[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH0629473Y2 - 機械式過給機の制御装置 - Google Patents

機械式過給機の制御装置

Info

Publication number
JPH0629473Y2
JPH0629473Y2 JP1987062276U JP6227687U JPH0629473Y2 JP H0629473 Y2 JPH0629473 Y2 JP H0629473Y2 JP 1987062276 U JP1987062276 U JP 1987062276U JP 6227687 U JP6227687 U JP 6227687U JP H0629473 Y2 JPH0629473 Y2 JP H0629473Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
mechanical supercharger
sensor
rotation speed
electromagnetic clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987062276U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63168227U (ja
Inventor
則雄 中沢
洋一郎 河野
悦正 松良
聖 川谷
浩司 荻田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP1987062276U priority Critical patent/JPH0629473Y2/ja
Publication of JPS63168227U publication Critical patent/JPS63168227U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0629473Y2 publication Critical patent/JPH0629473Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supercharger (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エンジンにそなえられる機械式過給機の制御
装置に関し、特に、トラック等の大型車両用エンジンに
用いて好適の機械式過給機の制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来より、ターボ式過給機では補うことが難しいエンジ
ンの低回転域での過給特性を補うために、機械式過給機
付きエンジンが提案されている。
特に、エンジンの低回転域での高負荷時(荷物満載状態
での発進時)に高トルクを必要とするトラック等の大型
車両では、エンジンのクランクシャフトにギア比を高め
て接続された機械式過給機をエンジンの低回転域のみで
高回転させて、エンジンに過給するように構成されたも
のがある。
そして、エンジンが高回転域に達すると、機械式過給機
がその高められたギア比のためにオーバースピード(過
回転)になり、故障を起こすおそれがあるので、エンジ
ンと機械式過給機との接続部には、機械式過給機が過回
転ぎみになったらただちにこれらを断状態に保持するた
めの電磁クラッチおよびその制御系が設けられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上述のような従来の機械式過給機にあって
は、その故障を防ぐために、エンジンが高回転域に達し
た時点で、確実にエンジンとの接続を断つことが望まし
い。
しかしながら、従来の機械式過給機の制御装置では、そ
の制御系等が故障すると、この故障を検出して電磁クラ
ッチを断状態に保持する保安回路は設けられていないの
で、仮に、上記制御系等の部品が故障して上記電磁クラ
ッチが接状態に保持されてしまうと、過回転により機械
式過給機が破損するという問題点がある。
本考案は、上述のような問題点の解決をはかろうとする
もので、制御系等で故障が発生しても、電磁クラッチを
断状態に保持して、過回転による機械式過給機の破損を
確実に防止することができるようにした、機械式過給機
の制御装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案の機械式過給機の制
御装置は、エンジンの吸気通路に介装され同エンジンで
駆動される機械式過給機において、上記エンジンから上
記機械式過給機への動力伝達系に介装され接続信号が入
力された時にだけ上記エンジンと上記機械式過給機を接
続する電磁クラッチをそなえ、上記エンジンの回転数を
検出するエンジン回転数センサと、上記エンジンの加速
操作を検出する加速操作センサとが設けられるととも
に、上記の回転数センサおよび加速操作センサからの検
出信号に基づき、上記エンジンの回転数が所定の低回転
域にあり、しかも上記エンジンの加速操作が行なわれて
いる時にのみ、上記電磁クラッチに接続信号を出力する
第1の制御系が設けられ、且つ上記機械式過給機の回転
数を検出する機械式過給機回転数センサが設けられると
ともに、同センサからの検出信号に基づき上記機械式過
給機の回転数が所定値を超えたときに、上記第1の制御
系の制御に優先して上記電磁クラッチを断状態に切換え
る第2の制御系が設けられたことを特徴としている。
〔作用〕
以上の本考案の機械式過給機の制御装置では、第1の制
御系が、エンジン回転数センサおよび加速操作センサか
らの検出信号を受けて、エンジンの低回転域で、加速操
作が行なわれたことを検知した時、電磁クラッチが接状
態に切換えられて、機械式過給機によるエンジンへの過
給が行なわれる。
また、第2の制御系が、機械式過給機回転数センサから
の検出信号を受けて、機械式過給機が過回転になったこ
とを検出すると、第1の制御系による制御に優先して電
磁クラッチを断状態に切換える。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の一実施例としての機械式過給
機の制御装置について説明すると、第1図は本装置を機
械式過給機およびターボ過給機を併設されたエンジンに
付設した例を示す全体構成図であり、第2図はその電気
回路図であり、第3図は本装置を機械式過給機付きエン
ジンに付設した例を示す全体構成図である。
第1図において、エンジン1の排気通路2には、タービ
ン3が介装されており、このタービン3によって軸を介
して駆動されるコンプレッサ4が吸気通路5に介装され
ていて、タービン3とコンプレッサ4とでターボ過給機
が構成されている。
そして、吸気通路5におけるコンプレッサ4の下流側
(エンジン1側)には、逆止弁6が介挿されており、こ
の逆止弁6を挟んだ上流側と下流側とを結んで、バイパ
ス通路5aが設けられている。このバイパス通路5aに
は、機械式過給機7が介装されている。
この機械式過給機7には、プーリ9が取付けられてお
り、エンジン1のクランクシャフト10には、プーリ1
0aが取付けられており、これらプーリ9,10aはベル
ト11で接続されている。
そして、プーリ9,10aおよびベルト11からなる動
力伝達系には、電磁クラッチ8が介装されている。この
電磁クラッチ8は、機械式過給機7とプーリ9との間の
回転軸7aに介装されていて、常時は断状態に保たれ、
電流が供給されると接状態になるように設定されてい
る。
そして、電磁クラッチ8には、その接断動作を制御する
機械式過給機の制御装置が接続されている。
この機械式過給機の制御装置は、第2図に示すように、
電磁クラッチ8と、この電磁クラッチ8を制御するため
の第1の制御系16と、第2の制御系25と、この制御
系16,25へエンジン1等における各種状態の検出信
号を送るセンサ部37と、第1および第2の制御系1
6,25の状態を表示する表示部26と、バッテリー2
2とをそなえて構成されている。
第1の制御系16に接続するセンサ部37には、エンジ
ン1の回転数を検出するエンジン回転数センサ12が設
けられ、さらに噴射ポンプのラック位置を検出する噴射
ポンプラック位置センサ14と、トランスミッションの
ギア位置を検出しニュートラル位置でオンとなるトラン
スミッション中立位置センサ15とが設けられている。
エンジン回転数センサ12には、このエンジン回転数セ
ンサ12の信号を電圧に変換するF/Vコンバータ13
が接続されている。そして、これらセンサ12,13,
14,15およびコンバータ13ならびに後述の機械式
過給機回転数センサ27でセンサ部37が構成される。
F/Vコンバータ13からの出力は、第1のコンパレー
タ17aの(+)側に接続されるとともに、第2のコン
パレータ17bの(−)側にも接続されている。
また、第1の設定器18aは、第1のコンパレータ17a
の(+)側に接続されるとともに、第2の設定器18b
は、第2のコンパレータ17bの(+)側に接続されて
いる。
第1および第2のコンパレータ17a,17bの出力側
は、第1のアンド回路19aの入力側に接続されてい
る。
センサ部37の噴射ポンプラック位置センサ14からの
出力は、第3のコンパレータ17cの(+)側に接続さ
れるとともに、第3の設定器18cは第3コンパレータ
17cの(−)側に接続されている。
第2のアンド回路19bの入力側の一端には、第1のア
ンド回路19aの出力側が接続されるとともに、第2の
アンド回路19bの入力側の他端には、第3のコンパレ
ータ17cの出力側が接続されている。
第3のアンド回路19cの入力側の一端には、第2のア
ンド回路19bの出力側が接続されるとともに、第3の
アンド回路19cの入力側の他端には、センサ部37の
トランスミッション中立位置センサ15からの出力がノ
ット回路19dを介して接続されている。
第3のアンド回路19cからの出力は、抵抗器20を介
してトランジスタ21のベース側に接続されているとと
もに、エミッタ側はアース(接地)され、コレクタ側は
リレー34のソレノイド部34aに接続されている。
また、リレー34のソレノイド部34aはリレー33の
ソレノイド部33aと接続されるとともに、リレー33
のソレノイド部33aはバッテリー22に接続されてい
る。
さらに、バッテリー22は、リレー33の常開のスイッ
チ部33bおよびリレー34の常開のスイッチ部34bを
介して、電磁クラッチ8の一端に接続されている。
第2の制御系25に接続するセンサ部37には、機械式
過給機7の回転数を検出する機械式過給機回転数センサ
27が設けられるとともに、この機械式過給機回転数セ
ンサ27の信号を電圧に変換するF/Vコンバータ28
が接続されている。
F/Vコンバータ28からの出力は、コンパレータ29
の(−)側に接続されるとともに、設定器30は、コン
パレータ29の(+)側に接続されている。
コンパレータ29の出力は、抵抗器31を介してトラン
ジスタ32のベース側に接続されているとともに、エミ
ッタ側はアース(接地)され、コレクタ側はリレー36
のソレノイド36aに接続されている。
また、リレー36のソレノイド36aはリレー35のソ
レノイド35aと接続されるとともに、リレー35のソ
レノイド35aはバッテリー22と接続されている。
さらに、バッテリー22は、リレー35の常閉のスイッ
チ部35cおよびリレー36の常閉のスイッチ部36cに
接続されるとともに、スイッチ部35cおよびスイッチ
部36cを介してアース(接地)されている。
電磁クラッチ8の一端は第1の制御系16のスイッチ部
33b,34bに接続され、他端は第2の制御系25のリ
レー35の常開のスイッチ部35bおよびリレー36の
常開のスイッチ部36bに接続されるほか、スイッチ部
36bはアース(接地)されている。
なお、リレー35およびリレー36はスイッチ部を2個
有する連動スイッチで構成されている。
これら上述のセンサ27,コンバータ28,設定器3
0,コンパレータ29,抵抗器31,トランジスタ3
2,リレー35,36により第2の制御系25が構成さ
れている。
リレー33のスイッチ部33bとリレー34のスイッチ
部34bとの間には、抵抗器23aを介してアース(接
地)される発光ダイオード24aが接続されるととも
に、リレー34のスイッチ部34bと電磁クラッチ8と
の間には、抵抗器23bを介してアース(接地)される
発光ダイオード24bが接続されている。
また、リレー35のスイッチ部35cとリレー36のス
イッチ部36cとの間には、抵抗器23cを介してアース
(接地)される発光ダイオード24cが接続されるとと
もに、リレー36のスイッチ部36cとアース(接地)
との間には、抵抗器23dを介してアース(接地)され
る発光ダイオード24dが接続されている。
そして、上述の発光ダイオード24a,24b,24c,
24d、抵抗器23a,23b,23c,23dにより表示
部26が構成されている。
また、上述の噴射ポンプラック位置センサ14と、トラ
ンスミッション中立位置センサ15と、コンパレータ1
7c、第3の設定器18cと、ノット回路19dと、アン
ド回路19cにおける所定以上の噴射ポンプラック位置
である検出信号とニュートラル位置以外のギア段検出信
号とのアンド機能とにより、加速操作センサが構成され
る。
本考案の実施例としての機械式過給機の制御装置は上述
のごとく構成されているので、同制御装置内の第1の制
御系16の、エンジン回転数センサ12で検出されたエ
ンジン回転数Nと、設定機18a,18bで設定された
設定回転数N,Nとが、コンパレータ17a,17b
に出力され連続比較される。
なお、ここでいうエンジン回転数Nとは、エンジン1
の実回転数である。設定回転数Nとは、エンジン1の
アイドル回転数よりも低く、エンジン停止時つまりゼロ
より高い回転数であり、部品等の断線あるいは故障等を
判断するための回転数である。
また、設定回転数Nとは、機械式過給機7が破損しな
い程度の高回転に対応するエンジンの限界最高回転数
(例えば、大型トラックのディーゼルエンジンでは10
00rpm程度)である。
第1のコンパレータ17aは、N>Nのときに第1
のアンド回路19aに出力するとともに、第2のコンパ
レータ17bでは、N<Nのときに第1のアンド回
路19aに出力する。
第1のアンド回路19aは、N<N<Nのときに
第2のアンド回路19bの入力側の一端に出力するとと
もに、第3のコンパレータ17cは、加速操作センサを
構成する噴射ポンプラック位置センサ14の検出値R
が設定値RWOより大のとき、第2のアンド回路の19
bの入力側の他端に出力する。
さらに、加速操作センサを構成するトランスミッション
中立位置センサ15は、ニュートラル位置でオンとな
り、いずれかのギア段に入力されているときにオフとな
る信号を検出し、第3のアンド回路19cの入力側の一
端に出力するとともに、他端には第2のアンド回路19
bの出力が入力される。
このように、加速操作センサは、噴射ポンプラック位置
センサ14およびトランスミッション中立位置センサ1
5からの信号を受け、噴射ポンプのラック位置が設定値
以上のときであるとともに、トランスミッションがニュ
ートラルではなく、いずれかのギア段に入力されている
状態を検出する。
それぞれの条件を満たすときに、すなわち、エンジン1
の低回転域で加速操作が行なわれると、第3のアンド回
路19cから抵抗器20を介してトランジスタ21のベ
ースにハイレベル信号が出力され、スイッチング動作が
行なわれる。
トランジスタ21のベースに電圧が印加されると、コレ
クタとエミッタ間が導通し、短絡する。
これに伴って、コレクタ側に接続されているリレー3
3,34のソレノイド33a,34aへバッテリー22
から電流が供給され、ソレノイド33a,34aは励磁
し、リレー33,34のスイッチ部33b,34bが閉状
態となる。
また、機械式過給機回転数センサ27で検出された機械
式過給機回転数Nと、設定器30で設定された設定回
転数Nとが、コンパレータ29に出力され連続比較さ
れる。
なお、ここでいう機械式過給機回転数Nとは、機械式
過給機7の実回転数である。設定回転数Nとは、機械
式過給機7が破損しない程度の高回転に対応する機械式
過給機7の限界最高回転数である。
コンパレータ29は、機械式過給機回転数センサ27の
検出値Nが設定値Nより小のとき(N<N)、
抵抗器31を介してトランジスタ32のベースにハイレ
ベル信号が出力され、スイッチング動作が行なわれる。
これに伴って、コレクタ側に接続されているリレー3
5,36のソレノイド35a,26aへバッテリー22か
ら電流が供給され、ソレノイド35a,36aは励磁し、
リレー35,36のスイッチ部35b,36bが閉状態と
なる。
なお、リレー35,36のスイッチ部35c,36cは通
常閉状態であるが、スイッチ部35b,36bが閉状態に
なるのに伴って、開状態となる。
これにより、バッテリー22から電磁クラッチ8を介し
てアースへ至る回路が形成されるので、電磁クラッチ8
へ電圧が供給され、常時は断状態に保たれる電磁クラッ
チ8は、接状態に保持される。
この上記の動作状態は、表示部26の発光ダイオード2
4a〜24dによって表示され、電磁クラッチ8が動作時
には発光ダイオード24a,24bが点灯し、電磁クラッ
チが非動作時には発光ダイオード24c,24dが点灯す
る。
そして、エンジン1が高回転になると、エンジン回転数
センサ12がこれを検知して、第1の制御系16が電磁
クラッチ8を元の状態つまり断状態に保持し、機械式過
給機7の過回転による破損を確実に防止する。
なお、トランジスタ21のコレクタ側に、2個のリレー
33,34が設けられているのは、リレー33,34の
故障による固着(閉状態の維持)を防止するためであ
り、どちらか一方のリレー27(28)が故障した場合
でも他方のリレー28(27)を開状態にし、バッテリ
ー22からの電流の供給を遮断して、電磁クラッチ8を
断状態に保持するためである。
また、第1の制御系16等で故障が発生し、電磁クラッ
チ8が接状態に保持されても、センサ部37の機械式過
給機回転数センサ27が検出する機械式過給機7の回転
数に基づき、第2の制御系が機械式過給機7の過回転状
態を検出して、積極的に電磁クラッチ8を元の状態つま
り断状態に保持し、機械式過給機7の過回転による破損
を確実に防止する。
なお、トランジスタ32のコレクタ側に2個のリレー3
5,36が設けられているのは、リレー33,34の故
障による固着(閉状態の維持)を防止するためであり、
どちらか一方のリレー35(36)が故障した場合で
も、他方のリレー36(35)を開状態にし、バッテリ
ー22からの電流の供給を遮断して、電磁クラッチ8を
断状態に保持するためである。
また、所定の低回転域とは、N<N<Nという条
件が成り立つ場合であり、一例としてアイドル時の回転
数が450rpm、最高回転数が2200rpmの大型
ディーゼルエンジンを例にとってみると、設定回転数N
はアイドル回転数よりも低く、ゼロよりも高ければよ
いから、200rpm程度と設定でき、また設定回転数
は、機械式過給機7が破損しない程度の高回転に対
応するエンジンの限界最高回転数であるから、1000
rpmと設定できる。
よって、この大型ディーゼルエンジンの所定の低回転域
とは、実回転数をNとすると、200rpm<N
1000rpmとなる。
このように回転数を設定することにより、エンジン回転
数センサ12の断線時等において、センサ出力Nがロ
ーレベルとなっても、設定値Nがこのローレベルの検
出信号Nよりも高く設定されているので、N<N
となったとき、各エンジン回転数センサ12の断線や故
障等であることが判定され、エンジン1の高回転域のみ
ならず、センサの不具合等においても、電磁クラッチ8
を断状態に確実に保持することができる。
さらに、エンジン1の回転数がN<N<Nの条件
下で正常に作動中であるか否かが、発光ダイオード24
a,24bで点灯表示される。
また、リレー33,34の作動時に発光ダイオード24
a,24bが点灯表示される。
さらに、リレー35,36の作動時に発光ダイオード2
4c,24dが点灯表示される。
なお、第3図に示すように、ターボ過給機をそなえられ
ていない機械式過給機付きエンジンに、本装置を適用し
てもよく、本実施例とほぼ同様の作用効果を得ることが
できる。
また、加速操作センサとして、アクセルペダル踏込量セ
ンサを用いてもよく、また、噴射ポンプラック位置セン
サ14からの位置信号やアクセルペダル踏込量センサか
らの検出信号を微分するように構成してもよい。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の機械式過給機の制御装置
によれば、第1の制御系が、エンジン回転数センサおよ
び加速操作センサからの検出信号を受けて、エンジンの
低回転域で、加速操作が行なわれたことを検知した時、
電磁クラッチを接状態に切換えて、機械式過給機により
エンジンへの過給が行なわれ、また、第2の制御系が、
機械式過給機回転数センサからの検出信号を受けて、機
械式過給機が過回転になったことを検出すると、第1の
制御系による制御に優先して電磁クラッチを断状態に切
換えるため、過回転による機械式過給機の破損を確実に
防止することができる。
また、比較的安価で簡単な構成にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の一実施例としての機械式過給機の
制御装置を示すもので、第1図は本装置を機械式過給機
およびターボ過給機を併設されたエンジンに付設した例
を示す全体構成図であり、第2図はその電気回路図であ
り、第3図は本装置を機械式過給機付きエンジンに付設
した例を示す全体構成図である。 1……エンジン、2……排気通路、3……タービン、4
……コンプレッサ、5……吸気通路、5a……バイパス
通路、6……逆止弁、7……機械式過給機、7a……回
転軸、8……電磁クラッチ、9……プーリ、10……ク
ランクシャフト、10a……プーリ、11……ベルト、
12……エンジン回転数センサ、13……F/Vコンバ
ータ、14……加速操作センサを構成する噴射ポンプラ
ック位置センサ、15……加速操作センサを構成するト
ランスミッション中立位置センサ、16……第1の制御
系、17a,17b,17c,……コンパレータ、18a,
18b,18c……設定器、19a,19b,19c……ア
ンド回路、19d……ノット回路、20……抵抗器、2
1……トランジスタ、22……バッテリー、23a,2
3b,23c,23d……抵抗器、24a,24b,24c,
24d……発光ダイオード、25……第2の制御系、2
6……表示部、27……機械式過給機回転数センサ、2
8……F/Vコンバータ、29……コンパレータ、30
……設定器、31……抵抗器、32……トランジスタ、
33,34,35,36……リレー、37……センサ
部。
フロントページの続き (72)考案者 川谷 聖 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)考案者 荻田 浩司 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−203823(JP,A) 実公 昭59−33861(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの吸気通路に介装され同エンジン
    で駆動される機械式過給機において、上記エンジンから
    上記機械式過給機への動力伝達系に介装され接続信号が
    入力された時にだけ上記エンジンと上記機械式過給機を
    接続する電磁クラッチをそなえ、上記エンジンの回転数
    を検出するエンジン回転数センサと、上記エンジンの加
    速操作を検出する加速操作センサとが設けられるととも
    に、上記の回転数センサおよび加速操作センサからの検
    出信号に基づき、上記エンジンの回転数が所定の低回転
    域にあり、しかも上記エンジンの加速操作が行なわれて
    いる時にのみ、上記電磁クラッチに接続信号を出力する
    第1の制御系が設けられ、且つ上記機械式過給機の回転
    数を検出する機械式過給機回転数センサが設けられると
    ともに、同センサからの検出信号に基づき上記機械式過
    給機の回転数が所定値を超えたときに、上記第1の制御
    系の制御に優先して上記電磁クラッチを断状態に切換え
    る第2の制御系が設けられたことを特徴とする、機械式
    過給機の制御装置。
JP1987062276U 1987-04-24 1987-04-24 機械式過給機の制御装置 Expired - Lifetime JPH0629473Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987062276U JPH0629473Y2 (ja) 1987-04-24 1987-04-24 機械式過給機の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987062276U JPH0629473Y2 (ja) 1987-04-24 1987-04-24 機械式過給機の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63168227U JPS63168227U (ja) 1988-11-01
JPH0629473Y2 true JPH0629473Y2 (ja) 1994-08-10

Family

ID=30896394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987062276U Expired - Lifetime JPH0629473Y2 (ja) 1987-04-24 1987-04-24 機械式過給機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0629473Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020121605A (ja) * 2019-01-29 2020-08-13 京セラ株式会社 カメラ清浄装置および制御方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57203823A (en) * 1981-06-05 1982-12-14 Aisin Seiki Co Ltd Control for vehicle mounted with engine with supercharger
JPS5933861U (ja) * 1982-08-30 1984-03-02 昭和電線電纜株式会社 線材の供給ガイド装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63168227U (ja) 1988-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4485793A (en) Supercharger control system for automobiles
US4958708A (en) Drive system for turbocharger with rotary electric machine
US20060180130A1 (en) Motor assisted mechanical supercharging system
US4669269A (en) Turbocharged internal combustion engine
JPH0584810B2 (ja)
JPH0629473Y2 (ja) 機械式過給機の制御装置
JP3374727B2 (ja) ハイブリッド自動車の制御装置
JPH0746738Y2 (ja) 機械式過給機の制御装置
JP3257852B2 (ja) 機械式過給機付エンジンの制御装置
JPS601324A (ja) 機械式過給機付内燃機関の制御方法
JPH11166439A (ja) 車両用エンジン制御装置
CN106996339A (zh) 用于运行驱动设备的方法和控制设备
JP2003021002A (ja) 車両用エンジンの排ガス再循環装置
JPS595832A (ja) タ−ボチヤ−ジヤ機構
JP2000204959A (ja) タ―ボコンパウンド機関
JP2778866B2 (ja) 車載用ターボコンパウンドエンジン
JP3454125B2 (ja) ハイブリッド自動車の制御装置
JP3900124B2 (ja) 電動過給機付エンジンを備えた車両の制御装置
JPH06248965A (ja) 過給機付きエンジン
JPH0429061Y2 (ja)
JPS641652B2 (ja)
JPS62233436A (ja) エンジンの制御装置
JPH034765Y2 (ja)
JPH0117614Y2 (ja)
JP6028342B2 (ja) ハイブリッド車両