JP5506008B2 - 研磨パッド - Google Patents
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Description
HOCH2CH2NR1R2 (1)
〔一般式(1)において、R1はH又はCH3であり、R2はH、CH3、(CH2)nCH3、(CH2CH2O)nH、(CH2CH(CH3)O)nH、(CH2)nNH2、(CH2)nOH、又は(CH2)nSHである。ただし、n=1〜9である。〕
HOCH2CH2CH2NR3R4 (2)
〔一般式(2)において、R3はH又はCH3であり、R4はH、CH3、(CH2)nCH3、(CH2CH2O)nH、(CH2CH2CH2O)nH、(CH2CH(CH3)O)nH、(CH2)nNH2、(CH2)nOH、又は(CH2)nSHである。ただし、n=1〜9である。〕
HOCH(CH3)CH2NR5R6 (3)
〔一般式(3)において、R5はH又はCH3であり、R6はH、CH3、(CH2)nCH3、(CH2CH2O)nH、(CH2CH(CH3)O)nH、(CH2)nNH2、(CH2)nOH、又は(CH2)nSHである。ただし、n=1〜9である。〕
HOCH2CH2NR1R2 (1)
〔一般式(1)において、R1はH又はCH3であり、R2はH、CH3、(CH2)nCH3、(CH2CH2O)nH、(CH2CH(CH3)O)nH、(CH2)nNH2、(CH2)nOH、又は(CH2)nSHである。ただし、n=1〜9である。〕
HOCH2CH2CH2NR3R4 (2)
〔一般式(2)において、R3はH又はCH3であり、R4はH、CH3、(CH2)nCH3、(CH2CH2O)nH、(CH2CH2CH2O)nH、(CH2CH(CH3)O)nH、(CH2)nNH2、(CH2)nOH、又は(CH2)nSHである。ただし、n=1〜9である。〕
HOCH(CH3)CH2NR5R6 (3)
〔一般式(3)において、R5はH又はCH3であり、R6はH、CH3、(CH2)nCH3、(CH2CH2O)nH、(CH2CH(CH3)O)nH、(CH2)nNH2、(CH2)nOH、又は(CH2)nSHである。ただし、n=1〜9である。〕
1)イソシアネート末端プレポリマーの気泡分散液を作製する発泡工程
イソシアネート末端プレポリマー(第1成分)にシリコン系界面活性剤を添加し、非反応性気体の存在下で撹拌し、非反応性気体を微細気泡として分散させて気泡分散液とする。前記プレポリマーが常温で固体の場合には適宜の温度に予熱し、溶融して使用する。
2)硬化剤(鎖延長剤)混合工程
上記の気泡分散液に鎖延長剤(第2成分)を添加、混合、撹拌して発泡反応液とする。
3)注型工程
上記の発泡反応液を金型に流し込む。
4)硬化工程
金型に流し込まれた発泡反応液を加熱し、反応硬化させる。
(ポリオール成分の数平均分子量の測定)
ポリオール成分の数平均分子量は、GPC(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィ)にて測定し、標準ポリスチレンにより換算した。
GPC装置:島津製作所製、LC−10A
カラム:Polymer Laboratories社製、(PLgel、5μm、500Å)、(PLgel、5μm、100Å)、及び(PLgel、5μm、50Å)の3つのカラムを連結して使用
流量:1.0ml/min
濃度:1.0g/l
注入量:40μl
カラム温度:40℃
溶離液:テトラヒドロフラン
(平均気泡径の測定)
作製したポリウレタン樹脂発泡体を厚み1mm以下になるべく薄くミクロトームカッターで平行に切り出したものを測定用試料とした。試料表面を走査型電子顕微鏡(日立サイエンスシステムズ社製、S−3500N)で100倍にて撮影した。そして、画像解析ソフト(MITANIコーポレーション社製、WIN−ROOF)を用いて、任意範囲の全気泡の円相当径を測定し、その測定値から平均気泡径を算出した。
JIS Z8807−1976に準拠して行った。作製したポリウレタン樹脂発泡体を4cm×8.5cmの短冊状(厚み:任意)に切り出したものを比重測定用試料とし、温度23℃±2℃、湿度50%±5%の環境で16時間静置した。測定には比重計(ザルトリウス社製)を用い、比重を測定した。
JIS K6253−1997に準拠して行った。作製したポリウレタン樹脂発泡体を2cm×2cm(厚み:任意)の大きさに切り出したものを硬度測定用試料とし、温度23℃±2℃、湿度50%±5%の環境で16時間静置した。測定時には、試料を重ね合わせ、厚み6mm以上とした。硬度計(高分子計器社製、アスカーD型硬度計)を用い、硬度を測定した。
研磨装置としてSPP600S(岡本工作機械社製)を用い、作製した研磨パッドを用いて、研磨特性の評価を行った。研磨速度は、8インチのシリコンウエハに熱酸化膜を1μm製膜したものを、約0.5μm研磨して、このときの時間から算出した。酸化膜の膜厚測定には、干渉式膜厚測定装置(大塚電子社製)を用いた。研磨条件としては、スラリーとして、シリカスラリー(SS12、キャボット社製)を研磨中に流量150ml/min添加した。研磨荷重としては350g/cm2、研磨定盤回転数35rpm、ウエハ回転数30rpmとした。
容器にイソホロンジイソシアネート(以下、IPDIと略す。)1551重量部、数平均分子量1018のポリテトラメチレンエーテルグリコール(以下、PTMGと略す。)1849重量部、及びN−メチル−ジエタノールアミン(以下、NMDEAと略す。)200重量部を入れ、100℃で3時間反応させてイソシアネート末端プレポリマー(A)を得た。PTMG/NMDEA(モル比)は、1.08である。
該プレポリマー(A)100重量部及びシリコン系界面活性剤(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製、SH−193)3重量部を重合容器内に加えて混合し、80℃に調整して減圧脱泡した。その後、撹拌翼を用いて、回転数900rpmで反応系内に気泡を取り込むように激しく約4分間撹拌を行った。そこへ予め90℃に溶融した4,4’−ジアミノ−3,3’−ジエチル−5,5’−ジメチルジフェニルメタン(以下、MEDと略す。)25重量部を添加した。該混合液を約1分間撹拌した後、パン型のオープンモールド(注型容器)へ流し込んだ。この混合液の流動性がなくなった時点でオーブン内に入れ、100℃で16時間ポストキュアを行い、ポリウレタン樹脂発泡体ブロックを得た。 バンドソータイプのスライサーを使用して該ポリウレタン樹脂発泡体ブロックをスライスし、ポリウレタン樹脂発泡体シートを得た。次に、バフ機(アミテック社製)を使用して、厚さ1.27mmになるまで該シートの表面バフ処理をし、厚み精度を整えたシートとした。このバフ処理をしたシートを直径61cmの大きさで打ち抜き、溝加工機を用いて表面に溝幅0.25mm、溝ピッチ1.50mm、溝深さ0.40mmの同心円状の溝加工を行い研磨シートを得た。この研磨シートの溝加工面と反対側の面にラミ機を使用して、両面テープ(積水化学工業社製、ダブルタックテープ)を貼りつけた。更に、コロナ処理をしたクッションシート(東レ社製、ポリエチレンフォーム、トーレペフ、厚み0.8mm)の表面をバフ処理し、それをラミ機を使用して前記両面テープに貼り合わせた。さらに、クッションシートの他面にラミ機を使用して両面テープを貼り合わせて研磨パッドを作製した。
容器にIPDI(1566重量部)、PTMG(1867重量部)、モノエタノールアミン(以下、MEAと略す。)17重量部、及びジエチレングリコール(以下、DEGと略す。)150重量部を入れ、100℃で3時間反応させてイソシアネート末端プレポリマー(B)を得た。PTMG/(MEA+DEG)(モル比)は、1.08である。MEA/DEG(モル比)は、0.2である。
実施例1において、イソシアネート末端プレポリマー(A)100重量部の代わりに、イソシアネート末端プレポリマー(B)100重量部を用いた以外は実施例1と同様の方法で研磨パッドを作製した。
容器にIPDI(1573重量部)、PTMG(1875重量部)、MEA(39重量部)、及びDEG(113重量部)を入れ、100℃で3時間反応させてイソシアネート末端プレポリマー(C)を得た。PTMG/(MEA+DEG)(モル比)は、1.08である。MEA/DEG(モル比)は、0.6である。
実施例1において、イソシアネート末端プレポリマー(A)100重量部の代わりに、イソシアネート末端プレポリマー(C)100重量部を用いた以外は実施例1と同様の方法で研磨パッドを作製した。
容器にIPDI(1243重量部)、ウレタン変性3量化ヘキサメチレンジイソシアネート(コロネートHX、日本ポリウレタン社製)457重量部、PTMG(1744重量部)、MEA(16重量部)、及びDEG(140重量部)を入れ、100℃で3時間反応させてイソシアネート末端プレポリマー(D)を得た。PTMG/(MEA+DEG)(モル比)は、1.08である。MEA/DEG(モル比)は、0.2である。
実施例1において、イソシアネート末端プレポリマー(A)100重量部の代わりに、イソシアネート末端プレポリマー(D)100重量部を用いた以外は実施例1と同様の方法で研磨パッドを作製した。
容器にIPDI(1561重量部)、PTMG(1861重量部)、ジエタノールアミン(以下、DEAと略す。)30重量部、及びDEG(149重量部)を入れ、100℃で3時間反応させてイソシアネート末端プレポリマー(E)を得た。PTMG/(DEA+DEG)(モル比)は、1.08である。DEA/DEG(モル比)は、0.2である。
実施例1において、イソシアネート末端プレポリマー(A)100重量部の代わりに、イソシアネート末端プレポリマー(E)100重量部を用い、MEDを25重量部から24重量部に変更した以外は実施例1と同様の方法で研磨パッドを作製した。
容器にIPDI(1561重量部)、PTMG(1861重量部)、2−(2−アミノエチルアミノ)エタノール(以下、AEAEと略す。)29重量部、及びDEG(149重量部)を入れ、100℃で3時間反応させてイソシアネート末端プレポリマー(F)を得た。PTMG/(AEAE+DEG)(モル比)は、1.08である。AEAE/DEG(モル比)は、0.2である。
実施例1において、イソシアネート末端プレポリマー(A)100重量部の代わりに、イソシアネート末端プレポリマー(F)100重量部を用い、MEDを25重量部から24重量部に変更した以外は実施例1と同様の方法で研磨パッドを作製した。
容器にIPDI(1561重量部)、PTMG(1861重量部)、及びDEG(179重量部)を入れ、100℃で3時間反応させてイソシアネート末端プレポリマー(G)を得た。PTMG/(DEG)(モル比)は、1.08である。
実施例1において、イソシアネート末端プレポリマー(A)100重量部の代わりに、イソシアネート末端プレポリマー(G)100重量部を用いた以外は実施例1と同様の方法で研磨パッドを作製した。
容器にトルエンジイソシアネート(2,4−体/2,6−体=80/20の混合物)1229重量部、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート272重量部、PTMG(1901重量部)、及びDEG(198重量部)を入れ、70℃で6時間反応させてイソシアネート末端プレポリマー(H)を得た。PTMG/(DEG)(モル比)は、1である。
実施例1において、イソシアネート末端プレポリマー(A)100重量部の代わりに、イソシアネート末端プレポリマー(H)100重量部を用い、予め90℃に溶融したMED(25重量部)の代わりに、予め120℃に溶融した4,4’−メチレンビス(o−クロロアニリン)(以下、MOCAと略す。)(30重量部)を用いた以外は実施例1と同様の方法で研磨パッドを作製した。
容器にIPDI(1653重量部)、PTMG(1744重量部)、トリエタノールアミン(以下、TEAと略す。)100重量部、及びDEG(103重量部)を入れ、100℃で3時間反応させてイソシアネート末端プレポリマー(I)を得た。PTMG/(TEA+DEG)(モル比)は、1.05である。TEA/DEG(モル比)は、0.69である。
実施例1において、イソシアネート末端プレポリマー(A)100重量部の代わりに、イソシアネート末端プレポリマー(I)100重量部を用い、MEDを25重量部から27重量部に変更した以外は実施例1と同様の方法で研磨パッドを作製した。
2:研磨定盤
3:研磨剤(スラリー)
4:研磨対象物(半導体ウエハ)
5:支持台(ポリシングヘッド)
6、7:回転軸
Claims (13)
- ポリウレタン樹脂発泡体からなる研磨層を有する研磨パッドにおいて、前記ポリウレタン樹脂発泡体は、イソシアネート成分と数平均分子量500〜1500の高分子量ポリオール成分(ただし、下記アミノ基含有活性水素化合物を除く)とを含有するプレポリマー原料組成物を反応して得られるイソシアネート末端プレポリマーと、鎖延長剤(ただし、下記アミノ基含有活性水素化合物を除く)とを含有するポリウレタン原料組成物の反応硬化物(ただし、第四級アンモニウム塩基を含有するものを除く)であり、前記プレポリマー原料組成物及び/又はポリウレタン原料組成物は、さらに下記一般式(1)〜(3)からなる群より選択される少なくとも1種のアミノ基含有活性水素化合物を含有することを特徴とする研磨パッド。
HOCH2CH2NR1R2 (1)
〔一般式(1)において、R1はH又はCH3であり、R2はH、CH3、(CH2)nCH3、(CH2CH2O)nH、(CH2CH(CH3)O)nH、(CH2)nNH2、(CH2)nOH、又は(CH2)nSHである。ただし、n=1〜9である。〕
HOCH2CH2CH2NR3R4 (2)
〔一般式(2)において、R3はH又はCH3であり、R4はH、CH3、(CH2)nCH3、(CH2CH2O)nH、(CH2CH2CH2O)nH、(CH2CH(CH3)O)nH、(CH2)nNH2、(CH2)nOH、又は(CH2)nSHである。ただし、n=1〜9である。〕
HOCH(CH3)CH2NR5R6 (3)
〔一般式(3)において、R5はH又はCH3であり、R6はH、CH3、(CH2)nCH3、(CH2CH2O)nH、(CH2CH(CH3)O)nH、(CH2)nNH2、(CH2)nOH、又は(CH2)nSHである。ただし、n=1〜9である。〕
- アミノ基含有活性水素化合物が、モノエタノールアミン、2−(2−アミノエチルアミノ)エタノール、ジエタノールアミン、N−メチル−ジエタノールアミン、モノプロパノールアミン、及びジイソプロパノールアミンからなる群より選択される少なくとも1種である請求項1記載の研磨パッド。
- イソシアネート成分が、脂肪族イソシアネート及び/又は脂環式イソシアネートである請求項1又は2に記載の研磨パッド。
- 脂環式イソシアネートが、イソホロンジイソシアネートである請求項3記載の研磨パッド。
- 高分子量ポリオール成分が、ポリテトラメチレンエーテルグリコールである請求項1〜4のいずれかに記載の研磨パッド。
- 高分子量ポリオール成分とアミノ基含有活性水素化合物とのモル比(前者/後者)が、0.4〜9である請求項1〜5のいずれかに記載の研磨パッド。
- プレポリマー原料組成物は、さらに原料成分として、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,4−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、トリメチロールプロパン、グリセリン、1,2,6−ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール、テトラメチロールシクロヘキサン、メチルグルコシド、ソルビトール、マンニトール、ズルシトール、スクロース、2,2,6,6−テトラキス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサノール、及びトリエタノールアミンからなる群より選択される少なくとも1種の低分子量ポリオール成分を含有する請求項1〜6のいずれかに記載の研磨パッド。
- 低分子量ポリオール成分が、ジエチレングリコールである請求項7記載の研磨パッド。
- 鎖延長剤が、芳香族ポリアミンである請求項1〜8のいずれかに記載の研磨パッド。
- 芳香族ポリアミンが、非ハロゲン系芳香族ポリアミンである請求項9記載の研磨パッド。
- 非ハロゲン系芳香族ポリアミンが、3,5−ビス(メチルチオ)−2,4−トルエンジアミン、3,5−ビス(メチルチオ)−2,6−トルエンジアミン、3,5−ジエチルトルエン−2,4−ジアミン、3,5−ジエチルトルエン−2,6−ジアミン、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジエチルジフェニルメタン、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジエチル−5,5’−ジメチルジフェニルメタン、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジイソプロピル−5,5’−ジメチルジフェニルメタン、4,4’−ジアミノ−3,3’,5,5’−テトラエチルジフェニルメタン、4,4’−ジアミノ−3,3’,5,5’−テトライソプロピルジフェニルメタン、及びトリメチレングリコール−ジ−p−アミノベンゾエートからなる群より選択される少なくとも1種である請求項10記載の研磨パッド。
- ポリウレタン樹脂発泡体は、シリコン系ノニオン界面活性剤を0.05重量%以上10重量%未満含有する請求項1〜11のいずれかに記載の研磨パッド。
- 請求項1〜12のいずれかに記載の研磨パッドを用いて半導体ウエハの表面を研磨する工程を含む半導体デバイスの製造方法。
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