JP2004203336A - 車両用空調装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】乗員が中空アームレスト4の表面に上肢等の身体接触部をのせた時に快適感を与えるようにするという目的で、中空アームレスト4の表面に複数の吹出穴10を設け、フロント空調ユニット1から中空アームレスト4内に冷風または温風を送り込む接続ダクト2を、車両の車室内中央部の床面に沿って車室内の前方側に配置されたフロント空調ユニット1から後方側のセンタコンソールボックス3の図示下部側に至るまで延長して設けている。これにより、中空アームレスト4の表面および乗員の上肢等の身体接触部に直接冷風または温風を当て素早く快適感を得ることができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の車室内に設置されるセパレートシート間に設けられた肘かけ状の中空アームレストの表面に複数の吹出穴を設けた車両用空調装置に関するもので、特に中空アームレストの表面に設けた複数の吹出穴から冷風または温風を吹き出すことが可能な車両用空調装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車等の車両の車室内に設置された前部座席としてのセパレートシート(例えばドライバーシートまたはパッセンジャーシート)に着座する乗員の姿勢を楽に保つための肘かけ状のアームレストが装備されている。そのようなアームレストは、シート、ステアリングホイール、シフトレバーまたはセレクトレバー、アクセルペダル、ブレーキペダルと同様に、乗員が直接触れる頻度の高い箇所(マン・マシンの接点)である。よって、外気温が高い夏季等においては、アームレストの表面も暖められるので、乗員の上肢(肘、腕)をアームレストの表面にのせた時に乗員の上肢に発汗、蒸れ等が生じる場合があり、乗員が不快感を感じるという問題がある。
【0003】
また、外気温が低い冬季等においては、アームレストの表面が冷やされるので、乗員の上肢をアームレストの表面にのせた時に冷たく感じられて乗員が不快感を感じるという問題がある。それらの問題を解消をする目的で、乗員により開閉されるドアの内張り(ドアトリム部)に一体的に設けられたアームレストにおいて、ペルチェ素子の発熱効果および吸熱効果で伝熱部材を介して身体接触部を暖める、あるいは冷やすという車両の内装部品の冷暖房装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
実開平6−50964号公報(第1−3頁、図1−図6)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の車両の内装部品の冷暖房装置においては、アームレストの表面に乗員の上肢をのせて快適感を得られる温度になるまでに時間がかかるという問題がある。また、ドアトリム部よりも運転席と助手席との間のセンターコンソールボックス部の上端面に一体的に設けたアームレスト、あるいはドライバーシートまたはパッセンジャーシートの車両車室内中央部寄りに一体的に取り付けられたアームレスト、あるいはリヤシートの中央部の背もたれ部分が降りてくるようにしたアームレストの方が、乗員の上肢をのせるアームレストとしての使用頻度が高いので、車両の車室内中央部寄りのアームレストの表面および乗員の上肢を冷却または加温できるようにすることが望ましい。
【0006】
【発明の目的】
本発明の目的は、車両の車室内の中央部寄りに装備されて使用頻度の高い中空アームレストの表面および乗員の上肢等の身体接触部を素早く冷却または加温することのできる車両用空調装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、車両の車室内の中央部寄りに装備されて使用頻度の高い中空アームレストの表面に形成された複数の吹出穴に、接続ダクトを介して空調ユニットから空調風を送り込むことにより、中空アームレストの表面に素早く空調風を供給でき、且つ中空アームレストの表面に乗員の上肢等の身体接触部をのせた時に、乗員の上肢等の身体接触部に素早く空調風を直接当てることができる。それによって、外気温が高い夏季等においては中空アームレストの表面および乗員の上肢等の身体接触部が素早く冷やされ、また、外気温が低い冬季等においては中空アームレストの表面および乗員の上肢等の身体接触部が素早く暖められるので、乗員の上肢等の身体接触部を中空アームレストの表面にのせた時に乗員が不快感を感じることはない。
【0008】
請求項2に記載の発明によれば、中空部を有するように筒体状に形成された中空アームレストを、車両の車室内の中央部の床部上に配された箱体状のセンタコンソールボックスの上端部に一体的に設けることにより、車両の車室内中央部寄りの、使用頻度が高い中空アームレストの表面および乗員の上肢等の身体接触部を素早く空調できる。
【0009】
請求項3に記載の発明によれば、中空部を有するように筒体状に形成された中空アームレストとして、車両の車室内に設置された運転席の中央部寄りに一体的に回転自在に設けられた中空アームレストを使用するか、あるいは車両の車室内に設置された助手席の中央部寄りに回転自在に設けられた中空アームレストを使用するか、あるいは後部座席の中央部の背もたれ部分に回転自在に設けられた中空アームレストを使用することにより、車両の車室内中央部寄りの、使用頻度が高い中空アームレストの表面および乗員の上肢等の身体接触部を素早く空調できる。なお、車両に設置されたシートの表面に空調ユニットから空調風を送り込むシート空調と同時に、車両車室内中央部寄りのアームレスト空調を実施することで、更に乗員の快適感を向上することができる。
【0010】
請求項4に記載の発明によれば、接続ダクトは、車両の車室内の中央部にて車室内の前方側から後方側に向かって延長されて、空調ユニット内から、表面に複数の吹出穴を有する中空アームレスト内に形成される中空部に空調風を送り込むための延長ダクトであることを特徴としている。
【0011】
請求項5に記載の発明によれば、空調ユニットには、後部座席に着座する乗員の上半身または下半身に冷風または温風を吹き出すための既存のリヤフェイスダクトまたは既存のリヤフットダクトが設けられている。そして、接続ダクトを、既存のリヤフェイスダクトまたは既存のリヤフットダクトに、中空部と連通する連通ダクトを接続することで構成することができるので、既存の構造から本構造への改造費用を低コスト化できる。
【0012】
請求項6に記載の発明によれば、中空アームレストの表面に形成される複数の吹出穴、あるいは接続ダクト、あるいは中空アームレスト内に形成される中空部に、冷却用熱交換器を通過する際に冷却された冷風、あるいは加熱用熱交換器を通過する際に加熱された温風のいずれか一方が流入するように構成されている。それによって、中空アームレストの表面に素早く冷風または温風を供給でき、且つ中空アームレストの表面に乗員の上肢等の身体接触部をのせた時に、乗員の上肢等の身体接触部に素早く冷風または温風を直接当てることができる。
【0013】
請求項7に記載の発明によれば、空気取入口から中空アームレストの中空部内に車室内空気または車室外空気を吸い込み、中空アームレストの表面に形成された複数の吹出穴から中空アームレストの表面および乗員の上肢等の身体接触部に直接空調風を当てることにより、請求項1に記載の発明と同様な作用効果を得ることができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項7に記載の空調状態可変手段として、送風機または冷却用熱交換器または加熱用熱交換器または空気清浄器のうちのいずれか1つ以上を中空アームレストの中空部内に設置したことを特徴としている。
請求項9に記載の発明によれば、請求項7に記載の空調状態可変手段として、中空アームレストの中空部内において中空アームレストの表面および乗員の上肢等の身体接触部に向かう空気流を発生させる送風機、中空アームレストの中空部内に流入する空気をペルチェ効果を利用して冷却または加熱する2種の導体または半導体素子(ペルチェ素子)を用いても良い。
【0014】
【発明の実施の形態】
[実施形態の構成]
図1ないし図5は本発明の実施形態を示したもので、図1は車両用空調装置の全体構成を示した図で、図2(a)は車両の車室内中央部の床面上に設置された接続ダクトを示した図で、図2(b)はセンタコンソールボックスの上端部に一体的に設けられた角筒体状の中空アームレストを示した図で、図3はフロント空調ユニットの送風ダクトと接続ダクトとの結合部、および接続ダクトと中空アームレストとの結合部を示した図で、図4および図5は車両用空調装置のフロント空調ユニットを示した図である。
【0015】
本実施形態の車両用空調装置は、内燃機関(以下エンジンと呼ぶ)Eを搭載する自動車等の車両の車室内を空調するフロント空調ユニット1と、このフロント空調ユニット1の空気の流れ方向の下流側に接続された接続ダクト2と、車両の車室内中央部に装備された箱体状のセンタコンソールボックス3の上端部に一体的に設けられた中空の角筒体状のアームレスト(中空アームレストと言う)4とを備え、フロント空調ユニット1における各空調状態可変手段のアクチュエータを、空調制御装置(以下エアコンECUと言う)によって制御するように構成されたオートエアコンである。なお、フロント空調ユニット1における各空調状態可変手段を、車両に乗車する乗員の手動操作によって駆動するマニュアルエアコンに本発明を採用しても良い。
【0016】
フロント空調ユニット1は、車両の車室内前方側のインストルメントパネル5と、車両の車室内とエンジンルームとを区画するファイヤーウォール(ダッシュパネル)との間、特に助手席の乗員の足元付近の上方部に設置されて、内部に空気通路を形成する空調ダクト6を備えている。この空調ダクト6の最も空気の流れ方向の上流側には、車室外空気(外気)を空調ダクト6内に導入するための外気吸込口11、および車室内空気(内気)を導入するための内気吸込口12が形成された内外気切替箱と、この内外気切替箱内に開閉自在に収容されて、外気吸込口11と内気吸込口12とを選択的に開閉するための内外気切替ドア13とが設けられている。
【0017】
内外気切替ドア13は、例えばサーボモータ等のアクチュエータ(図示せず)によって駆動されて、吸込口モードを少なくとも外気導入(FRS)モードと内気循環(REC)モードとに切り替えることが可能なものである。そして、これらの内外気切替箱と内外気切替ドア13とからなる内外気切替手段よりも空気の流れ方向の下流側には、車両の車室内に導かれる空気の風量を調節する遠心式送風機が設けられている。
【0018】
遠心式送風機は、空調ダクト6に一体的に設けられて、渦巻き状の空気通路を形成するスクロールケーシングと、ブロワ駆動回路(図示せず)によって印加電圧(ブロワ制御電圧)が制御されて回転速度が変更されるブロワモータ14と、このブロワモータ14によって回転駆動されて、車両の車室内に向かう空気流を発生させる遠心式ファン15とから構成されている。そして、空調ダクト6の最も空気の流れ方向の下流側には、複数の開口部が設けられている。そして、これらの各開口部を選択的に開閉するための複数の吹出口切替ドア21〜23が設けられている。
【0019】
複数の吹出口切替ドア21〜23は、例えばサーボモータ等のアクチュエータ(図示せず)によって駆動されて、吹出口モードを少なくともフェイス(FACE)モードとバイレベル(B/L)モードとフット(FOOT)モードとフット・デフ(F/D)モードとデフロスタ(DEF)モードとに切り替えることが可能なものである。次に、複数の吹出口切替ドア21〜23よりも空気の流れ方向の上流側の空気通路内には、冷凍サイクルのエバポレータ7を通過した空気を再加熱する温水式ヒータ(ヒータコア)8が空調ダクト6内の空気通路の一部を塞ぐように設置されている。
【0020】
温水式ヒータ8は、エンジンEにより駆動されるウォータポンプ24により冷却水(温水)の循環流が発生するエンジン冷却水循環回路の途中に設置されている。そして、温水式ヒータ8は、エンジン冷却水循環回路の途中に設置された温水弁25が開弁すると内部にエンジンEの排熱を吸収した冷却水が還流し、この冷却水を暖房用熱源として利用することが可能なものである。これにより、温水式ヒータ8は、空調ダクト内の空気通路を流れる空気を冷却水と熱交換して加熱する加熱用熱交換器として働く。
【0021】
そして、温水式ヒータ8には、温水式ヒータ8を通過する空気量と温水式ヒータ8を迂回する空気量とを調節して、車両の車室内に吹き出す空気の吹出温度を制御するためのエアミックスドア26が取り付けられている。このエアミックスドア26は、例えばサーボモータ等のアクチュエータ(図示せず)によって駆動されて、ドア開度が0%のマックス・クール(MAX・COOL)からドア開度が100%のマックス・ホット(MAX・HOT)までの間の所望のドア開度となれうように制御される。
【0022】
次に、上記の冷凍サイクルは、吸入した冷媒を圧縮して吐出するコンプレッサ(冷媒圧縮機)31、このコンプレッサ31の吐出口より吐出された高圧側のガス冷媒を凝縮液化させるコンデンサ(冷媒凝縮器)32、このコンデンサ32より流入した冷媒を気液分離して、液冷媒のみが流出するレシーバ(受液器)33、このレシーバ33より流入した高圧側の液冷媒を断熱膨張させる温度作動式膨張弁(エキスパンション・バルブ)34、上記のエバポレータ7、およびこれらの冷凍サイクル機器を環状に接続する冷媒配管等から構成されている。
【0023】
エバポレータ7は、遠心式送風機と温水式ヒータ8との間の空気通路全面を塞ぐように設置されて、温度作動式膨張弁34の弁孔(絞り孔)を通過する際に断熱膨張された気液二相状態の冷媒を蒸発気化させる冷媒蒸発器である。そして、エバポレータ7は、空調ダクト6内の空気通路を流れる空気を冷媒と熱交換して冷却する冷却用熱交換器として働く。
【0024】
コンプレッサ31は、車両のエンジンルームに搭載されており、そのコンプレッサ31の駆動軸が電磁クラッチ35を介してエンジンEの出力軸にベルト駆動されている。電磁クラッチ35は、エンジンEの出力軸からコンプレッサ31の駆動軸への回転動力の伝達を断続するものである。なお、36はコンデンサ32に冷却風を送風する冷却ファン(送風装置)である。また、コンプレッサ31の駆動軸を、インバータにより回転速度が変更される電動モータによって回転駆動するようにしても良い。
【0025】
ここで、空調ダクト6の最も空気の流れ方向の下流側に設けられた複数の開口部のうちの第1の開口部には、車両のフロントウインドの内面に向けて空調風を吹き出すためのデフロスタ(DEF)吹出口41に連通するデフロスタダクト16が接続されている。また、複数の開口部のうちの第2の開口部には、図4に示したように、乗員の上半身(例えば乗員の頭胸部)に向けて空調風を吹き出すためのフェイス(FACE)吹出口42に連通するフロントフェイスダクト17が接続されている。
【0026】
また、複数の開口部のうちの第3の開口部としての接続口44には、後記する中空アームレスト4の表面に形成された複数の吹出穴10に連通する送風ダクト19および上記の接続ダクト2が接続されている。また、複数の開口部のうちの第4の開口部としての接続口45には、乗員の下半身(例えば乗員の足元部)に向けて空調風を吹き出すためのフット(FOOT)吹出口43に連通する送風ダクト(フロントフットダクト)19および上記の接続ダクト2が接続されている。
【0027】
送風ダクト19内には、エバポレータ7を通過する際に冷やされた冷風が空調ダクト6の接続口44から流入する冷風通路51と温水式ヒータ8を通過する際に暖められた温風が空調ダクト6の接続口45から流入する温風通路52とを区画する仕切り板53が設けられている。その仕切り板53の空気の流れ方向の下流側には、接続ダクト2内の空気通路46を、冷風通路51と温風通路52とのいずれか一方の空気通路または両方の空気通路に接続するように、冷風通路51の最も下流部と温風通路52の最も下流部との通路開口面積を選択的に切り替える通路切替ドア(空気通路切替手段)9が設けられている。
この通路切替ドア9は、例えばサーボモータ等のアクチュエータ(図示せず)によって駆動される。
【0028】
接続ダクト2は、角筒体状に形成されており、車両の車室内中央部の床面に沿って車室内の前方側に配置されたフロント空調ユニット1から後方側のセンタコンソールボックス3の図示下部側に至るまで延長されている。この接続ダクト2内には、フロント空調ユニット1の空調ダクト6から中空アームレスト4に形成された複数の吹出穴10に冷風または温風を送り込むための空気通路46が形成されている。
【0029】
ここで、車両の車室内中央部の床部上において車室内前方側から後方側(例えば運転席と助手席との間の車室内中央部まで)に向けて配設されたセンタコンソール54は、セレクトレバーまたはシフトレバーやパーキングレバーを覆うと共に、車室内の前方側にはインストルメントパネル5の一部となってオーディオシステム、カーナビゲーションシステム、車両用空調装置のエアコン操作パネルや液晶ディスプレイ等が付いている。
【0030】
そして、センタコンソール54のセレクトレバーまたはシフトレバーよりも車両進行方向の後方側には、中空の箱体状のセンタコンソールボックス3が一体的に設けられている。そのセンタコンソールボックス3は、車両の車室内中央部の床部上に配されており、乗員の備品を収納する収納部(中空部:図示せず)、およびこの収納部の上方側の開口部を開閉する蓋状体等から構成されており、その蓋状体の上端部には、自動車等の車両の車室内に設置された前部座席(例えばドライバーシートまたはパッセンジャーシート)に着座する乗員の姿勢を楽に保つための肘かけ状の中空アームレスト4が一体的に設けられている。
【0031】
中空アームレスト4は、角筒体状となるように、表面部に複数の吹出穴10が形成された樹脂製の天井板62と、底面部に1つの空気取入口63が形成された樹脂製の底壁板64とから構成されて、容器形状の天井板62と容器形状の底壁板64との間に内部空間(中空部)65を有している。複数の吹出穴10は、天井板62の図示上端面と図示下端面とを連通するように、天井板62を板厚方向(車両の上下方向)に貫通している。なお、複数の吹出穴10を、中空アームレスト4の表面部に設けた通気性を有する表面材によって形成しても良い。
【0032】
中空アームレスト4内の内部空間65は、逆L字形状の連結ダクト66内の空気通路67の空気の流れ方向の下流端に上記の空気取入口63を介して接続されている。また、その連結ダクト66内の空気通路67は、接続ダクト2内の空気通路46の空気の流れ方向の下流端に接続されている。なお、天井板62には、乗員保護のためにウレタンフォーム等のパッド材やクッション材を用いても良い。
【0033】
[実施形態の作用]
次に、本実施形態の車両用空調装置の作用を図1ないし図5に基づいて簡単に説明する。
【0034】
外気温が高い夏季等において車両の車室内を冷房する際には、内外気切替ドア13によって、吸込口モードが外気吸込口11を全開し、且つ内気吸込口12を全閉する外気導入(FRS)モードに切り替えられる。また、複数の吹出口切替ドア21〜23によって、吹出口モードがFACE吹出口42を全開し、且つDEF吹出口41およびFOOT吹出口43を全閉するFACEモードに切り替えられる。また、通路切替ドア9によって、送風ダクト19の冷風通路51の最も下流部を全開し、温風通路52の最も下流部を全閉する冷風モードに切り替えられる。このとき、エアミックスドア26は、乗員によって設定される設定温度に応じた吹出温度が得られるように所定のドア開度だけ開かれる。
【0035】
そして、エアコンECUによって電磁クラッチ35が通電(オン)されて冷凍サイクルのコンプレッサ31が起動すると、冷凍サイクル中を冷媒が循環して、温度作動式膨張弁34の弁孔を通過する際に断熱膨張された気液二相状態の冷媒が空調ダクト6内に設置されたエバポレータ7内に流入する。一方、ブロワ駆動回路によってブロワモータ14にブロワ制御電圧が印加されると、ブロワモータ14が遠心式ファン15を回転駆動する。
【0036】
これにより、遠心式ファン15は内周部から外周部へ向けて空気を掻き出し、結果的に空調ダクト6の最も空気の流れ方向の上流側に設けられた外気吸込口11より外気を吸引し、遠心式送風機の下流側へ放出する。その遠心式送風機の下流側へ放出された空気は、冷凍サイクルのエバポレータ7を通過する際に、温度作動式膨張弁34の弁孔を通過する際に断熱膨張された気液二相状態の冷媒と熱交換して冷やされ冷風となる。
【0037】
エバポレータ7を通過する際に冷媒との熱交換によって冷やされた冷風は、エアミックスドア26のドア開度に応じて温水式ヒータ8を通過して暖められる空気と温水式ヒータ8を迂回する空気とに振り分けられた後に、目標吹出温度となるようにエアミックスされる。そして、目標吹出温度となるようにエアミックスされた空調風は、空調ダクト6の最も空気の流れ方向の下流側に設けられた第2の開口部からフロントフェイスダクト17を通ってFACE吹出口42に到達し、そのFACE吹出口42から乗員の上半身(例えば乗員の頭胸部)に向けて吹き出される。これにより、車両の車室内が冷房される。
【0038】
一方、エバポレータ7を通過する際に冷媒との熱交換によって冷やされた冷風の一部は、エバポレータ7の下流直後で開口した接続口44から送風ダクト19の冷風通路51内に流入する。送風ダクト19の冷風通路51内に流入した冷風は、通路切替ドア9によって冷風通路51の最も下流部が開かれているので、接続ダクト2の空気通路46内に流入する。接続ダクト2の空気通路46内に流入した冷風は、逆L字形状の連結ダクト66の空気通路67を通って空気取入口63から中空アームレスト4の内部空間65内に流入する。
【0039】
そして、中空アームレスト4の内部空間65内に流入した冷風は、中空アームレスト4の表面で開口する各吹出穴10に分配されて、内部空間65から中空アームレスト4の天井板62を通過して各吹出穴10より吹き出される。これにより、外気温が高い夏季等において車両用空調装置を作動させる前には乗員が触ると熱く感じる中空アームレスト4の表面が素早く冷やされるので、乗員の上肢(腕や肘)等の身体接触部を中空アームレスト4の表面にのせた時に冷たく感じられて乗員が快適感を感じることになる。
【0040】
外気温が低い冬季等において車両の車室内を暖房する際には、内外気切替ドア13によって、吸込口モードが外気吸込口11を全開し、且つ内気吸込口12を全閉する外気導入(FRS)モードに切り替えられる。また、複数の吹出口切替ドア21〜23によって、吹出口モードがFACE吹出口42を全閉し、且つDEF吹出口41およびFOOT吹出口43を全開するF/Dモード、あるいはDEF吹出口41およびFACE吹出口42を全閉し、且つFOOT吹出口43を全開するFOOTモードに切り替えられる。また、通路切替ドア9によって、送風ダクト19の温風通路52の最も下流部を全開し、冷風通路51の最も下流部を全閉する温風モードに切り替えられる。このとき、エアミックスドア26は、乗員によって設定される設定温度に応じた吹出温度が得られるように所定のドア開度だけ開かれるか、あるいはMAX・HOT位置に設定される。
【0041】
そして、遠心式ファン15が回転することにより、上記と同様に、外気吸込口11より外気を吸引し、遠心式送風機の下流側へ放出する。その遠心式送風機の下流側へ放出された空気は、冷凍サイクルのエバポレータ7を通過して、エアミックスドア26のドア開度に応じて温水式ヒータ8を通過して暖められる空気と温水式ヒータ8を迂回する空気とに振り分けられた後に、目標吹出温度となるようにエアミックスされる。あるいは、エバポレータ7を通過した空気は、全て温水式ヒータ8によって再加熱されて温風となる。
【0042】
そして、目標吹出温度となるようにエアミックスされた温風、あるいは温水式ヒータ8によって再加熱された温風は、空調ダクト6の最も空気の流れ方向の下流側に設けられた第1の開口部からデフロスタダクト16を通ってDEF吹出口41に到達し、そのDEF吹出口41から車両のフロントウインドの内面に向けて吹き出される。これにより、車両のフロントウインドの内面の曇りの除去または防曇がなされる。
【0043】
また、目標吹出温度となるようにエアミックスされた温風、あるいは温水式ヒータ8によって再加熱された温風は、空調ダクト6の最も空気の流れ方向の下流側に設けられた接続口45から送風ダクト19の温風通路52内を通ってFOOT吹出口43に到達し、そのFOOT吹出口43から乗員の下半身(例えば乗員の足元部)に向けて吹き出される。これにより、車両の車室内が暖房される。
【0044】
一方、送風ダクト19の温風通路52内に流入した温風の一部は、通路切替ドア9によって温風通路52の最も下流部が開かれているので、接続ダクト2の空気通路46内に流入する。接続ダクト2の空気通路46内に流入した温風は、連結ダクト66の空気通路67を通って空気取入口63から中空アームレスト4の内部空間65内に流入する。
【0045】
そして、中空アームレスト4の内部空間65内に流入した温風は、中空アームレスト4の表面で開口する各吹出穴10に分配されて、内部空間65から中空アームレスト4の天井板62を通過して各吹出穴10より吹き出される。これにより、外気温が低い冬季等において車両用空調装置を作動させる前には乗員が触ると冷たく感じる中空アームレスト4の表面が素早く暖められるので、乗員の上肢(腕や肘)等の身体接触部を中空アームレスト4の表面にのせた時に暖かく感じられて乗員が快適感を感じることになる。
【0046】
[実施形態の効果]
以上のように、本実施形態の車両用空調装置は、乗員が中空アームレスト4の図示上端面(表面)に上肢等の身体接触部をのせた時に快適感を与えるようにするという目的で、中空アームレスト4の天井板62に複数の吹出穴10を設け、フロント空調ユニット1から中空アームレスト4の内部空間65内に冷風または温風を送り込む接続ダクト2を、車両の車室内中央部の床面に沿って車室内の前方側に配置されたフロント空調ユニット1から後方側のセンタコンソールボックス3の図示下部側に至るまで延長して設けている。
【0047】
このような使用頻度の比較的に高い車室内中央部寄りの中空アームレスト4等の内装部品の表面からの冷温風吹出し構造によって、外気温が高い夏季等において中空アームレスト4の表面および乗員の上肢等の身体接触部に直接冷風を当てることによって、中空アームレスト4の表面が素早く冷やされ、中空アームレスト4の表面に乗員の上肢等の身体接触部をのせて快適感を得られる温度になるまでの経過時間を短縮でき、且つそのような中空アームレスト4の表面に乗員の上肢等の身体接触部をのせた時に乗員の上肢等の身体接触部が冷たく感じられる。
【0048】
また、外気温が低い冬季等において中空アームレスト4の表面および乗員の上肢等の身体接触部に直接温風を当てることによって、中空アームレスト4の表面が素早く暖められ、中空アームレスト4の表面に乗員の上肢等の身体接触部をのせて快適感を得られる温度になるまでの経過時間を短縮でき、且つそのような中空アームレスト4の表面に乗員の上肢等の身体接触部をのせた時に乗員の上肢等の身体接触部が暖かく感じられる。したがって、中空アームレスト4の表面および乗員の上肢等の身体接触部に直接冷風または温風を当て素早く快適感を得ることができる。
【0049】
ここで、複数の吹出穴10を設けるアームレストについては、車両のドアトリムと車室内中央部寄りのセンタコンソールとが考えられるが、車両を運転中のアームレストとしての使用頻度は、センタコンソールの方が多い。したがって、図1に示したように、フロント空調ユニット1からの空調風を接続ダクト2を通してセンタコンソールボックス3の中空アームレスト4の表面に設けた複数の吹出穴10より車室内に吹き出す構造の方が使用頻度の上からも望ましい態様となる。
【0050】
[他の実施形態]
本実施形態では、本発明を、中空アームレスト4の表面および乗員の上肢等の身体接触部に、エバポレータ7を通過する際に冷やされた冷風、あるいは温水式ヒータ8を通過する際に暖められた温風を当てるようにした中空アームレスト4等の内装部品の表面からの冷温風吹出し構造に適用した例を説明したが、本発明を、エアミックスドア26のドア開度に応じて目標吹出温度となるようにエアミックスされた空調風のみを中空アームレスト4の表面および乗員の上肢等の身体接触部に当てるようにした中空アームレスト4等の内装部品の表面からの冷温風吹出し構造に採用しても良い。
【0051】
本実施形態では、複数の吹出穴10に空調風を分配するための内部空間65を有するように角筒体状に形成された中空アームレスト4を、車両の車室内の中央部の床部上に配された箱体状のセンタコンソールボックス3の上端部に一体的に設けた例を示したが、複数の吹出穴10に空調風を分配するための内部空間65を有するように角筒体状に形成された中空アームレスト4を、車両の車室内に設置された運転席(セパレートシートまたはバケットシート、ドライバーシート)の中央部寄りに折り畳み可能または格納可能または回転自在に設けたり、あるいは車両の車室内に設置された助手席(セパレートシートまたはバケットシート、パッセンジャーシート)の中央部寄りに折り畳み可能または格納可能または回転自在に設けたり、あるいは後部座席(ベンチシート、リヤシート)の中央部の背もたれ部分に折り畳み可能または格納可能または回転自在に設けたりしても良い。
【0052】
本実施形態では、接続ダクト2を、車両の車室内の中央部にて車室内の前方側から後方側に向かって延長されて、フロント空調ユニット1の空調ダクト6内から角筒体状の中空アームレスト4内に形成される内部空間65に空調風を送り込むための延長ダクトによって構成したが、接続ダクト2を、フロント空調ユニット1の空調ダクト6の空気の流れ方向の下流側に設けられて、後部座席に着座する乗員の上半身または下半身に冷風または温風を吹き出すための既存のリヤフェイスダクトまたは既存のリヤフットダクトに、角筒体状の中空アームレスト4内に形成される内部空間65と連通する連通ダクトを接続することで構成するようにしても良い。
【0053】
本実施形態では、空調ユニットとして、車両の車室内の前方側に設置されるフロント空調ユニット1を採用した例を説明したが、空調ユニットとして、車両の車室内の後方側に設置されるリヤ空調ユニット、あるいは車両の車室内の側方側に設置されるサイド空調ユニットを採用しても良い。この場合には、接続ダクトによって、リヤ空調ユニットの空調ダクトまたはサイド空調ユニットの空調ダクトから冷風または温風を角筒体状の中空アームレスト4内に形成される内部空間65に送り込むようにする。
【0054】
また、中空アームレスト4の内部空間65内に送風機、冷却用熱交換器、加熱用熱交換器、空気清浄器のうちのいずれか1つ以上を設置しても良い。冷却用熱交換器として冷凍サイクルのエバポレータを用いる場合には、例えばフロント空調ユニット1のエバポレータ7と並列接続したエバポレータを、中空アームレスト4の内部空間65内に設定するようにしても良い。また、加熱用熱交換器として温水式ヒータを用いる場合には、例えばフロント空調ユニット1の温水式ヒータ8と並列接続した温水式ヒータを、中空アームレスト4の内部空間65内に設定するようにしても良い。また、空気清浄器としての濾過フィルタ、除塵フィルタ、静電フィルタ等を、中空アームレスト4の内部空間65の空気の流れ方向の上流側に設置しても良い。
【0055】
また、中空アームレスト4を、センタコンソールボックス3の軸支部(図示せず)を中心にして回転方向に回転することができるようにしても良い。この場合には、中空アームレスト4の不使用時に中空アームレスト4の図示左端面(図2参照)が図示上方を向くように中空アームレスト4を立てたら、中空アームレスト4内の内部空間65に冷風または温風が流入しない可能性があるので、接続ダクト2内に冷風または温風が流入しないように、空気の流入を遮断する遮断弁を設けることが望ましい。
【0056】
本実施形態では、中空アームレスト4の複数の吹出穴10および内部空間65にフロント空調ユニット(エアコンユニット)1からの空調風(冷風または温風)を遠心式送風機を用いて供給するように構成しているが、中空アームレスト4の複数の吹出穴10および内部空間65にペルチェ素子で熱交換した空気を送風機を用いて供給するように構成しても良い。しかし、省動力や送風機の騒音の低減を考慮してフロント空調ユニット(エアコンユニット)1からの空調風を用いる方が望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空調装置の全体構成を示した概略図である(実施形態)。
【図2】(a)は車両の車室内中央部の床面上に設置された接続ダクトを示した断面図で、(b)はセンタコンソールボックスの上端部に一体的に設けられた角筒体状の中空アームレストを示した断面図である(実施形態)。
【図3】フロント空調ユニットの送風ダクトと接続ダクトとの結合部、および接続ダクトと中空アームレストとの結合部を示した断面図である(実施形態)。
【図4】車両用空調装置のフロント空調ユニットを示した構成図である(実施形態)。
【図5】車両用空調装置のフロント空調ユニットを示した構成図である(実施形態)。
【符号の説明】
1 フロント空調ユニット
2 接続ダクト
3 センタコンソールボックス
4 中空アームレスト
5 インストルメントパネル
6 空調ダクト
7 エバポレータ(冷却用熱交換器、空調状態可変手段)
8 温水式ヒータ(加熱用熱交換器、空調状態可変手段)
9 通路切替ドア(空気通路切替手段、空調状態可変手段)
10 中空アームレストに設けた複数の吹出穴
13 内外気切替ドア(空調状態可変手段)
15 遠心式ファン(送風機、空調状態可変手段)
21 吹出口切替ドア(空調状態可変手段)
22 吹出口切替ドア(空調状態可変手段)
23 吹出口切替ドア(空調状態可変手段)
31 冷凍サイクルのコンプレッサ(空調状態可変手段)
35 電磁クラッチ(空調状態可変手段)
51 冷風通路(空気通路)
52 温風通路(空気通路)
65 中空アームレストの内部空間(中空部)
Claims (9)
- (a)車両の車室内を所望の空調状態に空調するための空調ユニットと、
(b)車両の車室内の中央部寄りに装備されて、表面に空調風が吹き出す複数の吹出穴を有する中空アームレストと、
(c)前記複数の吹出穴に、前記空調ユニットから空調風を供給するための接続ダクトと
を備えた車両用空調装置。 - 請求項1に記載の車両用空調装置において、
前記中空アームレストは、前記複数の吹出穴に空調風を分配するための中空部を有するように筒体状に形成されて、車両の車室内の中央部の床部上に配された箱体状のセンタコンソールボックスの上端部に一体的に設けられていることを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項1に記載の車両用空調装置において、
前記中空アームレストは、前記複数の吹出穴に空調風を分配するための中空部を有するように筒体状に形成されて、
車両の車室内に設置された運転席の中央部寄りに一体的に回転自在に設けられているか、あるいは車両の車室内に設置された助手席の中央部寄りに回転自在に設けられているか、あるいは後部座席の中央部の背もたれ部分に回転自在に設けられていることを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項2または請求項3に記載の車両用空調装置において、
前記接続ダクトは、車両の車室内の中央部にて車室内の前方側から後方側に向かって延長されて、前記空調ユニット内から前記中空部に空調風を送り込むための延長ダクトであることを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項2ないし請求項4のうちいずれか1つに記載の車両用空調装置において、
前記空調ユニットは、後部座席に着座する乗員の上半身または下半身に冷風または温風を吹き出すためのリヤフェイスダクトまたはリヤフットダクトを有し、
前記接続ダクトは、前記リヤフェイスダクトまたは前記リヤフットダクトに、前記中空部と連通する連通ダクトを接続することで構成されることを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項1ないし請求項5のうちいずれか1つに記載の車両用空調装置において、
前記空調ユニットは、内部に車両の車室内に空気を送るための空気通路を形成する空調ダクトと、
この空調ダクト内において車室内に向かう空気流を発生させる送風機と、
前記空調ダクト内を流れる空気を冷却する冷却用熱交換器と、
前記空調ダクト内を流れる空気を加熱する加熱用熱交換器と、
前記冷却用熱交換器を通過する際に冷却された冷風、あるいは前記加熱用熱交換器を通過する際に加熱された温風のいずれか一方が前記接続ダクト内に流入するように、前記空調ダクトの空気通路を切り替える空気通路切替手段を備えたことを特徴とする車両用空調装置。 - (a)車両の車室内の中央部寄りに装備されて、表面に空調風が吹き出す複数の吹出穴、これらの吹出穴に空調風を分配供給する中空部、およびこの中空部内に車室内空気または車室外空気を吸い込む空気取入口を有する中空アームレストと、
(b)この中空アームレストの中空部内に設置されて、前記中空アームレストの表面および乗員の身体接触部を空調する空調状態を変更する空調状態可変手段と
を備えた車両用空調装置。 - 請求項7に記載の車両用空調装置において、
前記空調状態可変手段は、
前記中空アームレストの中空部内において前記中空アームレストの表面および乗員の身体接触部に向かう空気流を発生させる送風機、
あるいは前記中空アームレストの中空部内に流入する空気を冷却する冷却用熱交換器、
あるいは前記中空アームレストの中空部内に流入する空気を加熱する加熱用熱交換器、
あるいは前記中空アームレストの中空部内に流入する空気を浄化する空気清浄器のうちのいずれか1つ以上であることを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項7に記載の車両用空調装置において、
前記空調状態可変手段は、
前記中空アームレストの中空部内において前記中空アームレストの表面および乗員の身体接触部に向かう空気流を発生させる送風機、
前記中空アームレストの中空部内に流入する空気をペルチェ効果を利用して冷却または加熱する2種の導体または半導体素子であることを特徴とする車両用空調装置。
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JP2002377579A JP2004203336A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 車両用空調装置 |
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JP2002377579A Pending JP2004203336A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 車両用空調装置 |
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JP (1) | JP2004203336A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20140113536A1 (en) * | 2012-10-23 | 2014-04-24 | Visteon Global Technologies, Inc. | Zonal airflow system for a vehicle |
WO2015152470A1 (ko) * | 2014-03-31 | 2015-10-08 | 주식회사 대창 | 열 교환 모듈 및 이를 구비한 냉온 송풍 장치 |
WO2015167078A1 (ko) * | 2014-04-29 | 2015-11-05 | 주식회사 대창 | 차량용 공기 청정 장치 |
KR20150139415A (ko) * | 2015-02-06 | 2015-12-11 | 주식회사 대창 | 차량용 암레스트 |
US9862244B2 (en) | 2015-10-06 | 2018-01-09 | Hyundai Motor Company | Integrated independent air conditioning system and method for controlling the same |
US10358063B2 (en) | 2017-01-13 | 2019-07-23 | Crown Equipment Corporation | Industrial vehicle armrest |
-
2002
- 2002-12-26 JP JP2002377579A patent/JP2004203336A/ja active Pending
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