[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP6038482B2 - 発光素子搭載用配線基板 - Google Patents

発光素子搭載用配線基板 Download PDF

Info

Publication number
JP6038482B2
JP6038482B2 JP2012102973A JP2012102973A JP6038482B2 JP 6038482 B2 JP6038482 B2 JP 6038482B2 JP 2012102973 A JP2012102973 A JP 2012102973A JP 2012102973 A JP2012102973 A JP 2012102973A JP 6038482 B2 JP6038482 B2 JP 6038482B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
pad
emitting element
back surface
wiring board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012102973A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013232474A (ja
Inventor
奈緒子 森
奈緒子 森
平野 聡
聡 平野
釜淵 幸司
幸司 釜淵
一輝 堀内
一輝 堀内
量子 森川
量子 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2012102973A priority Critical patent/JP6038482B2/ja
Publication of JP2013232474A publication Critical patent/JP2013232474A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6038482B2 publication Critical patent/JP6038482B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)

Description

本発明は、絶縁材からなる基板本体の表面に発光ダイオードなどの発光素子を搭載するための発光素子搭載用配線基板に関する。
例えば、セラミックからなる平板状の絶縁基体の表面に搭載する発光素子が発する熱を外部に放射するため、上記絶縁基体の表面と裏面との中央部を貫通する太径で且つ単一の貫通金属体を配置し、該貫通金属体の上端面であり且つ上記絶縁基体の表面に発光素子の搭載部を設けた発光素子用配線基板が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
前記のような発光素子用配線基板の場合、発光素子が発する熱を効果的に放射するべく、絶縁基体の裏面に露出する貫通導体の下端面の面積を広くせざるを得ないため、当該発光素子用配線基板の裏面側に配置すべき必要な一対の電極(パッド)の面積を小さくせざるを得なかった。その結果、マザーボード上に実装する際に用いるハンダの量が過少となり、マザーボード上への実装性が不安定になり得る、という問題があった。
更に、絶縁基体の表面と裏面との間を貫通する貫通導体を裏面パッドに接続して、表面パッドと裏面パッドとの間における電気経路として用いる場合には、上記絶縁基体の裏面に設ける一対の裏面パッドの面積が両者間で著しく不均衡にならざるを得ない。その結果、マザーボード上へ実装した際に、当該発光素子用配線基板が不用意に傾くので、搭載された発光素子の光を所要の方向への発光ができなくなる場合がある、という問題があった。
一方、絶縁基体の裏面に設ける一対の裏面パッドを自由に設計するため、セラミックからなる平板状の絶縁基体の表面のみに開口する有底穴を形成し、該有底穴に金属体を表面側から挿入し、該金属体の表面であり且つ上記絶縁基体の表面に発光素子の実装部を設けた表面実装型発光素子用配線基板も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、特許文献2に記載された前記発光素子用配線基板の場合、絶縁基体の絶縁材のみからなる裏面において一対の裏面パッドをそれぞれ広く且つ均等な面積で形成できる反面、実装される発光素子から発生する熱を金属体から絶縁基体の裏面側に放射できなくなる。その結果、放熱性が不十分になる場合がある、という問題があった。
特開2006−41230号公報(第1〜14頁、図1(b)) 特開2008−109079号公報(第1〜14頁、図1)
本発明は、背景技術において説明した問題点を解決し、絶縁材からなり且つ表面および裏面を有する基板本体の該表面に形成される一対の表面パッドの一方に発光素子の搭載部を有し、上記基板本体の裏面に形成され且つ上記一対の表面パッドと個別に導通する一対の裏面パッドを有すると共に、上記発光素子からの熱を基板本体の裏面から外部に十分に放熱でき、且つマザーボードとの実装性に優れた発光素子搭載用配線基板を提供する、ことを課題とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明は、前記課題を解決するため、前記基板本体の表面から裏面付近にかけての厚い絶縁部に発光素子搭載部の面積よりも広い面積の第1貫通導体を配設し、該第1貫通導体と基板本体の裏面との薄い絶縁部に第1貫通導体の面積よりも狭い面積の第2貫通導体を配設する、ことに着想して成されたものである。
即ち、本発明の発光素子搭載用配線基板(請求項1)は、絶縁材からなり、表面、裏面、および該表面と裏面との間に位置する側面を有する基板本体と、該絶縁基板の表面に形成され、且つ発光素子の搭載部を上面に有する第1表面パッドと、上記絶縁基板の表面に形成され、上記第1表面パッドと離れている第2表面パッドと、上記絶縁基板の裏面において、互いに離れて形成された第1裏面パッドおよび第2裏面パッドと、上記第1表面パッドと第1裏面パッドとの間を電気的に導通する第1接続導体と、上記第2表面パッドと第2裏面パッドとの間を電気的に導通する第2接続導体と、を備えた発光素子搭載用配線基板であって、上記基板本体の表面と裏面との間において、上記第1表面パッドに接して配設された第1貫通導体と、該第1貫通導体と上記第1裏面パッドとの間でこれらに接続され、且つ側面視の長さが上記第1貫通導体よりも短い第2貫通導体とが設けられ、上記基板本体の表面付近を除いた上記第1貫通導体の平面視における面積は、上記第1表面パッドの上面に位置する発光素子の搭載部を含み且つ該搭載部の面積よりも大きいと共に、上記第1貫通導体は、平面視の投影において、上記第1裏面パッドと重複しており上記第1貫通導体と第2貫通導体との間には、平面状の接続配線層が形成され、上記第1貫通導体は、上記基板本体の厚み方向に沿って複数の導体部分から形成され、上記基板本体の表面付近の導体部分は、複数のビア導体で構成されている、ことを特徴とする。
これによれば、前記第1表面パッドおよび第2貫通導体に接する第1貫通導体は、前記基板本体の表面付近を除いて、平面視の面積が発光素子の搭載部の面積よりも大きく、且つ当該第1貫通導体の側面視の長さが第2貫通導体よりも長くなるようにされている。換言すると、第1貫通導体は、基板本体の表面付近を除いて、発光素子の搭載部よりも太径(大きな面積)で且つ基板本体の裏面側に接近するように、基板本体の表面と裏面との間に配設されている。その結果、第1表面パッドの上に搭載される発光素子が発生する熱を第1貫通導体を通じて、基板本体の裏面付近まで効果的に伝熱することができる。
しかも、第1裏面パッドは、第2貫通導体と接し、且つ第1接続導体を介して電気的に第1表面パッドと接続されており、第2裏面パッドは、第2接続導体を介して電気的に第2表面パッドと接続されているので、第1および第2裏面パッドを、基板本体の裏面において同等の面積にするなど、自由な設計が容易となる。
更に、前記第1貫通導体と第2貫通導体との間には、平面状の接続配線層が形成されているので、平面視で基板本体の中央部に配設され且つ比較的太径の前記第1貫通導体の裏面側と、基板本体の裏面側において第1裏面パッドに接して配設される第2貫通導体とを広い面積による熱伝達が可能となる特に、第2貫通導体を、比較的小径である複数のビア導体により構成する形態では、一部のビア導体が平面視の投影で第1貫通導体と重複しないか、部分的に重複する場合でも、かかる複数のビア導体と第1貫通導体とを、確実に接触させることができる
従って、前記発光素子からの熱は、第1貫通導体、第2貫通導体、および第1裏面パッドを経て、裏面側から外部へ効率の良い放射が可能になると共に、同様な面積とした第1および第2裏面パッドにそれぞれハンダを介して、マザーボード上へ実装する際に、当該発光素子搭載用配線基板が不用意に傾かず、良好な実装性を奏することも可能となる。
加えて、前記第1貫通導体は、前記基板本体の厚み方向に沿って複数の導体部分から形成され、前記基板本体の表面付近の導体部分は、複数のビア導体で構成されていることで、基板本体内部に位置する比較的太径の導体部分が基板本体の表面に露出しないそのため、例えば、絶縁材のセラミックとの間で熱膨張率の差に起因して、第1貫通導体の周囲に位置するセラミックにクラックが大きく且つ広範囲に生じる事態を抑制することが可能となる
尚、前記絶縁材は、セラミックあるいは樹脂からなる。具体的には、複数のセラミック層を積層した形態、複数の樹脂層を積層した形態、および比較的厚肉のセラミック層と比較的薄肉の樹脂層とを積層した形態が挙げられる。
また、前記第1接続導体と第2接続導体は、前記基板本体における何れかの側面に形成された側面導体であるか、あるいは基板本体の表面と裏面との間を貫通するビア導体である。上記側面導体には、1つの側面の凹部内に形成された形態と、2つの側面が交差するコーナに設けた凹部内に形成された形態とが含まれる。
また、前記基板本体の表面には、該表面を底面とし、該底面の周辺から円錐形状、円筒形状、あるいは四角形以上の多角柱形状に立ち上がる側面を有するキャビティを備えた形態も含まれる。
更に、前記発光素子には、発光ダイオードや半導体レーザなどが含まれる。
加えて、前記第1表面パッドの上面には、複数の発光素子の搭載部を直線状、格子状、あるいは市松模様のパターンで配置しても良く、当該第1表面パッドの平面視における面積に対応して、第2表面パッド、第1裏面パッド、第2裏面パッド、および第1貫通導体の面積と、複数の第2貫通導体の総面積とを設定することも可能である。
また、本発明には、前記第2貫通導体の厚みは、0.10mm以下である、発光素子搭載用配線基板(請求項2)も含まれる。
これによれば、前記第1貫通導体および第1裏面パッドに接する第2貫通導体の厚みが0.10mm以下であるため、第1貫通導体の内部を伝導してきた発光素子からの熱は、短い第2貫通導体を経て滞ることなく第1裏面パッドに送られ且つ外部に放射される。しかも、比較的太径の前記第1貫通導体が基板本体の裏面に露出しないので、第1および第2裏面パッドを自由に設計することができる。
尚、第2貫通導体の厚みが0.10mmを超えると、発光素子からの熱が当該第2貫通導体を迅速に通過しにくくなり、第1貫通導体の内部に滞留するおそれを生じる得るため、かかる範囲を除いたものである。
また、前記範囲厚みの第2貫通導体を形成するため、基板本体を構成する絶縁材のうち、裏面側には、硬化処理後の厚みが0.10mm以下の樹脂層、あるいは焼成後の厚みが0.10mm以下のセラミック層が配置される。
更に、前記第2貫通導体は、複数の比較的小径なビア導体からなる形態のほか、例えば、水平断面が長方形状を呈する単一の直方体形状の形態としても良い。
更に、本発明には、前記第1裏面パッドと第2裏面パッドは、平面視における面積が同等である、発光素子搭載用配線基板(請求項3)も含まれる。
これによれば、当該発光素子搭載用配線基板をマザーボード上へ実装する際に、第1および第2裏面パッドごとに用いるハンダ量が均衡するので、不用意に傾きにくくなるので、良好な実装性を保証することが可能となる。
尚、第1裏面パッドと第2裏面パッドとの平面視における面積が同等であることは、底面視における面積が互いに同じ形態(1:1)からほぼ同じ範囲内(±30%以内、望ましくは±20%以内、より望ましくは±10%以内)にある。
前記接続配線層は、次述する第1貫通導体の裏面側における平面視と相似形の部分と、平面視でほぼ長方形または円弧形などの部分とからなる形態を有する。
前記第1貫通導体は、基板本体の厚み方向において、比較的太径の導体部分のみからなる形態、前記複数のビア導体と上記太径の導体部分とからなる形態、厚み方向に沿って異なる断面積を有する複数の太径の導体部分からなる形態、および前記複数のビア導体と複数の太径の導体部分とからなる形態が含まれる。
また、上記太径の導体部分は、平面視が円形、楕円形、矩形(長円形や正方形)、半円形状、あるいは凸形状などを呈する形態である。
本発明による一形態の発光素子実装用配線基板を示す平面図。 図1中のX−X線の矢視に沿った垂直断面図。 上記発光素子実装用配線基板の基板本体を透視的に示す斜視図。 参考形態の配線基板を示す図2と同様な断面図。 異なる参考形態の配線基板を示す図2と同様な断面図。 更に異なる参考形態の配線基板を示す図2と同様な断面図。 別なる参考形態の配線基板を示す図2と同様な断面図。 別異な参考形態の配線基板を示す図2と同様な断面図。 第1貫通導体の変形形態を示す側面図および斜視図。 異なる形態の第1貫通導体を示す側面図および斜視図。 更に異なる形態の第1貫通導体を示す側面図および斜視図。
以下において、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明による一形態の発光素子実装用配線基板(以下、単に配線基板と称する)1を示す平面図、図2は、図1中のX−X線の矢視に沿った垂直断面図、図3は、上記配線基板1の基板本体2を透視的に示した斜視図である。
配線基板1は、図1,図2に示すように、平面視がほぼ正方形(矩形)の表面3、裏面4、およびこれらの四辺間に位置する側面5を有する基板本体2と、該基板本体2の表面3において互いに離れて形成された第1表面パッド11および第2表面パッド12と、上記基板本体2の裏面4において互いに離れて形成された第1裏面パッド15および第2裏面パッド16と、上記第1表面パッド11と第1裏面パッド15との間を電気的に接続する第1接続導体17と、上記第2表面パッド12と第2裏面パッド16との間を電気的に接続する第2接続導体18と、を備えている。
上記第1表面パッド11は、第2表面パッド12に比べて、数倍の広い面積を有している。また、上記第1裏面パッド15と第2裏面パッド16は、平面視における面積が互いに同等(両パッド15,16間の面積の差が±10%以内)である。
前記基板本体2は、図2に示すように、その表面3および裏面4を有する比較的薄肉のセラミック層(絶縁材)6,9と、該セラミック層6,9間に位置する比較的厚肉のセラミック層(絶縁材)7,8とを一体に積層したセラミックの積層体である。このうち、裏面4を有するセラミック層9の厚みは、約0.10mm以下である。尚、上記セラミック層6〜9は、アルミナなどの高温焼成セラミック、あるいはガラス−セラミックのような低温焼成セラミックからなる。
また、図1の平面図における左右の側面5の中央付近には、比較的浅い凹溝19が対称に形成され、該凹溝19の内壁面に沿って前記第1および第2接続導体(側面導体)17,18が形成されている。
更に、図1に示すように、基板本体2の表面3における中央部における第1表面パッド11の上面には、追って搭載される発光ダイオード(LED)などの発光素子10を搭載するための仮想線で示す搭載部10aが位置しており、且つ該搭載部10aの付近には、追って封止樹脂13がほぼ半球形状にして形成される。
尚、上記搭載部10aに追って搭載され且つ第1表面パッド11と導通される発光素子10は、第2表面パッド12との間で、図2中の破線で示すボンディングワイヤ14を介して電気的に接続される。
図2,図3に示すように、基板本体2の表面3と裏面4との間には、複数の導体部分21〜23からなる第1貫通導体20、平面状の接続配線層25、および第2貫通導体24が配設されている。第1貫通導体20のうち、第1表面パッド11に接する導体部分21は、比較的小径で厚みが約0.10mmと短い複数のビア導体(21)からなり、導体部分22,23は、直径が異なる円柱体で且つ同軸心にて積層されている。該導体部分22,23は、平面視の投影で前記搭載部10aを含み且つ該搭載部10aの面積よりも大である。しかも、上記導体部分22,23は、平面視の投影において第1裏面パッド15とも重複している。
また、第2貫通導体24は、軸方向の厚みが0.10mm以下であり且つ比較的小径である複数のビア導体からなると共に、側面視(軸方向)の長さが第1貫通導体20に比べて著しく短い。かかる導体部分21および第2貫通導体24を複数のビア導体により構成することで、セラミック層6,9との間で熱膨張率の差に起因するクラックの発生を抑制することが容易となる。
更に、図3に示すように、接続配線層25は、第1貫通導体20における裏面4側の導体部分23の底面よりも若干太径の半円形部26と、その右側において前後方向に延びた長方形部29とからなる。前記第2貫通導体24を構成する複数のビア導体(24)は、上記長方形部29のほぼ全面に等間隔状に接続されている。
尚、前記第1裏面パッド15は、第2貫通導体24と接し、且つ第1接続導体17を介して前記第1表面パッド11と電気的に接続されており、第2裏面パッド16は、第2接続導体18を介して前記第2表面パッド12と電気的に接続されている。
また、前記第1および第2表面パッド11,12、第1および第2裏面パッド15,16、第1および第2接続導体17,18、第1および第2貫通導体20,24、接続配線層25は、例えば、W、Mo、Cu、またはAgなどからなる。
更に、図2において、第1および第2裏面パッド15,16の下側には、図示しないプリント基板などのマザーボードの表面上に、本配線基板1を実装するために用いるハンダ27,28が配置される。該ハンダ27,28は、例えば、Sn−Ag系のハンダなどからなり、互いに同様の形状および容積を有している。
以上のような配線基板1は、前記セラミック層6〜9となる複数層のグリーンシートに対し、打ち抜きによる穴明け加工、得られた孔内へのW、Mo、Cu、またはAg粉末などを含む導電性ペーストの充填、上記グリーンシートの何れかの表面および裏面の少なくとも一方への上記導電性ペーストの印刷、上記複数層のグリーンシートの積層および圧着、得られたグリーンシート積層体の焼成、および得られた前記基板本体2の外部に露出する導体部分(11,12,15〜18)に対するNiおよびAuの電解金属または無電解金属メッキの各工程を順次施すプロセス(多数個取りの形態を含む)によって、製造することが可能である。
以上のような配線基板1によれば、第1貫通導体20が、基板本体2の表面3付近を除き、発光素子10の搭載部10aよりも太径で且つ基板本体2の裏面4側に接近するように、基板本体2の表面3と裏面4との間に配設されているので、第1表面パッド11の搭載部10aに追って搭載される発光素子10が発生する熱を第1貫通導体20を通じて、基板本体2の裏面4側まで迅速に伝熱できるので、第2貫通導体24を経て第1裏面パッド15から外部へ効果的に放射できる。
しかも、第1貫通導体20が基板本体1の裏面4に露出していないので、かかる基板本体2の裏面4において、第1および第2裏面パッド15,16を、互いに同等の比較的広い面積にして形成することができる。
従って、前記発光素子10からの熱は、第1貫通導体20、接続配線層25、第2貫通導体24、および第1裏面パッド15を経て、裏面側から外部へ効率の良い放射が可能となると共に、同等な面積の第1および第2裏面パッド15,16にそれぞれハンダ27,28を介して、マザーボード上へ実装する際に、当該配線基板1が不用意に傾かないので、良好な実装性を奏することも可能となる。
図4は、参考形態の配線基板1aを示す前記同様の垂直断面図である。
該配線基板1aは、図4に示すように、表面3を含む比較的厚肉のセラミック層7および裏面4を含む比較的薄肉のセラミック層9を積層した基板本体2aと、該基板本体2aの表面3に形成された前記同様の第1および第2表面パッド11,12と、上記基板本体2aの裏面4に形成された前記同様の第1および第2裏面パッド15,16と、左右の側面5の凹溝19に沿って形成された前記同様の第1および第2接続導体17,18とを備えている。
図4に示すように、上記基板本体2aの表面3と裏面4との間には、セラミック層7を貫通し、且つ第1表面パッド11に広く接触する大径の円柱形の導体部分22のみからなる第1貫通導体20と、該第1貫通導体20と第1裏面パッド15との間を接続する前記同様(厚みが0.10mm以下の複数のビア導体)の第2貫通導体24とが配設されている。第1貫通導体20の導体部分22は、平面視で発光素子10の搭載部10aを含む大きな面積を有し、側面視の長さが第2貫通導体24よりも長いと共に、平面視で第1裏面パッド15と重複している。
図5は、異なる参考形態の配線基板1bを示す前記同様の垂直断面図である。該配線基板1bは、図5に示すように、前記同様の基板本体2a、前記同様の第1および第2表面パッド11,12、前記同様の第1および第2裏面パッド15,16、第1貫通導体20(22)、および第2貫通導体24を備えている。該配線基板1bが前記配線基板1aと相違するのは、第1表面パッド11と第1裏面パッド15との間を電気的に接続するビア導体からなる第1接続導体30が基板本体2aの表面3と裏面4との間を貫通し、且つ第2表面パッド12と第2裏面パッド16との間を電気的に接続するビア導体からなる第2接続導体31が基板本体2aの表面3と裏面4との間を貫通している点である。
以上のような配線基板1a,1bによっても、前記配線基板1と同様に追って搭載部10aに搭載される発光素子10の熱を第1裏面パッド15から外部へ放射できる共に、同等な面積の第1および第2裏面パッド15,16によって、マザーボード上へ実装する際に、不用意に傾かせず、良好な実装性が得られる。
図6は、更に異なる参考形態の配線基板1cを示す前記同様の垂直断面図である。該配線基板1cが前記配線基板1aと異なるのは、図6に示すように、表面3を含む比較的厚肉のセラミック層7、裏面4を含む比較的薄肉のセラミック層9、および表面3の周辺部の上方に積層され且つ内側に円錐形状の側面34を有するセラミック層32を更に積層した基板本体2bを有することである。上記側面34は、その底面に露出する表面3と共に、円錐形状のキャビティ33を形成し、且つその表面には、Wなどの導体層の表面にAgメッキ膜などを被覆した光反射層35が形成されている。
尚、搭載部10aに発光素子10が搭載された後で、キャビティ33内には、図示のように封止樹脂13が充填される。また、キャビティ33の前記側面34は、例えば、四角錐形状や六角錐形状などの多角錐形状などにしても良い。
また、図7は、別なる参考形態の配線基板1dを示す前記同様の垂直断面図である。該配線基板1dが前記配線基板1aと異なるのは、図7に示すように、表面3を含む比較的厚肉のセラミック層7、裏面4を含む比較的薄肉のセラミック層9、および表面3の周辺部の上方に積層され且つ内側に円柱形状の側面38を有する円筒形状のセラミック層36を更に積層した基板本体2cを有することである。上記側面38は、その底面に露出する表面3と共に、円柱形状のキャビティ37を形成し、且つその表面には、前記同様の光反射層39が被覆されている。尚、キャビティ37の側面38は、四角柱形状や六角柱形状などの多角柱形状などにしても良い。
図8は、別異な参考形態の配線基板1eを示す前記同様の垂直断面図である。該配線基板1eが前記配線基板1cと異なるのは、図8に示すように、第1表面パッド11と第1裏面パッド15との間を電気的に接続する第1ビア導体(第1接続導体)30が基板本体2aの表面3と裏面4との間を貫通し、且つ第2表面パッド12と第2裏面パッド16との間を電気的に接続する第2ビア導体(第2接続導体)31が基板本体2aの表面3と裏面4との間を貫通している点である。尚、第1ビア導体30を配設するため、該ビア導体30付近における第1貫通導体20(22)の断面積が部分的に小さくなるが、平面視の断面を円形以外とすることで、他の部分での断面積を減らさずに、複数のビア導体からなる第2貫通導体24との接触を確保することが可能である。
尚、上記配線基板1eの基板本体2bを、前記基板本体2cとしても良い。
以上のような配線基板1c〜1eによっても、前記配線基板1,1a,1bと同様な効果を奏することが可能となる。
図9(a)は、前記第1貫通導体20の変形形態である第1貫通導体20aを示す側面図であり、円柱形の前記導体部分22,23の軸心をずらし、両者の周面の一部を前記第2表面パッド12側で重複させたものである。
また、図9(b)は、図9(a)の第1貫通導体20の応用形態である第1貫通導体20bを示す斜視図であり、前記裏面4側に平面視で半円形状を呈する導体部分23aを配設することによって、複数のビア導体(24)からなる前記第2貫通導体24との接続を確保可能としたものである。
以上のような第1貫通導体20a,20bも、前記配線基板1〜1eに対し、前記同様に適用でき、且つ前記同様の効果を奏することが可能である。
図10(a)は、前記第1貫通導体20の異なる変形形態である第1貫通導体20cを示す側面図であり、円柱形の前記導体部分22,23の軸心を更にずらし、前記表面3側の導体部分22を第1表面パッド11の搭載部10aの反対側に位置させ、且つ前記裏面4側の導体部分23を第1裏面パッド15側に位置させたものである。
また、図10(b)は、上記第1貫通導体20cの応用形態である第1貫通導体20dを示す斜視図であり、前記導体部分22に対し、その裏面4側に平面視で角形状を呈する導体部分23bを軸心をずらし且つ第1裏面パッド15側に位置させものである。
更に、図10(c)は、第1貫通導体20c,20dの変形形態である第1貫通導体20eを示す斜視図であり、前記表面3側の導体部分22も平面視で角形状を呈する導体部分22aとし、該導体部分22aと上記導体部分23bとを軸心をずらして配設したものである。
以上のような応用形態や変形形態の第1貫通導体20c〜20eも、前記配線基板1〜1eに対し、前記同様に適用でき、且つ前記同様の効果を奏することが可能である
図11(a),(b)は、更に異なる形態の第1貫通導体20fを示す側面図と斜視図である。図示のように、円柱形を呈する導体部分22の前記裏面4側に、平面視が凸形状を呈する導体部分23cを配設し、且つ該導体部分23cの突出部分が導体部分22と接触するようにすることで、複数のビア導体からなる前記第2貫通導体24との接続を確保可能としたものである。
尚、前記導体部分22aと上記導体部分23cとを上記同様に配設した異なる形態の第1貫通導体20とすることも可能である。
以上のような異なる形態の第1貫通導体20fも、前記配線基板1〜1eに対し、前記同様に適用でき、且つ前記同様の効果を奏することが可能である。
本発明は、以上において説明した各形態に限定されるものではない。
例えば、前記基板本体を構成する絶縁材には、例えば、エポキシ系などの樹脂からなる所要数の樹脂絶縁層を適用したり、あるいは、積層する位置ごとにセラミック層と樹脂絶縁層とを併用する形態として用いることも可能である。
また、前記図9〜図11で示した各形態の第1貫通導体20において、前記第1表面パッド11に接する複数のビア導体からなる導体部分21をそれぞれ省略した形態とすることも可能である。
更に、前記第1貫通導体20における厚み方向の中間または第2貫通導体24側に位置する導体部分22,23は、前記円柱形や角柱形状に限らず、例えば、基板本体2の表面3側よりも裏面4側の水平断面が次第に大きくなるような円錐形状や角錐形状を呈する形態としても良い。
また、前記第1および第2接続導体は、同じ配線基板において、側面導体とビア導体との双方の形態を併用したものとしても良い。
加えて、本発明の配線基板1は、平面視で複数個が縦横に隣接して併設された製品領域と、該領域の周囲を囲む枠形状の耳部とを含む多数個取りの形態も含むものである。
本発明によれば、絶縁材からなり且つ表面および裏面を有する基板本体の該表面に形成される一対の表面パッドの一方に発光素子の搭載部を有し、上記基板本体の裏面に形成され且つ上記一対の表面パッドと個別に導通する一対の裏面パッドを有すると共に、上記発光素子から発生する熱を基板本体の裏面から外部に十分に放熱でき、且つマザーボードとの実装性に優れた発光素子搭載用配線基板を提供することができる。
1…………………………発光素子搭載用配線基板
2,2a〜2c…………基板本体
3…………………………表面
4…………………………裏面
5…………………………側面
6〜9……………………セラミック層(絶縁材)
10………………………発光素子
10a……………………搭載部
11………………………第1表面パッド
12………………………第2表面パッド
15………………………第1裏面パッド
16………………………第2裏面パッド
17,30………………第1接続導体
18,31………………第2接続導体
20,20a〜20f…第1貫通導体
21〜23………………導体部分
24………………………第2貫通導体
25………………………接続配線層

Claims (3)

  1. 絶縁材からなり、表面、裏面、および該表面と裏面との間に位置する側面を有する基板本体と、
    上記絶縁基板の表面に形成され、且つ発光素子の搭載部を上面に有する第1表面パッドと、
    上記絶縁基板の表面に形成され、上記第1表面パッドと離れている第2表面パッドと、
    上記絶縁基板の裏面において、互いに離れて形成され、平面視の投影において上記第1表面パッドと少なくとも一部が重複する第1裏面パッドおよび第2裏面パッドと、
    上記第1表面パッドと第1裏面パッドとの間を電気的に導通する第1接続導体と、
    上記第2表面パッドと第2裏面パッドとの間を電気的に導通する第2接続導体と、を備えた発光素子搭載用配線基板であって、
    上記基板本体の表面と裏面との間において、上記第1表面パッドに接して配設された第1貫通導体と、該第1貫通導体と上記第1裏面パッドとの間でこれらに接続され、且つ側面視の長さが上記第1貫通導体よりも短い第2貫通導体とが設けられ、
    上記基板本体の表面付近を除いた上記第1貫通導体の平面視における面積は、上記第1表面パッドの上面に位置する発光素子の搭載部を含み且つ該搭載部の面積よりも大きいと共に、
    上記第1貫通導体は、平面視の投影において、上記第1裏面パッドおよび第2裏面パッドと少なくとも一部が重複しており
    上記第1貫通導体と第2貫通導体との間には、平面状の接続配線層が形成され、
    上記第1貫通導体は、上記基板本体の厚み方向に沿って複数の導体部分から形成され、上記基板本体の表面付近の導体部分は、複数のビア導体で構成されている
    ことを特徴とする発光素子搭載用配線基板。
  2. 前記第2貫通導体の厚みは、0.10mm以下である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の発光素子搭載用配線基板。
  3. 前記第1裏面パッドと第2裏面パッドは、平面視における面積が同等である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の発光素子搭載用配線基板。
JP2012102973A 2012-04-27 2012-04-27 発光素子搭載用配線基板 Expired - Fee Related JP6038482B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012102973A JP6038482B2 (ja) 2012-04-27 2012-04-27 発光素子搭載用配線基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012102973A JP6038482B2 (ja) 2012-04-27 2012-04-27 発光素子搭載用配線基板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013232474A JP2013232474A (ja) 2013-11-14
JP6038482B2 true JP6038482B2 (ja) 2016-12-07

Family

ID=49678689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012102973A Expired - Fee Related JP6038482B2 (ja) 2012-04-27 2012-04-27 発光素子搭載用配線基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6038482B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6367640B2 (ja) * 2014-07-30 2018-08-01 日本特殊陶業株式会社 配線基板
JP6306492B2 (ja) * 2014-11-27 2018-04-04 京セラ株式会社 配線基板および電子装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11191603A (ja) * 1997-12-26 1999-07-13 Sanyo Electric Co Ltd 半導体集積回路装置およびその製造方法
JP4625972B2 (ja) * 2004-12-06 2011-02-02 スタンレー電気株式会社 表面実装型led
JP2008109079A (ja) * 2006-09-26 2008-05-08 Kyocera Corp 表面実装型発光素子用配線基板および発光装置
JP2009267177A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Ngk Spark Plug Co Ltd 発光素子実装用配線基板
JP6010891B2 (ja) * 2011-10-17 2016-10-19 日亜化学工業株式会社 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013232474A (ja) 2013-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008294253A (ja) 発光素子実装用配線基板
US20100246135A1 (en) Electronic device
JP4981696B2 (ja) パッケージ
KR20130018146A (ko) 칩 부품 구조체 및 제조방법
JP2008172113A (ja) 配線基板
JP2009071013A (ja) 発光素子実装用基板
JP6140834B2 (ja) 配線基板および電子装置
JP2012033875A (ja) 積層型半導体装置
JP2014103394A (ja) 電子部品が内蔵されたプリント回路基板
JP6038482B2 (ja) 発光素子搭載用配線基板
WO2015016289A1 (ja) 配線基板および電子装置
JP6974499B2 (ja) 電子素子実装用基板、電子装置および電子モジュール
JP2006310796A (ja) 多数個取り用配線基板
JP2016500485A (ja) コンポーネントキャリア及びコンポーネントキャリアアセンブリ
JP6713890B2 (ja) 配線基板およびその製造方法
JP2007251017A (ja) 配線基板および多数個取り配線基板ならびにその製造方法
JP6348792B2 (ja) 配線基板
JP5209856B2 (ja) 配線基板
JP4250171B2 (ja) 発光素子用セラミックパッケージ
JP2013008826A (ja) 発光素子実装用配線基板およびその製造方法
JP4880927B2 (ja) 配線基板
JP5913432B2 (ja) チップ型発光素子
JP6121860B2 (ja) 配線基板および電子装置
JP2006086274A (ja) 積層バリスタ,積層バリスタの実装構造及びバリスタモジュール
JP2006140360A (ja) 配線基板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6038482

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees