JP6975585B2 - 車両の空調装置 - Google Patents
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Description
また、直射日光にさらされる自動車においては、車室内を暖房または冷却するために、その空間と比べて性能が高い車室空調装置が使用されることが一般的である。
その結果、車室空調装置のコンプレッサなどを動作させるために大量の電力などを使用する必要がある。
このことは、電気を動力として用いる自動車においては燃費性能に直接的に影響することになる。(特許文献1、2)
この場合、シートに着座した乗員の上体に対しては上側の吹出口から直接的に空気流を吹き付けることが可能であるが、乗員の下肢に対して空気流を直接的に吹き付けることは難しい。
車室空調装置は、乗員の下肢に対しては、車室の温度を調整することによってはじめて間接的に調温等ができるだけである。
よって、車室内の空調された空気を第1開口部から連通路へ吸排気することにより、シートに着座した乗員の膝または腿の周囲において、車室内の空調された空気を流動させることができる。シートに着座した乗員の膝や腿を、流動する空調空気により直接的に暖めたり冷却したりできる。
しかも、第1開口部は、膝または腿の上方に位置するカバー部材においてシートに着座した乗員の腹部の方向へ向けて設けられている。よって、たとえば第1開口部から吸排気される空気の一部は、シートに着座した乗員の腹部を直接的に空調でき、乗員の腹部および胸部に沿って流れる空気流を生成できる。
このため、たとえば第1開口部から多くの空気流を排気させたとしても、その殆どを第2開口部で吸い込んで乗員の膝から腹部の間の部分に対して効果的な空調を実施しつつ、乗員の上体に沿って上へ漏れる空気流を抑えることができる。
乗員の顔へ向かって下から吹き上がる空気流を抑制できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る自動車1の模式的な説明図である。
温度センサ11は、車室2の温度を検出する。
日射センサ12は、ウィンドウガラスを通じて車室2へ照射される日射量を検出する。
湿度センサ13は、車室2の温度を検出する。
コンプレッサ16は、エバボレータ17および図示外のコンデンサと連結され、これらの間で冷媒を循環させる。
ブロアファン15、エバボレータ17、ヒータ18は、車室2に通じる空調ダクト19に配置される。空調ダクト19は、たとえば車室2外から吸気し、図1に示すようにダッシュボード6の上部の吹出口20およびダッシュボード6の下側の吹出口20から車内へ空気を排気する。
ブロアファン15は、空調ダクト19内に空気流を生成する。
エバボレータ17は、冷媒により冷却され、空調ダクト19を通過する空気を冷却する。
ヒータ18は、空調ダクト19を通過する空気を加熱する。
車室空調制御部14には、温度センサ11、日射センサ12、湿度センサ13、ブロアファン15、コンプレッサ16、ヒータ18、が接続される。
車室空調制御部14は、温度センサ11、日射センサ12および湿度センサ13により検出された値と制御目標値との関係に応じて、ブロアファン15、コンプレッサ16およびヒータ18の動作を制御する。
これにより、車室空調装置10は、空調ダクト19の吹出口20から車室2へ、加熱または冷却された空気流を吹き出すことができる。そして、たとえば車室2の検出温度が目標温度になるように、車室2の全体の温度を制御する。
また、直射日光にさらされる自動車1においては、車室2内を暖房または冷却するために、その空間と比べて性能が高い車室空調装置10が使用されることが一般的である。
その結果、車室空調装置10のコンプレッサなどを動作させるために大量の電力などを使用する必要がある。
このことは、電気を動力として用いる自動車1においては燃費性能に直接的に影響することになる。
よって、シート5に着座した乗員の上体に対しては上側の吹出口20から直接的に空気流を吹き付けることが可能であるが、乗員の下肢に対して空気流を直接的に吹き付けることは難しい。
車室空調装置10は、乗員の下肢に対しては、車室2の温度を調整することによって始めて間接的に調温等ができるだけである。
なお、仕切り板31は、シート5に着座した乗員の膝の上方に離間して位置してもよい。
連通路34は、第1開口部41と連通する。第1開口部41は、連通路34の一端の上後開口部として機能する。
連通路34の下前側の端部には、下前開口部44が設けられる。下前開口部44は、ダッシュボード6の下側に位置する。下前開口部44の前近くには、車室空調装置10の空調ダクト19の吹出口20が位置する。
このように、
個別空調装置30は、連通路34の両端から車内の空気を吸排気することにより、車内の空気を強制的に循環させることができる。
そして、制御部38は、車室2の温度、湿度、日射量、動作時間、および車室空調装置10の動作状態に応じて、強制送風装置35の動作を制御する。
これにより、個別空調装置30は、ダッシュボード6の下側の吹出口20から車室2へ吹き出された暖気の一部を連通路34に吸気し、第1開口部41から排気する。
第1開口部41から排気された暖気は、主に、シート5に着座した乗員の膝および腿へ向かい、乗員の下肢を暖めることができる。
また、第1開口部41から排気された暖気の一部は、後向きに流れ、シート5に着座した乗員の腹部を暖める。乗員の腹部を暖めた暖気の一部は、乗員の上体の前面に沿って上へ吹き上がる。
これにより、シート5に着座した乗員の下肢から上体までの全体を暖気で包み込むことができる。
これにより、個別空調装置30は、ダッシュボード6の上部の吹出口20から車室2へ吹き出された冷気の一部を第1開口部41から連通路34へ吸気し、下前開口部44から排気する。
下前開口部44から排気された冷気は、シート5に着座した乗員のつま先側から膝や腿へ向かって流れ、乗員の下肢を冷却できる。
これにより、シート5に着座した乗員の下肢の全体を励起で包み込むことができる。
よって、車室2内の空調された空気を第1開口部41から連通路34へ吸排気することにより、シート5に着座した乗員の膝または腿の周囲において、車室2内の空調された空気を流動させることができる。シート5に着座した乗員の膝や腿を、流動する空調空気により直接的に暖めたり冷却したりできる。
次に、第2実施形態に係る個別空調装置30を説明する。以下の説明では、第1実施形態と同一の符号を使用し、主に第1実施形態との相違点について説明する。
第2強制送風装置52は、内側の第2開口部42に設けられた送風部材として第2ファンを有する。
下前強制送風装置54は、下前開口部44に設けられた送風部材として下前ファンを有する。
第1強制送風装置51、第2強制送風装置52および下前強制送風装置54は、制御部38に接続され、個別に吸排気の方向、流量および停止が制御される。
たとえば図4(A)に示すように、下前強制送風装置54を吸気とし、第1強制送風装置51を排気とし、第2強制送風装置52を吸気とする。
これにより、ダッシュボード6の下側の吹出口20から吹き出された暖気を下前開口部44から吸気して第1開口部41から排気させて、シート5に着座した乗員の下肢を急速に暖めることができる。
しかも、第1開口部41から排気される暖気の少なくとも一部は、第2開口部42から吸気される。よって、乗員の腹部から上体に沿って上がる暖気の量を抑えることができる。
たとえば図4(B)に示すように、下前強制送風装置54を排気とし、第1強制送風装置51を排気とし、第2強制送風装置52を吸気とする。
これにより、ダッシュボード6の上部の吹出口20から吹き出された冷気を第2開口部42から吸気して下前開口部44から排気させて、シート5に着座した乗員の足先から下肢に沿って循環させ下肢を急速に冷やすことができる。
しかも、第1開口部41から排気される冷気により、シート5に着座した乗員の上体周りに冷気を循環させることができる。
しかも、第1開口部41から排気された冷気の一部は、第2開口部42から吸気され得る。よって、乗員の腹部から上体に沿って上がる冷気の量を抑えることができる。
そして、一方を吸気して他方から排気することにより、第1開口部41と第2開口部42とシート5に着座した乗員の腹部との間には、第1開口部41と第2開口部42との間に空気流を形成し得る。
このため、たとえば第1開口部41から多くの空気流を排気させたとしても、その殆どを第2開口部42で吸い込んで乗員の膝から腹部の間の部分に対して効果的な空調を実施しつつ、乗員の上体に沿って上へ漏れる空気流を抑えることができる。
第1開口部41から排気された空気流がそのまま乗員の顔へ向かって下から吹き上がることが起き難くなる。顔に吹き上がる空気流により乗員が不快に感じることが起き難くなる。
次に、第3実施形態に係る個別空調装置30を説明する。以下の説明では、第1実施形態と同一の符号を使用し、主に第1実施形態との相違点について説明する。
仕切り板31の後面には、外側の第2開口部42、中央の第1開口部41、および内側の第3開口部43が車幅方向に沿って配列して形成される。第1開口部41、第2開口部42および第3開口部43は、シート5に着座した乗員の腹部の方向へ向いて形成される。第1開口部41、第2開口部42および第3開口部43は、連通路34と通じる。
第1開口部41は、シート5の幅方向の中央に対応する位置に設けられる。第2開口部42と第3開口部43とは、第1開口部41の左右において対称な位置に設けられる。第2開口部42と第3開口部43とは、シート5の幅方向の縁に対応する位置に設けられてもよい。
第2強制送風装置52は、外側の第2開口部42に設けられた送風部材として第2ファンを有する。
第3強制送風装置53は、内側の第3開口部43に設けられた送風部材として第3ファンを有する。
下前強制送風装置54は、前下側の下前開口部44に設けられた送風部材として下前ファンを有する。
第1強制送風装置51、第2強制送風装置52、第3強制送風装置53および下前強制送風装置54は、制御部38に接続され、個別に吸排気の方向、流量および停止が制御される。
図7は、図6の各制御状態での連通路34の吸排気パターンの説明図である。
車室空調装置10が車室2を暖房するためにダッシュボード6の下側の吹出口20から暖気を吹き出す場合(ステップST1)、制御部38は、まず、後側のシート5の乗員の有無について確認する(ステップST2)。後側のシート5の乗員の有無は、たとえば図示外の車内カメラの画像により確認すればよい。
この暖房時制御において、制御部38は、まず、暖房開始時の制御を実行する。具体的には、図7(A)に示すように、中央の第1開口部41および下前開口部44を吸気とし、内側の第3開口部43および外側の第2開口部42を排気とする。
これにより、ダッシュボード6の下側の吹出口20から吹き出された暖気の一部は、下前開口部44から吸気されて、左右両側の第2開口部42および第3開口部43から排気される。
また、第2開口部42および第3開口部43から排気された暖気の一部は、第1開口部41から吸気されるように、シート5に着座した乗員の中央へ向かって流れる。
これにより、シート5に着座した乗員の下肢を暖気で暖めつつ、その一部を上体に沿って上へ上げて顔への吹上を抑制できる。顔への吹上を不快にさせることなく、シート5に着座した乗員の下肢から上体までを暖気で包み込むことができる。
室温が温まっていない状態でも、乗員を全体的に暖めることができる。
これにより、ダッシュボード6の下側の吹出口20から吹き出された暖気の一部による乗員の暖めを継続しつつ、乗員の外側に対して優先的に暖気を排気できる。これにより、自動車1の窓などの近くの冷気を暖め、冷気が乗員へ向かい難くできる。ドアの寒さなどを抑制できる。
この暖房時制御において、制御部38は、まず、暖房開始時の制御を実行する(ステップST6)。具体的には、図7(C)に示すように、中央の第1開口部41および下前開口部44を吸気とし、内側の第3開口部43および外側の第2開口部42を強い排気とする。
これにより、ダッシュボード6の下側の吹出口20から吹き出された暖気の一部は、下前開口部44から吸気されて、左右両側の第2開口部42および第3開口部43から強く排気される。排気された暖気の一部は、前側のシート5の左右両側を通じて後へ流れ、後側のシート5に着座した乗員の周囲に送られる。
これにより、前側のシート5の乗員だけでなく、後側のシート5の乗員についても暖気で早期に暖めることができる。
室温が温まっていない状態でも、前後の乗員を全体的に暖めることができる。
これにより、ダッシュボード6の上部の吹出口20から吹き出された暖気の一部を、中央の第1開口部41から吸気し、左右両側の第2開口部42および第3開口部43から排気できる。
このため、前側のシート5の乗員だけでなく、後側のシート5の乗員についても暖気で適当に暖め続けることができる。
図9は、図8の各制御状態での連通路34の吸排気パターンの説明図である。
車室空調装置10が車室2を冷房するためにダッシュボード6の下側の吹出口20から冷気を吹き出す場合(ステップST11)、制御部38は、まず、後側のシート5の乗員の有無について確認する(ステップST12)。
この冷房時制御において、制御部38は、まず、冷房開始時の制御を実行する(ステップST13)。具体的には、図9(A)に示すように、中央の第1開口部41および左右両側の第2開口部42および第3開口部43を吸気とし、下前開口部44を排気とする。
これにより、ダッシュボード6の上部の吹出口20から吹き出された冷気の一部は、第1開口部41、第2開口部42および第3開口部43から吸気されて、下前開口部44から排気される。
これにより、シート5に着座した乗員の足先から腿にかけての冷気の流れを生成できる。この冷気により、乗員の下肢を全体的に冷やすことができる。
室温が温まっていない状態でも、乗員の下肢を全体的に冷やすことができる。
これにより、足元に冷気が溜まらないようにできる。
この冷房時制御において、制御部38は、まず、冷房開始時の制御を実行する(ステップST16)。具体的には、図9(C)に示すように、中央の第1開口部41を吸気とし、下前開口部44を排気とし、両側の第3開口部43および第2開口部42を強い排気とする。
これにより、ダッシュボード6の上部の吹出口20から吹き出された冷気の一部は、第1開口部41から吸気されて、左右両側の第2開口部42および第3開口部43から強く排気される。排気された暖気の一部は、前側のシート5の左右両側を通じて後へ流れ、後側のシート5に着座した乗員の周囲に送られる。
これにより、前側のシート5の乗員だけでなく、後側のシート5の乗員についても冷気で早期に冷やすことができる。
室温が冷えていない状態でも、前後の乗員を全体的に冷却することができる。
これにより、前側の乗員の足元に冷気が溜まらないようにできる。また、その冷気を、前側のシート5の乗員だけでなく、後側のシート5の乗員に対しても送ることができる。
よって、仕切り板31の下側においてシート5に着座した乗員についての膝または腿から腹部にかけて、所望の空気の流れを生成できる。
しかも、連通部にはさらに、シート5に着座した乗員の足下に開口する下前開口部44が設けられ、この吸排気の方向および流量および停止を個別に制御できるので、シート5に着座した乗員の足先から腿までの下肢全体に対して所望の空気の流れを生成できる。
これにより、シート5に着座した乗員の下肢の周囲に所望の空気流を形成し、また、仕切り板31の後縁より後側から上体に沿って上に漏れ出る空気流を調整できる。シート5に着座した乗員の全体を、所望の空気流で包み込むことができる。
しかも、中央の第1開口部41は、吸気する。これにより、第2開口部42および第3開口部43から排気された空気の一部は、中央の第1開口部41により吸気され、シート5に着座した乗員の腹部から上体に沿って吹き上がる気流を抑制できる。
なお、中央の第1開口部41から排気するとともに両側の第2開口部42および第3開口部43から吸気しても、同様の効果を期待できる。
よって、冷気が侵入し易い車幅方向外側を暖めて、シート5に着座した乗員の膝、腿および腹部へ冷気が向き難くできる。温まった乗員の下肢を快適な状態に維持する効果を期待できる。
これにより、温まっていないシート5に着座した乗員だけでなく、その後ろに乗車した乗員についても暖めることができる。
これにより、車室2の暖房が進んで車室2の空調装置が上部の吹出口20のみから暖気を吹き出す状態において、その暖気を、後側へ送ることができる。
よって、冷房の開始の際に車室2の空調装置が上部の吹出口20のみから冷気を吹き出す場合であっても、その冷気の一部を足下から吹き出させることができる。
シート5に着座した乗員の下肢に沿って冷気を循環させることができる。
これにより、足元が冷えすぎないようにできる。
よって、冷房の開始の際に車室2の空調装置が上部の吹出口20のみから冷気を吹き出す場合であっても、その冷気の一部を足下から吹き出させることができる。
シート5に着座した乗員の下肢に沿って冷気を循環させることができる。
これにより、足元が冷えすぎないようにできる。
この他にもたとえば、仕切り板31の後端部分には車幅方向に長い1つの開口部が設けられ、この1つの開口部の内部に、個別に吸排気を制御可能な複数のファンが配列されてもよい。この場合でも、ファンごとに個別の開口部が形成されることになる。
この他にもたとえば、仕切り板31の後端部分において1つの開口部を形成し、この1つの開口部での吸排気を細かく切り替えることにより、気流を制御してもよい。
Claims (10)
- 車両の車室に両端が開口して前記車室内の空気を吸排気する連通路と、
前記車室のシートの座面より上側に設けられて前記シートに着座した乗員の少なくとも膝または腿の上方に位置するカバー部材と、
を有し、
前記カバー部材には、
前記シートに着座した乗員の腹部の方向へ向いて形成され、前記連通路の一端の開口として機能する第1開口部が形成され、
前記シートに着座した乗員の腹部の方向へ向けて形成され、前記連通路と通じる第2開口部が形成され、
前記第1開口部と前記第2開口部とは、前記カバー部材において車幅方向に沿って配列され、一方が吸気で他方が排気する、
車両の空調装置。 - 車両の車室に両端が開口して前記車室内の空気を吸排気する連通路と、
前記車室のシートの座面より上側に設けられて前記シートに着座した乗員の少なくとも膝または腿の上方に位置するカバー部材と、
を有し、
前記カバー部材には、
前記シートに着座した乗員の腹部の方向へ向いて形成され、前記連通路の一端の開口として機能する第1開口部が形成され、
前記連通路は、
前記カバー部材において前記第1開口部についての車幅方向の両側に配列された第2開口部および第3開口部と、
前記シートに着座した乗員の足下に設けられた前記車室の空調装置の吐出口の近くに開口する前下開口部と、を有し、
前記第1開口部、前記第2開口部、前記第3開口部および前記前下開口部の吸排気を個別に制御できる制御部を有する、
車両の空調装置。 - 前記制御部は、
前記車室の暖房が開始された場合、足元の前記前下開口部から吸気した空気を中央の前記第1開口部から排気するとともに両側の前記第2開口部および前記第3開口部から吸気する、または、足元の前記前下開口部から吸気した空気を両側の前記第2開口部および前記第3開口部から排気するとともに中央の前記第1開口部から吸気する、
請求項2記載の車両の空調装置。 - 前記制御部は、
前記車室の暖房が進んだ場合、足元の前記前下開口部から吸気した空気を車幅方向外側の前記第2開口部から排気するとともに中央の前記第1開口部および車幅方向内側の前記第3開口部から吸気するように切り替える、
請求項3記載の車両の空調装置。 - 前記制御部は、
前記カバー部材が設けられた前記シートの後側に乗員が存在する状態で前記車室の暖房が開始された場合、足元の前記前下開口部から吸気した空気を両側の前記第2開口部および前記第3開口部から排気するとともに中央の前記第1開口部から吸気する、
請求項2から4のいずれか一項記載の車両の空調装置。 - 前記制御部は、
前記車室の暖房が進んだ場合、足元の前記前下開口部の吸排気を停止し、両側の前記第2開口部および前記第3開口部から排気するとともに中央の前記第1開口部から吸気するように切り替える、
請求項5記載の車両の空調装置。 - 前記制御部は、
前記車室の冷房が開始された場合、前記第1開口部、前記第2開口部および前記第3開口部から吸気した空気を、足元の前記前下開口部から排気する、
請求項2記載の車両の空調装置。 - 前記制御部は、
前記車室の冷房が進んだ場合、足元の前記前下開口部から吸気した空気を、前記第1開口部、前記第2開口部および前記第3開口部から排気するように切り替える、
請求項7記載の車両の空調装置。 - 前記制御部は、
前記カバー部材が設けられた前記シートの後側に乗員が存在する状態で前記車室の冷房が開始された場合、中央の前記第1開口部から吸気した空気を、両側の前記第2開口部および前記第3開口部並びに足元の前記前下開口部から排気する、
請求項2、7および8のいずれか一項記載の車両の空調装置。 - 前記制御部は、
前記車室の冷房が進んだ場合、足元の前記前下開口部から吸気した空気を、前記第1開口部、前記第2開口部および前記第3開口部から排気するように切り替える、
請求項9記載の車両の空調装置。
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JP2019048496A (ja) | 2019-03-28 |
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