JP6355399B2 - 加熱調理器及び加熱制御方法 - Google Patents
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Description
本体1は、容器カバー2と、加熱手段としての加熱コイル3と、鍋底温度センサー4と、蓋体10を開閉自在に支持するヒンジ部6と、少なくとも一つ以上の時間計測手段7と、おねば検知手段17と、各部及び各装置を駆動制御して炊飯工程を実行する制御手段8と、を備えている。
なお、鍋状容器5は、誘導加熱により発熱する磁性体の金属を含む材料で構成され、有底円筒形状である。鍋状容器5の上端部外周には、フランジ部5aが形成されている。
なお、本体1に、炊飯器100を運搬するためのハンドル(図示省略)を設けておいてもよい。ハンドルを設ける場合には、ハンドルを本体1の側面上部の略前後中央に軸支し、ハンドルの回転方向を蓋体10の回動方向と一致させるとよい。そうすれば、炊飯器100を運搬する際には、使用者はハンドルの軸支点のほぼ直上に位置するようにハンドルを回転させて持ち上げ、ハンドルのみを持って炊飯器100を運搬することが可能となる。
蓋体10は、外蓋11と、内蓋12と、を有している。外蓋11には、後述するカートリッジ14が着脱自在に設けられ、外蓋11の上面には操作表示部15が設けられている。
内蓋12は、例えばステンレスなどの金属で構成されており、外蓋11の本体1側の面に係止材13を介して取り付けられている。内蓋12の周縁部には、鍋状容器5の上端部外周に形成されたフランジ部5aとの密閉性を確保するためのシール材の蓋パッキン9が取り付けられている。また、内蓋12には、内部温度センサー16を挿入させる孔部12aが設けられている。さらに、内蓋12には、鍋状容器5内で発生した蒸気が出入する蒸気口12bが設けられ、後述するカートリッジ14の蒸気取入口14aと通じている。
なお、外蓋11には、内蓋12の孔部12aに挿入された内部温度センサー16の外周の隙間を塞ぐパッキン11aが取り付けられている。
カートリッジ14は、外蓋11の上面に着脱自在に設けられている。カートリッジ14には、炊飯中に発生する蒸気圧に応じて上下動する弁(図示せず)を備えた蒸気取入口14aと、蒸気取入口14aの弁を通過した蒸気を外部へ排出する蒸気排出口14bとが設けられている。蒸気取入口14aは蒸気口12bに通じており、蒸気は、蒸気口12bを通過して蒸気取入口14aからカートリッジ14内に入ってカートリッジ14内を流れ、蒸気排出口14bからカートリッジ14の外へ流出する。カートリッジ14内を流れる過程において蒸気は冷却されて復水するので、炊飯器100の外へ流出する蒸気量を減らすことができる。
操作表示部15は、外蓋11の上面に設けられている。この操作表示部15は、使用者からの各種指示(例えば、炊飯の開始、取り消し、予約など)を受け付けるとともに、各種情報(例えば、操作入力に関する情報、炊飯器100の動作状態など)、を表示するものである。
内部温度センサー16は、鍋状容器5内の温度を検知する温度検知手段であり、外蓋11に取り付けられている。内部温度センサー16の一部は内蓋12の孔部12aに挿入されており、内部温度センサー16は孔部12aを介して鍋状容器5内の温度を検知するようになっている。内部温度センサー16は、例えばサーミスタで構成することができる。内部温度センサー16が検知した鍋状容器5内の温度に関する情報は、制御手段8に出力される。
図2は、炊飯器100の炊飯工程と、被加熱物温度、鍋状容器温度、加熱コイルへの通電電力の推移と、の一例を示す図である。図3は、炊飯器100の炊飯工程を説明するフローチャートである。図4A〜図4Fは、炊飯器100の炊飯工程中にカニ穴が形成される過程を模式的に表した模式図である。図5は、図4A〜図4Fの各工程を、図2に反映させた図である。以下、炊飯器100の炊飯工程を図2と図3を参照し、鍋状容器5内の内部現象を図4A〜図5を参照して説明する。
図2、図3に示すように、炊飯器100の炊飯工程は、吸水工程(ステップS1)と、昇温工程(ステップS2)と、沸騰維持工程(ステップS3)と、蒸らし工程(ステップS10)と、を含んでいる。
まず、使用者が、米200と水201を入れた鍋状容器5を、本体1内の容器カバー2に収納し、蓋体10を閉じ、操作表示部15で炊飯メニューを選択し、炊飯スイッチ(図示せず)を押下して、炊飯器100に動作指示を与える。炊飯器100は、炊飯スイッチが使用者によって押下され、動作指示が与えられることで、制御手段8が炊飯工程を開始する。
なお、カニ穴が形成されたことを判断するカニ穴形成手段は、例えば鍋底温度センサー4及び制御手段8で構成するとよい。この構成を採用すれば、制御手段8は、鍋底温度センサー4で検知される検知温度Tが、予め設定されている設定温度Ta以上であるかどうかによりカニ穴が形成されたかどうかを判断することができる。
図4Bは沸騰工程が開始された直後の鍋状容器5内の模式図である。沸騰が始まったため、鍋状容器5の底から水蒸気の泡が発生し、米200に対流が生じる。
図4Cは沸騰が継続された後の模式図である。沸騰温度が維持されると、米粒からの成分溶出と、蒸発や米粒内への吸水によって炊飯液内の水分量が減少することにより、炊飯液の粘性が上昇していく。そして、炊飯液の粘性が上がったことにより米200の対流は図4Bよりも激しさを増す。
図4Fはドライアップ後の模式図である。制御手段8はドライアップを検知すると加熱出力を下げるよう加熱コイル3への通電量を制御するので、鍋状容器5の温度は下がり、おねばの泡の発生は止まる。
あるいは、連続通電モード(加熱を連続的に行う運転モード)し、且つ単位時間あたりの加熱出力を上げても良い。こうする場合、沸騰の泡を激しくすることができ、大きなカニ穴を多く発生できる。
または、単位時間あたりの加熱出力を変えずに、連続通電しても良い。この場合、加熱出力を変えないことにより炊飯器100が過加熱になることを防ぐことができる。
Claims (10)
- 被加熱物を収容する容器と、
前記容器を加熱する第1加熱手段と、
前記第1加熱手段を制御する制御手段と、
前記被加熱物から発生するおねばを検知するおねば検知手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記容器内の被加熱物を沸騰温度以上で維持する沸騰維持工程において、前記おねば検知手段により前記おねばの発生が検知されると、前記第1加熱手段の加熱出力を上げる
加熱調理器。 - 加熱と休止を交互に繰り返す間欠運転モードを有し、
前記制御手段は、
前記間欠運転モードの単位時間あたりの出力を上げる
請求項1に記載の加熱調理器。 - 加熱を連続的に行う連続通電モードを有し、
前記制御手段は、
前記連続通電モードの単位時間あたりの出力を上げる
請求項1に記載の加熱調理器。 - 前記第1加熱手段を前記容器の底部側に設け、
前記容器の側面を加熱する第2加熱手段を設け、
前記制御手段は、
前記おねば検知手段により前記おねばの発生が検知されると、前記第2加熱手段による加熱を開始または加熱出力を上げる
請求項1〜3のいずれか一項に記載の加熱調理器。 - 前記被加熱物において形成されるカニ穴を検知するカニ穴形成検知手段を設け、
前記制御手段は、
前記カニ穴形成検知手段により前記カニ穴の形成が検知されると、前記第1加熱手段の加熱出力を下げる
請求項1〜4のいずれか一項に記載の加熱調理器。 - 前記カニ穴形成検知手段は、
時間の経過により前記カニ穴の形成を検知する
請求項5に記載の加熱調理器。 - 前記カニ穴形成検知手段は、
前記容器の温度により前記カニ穴の形成を検知する
請求項5に記載の加熱調理器。 - 前記カニ穴形成検知手段は、
蒸気量により前記カニ穴の形成を検知する
請求項5に記載の加熱調理器。 - 第1加熱手段を制御することにより炊飯工程を実行する加熱制御方法であって、
前記炊飯工程のうち容器内の被加熱物を沸騰温度以上で維持する沸騰維持工程において、前記容器に収容された被加熱物からおねばの発生を検知すると、前記第1加熱手段の加熱出力を上げ、
前記被加熱物にカニ穴が形成されたことを検知すると、前記第1加熱手段の加熱出力を下げる
加熱制御方法。 - 前記容器を加熱する第2加熱手段を設け、
前記容器に収容された前記被加熱物からおねばの発生を検知すると、前記第2加熱手段による加熱も開始する
請求項9に記載の加熱制御方法。
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