、第1搬送ロボットTR1と第2搬送ロボットT
R2との基板の受け渡し位置P1とされる。また、第1
処理部群MP1と第2処理部群MP2とは、受け渡し位
置P1におけるY軸に平行な直線に関して対象構造とな
っており、第1処理部群MP1,第2処理部群MP2の
それぞれにおいて、CMP処理後の洗浄・乾燥処理を行
うことができるように構成されている。
に配置されるポッド9(POD)と、第1処理部群MP
1と、第2処理部群MP2と、受け渡し位置P1と、バ
ッファ部72とに対してアクセスし、これらの間で基板
Wを搬送することができる。また、第2搬送ロボットT
R2は、受け渡し位置P1と、第1処理部群MP1と、
第2処理部群MP2と、外部装置であるCMP装置20
0とに対してアクセスし、これらの間で基板の搬送を行
うことができる。
略側面図である。第1搬送ロボットTR1は、上下方向
に2つのアーム、すなわち、第1アーム11と第2アー
ム12とを備えるダブルアーム構造となっている。第1
アーム11は、第2アーム12よりも上側に設けられて
いる。これら第1アーム11又は第2アーム12が屈伸
動作を行うことによって基板Wの搬送を行う。また、第
1搬送ロボットTR1は、基台14上に設けられた昇降
部分13が伸縮昇降することによって基板を鉛直(Z
軸)方向にも搬送することができるとともに、鉛直方向
のθ1軸を中心とする回転動作も行うことが可能となっ
ている。従って、第1アーム11及び第2アーム12
は、第1搬送ロボットTR1の周囲の高さ位置が異なる
位置に対してもアクセスすることが可能となっている。
及び第2アーム12の2つのアームを備えることによ
り、第1アーム11にはCMP処理後の洗浄処理が全て
終了した処理済み基板の搬送を専用に担当させ、第2ア
ーム12にはCMP処理対象となる未処理基板の搬送を
専用に担当させることができる。この実施の形態におい
ても、第1アーム11と第2アーム12とを上記のよう
に担当させるように実現されており、第1アーム11は
第1搬送手段として機能し、第2アーム12は第2搬送
手段として機能する。このため、第2アーム12が未処
理基板を保持した際に未処理基板から第2アーム12に
パーティクル等が付着したとしても、このパーティクル
等が処理済みの基板に付着することはない。また、第1
アーム11が第2アーム12よりも上側に設けられてい
るため、パーティクル等が付着する可能性はさらに低い
ものとなっている。
送ロボットTR1と異なりシングルアーム構造となって
いる。図4は、第2搬送ロボットTR2を示す概略側面
図である。第2搬送ロボットTR2は、1つのアーム2
1を備えている。このアーム21も屈伸動作を行うこと
により基板Wの搬送を行う。そして、第1搬送ロボット
TR1と同様に、第2搬送ロボットTR2は、基台24
上に設けられた昇降部分23が伸縮昇降することによっ
て基板を鉛直(Z軸)方向にも搬送することができると
ともに、鉛直方向のθ2軸を中心とする回転動作も行う
ことが可能となっている。故に、アーム21について
も、第2搬送ロボットTR2の周囲の高さ位置が異なる
位置に対してアクセスすることが可能となっている。
0の詳細について説明する。
は、複数枚の基板を収納するポッド9が収納器として使
用され、CMP処理の対象となる複数の基板がポッド9
内に密閉された状態で基板収納部7に配置される。な
お、基板収納部7には2個のポッド9がX方向に配置さ
れ、一方のポッド9がCMP処理の対象となる基板が複
数枚収納されたローダ用のポッドとなり、他方のポッド
9がCMP処理およびCMP処理後の洗浄処理が完了し
た基板Wを収納するアンローダ用のポッドとなる。この
実施の形態では、2個のポッド9のうち、ポッド9aを
ローダ用のポッドとし、ポッド9bをアンローダ用のポ
ッドとして説明する。
めに密閉された収納器であるが、このようなポッド9か
ら基板Wを取り出したり、また、ポッド9内に基板Wを
収納するためにはポッド9を密閉状態から開放する必要
がある。そこで、この基板処理装置100にポッドオー
プナ8が設けられており、密閉状態のポッド9を基板処
理装置100の内部に対して開放するように構成されて
いる。なお、図2に示すように、基板処理装置100の
上部には、フィルタファンユニットFFUが設けられて
おり、このフィルタファンユニットFFUからのクリー
ンエアのダウンフローによって装置内部の雰囲気が清浄
に保たれているため、ポッド9を装置内部に対して開放
しても基板Wは汚染されないので、問題はない。
図2に示す状態1aのようにポッドオープナ8はアーム
を伸ばしてポッド9の蓋のロックを解除する。そして、
状態1bのように、アームがポッド9の蓋を保持した状
態でY方向に移動し、ポッド9を密閉状態から開放す
る。状態1bのままでは、基板Wを搬送することができ
ないので、状態1cのように、ポッドオープナ8は蓋を
保持しているアームを下降させる。このような動作によ
り、ポッド9の密閉状態が開放され、第1搬送ロボット
TR1がポッド9に対してアクセスすることができるよ
うになる。
ポッド9aに収納されている基板Wが順次に搬出されて
いくとともに、CMP処理及びCMP処理後の洗浄・乾
燥処理が終了した基板がポッド9bに順次に収納されて
いく。
2をポッド9aに対してアクセスさせ、基板Wを1枚取
り出した後、その基板Wを第1処理部群MP1と第2処
理部群MP2との間の受け渡し位置P1に設けられた基
板載置部82に基板Wを載置する。そして、第2搬送ロ
ボットTR2は、基板載置部82に載置されている基板
Wを受け取り、この基板をCMP装置200に搬送す
る。
第2搬送ロボットTR1,TR2間の基板の受け渡しを
説明する図である。図5に示すように、第1搬送ロボッ
トTR1の第2アーム12が受け渡し位置P1に設けら
れた基板載置部82に対して基板Wを載置する。これに
より、基板Wは基板載置部82に保持された状態となる
ため、第1搬送ロボットTR1は次の搬送動作に移行す
ることができる。その後、第2搬送ロボットTR2は、
図5に点線で示すように基板載置部82に対してアーム
21をアクセスさせれば、基板Wを受け取ることができ
る。このように第1搬送ロボットTR1と第2搬送ロボ
ットTR2との基板の受け渡しを基板載置部82を介し
て行うようにすれば、2つの搬送ロボットの受け渡し動
作を同調させる必要がないため有用である。
2に載置した基板Wが第2搬送ロボットTR2によって
取り出されるまでの間、ポッド9aに収納されている基
板Wをバッファ部72に対して順次に搬送する。なお、
このときのバッファ部72への搬送も、第2搬送手段と
しての第2アーム12がポッド9a内の基板を取り出し
て搬送する。
図である。バッファ部72の内部には複数の棚73が形
成されており、1つの棚73に1枚の基板Wを収納する
ことができるように構成されている。そして、第1搬送
ロボットTR1は、ポッド9aから基板Wを1枚ずつ順
次にバッファ部72の内部に収納していく。
に載置されている基板Wを取り出してCMP装置200
側に搬送した場合には、第1搬送ロボットTR1はポッ
ド9aからバッファ部72への基板搬送を一時中断し、
次の基板Wを基板載置部82に載置する動作を行う。
後再びポッド9aからバッファ部72への基板搬送を継
続する。
ッド9aからバッファ部72への基板搬送を行うことに
より、基板WごとのCMP処理やCMP処理後の洗浄処
理等が進行していく前に、ポッド9aに収納されている
CMP処理対象の基板Wを全てバッファ部72に移し換
えることができる。従って、ポッド9aの内部は基板処
理の開始から間もなくして空状態となり、次の基板Wが
複数枚収納されたポッドと交換することができる。そし
て、ローダ用となるポッドの交換中は、第1搬送ロボッ
トTR1はバッファ部72に収納した基板Wを順次に基
板載置部82に載置していけば、ポッドの交換の際に基
板処理を中断することがなく、基板処理を継続すること
ができる。
ることにより、基板収納部7にセットされるポッド9の
数が2個の場合であっても、基板処理装置100の稼働
率を低下させることがない。また、逆に、バッファ部7
2が設けられることにより、基板収納部7にセットされ
るポッド9の数をローダ用とアンローダ用との2個にす
ることができ、多くのポッド9をセットする必要のある
インデクサを設ける場合に比べてフットプリントが小さ
くなるという効果が生じるといえる。なお、図1に示す
構成では、バッファ部72は2個設けられているが、2
個である必要はなく、1個であっても良いし、3個以上
であっても良いことは言うまでもない。
送ロボットTR2によって搬送された基板Wに対してC
MP処理が施され、そのCMP処理後の基板Wが再び第
2搬送ロボットTR2に渡される。
Wを第1処理部群MP1と第2処理部群MP2のうちの
いずれか一方に搬送する。
P2は、CMP処理後の基板Wの両面に対してブラシ洗
浄を行う洗浄処理部と、基板の表面に対するブラシ洗浄
とリンス洗浄を行った後に高速スピンドライ乾燥を行う
乾燥処理部とを有している。
す概略図である。図7に示すように、洗浄処理部30と
乾燥処理部40とが上下方向に設けられている。ここ
で、乾燥処理部40が洗浄処理部30の上側に配置され
ているが、これは乾燥処理部40が洗浄処理部30の後
工程となるため、洗浄処理部30から発生する研磨屑等
が後工程の乾燥処理部40に侵入する可能性を低減する
ことを考慮したものである。
を洗浄する表面ブラシ31と裏面を洗浄する裏面ブラシ
32とにより、CMP処理によって基板W両面に付着し
た研磨屑等のパーティクルを取り除く。また、このとき
必要に応じて表面ブラシ31及び裏面ブラシ32による
洗浄効果を高めるために、基板Wの表面又は裏面に対し
て所定の処理液を吐出することも行われる。
30を示す概略平面図である。洗浄処理部30には、第
2搬送ロボットTR2側に対して基板Wを搬入出するた
めの搬入出口38が形成されており、この搬入出口38
には開閉シャッタ38aが設けられている。基板Wは、
第2搬送ロボットTR2によって搬入出口38から洗浄
処理部30内部の所定位置に搬送され、表面ブラシ31
等によって基板W両面のブラシ洗浄が行われる。そし
て、洗浄処理部30における洗浄処理が終了すると、再
び搬入出口38から第2搬送ロボットTR2によって基
板Wが搬出される。
洗浄処理部30の表面ブラシ31等よりもさらにパーテ
ィクル除去能力の高いブラシ41を使用して基板表面に
付着している微細なパーティクルを取り除くことが行わ
れる。そして、ノズル42より純水等のリンス液を基板
Wの表面に供給して基板Wの最終リンスを行った後、基
板Wを保持しているスピンチャック45を高速回転させ
ることにより、基板Wの高速スピンドライ乾燥が行われ
る。すなわち、乾燥処理部40では、基板表面のブラシ
洗浄と最終リンス・乾燥を1つの処理部で行うように実
現されている。
40を示す概略平面図である。乾燥処理部40には、第
2搬送ロボットTR2側に対して基板Wを搬入するため
の搬入口48が形成される一方、第1搬送ロボットTR
1側に対して基板Wを搬出するための搬出口49が形成
されている。搬入口48と搬出口49とには、それぞれ
開閉シャッタ48a,49aが設けられている。そし
て、乾燥処理部40の下段に配置された洗浄処理部30
において所定の洗浄処理が終了した基板Wは、第2搬送
ロボットTR2によって搬入口48から乾燥処理部40
内部の所定位置に搬送され、基板Wを保持したスピンチ
ャック45を回転させつつブラシ41による洗浄と最終
リンスと高速スピンドライ乾燥とが行われる。そして、
乾燥処理部40において基板Wに対する全ての処理が終
了すると、搬出口49から第1搬送ロボットTR1によ
って基板Wが搬出される。
に洗浄処理部30と乾燥処理部40とを有している。図
10は、第1処理部群MP1の概略斜視図を示す図であ
る。上述のように、第1処理部群MP1の下段側である
洗浄処理部30が設けられた位置の第2搬送ロボットT
R2側にのみ搬出入口38が形成されている。また、上
段側である乾燥処理部40が設けられた位置には、第1
搬送ロボットTR1側と第2搬送ロボットTR2側とに
搬出口49と搬入口48とが形成されている。従って、
第2搬送ロボットTR2は、洗浄処理部30に対してア
クセスすることができるが、第1搬送ロボットTR1は
洗浄処理部30に対してアクセスすることができない。
これは、第2搬送ロボットTR2にウェット状態の基板
の搬送を担当させることにより、第1搬送ロボットTR
1に洗浄液等が付着することがないようにするためであ
る。すなわち、この実施の形態では、第2搬送ロボット
TR2にウェット状態の基板搬送を担当させ、第1搬送
ロボットTR1にドライ状態の基板搬送を担当させてい
る。
に、第1処理部群MP1と受け渡し位置P1におけるY
軸に平行な直線に関して対象構造となっているだけであ
る。従って、第2処理部群MP2の内部構造は、第1処
理部群MP1と同様であるため、その説明を省略する。
装置200によってCMP処理が施された基板を第1処
理部群MP1と第2処理部群MP2との洗浄処理部に交
互に搬送することにより、CMP処理後の洗浄処理を効
率的に行うことが可能となる。
2の乾燥処理部での処理が終了した基板Wは、第1搬送
ロボットTR1によって順次に取り出され、アンローダ
用となるポッド9bに搬送される。このとき、第1搬送
ロボットTR1は、第1搬送手段としての第1アーム1
1で乾燥処理部とポッド9bとの間で基板Wの搬送を行
う。従って、第1処理部群MP1又は第2処理部群での
処理済みの基板にパーティクル等が付着することがな
い。
0においては、第1処理部群MP1と第2処理部群MP
2とで並列的にCMP処理後の洗浄処理と乾燥処理を施
すことができるので、従来の基板処理装置に比べて処理
効率が向上するとともに、基板搬送は、第1搬送ロボッ
トTR1と第2搬送ロボットTR2との2台の搬送ロボ
ットによって行われるため、基板搬送の際の制御機構を
簡単にすることができ、装置コストも低減させることが
できる。また、第1処理部群MP1と第2処理部群MP
2とのそれぞれに洗浄処理部と乾燥処理部とを上下方向
に配置し、第1搬送ロボットTR1は、基板収納部7に
配置されたポッド9と、第1処理部群MP1の乾燥処理
部(第1の乾燥処理部)と、第2処理部群MP2の乾燥
処理部(第2の乾燥処理部)と、基板載置部82とに対
して基板Wの搬送を行うように配置され、第2搬送ロボ
ットTR2は、第1処理部群MP1と第2処理部群MP
2と基板載置部82とに対して基板Wの搬送を行うよう
に配置されているため、基板処理装置100のフットプ
リントを減少させることができる。さらに、第2搬送ロ
ボットTR2が外部装置であるCMP装置200に対し
て直接基板Wを搬送することができるように構成されて
いることも、フットプリントの削減に効果的なものとな
っている。
00では、第2搬送ロボットTR2の+X方向側と−X
方向側とに空スペースが形成されることとなり、この空
スペースに薬液キャビネットCBを配置することが可能
となる。従って、従来では、別置しなければならなかっ
た薬液キャビネットCBを基板処理装置100の内部に
収納することができるので、さらにフットプリントの削
減が効果的になされることとなる。
搬送ロボットTR1と第2搬送ロボットTR2との間で
基板Wの受け渡しを行う際に、基板載置部82に基板W
を載置する場合について説明したが、基板載置部82を
設けなくても基板Wの受け渡しは可能である。
び第2搬送ロボットTR1,TR2間の基板の受け渡し
を行う場合を説明する図である。図11に示すように、
第1搬送ロボットTR1の第2アーム12が基板Wを保
持した状態で受け渡し位置P1に対して伸長する。この
状態で、第1搬送ロボットTR1は、第2搬送ロボット
TR2が基板Wを取り上げるまで待機する。そして、第
2搬送ロボットTR2は、図11に点線で示すように受
け渡し位置P1にある第2アーム12の下方にアーム2
1を伸ばし、その状態でアーム21を上昇させることに
より、第2搬送ロボットTR2は第1搬送ロボットTR
1の第2アーム13から直接に基板Wを受け取ることが
できる。但し、この場合は、第1搬送ロボットTR1と
第2搬送ロボットTR2との基板の受け渡し動作を同調
させる必要がある。
渡し位置P1は、第1処理部群MP1と第2処理部群M
P2との間に設定されているが、受け渡し位置を第1処
理部群MP1と第2処理部群MP2とに影響しないよう
な高さ位置に設ければ、第1処理部群MP1と第2処理
部群MP2とのX方向の間隔をさらに小さくすることが
でき、基板処理装置100のX方向のフットプリントを
削減することが可能となる。図12は、このような場合
の受け渡し位置を示す図であり、第1搬送ロボットTR
1側から第1処理部群MP1,第2処理部群MP2をみ
た側面図である。図12に示すように、受け渡し位置を
第1処理部群MP1と第2処理部群MP2とが必要とす
る高さ部分以外の高さ位置、例えば上方位置P2又は下
方位置P3に設定することにより、第1処理部群MP1
と第2処理部群MP2とのX方向間隔dをさらに小さく
することが可能となる。この結果、図1に示す基板処理
装置100のX方向寸法をさらに小さくすることが可能
となる。但し、この場合は、第1搬送ロボットTR1と
第2搬送ロボットTR2とは、上方位置P2又は下方位
置P3にアクセスすることができるだけの鉛直方向(Z
方向)のストロークが必要となる。
2は、ポッド9aからのCMP処理対象の基板を収納し
ておくことについて説明したが、これに限定するもので
はない。例えば、第1搬送ロボットTR1は、第1処理
部群MP1と第2処理部群MP2との乾燥処理部から得
られる処理済み基板をアンローダ用のポッド9bに収納
していくが、このときにポッド9b内に処理済み基板が
満載されたときには、ポッド9bを交換することが必要
となる。このようなポッド9bの交換の際などに処理済
み基板の一時収納用としてバッファ部72を活用しても
良い。但し、この場合であっても、CMP処理対象の基
板を一時収納するバッファ部と処理済み基板を一時収納
するバッファ部とは、パーティクル付着低減等の観点か
ら厳密に区別しておくことが好ましい。
ボットTR2は、シングルアーム構造であるとして説明
したが、これに限定するものでもなく、ダブルアーム構
造であっても良いことは言うまでもない。この場合、2
つのアームのうち、上側に配置されるアームがCMP処
理後の基板の搬送を担当し、下側に配置されるアームが
CMP処理前の基板の搬送を担当するように設定するこ
とが考えられる。
発明によれば、第1処理部群に第1の乾燥処理部と第1
の洗浄処理部とを上下方向に配置し、第2処理部群に第
2の乾燥処理部と第2の洗浄処理部とを上下方向に配置
するとともに、第1搬送機構を基板収納部に配置された
収納器と第1の乾燥処理部と第2の乾燥処理部と基板載
置部とに対して基板の搬送を行うように配置し、第2搬
送機構を第1処理部群と第2処理部群と基板載置部とに
対して基板の搬送を行うように配置して構成されている
ため、基板処理装置のフットプリントを最小限に抑える
ことができる。また、第1搬送機構と第2搬送機構とに
より基板搬送が行われるため、基板搬送の際の制御機構
を簡単にすることができる。
機構は、基板収納部に配置された収納器と第1の乾燥処
理部と第2の乾燥処理部とに対して基板の搬送を行う第
1搬送手段と、基板収納部に配置された収納器と基板載
置部とに対して基板の搬送を行う第2搬送手段とを備え
るため、第2搬送手段によって搬送される基板から第1
搬送手段によって搬送される基板に対してパーティクル
等が付着する可能性が低くなる。
機構が、基板収納部に配置された収納器から取り出した
基板をバッファ部に搬送するため、基板処理装置の稼働
率を低下させることなく、基板収納部に配置される収納
器の数を減少させることができ、フットプリントを削減
させることが可能となる。
部群に第1の乾燥処理部と第1の洗浄処理部とを上下方
向に配置し、第2処理部群に第2の乾燥処理部と第2の
洗浄処理部とを上下方向に配置するとともに、第1搬送
機構を基板収納部に配置された収納器と第1の乾燥処理
部と第2の乾燥処理部とに対して基板の搬送を行うよう
に配置し、第2搬送機構を第1処理部群と第2処理部群
とに対して基板の搬送を行うように配置し、第1処理部
群と前記第2処理部群との間の位置において、第1搬送
機構から第2搬送機構へ基板の搬送を行うように構成さ
れているため、基板処理装置のフットプリントを最小限
に抑えることができる。
機構は、基板収納部に配置された収納器と第1の乾燥処
理部と第2の乾燥処理部とに対して基板の搬送を行う第
1搬送手段と、基板収納部に配置された収納器と第2搬
送機構とに対して基板の搬送を行う第2搬送手段とを備
えるため、第2搬送手段によって搬送される基板から第
1搬送手段によって搬送される基板に対してパーティク
ル等が付着する可能性が低くなる。
機構が、基板収納部に配置された収納器から取り出した
基板をバッファ部に搬送するため、基板処理装置の稼働
率を低下させることなく、基板収納部に配置される収納
器の数を減少させることができ、フットプリントを削減
させることが可能となる。
機構は、外部装置との基板の搬送が可能であるため、基
板処理装置に外部装置を直接インライン化することがで
き、全体としてのフットプリントを削減することができ
る。
構成を示す概略平面図である。
構成を示す概略側面断面図である。
間の基板の受け渡しを説明する図である。
ある。
ある。
しを行う場合を説明する図である。
処理部群をみた受け渡し位置の一例を示す側面図であ
る。
ン化した場合の構成を示す概略図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 基板に所定の処理を行う基板処理装置で
あって、 (a) 基板の乾燥を行う第1の乾燥処理部と、基板の洗浄
を行う第1の洗浄処理部とを有し、前記第1の乾燥処理
部と前記第1の洗浄処理部とを上下方向に配置した第1
処理部群と、 (b) 前記第1処理部群とは所定の間隔を隔てて配置さ
れ、基板の乾燥を行う第2の乾燥処理部と、基板の洗浄
を行う第2の洗浄処理部とを有し、前記第2の乾燥処理
部と前記第2の洗浄処理部とを上下方向に配置した第2
処理部群と、 (c) 前記第1処理部群と前記第2処理部群との間に配置
された基板載置部と、 (d) 基板を収納する収納器を配置するための基板収納部
と、 (e) 前記基板収納部に配置された収納器と前記第1の乾
燥処理部と前記第2の乾燥処理部と前記基板載置部とに
対して基板の搬送を行う第1搬送機構と、 (f) 前記第1処理部群と前記第2処理部群と前記基板載
置部とに対して基板の搬送を行う第2搬送機構と、を備
えたことを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
て、 前記第1搬送機構は、 (e-1) 前記基板収納部に配置された収納器と前記第1の
乾燥処理部と前記第2の乾燥処理部とに対して基板の搬
送を行う第1搬送手段と、 (e-2) 前記基板収納部に配置された収納器と前記基板載
置部とに対して基板の搬送を行う第2搬送手段と、を備
えたことを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の基板処理
装置において、さらに、 (g) 前記基板収納部に配置された収納器から取り出した
基板を一時的に格納するバッファ部、を備え、 前記第1搬送機構が、前記基板収納部に配置された収納
器から取り出した基板を前記バッファ部に搬送すること
を特徴とする基板処理装置。 - 【請求項4】 基板に所定の処理を行う基板処理装置で
あって、 (a) 基板の乾燥を行う第1の乾燥処理部と、基板の洗浄
を行う第1の洗浄処理部とを有し、前記第1の乾燥処理
部と前記第1の洗浄処理部とを上下方向に配置した第1
処理部群と、 (b) 前記第1処理部群とは所定の間隔を隔てて配置さ
れ、基板の乾燥を行う第2の乾燥処理部と、基板の洗浄
を行う第2の洗浄処理部とを有し、前記第2の乾燥処理
部と前記第2の洗浄処理部とを上下方向に配置した第2
処理部群と、 (c) 基板を収納する収納器を配置するための基板収納部
と、 (d) 前記基板収納部に配置された収納器と前記第1の乾
燥処理部と前記第2の乾燥処理部とに対して基板の搬送
を行う第1搬送機構と、 (e) 前記第1処理部群と前記第2処理部群とに対して基
板の搬送を行う第2搬送機構と、を備え、 前記第1処理部群と前記第2処理部群との間の位置にお
いて、前記第1搬送機構から前記第2搬送機構へ基板の
搬送を行うことを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の基板処理装置におい
て、 前記第1搬送機構は、 (d-1) 前記基板収納部に配置された収納器と前記第1の
乾燥処理部と前記第2の乾燥処理部とに対して基板の搬
送を行う第1搬送手段と、 (d-2) 前記基板収納部に配置された収納器と前記第2搬
送機構とに対して基板の搬送を行う第2搬送手段と、を
備えたことを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載の基板処理
装置において、さらに、 (f) 前記基板収納部に配置された収納器から取り出した
基板を一時的に格納するバッファ部、を備え、 前記第1搬送機構が、前記基板収納部に配置された収納
器から取り出した基板を前記バッファ部に搬送すること
を特徴とする基板処理装置。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
の基板処理装置において、 前記第2搬送機構は、外部装置との基板の搬送が可能で
あることを特徴とする基板処理装置。
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