JPH0734269A - 防錆顔料組成物 - Google Patents
防錆顔料組成物Info
- Publication number
- JPH0734269A JPH0734269A JP5198948A JP19894893A JPH0734269A JP H0734269 A JPH0734269 A JP H0734269A JP 5198948 A JP5198948 A JP 5198948A JP 19894893 A JP19894893 A JP 19894893A JP H0734269 A JPH0734269 A JP H0734269A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ammonia
- phosphate
- pigment composition
- active hydrogen
- oxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D5/00—Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
- C09D5/08—Anti-corrosive paints
- C09D5/082—Anti-corrosive paints characterised by the anti-corrosive pigment
- C09D5/084—Inorganic compounds
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Abstract
塗料に配合した場合でも貯蔵安定性が優れた防錆顔料組
成物を提供する。 【構成】 活性水素を部分的にアンモニアと反応させた
層状リン酸塩と、酸化亜鉛またはアルカリ土類金属の酸
化物もしくは水酸化物とを併用して防錆顔料組成物を構
成する。活性水素と反応させるアンモニアの量は層状リ
ン酸塩の総活性水素量(ただし、結晶水中の水素は含ま
ない)に対して20〜80モル%が好ましく、層状リン
酸塩としてはトリポリリン酸二水素アルミニウム、リン
酸チタン、リン酸ジルコニウムまたはリン酸セリウムが
好ましく、アルカリ土類金属の酸化物もしくは水酸化物
としては酸化マグネシウムまたは水酸化カルシウムが好
ましく、併用割合としては重量比で10/1〜1/10
が好ましい。
Description
る。さらに詳しくは、本発明は、無公害で、かつ防錆性
能が優れ、しかも世界的な環境問題の高まりの中、VO
C(揮発性有機化合物)規制に伴って今後の伸びが期待
される水系塗料に配合した場合でも、貯蔵安定性が優れ
た防錆顔料組成物に関する。
鉛,シアナミド鉛,鉛酸カルシウム,塩基性硫酸鉛,塩
基性クロム酸鉛などの鉛系顔料、ジンククロメート,ス
トロンチウムクロメート,バリウムクロメート,カルシ
ウムクロメートなどのクロム系顔料、リン酸亜鉛,リン
酸カルシウム,リン酸アルミニウム,リン酸チタン,亜
リン酸塩,次亜リン酸塩などのリン酸塩系顔料、モリブ
デン酸亜鉛,モリブデン酸カルシウム,リンモリブデン
酸亜鉛などのモリブデン酸塩系顔料、そのほかメタホウ
酸バリウムなどのホウ酸塩系顔料などが用いられてい
た。
元素に対する公害規制が強化され、それに伴って、無公
害のリン酸系防錆顔料の使用量が大きく伸びている。特
に層状リン酸塩であるトリポリリン酸二水素アルミニウ
ムを配合した防錆顔料組成物は優れた防錆性能を有して
いて、重金属を含有しない無公害型防錆顔料として、溶
剤系、水系、粉体系など、各種の塗料系で広範囲に使用
されている(特開昭55−160059号公報)。
リポリリン酸二水素アルミニウムをはじめ、層状リン酸
塩を配合した防錆顔料組成物は、水系塗料での貯蔵安定
性を向上させるために、塗料配合上の工夫を必要とする
場合があり、VOC(揮発性有機化合物)規制によっ
て、塗料が溶剤系から水系へ移行する技術動向に対して
充分に対応できないという問題があった。
系塗料にも充分に適応できるようにして、水系塗料に配
合した場合でも貯蔵安定性が優れ、かつ防錆性能が優れ
た防錆顔料組成物を提供することを目的とする。
の活性水素を部分的にアンモニアと反応させて、層状リ
ン酸塩の有する優れた防錆性能を保持しながら、ゲル化
など水系樹脂に対する悪影響を及ぼす因子を除き、この
活性水素を部分的にアンモニアと反応させた層状リン酸
塩と、酸化亜鉛またはアルカリ金属の酸化物もしくは水
酸化物とを併用することによって、水系塗料に配合した
場合でも貯蔵安定性が優れ、かつ防錆性能が優れた防錆
顔料組成物を提供したものである。
り、水系塗料に配合した場合でも貯蔵安定性が優れ、か
つ防錆性能が優れた防錆顔料組成物が得られるようにな
る理由は、各成分を詳細に説明していくなかで明らかに
する。
たとえばトリポリリン酸二水素アルミニウム〔AlH2
P3 O10・nH2 O(n=0または2)〕、リン酸チタ
ン〔Ti(HPO4 )2 ・nH2 O(n=1または
2)〕、リン酸ジルコニウム〔Zr(HPO4 )2 ・n
H2 O(n=1または2)〕、リン酸セリウム〔Ce
(HPO4 )2 ・nH2 O(n=1.33または2)〕
などが挙げられる。
素原子を持ち、各種の塩基性物質と反応したり、ゲスト
分子を層間にインターカレートさせることが知られてい
る。
するこのような性質に着目し、その塩基性物質との反応
物について、防錆性能ならびに水系塗料中での貯蔵安定
性を調べた。すなわち、層状リン酸塩にメチルアミン、
エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどを反応させて、水
系塗料に配合した時の貯蔵安定性ならびに防錆性能を調
べた。
ジエチルアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムな
どと反応させた層状リン酸塩を配合した水系塗料は、貯
蔵安定性は良いが、防錆性能は満足のいくものがなく、
またトリエチルアミンと反応させた層状リン酸塩を配合
した水系塗料は、貯蔵安定性、防錆性能とも満足のいく
ものがなかった。
基性物質を層状リン酸塩に反応させると、防錆性能が優
れ、しかも水系塗料に配合した場合でも貯蔵安定性が優
れた層状リン酸塩が得られるかについて鋭意検討を重ね
た結果、層状リン酸塩をアンモニアと反応させたもの
が、水系塗料に配合した場合でも貯蔵安定性が優れ、か
つ防錆性能が優れていることを見出し、本発明を完成す
るにいたったのである。
行技術としては、RussianJuornal of
Inorganic Chemistry 30
(7) 1985 p.1023〜1027に、アンモ
ニアを気相法によってトリポリリン酸二水素アルミニウ
ム中の活性水素原子と反応させる例が開示されている。
また、カラム中にトリポリリン酸二水素アルミニウムを
充填し、そのカラム上部から塩化アンモニウム溶液を流
しながらカラム中にてトリポリリン酸二水素アルミニウ
ム中の活性水素原子をアンモニアと反応させる例も開示
されている。
いては、層状リン酸塩に銀イオンを導入する際に、銀イ
オンをアンモニウムイオンで銀アンミン錯体としてイン
ターカレートさせている例が開示されている。
と反応させた層状リン酸塩を得るにあたっては、気相反
応、湿式反応のいずれも採用することができる。
ssian Journal ofInorganic
Chemistry 30 (7) 1985 p.
1023〜1027に開示されている方法に従って行う
ことができる。すなわち、層状リン酸塩を密閉容器中に
入れ、そこにアンモニアガスを流入すればよく、層状リ
ン酸塩の総活性水素量(ただし、結晶水中の水素は含ま
ない)の20モル%以上がアンモニアと反応した時点で
終了すればよい。
ゼンなどの溶媒中において、層状リン酸塩の活性水素を
アンモニアと反応させればよい。
かは、X線回折測定およびCHN元素分析によって判定
することができる。X線回折測定では層状リン酸塩の層
間距離を測定することによってアンモニアが層状リン酸
塩の層間に導入されたか否かが判定でき、CHN元素分
析では層状リン酸塩の層間に導入されたアンモニアの量
を測定することができる。
モニアの量としては、元の層状リン酸塩の総活性水素量
(ただし、結晶水中の水素は含まない)の20〜80モ
ル%が好ましい。すなわち、活性水素と反応したアンモ
ニアの量が層状リン酸塩の総水素量の20モル%より少
ない場合は、水系塗料に配合したときの貯蔵安定性を充
分に向上させることができず、また、活性水素と反応し
たアンモニアの量が層状リン酸塩の総水素量の80モル
%より多くなると、防錆性能が低下する。そして、より
望ましい効果の発現を考えると、層状リン酸塩の活性水
素と反応させるアンモニアの量としては、層状リン酸塩
の総水素量の30〜50モル%程度が好ましい。
数千時間必要であるが、アンモニアガスに水分を共存さ
せると反応が促進され、60分間程度でも反応が終了す
るようになる。
的にアンモニアと反応させた層状リン酸塩が防錆作用を
発揮する主成分となるものであるが、活性水素をアンモ
ニアと反応させたときに、なぜ、層状リン酸塩が優れた
防錆性能を保持しながら、水系塗料に配合した場合でも
優れた貯蔵安定性を持ち得るようになるかは現在のとこ
ろ必ずしも明確ではないが、活性水素をアンモニアと反
応させることによって、水系樹脂に対する適合性が向上
し、樹脂のゲル化など塗膜の緻密性を低下させる要因が
大幅に減少するので、塗料としての貯蔵安定性のみなら
ず、塗膜として評価される防錆性能も改良されるものと
考えられる。
的にアンモニアと反応させた層状リン酸塩に、酸化亜鉛
またはアルカリ土類金属の酸化物もしくは水酸化物を併
用するが、これは、上記の層状リン酸塩が一種の固体酸
としての性質を有し、そのままでは、塗膜を酸性側にし
て防錆効果を低下させたり、あるいは過剰に溶出して塗
膜に膨れ(ふくれ)を生じさせて防錆効果を低下させる
おそれがあるので、酸化亜鉛またはアルカリ土類金属の
酸化物もしくは水酸化物を併用することによって、塗膜
を中性に保ち、かつ塗膜を緻密にさせて塗膜の膨れを抑
制して防錆効果を高めるためである。
常、工業用として使用されているものを用いることがで
きる。また、アルカリ土類金属の酸化物もしくは水酸化
物としては、たとえば酸化マグネシウム、水酸化マグネ
シウム、炭酸マグネシウム、酸化カルシウム、水酸化カ
ルシウム、炭酸カルシウムなどが用いられるが、特に酸
化マグネシウムや水酸化カルシウムなどが好ましい。
活性水素を部分的にアンモニアと反応させた層状リン酸
塩と、酸化亜鉛またはアルカリ土類金属の酸化物もしく
は水酸化物との併用割合としては、重量比で10/1〜
1/10、特に10/1〜10/10が好ましい。
と反応させた層状リン酸塩の割合が上記範囲より少なく
なると、防錆性能が低下したり、水系塗料中での貯蔵安
定性が悪くなり、また、上記活性水素を部分的にアンモ
ニアと反応させた層状リン酸塩の割合が上記範囲より多
くなると、上記活性水素を部分的にアンモニアと反応さ
せた層状リン酸塩の増加に伴い防錆顔料組成物中の水可
溶性成分が増加するため、塗膜に仕上げた時に膨れが生
じて防錆効果を低下させる原因になる。
活性水素を部分的にアンモニアと反応させた層状リン酸
塩と、酸化亜鉛またはアルカリ土類金属の酸化物または
水酸化物との混合は、乾式混合、湿式混合のいずれによ
っても行うことができる。特に塗料化にあたって防錆顔
料組成物を安定性の悪い樹脂に分散させる必要がある場
合には、湿式混合法でそれらの成分をあらかじめ湿式反
応させておくことが好ましい。
も可能であり、反応において添加する各成分の混合順序
は、いずれを先に加えても構わない。湿式反応時の反応
温度は、室温から80℃までの範囲が適しており、反応
時間は通常30分〜3時間が好ましい。反応終了後は、
反応スラリーを濾過、乾燥し、得られた乾燥物を粉砕す
ることによって、目的とする防錆顔料組成物を得ること
ができる。
示しつつ、さらに詳しく説明すると、まず、室温から8
0℃に調節された層状リン酸塩の水系スラリーを作製
し、そこに層状リン酸塩の総活性水素量(ただし、結晶
水中の水素は含まない)の20〜80モル%に相当する
アンモニウムイオンを水中で放出する化合物を投入す
る。そのような化合物としては、たとえば水酸化アンモ
ニウム、リン酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、炭酸
アンモニウムなどが挙げられるが、特に水酸化アンモニ
ウムが好ましい。そして、水中で0.5〜3時間程度反
応させる。
アと反応させた層状リン酸塩に対して重量比で10/1
〜1/10の酸化亜鉛またはアルカリ土類金属の酸化物
もしくは水酸化物を投入し、室温から80℃までの温度
を保持したまま0.5〜3時間攪拌する。その後、上記
のスラリーを脱水、濾過、乾燥し、粉砕する。ここでス
ラリー温度を室温から80℃までの温度とするのは、反
応温度が低いと反応時間が長くなるというだけのことで
あり、それによって特に反応条件が限定されるものでは
ない。
にしてもよい。すなわち、まず、層状リン酸塩に対して
重量比で10/1〜1/10の酸化亜鉛またはアルカリ
土類金属の酸化物もしくは水酸化物のスラリーを作製し
ておき、室温から80℃までの温度に保ち、その中に層
状リン酸塩を投入し0.5〜3時間攪拌する。ついで、
層状リン酸塩の総水素量の20〜80モル%に相当する
アンモニウムイオン源を投入し、0.5〜3時間程度イ
オン交換反応させる。その後、該スラリーを脱水、濾
過、乾燥、粉砕することによって、目的とする防錆顔料
組成物を得ることができる。
に配合した場合でも優れた貯蔵安定性を持ち得るように
したものであるが、塗料化にあたってはそれに限られる
ことなく、水溶性樹脂、ディスパージョン樹脂、エマル
ション樹脂(カチオン電着塗料用エマルション樹脂、ア
ニオン電着塗料用エマルション樹脂を含む)をはじめと
する水系樹脂はもとより、塗料用樹脂として用いられる
ものであれば特に制限を受けることなく各種のものを用
いることができる。たとえば、ボイル油、油性ワニス、
フェノール樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン
樹脂、ビニル樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂、シリコ
ン樹脂、ポリエステル樹脂などの各種塗料用合成樹脂、
塩化ゴム、環化ゴムなどのゴム誘導体、その他繊維素誘
導体などを、単独でまたは併用して使用することができ
る。
脂に分散させる場合、活性水素を部分的にアンモニアと
反応させた層状リン酸塩と、酸化亜鉛またはアルカリ土
類金属の酸化物または水酸化物とをあらかじめ混合する
ことなく、それらを別々に塗料用の樹脂中に添加して、
樹脂中でそれらが混ざり合うようにしてもよい。
的に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに
限定されるものではない。なお、以下において量を示す
部数や濃度を示す%は重量基準によるものである。
たデシケーター内にトリポリリン酸二水素アルミニウム
1gを入れ、460時間放置後、生成物に吸着している
アンモニアを除去するため、アンモニアと反応させたト
リポリリン酸二水素アルミニウムの重量が一定になるま
で真空ポンプで吸引した。このようにして活性水素を部
分的にアンモニアと反応させたトリポリリン酸二水素ア
ルミニウムを得た。
ニアと反応させたトリポリリン酸二水素アルミニウム1
0部と、イオン交換水30部とで水性スラリーを作製
し、80℃まで昇温した。その後、酸化亜鉛6部を上記
水性スラリー中に投入し、80℃を保持したままで約1
時間攪拌した。ついで、該スラリーを脱水、濾過し、1
00℃で16時間乾燥した後、粉砕することによって、
防錆顔料組成物を得た。なお、上記のようにして活性水
素と反応したアンモニアの量はトリポリリン酸二水素ア
ルミニウムの総活性水素量(ただし、結晶水中の水素は
含まない)に対して70モル%であった。
そのベセル上にトリポリリン酸二水素アルミニウム1g
を放置した。この時のデシケーター内はアンモニアの分
圧が350mmHg、水の分圧が10mmHgであっ
た。そして、約30分後にアンモニア水を除き、生成物
に吸着しているアンモニアおよび水を除去するため、ア
ンモニアと反応したトリポリリン酸二水素アルミニウム
の重量が一定になるまで真空ポンプで吸引した。このよ
うにして活性水素を部分的にアンモニアと反応させたト
リポリリン酸二水素アルミニウムを得た。
ニアと反応させたトリポリリン酸二水素アルミニウム1
0部と、酸化亜鉛4部とを乾式混合することによって、
防錆顔料組成物を得た。なお、上記のようにして活性水
素と反応したアンモニアの量はトリポリリン酸二水素ア
ルミニウムの総活性水素量(ただし、結晶水中の水素は
含まない)に対して74モル%であった。
して酸化亜鉛スラリーを作製した。このスラリーを約5
0℃まで昇温した後、トリポリリン酸二水素アルミニウ
ムを300g投入し、約50℃で2時間湿式処理した。
水を40g投入し、1時間反応させた。その後、該スラ
リーを脱水、濾過し、100℃で12時間乾燥した後、
粉砕することによって、防錆顔料組成物を得た。なお、
上記のようにして活性水素と反応したアンモニアの量は
トリポリリン酸二水素アルミニウムの総活性水素量(た
だし、結晶水中の水素は含まない)に対して35モル%
であった。
0g投入して酸化マグネシウムスラリーを作製した。こ
のスラリーを約50℃まで昇温した後、トリポリリン酸
二水素アルミニウムを300g投入し、約50℃で湿式
処理した。
水を40g投入し、1時間反応させた。その後、該スラ
リーを脱水、濾過し、100℃で12時間乾燥した後、
粉砕することによって、防錆顔料組成物を得た。なお、
上記のようにして活性水素と反応したアンモニアの量は
トリポリリン酸二水素アルミニウムの総活性水素量(た
だし、結晶水中の水素は含まない)に対して35モル%
であった。
0g投入して水酸化カルシウムスラリーを作製した。こ
のスラリーを約50℃まで昇温した後、トリポリリン酸
二水素アルミニウムを300g投入し、約50℃で2時
間湿式処理した。
水を40g投入して1時間反応させた。その後、該スラ
リーを脱水、濾過し、100℃で12時間乾燥した後、
粉砕することによって、防錆顔料組成物を得た。なお、
上記のようにして活性水素と反応したアンモニアの量は
トリポリリン酸二水素アルミニウムの総活性水素量(た
だし、結晶水中の水素は含まない)に対して35モル%
であった。
g純水500mlに溶解し、その中に85%リン酸4
6.1g(P2 O5 /ZrO2 のモル比1.5)を攪拌
しながら徐々に滴下した。その結果、白色のゲル状沈殿
が得られたので、これを遠心分離した後、さらに85%
リン酸を30g加え、混合した後、ルツボごと130℃
に温度設定された電気炉中に入れ、130℃に加熱した
水蒸気を吹き込み、水蒸気の存在下で130℃で4時間
反応させた。
この反応生成物を水洗、脱水、乾燥した後、粉砕した。
この粉砕物はX線回折測定の結果、リン酸ジルコニウム
〔Zr(HPO4 )2 ・H2 O〕であると判明した。ま
た、このリン酸ジルコニウムの層間距離は7.6Å(7
6nm)であった。
化亜鉛を60g投入して酸化亜鉛スラリーを作製し、こ
のスラリーを約50℃まで昇温した後、上記のリン酸ジ
ルコニウムを100g投入し、約50℃で2時間湿式処
理した。
水を30g投入し、1時間反応させた。その後、該スラ
リーを脱水、濾過し、100℃で12時間乾燥した後、
粉砕することによって、防錆顔料組成物を得た。なお、
上記のようにして活性水素と反応したアンモニアの量は
リン酸ジルコニウムの総活性水素量(ただし、結晶水中
の水素は含まない)に対して74モル%であった。
リン酸34.6g(P2 O5 /TiO2 のモル比1.
5)とを実施例4と同様に磁製ルツボ中でよく攪拌混合
し、得られた混合物をルツボごと110℃に温度設定さ
れた電気炉中に入れ、110℃に加熱して水蒸気を吹き
込み、水蒸気の存在下で水酸化チタンとリン酸とを11
0℃で5時間反応させた。
この反応生成物を水洗、脱水、乾燥した後、粉砕した。
この粉砕物はX線回折測定の結果、リン酸チタン〔Ti
(HPO4 )2 ・H2 O〕であると判明した。また、こ
のリン酸チタンの層間距離は7.6Åであった。
30gをイオン交換水400gと混合し、得られたスラ
リーに28%アンモニア水を35g投入し、約60℃ま
で昇温して、約1時間反応させた。
投入し、約1時間湿式処理した。その後、該スラリーを
脱水、濾過し、100℃で16時間乾燥した後、粉砕す
ることによって、防錆顔料組成物を得た。なお、上記の
ようにして活性水素と反応したアンモニアの量はリン酸
チタンの総活性水素量(ただし、結晶水中の水素は含ま
ない)に対して58モル%であった。
9.5gと85%リン酸31.2g(P2 O5 /CeO
2 のモル比1.2)とを磁製ルツボ中でよく攪拌混合
し、得られた混合物をルツボごと180℃に温度設定さ
れた電気炉中に入れ、180℃に加熱した水蒸気を吹き
込み、水蒸気の存在下で酸化セリウムとリン酸とを18
0℃で4時間反応させた。
た。この反応生成物を水洗、脱水、乾燥した後、粉砕し
た。この粉砕物はX線回折測定の結果、リン酸セリウム
〔Ce(HPO4 )2 ・1.33H2 O〕であると判明
した。また、このリン酸セリウムの層間距離は15.9
Åであった。
330gをイオン交換水400gと混合し、得られたス
ラリーに28%アンモニア水を50g投入し、約60℃
まで昇温して、約1時間反応させた。
投入し、約1時間湿式処理した。その後、該スラリーを
脱水、濾過し、100℃で16時間乾燥した後、粉砕す
ることによって、防錆顔料組成物を得た。なお、上記の
ようにして活性水素と反応したアンモニアの量はリン酸
セリウムの総活性水素量(ただし、結晶水中の水素は含
まない)に対して45モル%であった。
ウム60gを用いた以外は、実施例3と同様に処理する
ことによって、防錆顔料組成物を得た。なお、この実施
例9において、活性水素と反応したアンモニアの量はト
リポリリン酸二水素アルミニウムの総活性水素量(ただ
し、結晶水中の水素は含まない)に対して28モル%で
あった。
そのベセル上にトリポリリン酸二水素アルミニウム1g
を放置した。この時のデシケーター内はアンモニアの分
圧が350mmHg、水の分圧が10mmHgであっ
た。
に吸着しているアンモニアおよび水を除去するため、ア
ンモニアと反応したトリポリリン酸二水素アルミニウム
の重量が一定になるまで真空ポンプで吸引した。このよ
うにして活性水素を部分的にアンモニアと反応させたト
リポリリン酸二水素アルミニウムを得た。なお、上記の
ようにして活性水素と反応したアンモニアの量はトリポ
リリン酸二水素アルミニウムの総活性水素量(ただし、
結晶水中の水素は含まない)に対して70モル%であっ
た。
施例3と同様に処理することによって、顔料組成物を得
た。なお、この比較例2において、活性水素と反応した
アンモニアの量はトリポリリン酸二水素アルミニウムの
総活性水素量(ただし、結晶水中の水素は含まない)に
対して13モル%であった。
実施例3と同様に処理することによって、顔料組成物を
得た。なお、この比較例3において、活性水素と反応し
たアンモニアの量はトリポリリン酸二水素アルミニウム
の総活性水素量(ただし、結晶水中の水素は含まない)
に対して96モル%であった。
123gを用いた以外は、実施例3と同様に処理するこ
とによって、顔料組成物を得た。
101gを用いた以外は、実施例3と同様に処理するこ
とによって、顔料組成物を得た。
ミン115gを用いた以外は、実施例3と同様に処理す
ることによって、顔料組成物を得た。
アミン14gを用いたい以外は、実施例3と同様に処理
することによって、顔料組成物を得た。
ウム64gを用いた以外は、実施例3と同様に処理する
ことによって、顔料組成物を得た。
ジアミン750mlを用いた以外は、実施例7と同様に
処理することによって、顔料組成物を得た。
製し、その中にトリポリリン酸二水素アルミニウム5g
を加えて攪拌した。このスラリーに超音波を5時間照射
処理した。超音波の照射は発信周波数28kHzで行
い、処理温度は25℃であった。
し、100℃で16時間乾燥した後、粉砕して、ブチル
アミンを層間に含むトリポリリン酸二水素アルミニウム
を得た。このブチルアミンを層間に含むトリポリリン酸
二水素アルミニウム100部と酸化マグネシウム20g
とを乾式混合することによって、顔料組成物を得た。
比較例10と同様に処理することによって、オクチルア
ミンを層間に含むトリポリリン酸二水素アルミニウムを
得た。
リン酸二水素アルミニウム100部と水酸化カルシウム
40部とを乾式混合することによって、顔料組成物を得
た。
ているトリポリリン酸二水素アルミニウムの原体の層間
距離および活性水素を部分的にアンモニアと反応させた
後の層間距離(以下、「反応後の層間距離」という)、
実施例6で使用されているリン酸ジルコニウムの原体の
層間距離および反応後の層間距離、実施例7で使用され
ているリン酸チタンの原体の層間距離および反応後の層
間距離、実施例8で使用されているリン酸セリウムの原
体の層間距離および反応後の層間距離を表1に示す。
物および比較例1〜9の顔料組成物を用いてそれぞれ常
乾型エマルション樹脂系塗料を調製し、塗膜形成後、塩
水噴霧試験および貯蔵安定性試験を行った。その結果を
試験例1として示す。なお、この試験例1においては、
比較対照のため、防錆顔料としてK−ホワイト♯84S
(商品名、テイカ社製の活性水素をアンモニアと反応さ
せていないトリポリリン酸二水素アルミニウム系防錆顔
料)、リン酸亜鉛およびストロンチウムクロメートを用
いてそれぞれ常乾型エマルション樹脂系塗料を調製し、
同様の試験を行った。
および比較例1〜11の顔料組成物を用いてそれぞれ常
乾型中油アルキッド樹脂系塗料を調製し、塩水噴霧試験
を行い、その防錆効果を調べた。その結果を試験例2に
おいて示す。また、この試験例2においても、比較対照
のため、K−ホワイト♯84S(商品名、前出)、リン
酸亜鉛およびストロンチウムクロメートを用いてそれぞ
れ常乾型中油アルキッド樹脂系塗料を調製し、同様の試
験を行った。
し、塗膜形成後、塩水噴霧試験および貯蔵安定性試験を
行った。
塗料を調製した。
エマルション ※7 商品名、チッソ社製の造膜助剤
れ下記条件で被塗板上に塗装し、常温で乾燥して塗膜を
形成した。
CC−SB)、日本テストパネル工業社製 膜 厚:38〜41μm 乾 燥:40℃で60時間
製した試験板を、機内温度を35℃に保った塩水噴霧試
験機内に入れ、5%塩化ナトリウム水溶液を1kg/c
m2 で10日間塗膜に噴霧し、試験板のサビ(錆)の発
生および塗膜のフクレ(膨れ)を観察した。
示す。防錆効果は試験板のサビ発生防止効果および塗膜
のフクレ発生防止効果で評価するが、それらの評価基準
は次の通りである。なお、サビ発生防止効果の評価基準
はASTM D610−68(1970)に準拠し、フ
クレ発生防止効果の評価基準はASTM D714−5
9(1965)に準拠している。下記の評価基準からも
明らかなように、サビ発生防止効果、フクレ発生防止効
果とも、評価値が高いほど効果が優れている。
た。この防錆塗料を40℃の恒温室中に放置し、1週間
ごとに1カ月間にわたって経時的に防錆塗料の粘度をB
型粘度計にて測定した。
に示す。評価としては、経時的な粘度変化が少ない方が
よく、粘度変化が大きい場合は塗料がゲル化して使用で
きなくなる。なお、表4中の数字の単位はcpsであ
る。
料組成物は、サビ発生防止効果、フクレ発生防止効果の
評価値とも高く防錆効果が優れていた。また、表4に示
すように、実施例1〜9の防錆顔料組成物は、貯蔵によ
る粘度増加が少なく、水系塗料中での貯蔵安定性が優れ
ていた。
は、いずれも防錆効果が低く、また塗料の貯蔵安定性が
悪いものもあった。また、活性水素をアンモニアと反応
させていないトリポリリン酸二水素アルミニウム系防錆
顔料であるK−ホワイト♯84S(商品名)は防錆効果
は優れているが、塗料の貯蔵安定性が悪く、逆にリン酸
亜鉛は塗料の貯蔵安定性はよいが、防錆効果が悪かっ
た。
果、塗料の貯蔵安定性のいずれも優れているが、6価の
クロムを含むため安全性で問題を有している。これに対
して、本発明の実施例1〜9の防錆顔料組成物は、無公
害で安全性での問題がなく、しかも表3および表4に示
すように、ストロンチウムクロメートと同等の優れた防
錆性能と水系塗料中での貯蔵安定性を有している。
製し、塗膜形成後、塩水噴霧試験を行い、その防錆効果
を調べた。
系塗料を調製した。
製の固形分濃度50%の常乾型中油アルキッド樹脂液 ※10 商品名:楠本化成社製のポリエステル樹脂系皮
張防止剤 ※11 商品名:楠本化成社製の沈降防止剤 ※12 関西ペイント社製の塗料用シンナー
ぞれ下記条件で被塗板上に塗装し、常温で乾燥して塗膜
を形成した。
CC−SB)、日本テストパネル工業社製 膜 厚:30〜32μm 乾 燥:室温で1週間
製した試験板を、機内温度を35℃に保った塩水噴霧試
験機内に入れ、5%塩化ナトリウム水溶液を1kg/c
m2 で14日間塗膜に噴霧し、試験板のサビ(錆び)の
発生および塗膜のフクレ(膨れ)を観察した。
示す。なお、防錆効果の評価方法は、試験例1の場合と
同様である。
料組成物は、サビ発生防止効果、フクレ発生防止効果と
も評価値が高く、従来の無公害防錆顔料であるリン酸亜
鉛やK−ホワイト♯84S(商品名、活性水素をアンモ
ニアと反応させていないトリポリリン酸二水素アルミニ
ウム系防錆顔料)に比べて防錆効果が優れていることは
もとより、ストロンチウムクロメートに比べても同等以
上の防錆効果を示した。このように、本発明の実施例1
〜9の防錆顔料組成物は、溶剤系塗料においても優れた
防錆性能を有していた。
組成物は、無公害で、かつ防錆性能が優れ、しかも水系
塗料に配合した場合でも貯蔵安定性が優れていた。
Claims (5)
- 【請求項1】 活性水素を部分的にアンモニアと反応さ
せた層状リン酸塩と、酸化亜鉛またはアルカリ土類金属
の酸化物もしくは水酸化物とを併用してなることを特徴
とする防錆顔料組成物。 - 【請求項2】 層状リン酸塩が、トリポリリン酸二水素
アルミニウム、リン酸チタン、リン酸ジルコニウムまた
はリン酸セリウムである請求項1記載の防錆顔料組成
物。 - 【請求項3】 アルカリ土類金属の酸化物もしくは水酸
化物が、酸化マグネシウムまたは水酸化カルシウムであ
る請求項1記載の防錆顔料組成物。 - 【請求項4】 活性水素と反応したアンモニアの量が、
層状リン酸塩の総活性水素量(ただし、結晶水中の水素
は含まない)に対して20〜80モル%である請求項1
記載の防錆顔料組成物。 - 【請求項5】 活性水素を部分的にアンモニアと反応さ
せた層状リン酸塩と、酸化亜鉛またはアルカリ土類金属
の酸化物もしくは水酸化物との併用割合が、重量比で1
0/1〜1/10である請求項1記載の防錆顔料組成
物。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19894893A JP3186908B2 (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 防錆顔料組成物 |
EP94110891A EP0634461B1 (en) | 1993-07-15 | 1994-07-13 | Rust-preventive composition |
DE69402623T DE69402623T2 (de) | 1993-07-15 | 1994-07-13 | Rostschutzzusammensetzung |
US08/275,153 US5482544A (en) | 1993-07-15 | 1994-07-14 | Rust-preventive composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19894893A JP3186908B2 (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 防錆顔料組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0734269A true JPH0734269A (ja) | 1995-02-03 |
JP3186908B2 JP3186908B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=16399620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19894893A Expired - Fee Related JP3186908B2 (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 防錆顔料組成物 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5482544A (ja) |
EP (1) | EP0634461B1 (ja) |
JP (1) | JP3186908B2 (ja) |
DE (1) | DE69402623T2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002504615A (ja) * | 1998-02-26 | 2002-02-12 | ヘミッシュ ファブリーク ブーデンハイム ルドルフ アー.オイテケル | 腐食防止顔料及びその使用 |
WO2005080515A1 (ja) * | 2004-02-23 | 2005-09-01 | Kansai Paint Co., Ltd. | 水性耐熱塗料組成物及びその塗装方法 |
JP2008007645A (ja) * | 2006-06-29 | 2008-01-17 | Tayca Corp | 亜鉛メッキ鋼板用防錆顔料組成物 |
JP2009007466A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Tayca Corp | 防錆顔料組成物 |
JP2011207208A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-10-20 | Nisshin Steel Co Ltd | 塗装アルミニウムめっき鋼板 |
JP2012211333A (ja) * | 2012-07-03 | 2012-11-01 | Tayca Corp | 防錆顔料組成物 |
JP2017122186A (ja) * | 2016-01-08 | 2017-07-13 | 新日鐵住金株式会社 | 塗料組成物およびそれを用いた塗装部材 |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2734275B1 (fr) * | 1995-05-17 | 1997-07-11 | Lafarge Nouveaux Materiaux | Compositions de revetement anticorrosion en phase aqueuse et leur utilisation a la protection d'elements metalliques |
FR2795065B1 (fr) * | 1999-06-16 | 2002-04-19 | Rhodia Chimie Sa | Sol d'un phosphate de cerium et/ou de lanthane, procede de preparation et utilisation en polissage |
FR2813300B1 (fr) * | 2000-08-23 | 2002-10-25 | Rhodianyl | Procede de preparation de composes mineraux, composes obtenus, et leur utilisation dans les materiaux thermoplastiques |
US6537678B1 (en) * | 2000-09-20 | 2003-03-25 | United Technologies Corporation | Non-carcinogenic corrosion inhibiting additive |
JP4681746B2 (ja) * | 2001-02-23 | 2011-05-11 | 株式会社キリウ | 車両用ブレーキ装置の回転ブレーキ部材 |
FR2836476B1 (fr) * | 2002-02-22 | 2005-03-18 | Rhodianyl | Materiau thermoplastique a proprietes barrieres elevees |
US7498381B1 (en) | 2006-08-02 | 2009-03-03 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Low permeability elastomeric-metal phosphate nanocomposites |
US10428226B2 (en) | 2016-07-20 | 2019-10-01 | The Boeing Company | Sol-gel coating compositions and related processes |
US10246594B2 (en) | 2016-07-20 | 2019-04-02 | The Boeing Company | Corrosion inhibitor-incorporated layered double hydroxide and sol-gel coating compositions and related processes |
US10246593B2 (en) | 2016-07-20 | 2019-04-02 | The Boeing Company | Sol-gel coating compositions including corrosion inhibitor-encapsulated layered double hydroxide and related processes |
US10421869B2 (en) * | 2017-01-09 | 2019-09-24 | The Boeing Company | Sol-gel coating compositions including corrosion inhibitor-encapsulated layered metal phosphates and related processes |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3892577A (en) * | 1971-11-23 | 1975-07-01 | Mizusawa Industrial Chem | White pigment excelling in resistance to flame and corrosion |
JPS55116768A (en) * | 1979-03-02 | 1980-09-08 | Teikoku Kako Kk | Coating composition for protection of zinc from white rust |
JPS5849579B2 (ja) * | 1980-05-26 | 1983-11-05 | 帝国化工株式会社 | 顔料組成物 |
JPS577806A (en) * | 1980-06-18 | 1982-01-16 | Teikoku Kako Kk | Rust preventive pigment |
JPS62169872A (ja) * | 1986-01-22 | 1987-07-27 | Teikoku Kako Kk | 防錆顔料および塗料 |
ES2004805A6 (es) * | 1987-08-14 | 1989-02-01 | Colores Hispania | Procedimiento para fabricar un pigmento anticorrosivo. |
ES2006347A6 (es) * | 1988-03-03 | 1989-04-16 | Colores Hispania | Pigmento anticorrosivo y procedimiento para su obtencion. |
US4966630A (en) * | 1989-03-29 | 1990-10-30 | Tayca Corporation | Anticorrosive pigment composition and an anticorrosive coating composition containing the same |
JPH03146567A (ja) * | 1989-11-01 | 1991-06-21 | Teika Corp | 防錆顔料組成物 |
JP3218605B2 (ja) * | 1990-12-25 | 2001-10-15 | ラサ工業株式会社 | 抗菌性リン酸塩層間化合物とその製造方法 |
-
1993
- 1993-07-15 JP JP19894893A patent/JP3186908B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-07-13 DE DE69402623T patent/DE69402623T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-07-13 EP EP94110891A patent/EP0634461B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-07-14 US US08/275,153 patent/US5482544A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002504615A (ja) * | 1998-02-26 | 2002-02-12 | ヘミッシュ ファブリーク ブーデンハイム ルドルフ アー.オイテケル | 腐食防止顔料及びその使用 |
WO2005080515A1 (ja) * | 2004-02-23 | 2005-09-01 | Kansai Paint Co., Ltd. | 水性耐熱塗料組成物及びその塗装方法 |
GB2425314A (en) * | 2004-02-23 | 2006-10-25 | Kansai Paint Co Ltd | Water-based heat-resistant coating composition and process for application thereof |
GB2425314B (en) * | 2004-02-23 | 2007-09-19 | Kansai Paint Co Ltd | Water-based heat-resistant coating composition and process for application thereof |
JP2008007645A (ja) * | 2006-06-29 | 2008-01-17 | Tayca Corp | 亜鉛メッキ鋼板用防錆顔料組成物 |
JP2009007466A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Tayca Corp | 防錆顔料組成物 |
US8058338B2 (en) | 2007-06-28 | 2011-11-15 | Tayca Corporation | Anticorrosive pigment composition and water-based anticorrosive coating material containing the same |
JP2011207208A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-10-20 | Nisshin Steel Co Ltd | 塗装アルミニウムめっき鋼板 |
JP2012211333A (ja) * | 2012-07-03 | 2012-11-01 | Tayca Corp | 防錆顔料組成物 |
JP2017122186A (ja) * | 2016-01-08 | 2017-07-13 | 新日鐵住金株式会社 | 塗料組成物およびそれを用いた塗装部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0634461A3 (ja) | 1995-02-22 |
EP0634461B1 (en) | 1997-04-16 |
DE69402623T2 (de) | 1997-09-04 |
EP0634461A2 (en) | 1995-01-18 |
JP3186908B2 (ja) | 2001-07-11 |
DE69402623D1 (de) | 1997-05-22 |
US5482544A (en) | 1996-01-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0734269A (ja) | 防錆顔料組成物 | |
US6139616A (en) | Rust-preventive pigment composition and rust-preventive paints containing the same | |
JPH10158546A (ja) | 防錆顔料及び塗料組成物 | |
JPH08283619A (ja) | 防錆顔料組成物およびそれを含有する防錆塗料 | |
JPH11148029A (ja) | 防錆顔料組成物およびこれを含有する防錆塗料 | |
JP2986962B2 (ja) | 防錆顔料組成物およびそれを配合した塗料 | |
JP3004486B2 (ja) | 防錆顔料組成物 | |
EP2163589B1 (en) | Anticorrosive pigment composition and water-based anticorrosive coating material containing the same | |
JP3089347B2 (ja) | 防錆顔料 | |
JP2986963B2 (ja) | 防錆顔料組成物 | |
JP2003113482A (ja) | 水系塗料用防錆顔料組成物 | |
JP4230984B2 (ja) | 防錆塗料組成物 | |
JP4210943B2 (ja) | 水系防錆塗料 | |
JPS6224021B2 (ja) | ||
JPH06306650A (ja) | 糸錆防止顔料組成物 | |
JP3907791B2 (ja) | 防錆顔料組成物およびこれを含有する防錆塗料 | |
JP3871404B2 (ja) | 防錆顔料組成物およびこれを含有する防錆塗料 | |
JPH02151665A (ja) | 防錆顔料組成物 | |
JPH1149979A (ja) | 防錆顔料組成物およびこれを含有する防錆塗料 | |
JP4890970B2 (ja) | 亜鉛メッキ鋼板用防錆顔料組成物 | |
JPH02151666A (ja) | 防錆顔料組成物 | |
JPH0812905A (ja) | 電着塗料用防錆剤 | |
JPH1149976A (ja) | 防錆顔料組成物およびこれを含有する防錆塗料 | |
JP2006097023A (ja) | カルシウムと特定の金属との複合水酸化物を含有する防錆顔料 | |
JPH02151664A (ja) | 防錆顔料組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080511 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090511 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100511 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |