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JPH0487961A - 二重包装体及びその包装方法 - Google Patents

二重包装体及びその包装方法

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JPH0487961A
JPH0487961A JP2199209A JP19920990A JPH0487961A JP H0487961 A JPH0487961 A JP H0487961A JP 2199209 A JP2199209 A JP 2199209A JP 19920990 A JP19920990 A JP 19920990A JP H0487961 A JPH0487961 A JP H0487961A
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package
dust
packaging
day
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JP2199209A
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Yoshiaki Inoue
井上 義彰
Shigeru Murabayashi
茂 村林
Kazuo Fujinami
藤波 一男
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電子部品、電子製品特に半導体装置の部品及び
半導体装置の製造に用いる原料の保存に好適に用いられ
る防錆剤の二重包装体に関する。
(従来の技術) 防錆作用を有する組成物を包装材料に包装し包装体とし
、電子部品、電子製品特に半導体装置の部品及び半導体
装置の製造に必要な原料の保存に用いる試みがなされて
いる。通常の通気性包装材料として紙と有孔プラスチッ
クフィルムを張り合わした包装材料が用いられている。
しかし、この包装材料を使って防錆用組成物を包装する
と大気中に浮遊しているダストが包装材料の静電気で吸
い寄せられて、包装材料の表面に付着する。このまま電
子部品、電子製品特に半導体装置の部品及び半導体装置
の製造原料の保存に用いると、保存対象物を汚染し、電
気回路がショートしたり、回路に錆を発生させる事にな
り好ましくない。
一方特開昭63−55075において脱酸素剤包装体が
0.2〜2mmの開孔径で穿孔したプラスチックフィル
ムからなる通気性外袋内に脱酸素剤包装体を包装した脱
酸素剤二重包装体が提案されているが穿孔した開孔径が
大きい為に穿孔部分から脱酸素剤組成物のダストが通過
し、ダストの汚染を防止できない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記の問題点に鑑み、包装体の表面にダストが
付着しない又包装材料から組成物のダストが通過しない
包装体にすることにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は防錆用組成物が通気性包装材料(1)に包装さ
れている一重包装体を通気性包装材料(2)に包装され
ている二重包装体において、通気性包装材料(2)とし
て竺j素透過速度10100O!/ m’ ・Atm 
−Day以上、透湿度1g/m′・Day以上でありか
つ0.3μのダストの補集効率が50%以上である包装
材料をを用い、あるいは酸素透過速度 1000 ma
l/ m’ ・Atm ・Day以上、透湿度1g/m
1−Day以上でありかつ袋を形成したのちの外表面に
開孔部分がない包装材料を用い、現に二重包装体を形成
したあとの袋の表面のダスト数が5×104個/ IO
X 10cm2以下であることを特徴とした二重包装体
に関し、さらに通気性包装材料(1)の包装体を通気性
包装材料(2)で包装する際に通気性包装材料(1)の
包装体を製造する場所と隔離し、その作業雰囲気に0.
3μ以上のダスト数が3×104個/1立方フィート以
下の窒素ガスあるいは空気を送り込みながら包装する事
を特徴とする上述の二重包装体の包装方法に関する。
本発明の防錆用組成物は酸素、水分、酸性物質など防錆
に悪影響を与える物質の単独又は二種以上の物質を吸収
する組成物あるいは気化性防錆剤を揮散する組成物であ
11..5特に限定するも0ではない。例えば不飽和脂
肪族炭化水素、不飽和脂肪族化合物、グリセリン、カテ
コール、グルコース、アスコルビン酸等の有機化合物を
主剤とし、かつ酸素吸収を促進する物質を含んでいるこ
とを特徴とする組成物、あるいは鉄、ニッケル、銅など
の金属粉を主剤とし、かつ酸素吸収を促進する物質を含
んでいることを特徴とする組成物、あるいはシリカゲル
、ゼオライト等の乾燥剤を含む組成物、あるいはアミン
化合物などの気化性防錆剤を含む組成物等が挙げられる
。この組成物の形状は特に限定するものでないが顆粒状
、シート状、錠剤状、フィルム状等が挙げられる。
本発明の通気性包装材料(1)は組成物を包装するもの
であり、酸素透過速度が1000mI!、/m’−At
m −Day以上、透湿度1g/m”口ay以上で通常
防錆剤用包材として使用されるものであればよく、特に
限定するものではない。
通気性包装材料(1)包装体の包装方法は組成物側に包
装材料の低軟化点有孔フィルム面同士を合わせて、熱板
、超音波照射の熱圧によるシール及び加熱されたカッタ
ーで切断しながらシールする方法等で包装するものであ
り、包装方法は組成物が包装出来るもであれば特に限定
するものでない。
通気性包装材料(2)は包装体を更に包装してダストの
付着と通過がない二重包装体に包装するためのものであ
り、酸素透過速度が10100O/ml−Atm−Da
y以上、透湿度1g/m”Day以上であり、かつ0.
3μのダストの補集効率が50%以上であるマイクロポ
ーラスフィルムに、ポリエチレンやポリアクリル酸とポ
リエチレン共重合物などの有孔低軟化点フィルムを積層
した包装材料(2)−A、またはポリエチレンやポリア
クリル酸とポリエチレン共重合物等の有孔低軟化点フィ
ルムを、天然パルプや合成パルプからなる紙とか合成紙
、スバボンド式で製造された不織布(例デュポン社製タ
イベック)、マイクロポーラスフィルム等の基材に積層
した包装材料の有孔低軟化点フィルムの反対側にシリコ
ン樹脂、ポリブタジェンなどの酸素透過性樹脂を積層し
て開孔部分がない包装材料(2>−B等が挙げられる。
通気性包装材料(1)で包装した一重包装体を通気性包
装材料(2)で包装する包装方法は一重包装体側に包装
材料(2)の低軟化点有孔フィルム面同士を合わせて、
熱板、超音波照射の熱圧によるシール方法等で包装する
ものであり、包装方法そのものは包装体が包装出来るも
であれば特に限定するものでない。
この包装する時に、通気性包装材料(2)の低軟化点フ
ィルム側の反対面の表面に付着しているダストを除去し
、0.3μ以上のダスト数を5×104個/10×10
cm2以下、好ましくは]、 X 10 ’個/ 10
x 10cm2以下にして包装する。ダストを除去する
方法として、放電による静電気を中和除去してダストを
浮遊させ吸引してとる方法、超音波をあててダストを浮
遊させ吸引してとる方法、粘着剤がコートされているロ
ールに接触させてロル側にダストを接着させて取る方法
、紙、フィルムなどの基材の表面に粘着剤が配置されて
いる粘着シートを通気性包装材料(2)に接着し、粘着
シートを剥がしてとる方法等がある。
更に紙、フィルムなどの基材の表面に粘着剤が塗布され
ている粘着シートを通気性包装材料(2)に接着してそ
のままで包装し、できた二重包装体を保存対象物ととも
に系内に密封する直前に粘着シートを剥がして使用する
事もある。このとき必要に応じて粘着シートを剥がした
あとの表面に残っているダストを上述した方法などで取
る事もある。なお粘着シートをその表面に接着した二重
包装体は酸素や水分の透過を大幅に制限し、防錆剤性能
の低下を抑え、大気下に長期間放置が可能である。
通気性包装材料(1)の包装体を上記方法でダストを除
去した通気性包装材料(2)で包装する際は、通気性包
装材料(1)の包装体を製造する場所と隔離し、作業雰
囲気内に0.3μ以上のダスト数が3 X 1. Q 
’個/1立方フィート以下の窒素ガスあるいは空気を送
り込みながら包装する。
(発明の効果) 本発明の防錆用組成物が通気性包装材料(1)に包装さ
れている包装体を通気性包装材料(2)に包装されてい
ることを特徴とした二重包装体は包装体の表面に付着し
ているダストが少ない為に電子部品、電子製品特に半導
体装置の部品及び半導体装置の製造に必要な原料の保存
に適用した時に保存対象物がダストにより汚染され、電
気回路がショートしたり、回路に錆の発生することがな
く好適に保存ができるようになった。
実施例1〔通気性包装材料(1〕の製造]純白ロール紙
(坪量50g/m’)に有孔ポリエチレン(新日本アル
クQ@製Bタイプ)を5 kg / ciJの圧力で加
圧し、紙価熱ロール(温度200℃)と有孔ポリエチレ
ン側ロール(温度100℃)からなる1対ロールに30
m/min、の速度で挟み込み、紙と有孔ポリエチレン
を積層した。
実施例2〔通気性包装材料(2)の製造〕上質紙(坪量
50g/m’)にシリコン樹脂モノマー(トーレシリコ
ン側製SD7328樹脂分30%トルエン溶媒)100
部を触媒(トーレシリコンGり製SRχ212)0.6
部とともにトルエン500部にとかし、その溶液を紙1
ml当たり20gをコートし、140℃、1分間でシリ
コン樹脂を重合させた。
このシリコン樹脂をコートした紙の反対面に開孔ポリエ
チレン(新日本アルク(株)開孔Bタイプ)をラミネー
トした。この包装材料のシリコン樹脂コート面にPET
フィルム(厚み12μ)にポリアクリル酸ブチルを13
g/m’コートした粘着シートを接着して包装材料を製
造した。 この包装材料に接着した粘着シートを剥がし
たのち、酸素透過速度、透湿度、ダスト数を測定した。
その結果を表−1に示す。
表−1 (測定方法) 酸素透過速度 ASTM  D1434  (50RH,23℃ )透
湿度 ASTM  E96−E (90RH,)ダスト数 3#/min、の速度で流れている洗浄した空気中に実
施例の通気性包装材料10X110X10枚を叩いて出
てきた空気中の0.3μ以上のダスト数をカウンター(
スヮイヤトランステック社製、MODEL208L)で
測定し、これを以て包装材料体の表面に付着しているダ
スト数とした。
実施例3〔通気性包装材料(2)の製造〕マイクロポー
ラスフィルム(ジャパンボアテックス■製GTAFL9
504,0.3μダスト補集め効率67%)に開孔ポリ
エチレン(新日本アルク(株)開孔Bタイプ)をラミネ
ートして製造した。この包装材料のマイクロポーラスフ
ィルム面にPETフィルム(厚み12μ)にポリアクリ
ル酸ブチルを13g/m’コートシた粘着シートラ接着
して包装材料を製造した。この包装材料に接着した粘着
シートを剥がしたのち、酸素透過速度、透湿度、ダスト
数を測定した。その結果を表−2に示す。
表−2 (測定方法) 酸素透過速度 ASTM  D1434  (50RI(透湿度 ASTM  E96−E (90RI(ダスト数 3A/min、の速度で流れている洗浄した空11″ 気中に実施例の通気性包装材料1o×10cm21枚を
叩いて、出てきた空気中の0. 3μ以上のダスト数を
カウンター(スワイヤトランステック社製、MODEL
20 8L)で測定し、これを以て包装材料体の表面に
付着しているダスト数とした。
実施例4(顆粒状防錆用組成物製造) 大豆油脂肪酸1.0gに、ナフテン酸コバルト0.2g
を溶かし、粒状活性炭5gに含浸した後、消石灰0.5
gを粒状活性炭の表面にまぶして、顆粒状組成物を製造
した。
実施例5(シート状防錆用組成物製造)ブタジェン重合
物0.5gとトール油脂肪酸0.5gの混合物に、トー
ル油脂肪酸コバルト0.3gを添加し、坪量100 g
/m’のクラフトバルブシート5X5cm2に含浸した
シート (I)と、グリセリン(ダイナマイト用)0.
7gとトリエタノールアミン0.1gの混合液を坪量1
00g/m’のクラフトバルブシート5X5cm2に含
浸したシート(n)とを製造した。
実施例6 (顆粒状防錆用組成物包装体の製造)実施例
1において製造した通気性包装材料(1)140X70
mmを有孔ポリエチレン面を内側にし−C二つ折りにし
、実施例4で製造した防錆用組成物2.5gと顆粒状酸
化カルシウム2.5gを包み9周囲をヒートシールして
70X70mmの包装体を製造した。(以下−重包装体
と称す。)実施例7  (シート状防錆用組成物包装体
の製造)実施例1において製造した通気性包装材料(1
)140X70mmの有孔ポリエチレン面を内側にして
二つ折りにし、実施例5で製造した防錆用シー1−(I
)と(II)を包み、周囲をヒートシールして70X7
0mmの包装体を製造した。(以下−重包装体と称す。
) 実施例8 (二重包装体の製造) 実施例6.7で製造した包装体を実施例2.3で製造し
た包装材料80X160mmをポリアクリル酸ブチルを
コートした粘着ロールに通過させてダストを除去したの
ち、有孔ポリエチレン面を内側にして二つ折りにし、0
.3μ以上のダスト数が5000個/1立方フィート以
下の空気が送り込まれている雰囲気下で周囲をヒートシ
ールして80X80mmの二重包装体を製造した。
実施例9  (スパッタリングターゲット適用)実施例
8で製造した二重包装体の粘着シートをはがした後、こ
れと、半導体装置に組み込むICの配線素材である蒸着
用アルミニウムからなるスパッタリングターゲット (
径300mm)とを、塩化ビニリデン2μ/延伸ナイロ
ン15μ/ポリエチレン50μ製袋(500x500m
m)に密封し、25℃、RH60%において3か月間保
存したところスパッタリングターゲットの蒸着用アルミ
ニウムを固定している銅板の錆発生による変色がなかっ
た。またこのスパッタリンクターゲットを用いてICを
製造したところ、ICへのダストの汚染がなく良好に使
用する事ができた。
比較例1 実施例9において使用される包装体が実施例8の二重包
装体の代わりに実施例6.7で製造した包装体を用いる
以外は実施例9と同じ方法で実施したところICの製造
時に蒸着チャンバー内へのダストの汚染が著しく、アル
ゴンガスの置換によるダスI・の除去に12時間以」二
要し、ICチップの製造に多大な損失を与えた。
比較例2 実施例9において使用される二重包装体が実施例8の二
重包装体の代わりに、実施例6.7で製造した一重包装
体をPET12μ/PE30μの穿孔フィルム(平均穿
孔径2mm1間孔率15%)/純白紙(50g/m’)
 / PE 50 μ穿孔フィルム(平均穿孔径2mm
、開孔率15%)の積層通気性包装材料を用いて実施例
8と同じ方法で包装した二重包装体を用いる以外は実施
例9と同じ方法で実施したところICの製造時に蒸着チ
ャンバー内へのダストの汚染が著しく、アルゴンガスの
置換によるダストの除去に10時間以上要し、ICチッ
プの製造に多大な損失を与えた。
実施例10 (ダスト数) 3β/min、の速度で流れている洗浄後の空気中で、
実施例8の二重包装体および比較例1.2の包装体それ
ぞれ1個を叩いて、空気中に出てきた0、3μ以上のダ
スト数をカウンター(スワイヤトランスチック社製、M
ODEL208L)で測定し、これを以て包装体の表面
に付着しているダスト数とした。その結果を表−3に示
す。
表−3 図−3は通気性包装材料(2)に粘着シートを接着した
ー態様を示す。
図−4は防錆用組成物を包装した一重包装体の一態様を
示す。
図−5は一重包装体をさらに通気性包装材料(2)で包
装した二重包装体の一態様を示す。
図における各数字は以下を示す。
10 酸素透過性樹脂 21  MiJ”Lマイクロポーラスフィルム22 基
材−1、不織布あるいは紙 3] 有孔低軟化点フィルム 32 有孔低軟化点不織布 41 基材−2、フィルムあるいは紙 42 粘着剤 50 防錆用組成物 6〇 −重包装体
【図面の簡単な説明】
図−1および図−2はそれぞれ本発明に使用する通気性
包装材料(2)の−態様を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]防錆用組成物が通気性包装材料(1)に包装され
    ている一重包装体を通気性包装材料(2)に包装されて
    いる二重包装体において、通気性包装材料(2)として
    酸素透過速度1000ml/m^2・Atm・Day以
    上、透湿度1g/m^2・Day以上でありかつ0.3
    μのダストの補集効率が50%以上である包装材料を用
    い、あるいは酸素透過速度1000ml/m^2・At
    m・Day以上、透湿度1g/m^2・Day以上であ
    りかつ袋を形成したのちの外表面に開孔部分がない包装
    材料を用い、現に二重包装体を形成したあとの袋の表面
    の0.3μ以上のダスト数が5×10^4個/10×1
    0cm^2以下であることを特徴とした二重包装体。 [2]通気性包装材料(1)の包装体を通気性包装材料
    (2)で包装する際に通気性包装材料(1)の包装体を
    製造する場所と隔離し、その作業雰囲気内に0.3μ以
    上のダスト数が3×10^4個/1立方フィート以下の
    窒素ガスあるいは空気を送り込みながら包装する事を特
    徴とする請求の範囲第1項記載の二重包装体の包装方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019172275A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 株式会社巴川製紙所 保護部材、及び袋体入り保護部材

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