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JP4512663B1 - 豆腐類の連続式凝固装置 - Google Patents

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JP4512663B1
JP4512663B1 JP2009112345A JP2009112345A JP4512663B1 JP 4512663 B1 JP4512663 B1 JP 4512663B1 JP 2009112345 A JP2009112345 A JP 2009112345A JP 2009112345 A JP2009112345 A JP 2009112345A JP 4512663 B1 JP4512663 B1 JP 4512663B1
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Abstract

【課題】 豆乳の漏れや豆腐に継ぎ目を生じさせず、構成が簡単で衛生的であって、後工程への豆腐の乗り移りを容易にし、縦取りが可能なように深い凝固槽を形成できる豆腐類の連続凝固機を提供する。
【解決手段】 凝固剤入り豆乳を搬送しながら凝固するコンベアベルトCと、コンベアベルトCの下方側に配される凹状部材10を備え、コンベアベルトCは、前記凹状部材10に沿うように凹状に配されて凝固槽10a,10bを形成して搬送される。前記コンベアベルトCは芯材の布3等に樹脂コーティング7が施されたベルトであることが好ましい。
【選択図】 図2

Description

本発明は、豆腐類、例えば、厚揚げ生地、生揚げ生地、油揚げ生地、がんもどき生地、木綿豆腐、ソフト木綿豆腐、焼き豆腐、冷凍豆腐生地等を連続的に製造する豆腐類の連続式凝固装置に関する。
従来、豆乳を凝固して豆腐類を製造するには、少量生産では型箱を用いて製造するが、大量生産では、型箱を用いず、豆乳類を搬送コンベアで搬送させながら凝固させて豆腐類を連続的に成型して製造する。成型後は、所定の大きさにカットして、パックに収納される。この豆腐類の製造装置として種々の装置を既に提供されている(特許文献1ないし特許文献3)。
特許文献1は、主コンベアベルトと、該主コンベアベルトの左右に配設する一対の副コンベアベルトとを備え、前記主コンベアベルト、副コンベアベルトは、同一速度で進行し、前記原料ノズルからの豆乳を凝固させる樋状の凝固室を形成する、凝固機に関する。
しかし、副コンベアベルトの下端を主コンベアベルトに近接して該主コンベアベルトと等速かつ同方向に移行する左右一組の側壁コンベアを並列するが、このような形態では豆乳の漏れが生じたり、駆動部やローラ等が多く、不経済で、不衛生でもあり、また各々独立したものを同時に移行させる正確な制御が難しかった。
特許文献2は、回転ローラに巻き回される無端状の搬送ベルトと、この無端状の左右両側に各々一体的に取り付けられる柔軟性を有する部材(シリコーンゴム)により構成され凹状になるガイド部材とを備え、左右のガイド部材と搬送方向の前後に配される仕切板との間に豆乳を供給して搬送させながら凝固させて豆腐を製造する、凝固機に関する。
しかし、特許文献2では、左右の側壁に用いるシリコーンゴムの柔軟性や強度の面で深い凝固槽は形成することが難しく、生産能力の面での課題を有していた。
特許文献3は、凝固機と成型機に係る実施形態である。成型機における記載において、下部側の濾過布を乗せるように配された下部側のキャタピラ状の無端状のコンベアと、上部側の濾過布を乗せるように配された上部側のキャタピラ状の無端状のコンベアとを備え、上部側のキャタピラ状の無端状のコンベアは、上下動可能に構成されている。また、下の無端状のコンベアの両側には、多数の起伏側板が蝶番を介して設けられ、起伏板が左右の案内レールに沿って起立されるとともに、上下の無端状のコンベアとともに移動する下部側の濾過布を断面凹状に変化させる。
しかし、特許文献3では、起伏側板を介して強制的にほぼ直角に折り曲げられるため、下濾布はこの折り曲げた部分及びその近傍に皺が発生しやすい。また、下濾布は絶えず繰り返して折り曲げられるとともに、引張りによる応力が生じるために、傷みや伸びが激しく、濾布本来の寿命に比べて非常に短くなる問題を有する。
特許第3483315号公報 特許第3568193号公報 特公昭53−39507号公報
従来の豆腐類の連続成型装置では濾過布をコの字状に折り曲げる方式や、連続凝固装置としてコンベアや濾過布の左右に側壁コンベアを並列させる方式では、凹状の底面と左右側壁との間に豆腐の継ぎ目が生じてしまう問題がある。また、底面と左右側壁との間から豆乳が漏れやすい、という問題を有する。また可動部が多く故障しやすく、不衛生な構造であった。
また、特許文献2のような凹状の無端状ベルトでは、剛性のある金属ベルトを用いているため、前後に径の大きい軸ローラを使用する必要があり、装置が大型化する問題や、凝固工程の後に、所定個数に切り出した後にパック詰めのための別のコンベアに乗り移らせる工程があるが、軸ローラの径が大きいと、乗り移らせることが難しくなる問題も有する。また、装置の大型化を避けつつ深い凝固槽を形成すること、つまり凹状の左右のゴム製側壁を高くすることは困難である。例えば、豆腐類の長手方向と短辺方向で長さが違う豆腐では、短い方向の長さを高さ(深さ)方向にして凝固成型や切り出しをする「平取り」はできても、上記側壁を高くする「縦取り」と呼ばれる、豆腐類の長手方向での切り出し等を行なうことは難しい。すなわち、「平取り」のためには、機幅を大きく、広い設置スペースが必要となる。
そして、コンベアベルトには、更に苛性ソーダや次亜塩素酸ソーダ、熱水等による洗浄や殺菌等の薬剤や熱耐性も求められ、さらに豆腐の剥離性も求められる。
そこで本発明の目的は、豆腐に継ぎ目を生じさせず、皺等も生じさせ難くするとともに、強靭で引っ張り強度があり、プレスによる圧力にも強いが、軸ローラに負荷をかけ難くしたり、縦取りが可能なように深い凝固槽にしたり、次の工程に搬送するために乗り移りさせる易くしたりすることが可能な豆腐類の連続式凝固装置を提供することにある。
本発明の豆腐類の連続式凝固装置は、凝固剤入り豆乳を搬送しながら凝固させるためのコンベアベルトと、コンベアベルトの下方側に配される凹状部材を備え、
コンベアベルトは、豆乳が入れられる一方側表面には樹脂コーティングが施された布製で不透水性とされ、前記凹状部材の前後の軸ローラに巻き回されて無端状に構成されるもので、前記凹状部材の内側に沿うように配されて凝固槽を形成して搬送され、
前記凹状部材の上に位置するコンベアベルト上には、豆乳を堰き止める上流側の堰と下流側の堰とが配され、上流側の堰は凹状部材の上流側の堰であり、前記無端状のコンベアベルトを前記凹状部材の底部に密接させる固定板であり、前記無端状のコンベアベルトを前記凹状部材の内側に沿うようにし、下流側の堰は着脱式であり、豆乳が凝固すると取り去られるものであり、
上記コンベアベルトは、前後の軸ローラの位置では、平ベルトに戻した状態にされて前後の軸ローラに巻き回されることを特徴とする。
コンベヤベルトの接液側表面の材質は、例えば食品衛生法の器具容器包装に係る規格試験に適合した材質であることが好ましい。
本発明では、樹脂コーティングが施されていれば、豆乳や水(洗浄用水など)を通さない不透水性であって特に限定しない。ベルトの裏面や中層のコーティング材料は、食品用でなくても良いが、ベルトの裏面については凹状部材との摩擦が小さい、潤滑性のある材質が好ましい。
本発明によれば、凹状に形成して凝固槽とすると、底部と左右の側壁との間で豆腐の継ぎ目を生じ難くすることができる。また、コンベアベルトが凹状部材に沿って折り込まれるようになるので、コンベアベルトの蛇行が防止される機能も有する。
本発明としては、前記コンベアベルトが、通常の平滑な表面の食品用ベルトでもよいが、少なくとも豆乳が入れられる側(接液側、表側)の一方側表面には樹脂コーティングが施された布製であることが好ましい。芯材はコンベアベルトの張力を付与する上で好ましく、布以外に、網状部材や縦方向に沿って構成された糸状部材でもよい。これら芯材の材質は、木綿・麻等の天然繊維や各種化学合成繊維や、特に縦糸の剛性や伸びないよう細い金属線でもよい。また、更に好ましくは、前記凹状部材が金属製(ステンレス、チタン、アルミ等)又は樹脂製の固定部材ないしは可動部材がよい。特に前記布は、アラミド繊維からなる布で、フッ素樹脂コーティングが施された不透水性であることが好ましい。布に樹脂コーティングされたベルトCで構成することで、コンベアベルトCの伸びを抑えて強度も増して、ベルト自体を薄くすることができ熱伝達率がよく、高温凝固では凝固時間を短縮できるとともに、凹状部材との摩擦にも耐久性を発揮する。逆に凝固温度をある程度下げても弾力のある保水性のよい高品質な豆腐を製造できる。また、後述するように、凹状態から平ベルトに戻すときや、折り目をつける場合も、その弾性力により平ベルトの状態に戻り易い。アラミド繊維からなる布で、フッ素樹脂コーティングが施された不透水性であると、凹状部材が鋼鉄製や金属製であっても、上記種々の効果を発揮する。
本発明としては、前記コンベアベルトの凹状の左右の底側の角部は、前記布の厚さは薄くされていることが好ましい。凹状に折り込み易くなるからである。
別の形態として、予めベルト左右を折り上げた状態で成型され、角部を薄くせずに折り癖のついたベルトを用いることもできる。その場合。元の断面形状が凹型であって、ローラ軸部では平たく広がった形になって巻き回す。また薄目の布であって、横方向に柔軟性に富んだベルトで、角部を薄くしたり、予め折り癖を付けない形態でもよい。この場合、凹型支持板やガイドに案内されて横方向任意の位置で折り曲がる形態でもよい。
本発明としては、前記コンベアベルトは、前後の軸ローラに巻き回されて無端状に構成されるもので、前記凝固槽を形成する前後の軸ローラの位置では平ベルトに戻した状態にされて前記軸ローラの外周に巻き付けられることが好ましい。なお、無端状ベルトに限定せず、たとえば生産中は1方向のみに巻き取られるベルトであってもよい。
コンベアベルトの左右端を折り込んだ状態のまま軸ローラに巻き回わすと、軸ローラに大きな負荷がかかるために、軸ローラを大きくする必要があるが、本発明によれば、平ベルトに戻した状態にされて前記軸ローラに巻き付けられるので 軸ローラの径を小さくでき(金属ベルトのように大径のローラを使用しなくても良くなる上、金属ベルトやロールの自重や張力による負荷を小さくできる。)、これによりコンベアベルトの周回範囲(外周)を小さくできるとともに、後工程の切断分配コンベア等への乗り移りの距離を近づけることができ、乗り移りがスムーズにできる。
本発明としては、前記軸ローラ両端を中央部よりもその径が小さくなるテーパ状に形成するか、又は、両端部を中央部よりもその径が細い径になる細径部として、このテーパ部分又は細径部に前記コンベアベルトの幅方向の両端部が巻き回されることが好ましい。
本発明によれば、軸ローラの両端をテーパ状や細径部とするために、周回長さの差を調整することができる。すなわち、ベルト両端部は水平から立ち上がった後、立ち上がり部分を水平に戻す(平ベルトにする)動作が繰り返されることで、底面(水平部)と左右側の立ち上がり部分の周回長さの差が出るが、立ち上がり部分の巾に当たるロール軸部分をテーパ状等にすることで、その周回長さの差を吸収することができる。また、本発明のように、平ベルトの途中で左右両端を立ち上げるように駆動するコンベアでは、コンベアベルトにかかる縦方向(長手方向)のテンションが出るので、コンベアベルトの弛み対策として有効である。またコンベアベルトの蛇行を抑制する効果もある。
本発明の豆腐類の連続式凝固装置によれば、樹脂コーティングが施されたコンベアベルトを凹状の凝固槽として形成して前後の軸ローラの箇所では、平ベルトに展開して戻してから巻き回すので、従来の側壁側にもコンベアベルトを配するような複雑な構成で、底部側との間にできる隙間から豆乳が漏れるようなことがなくなり、簡単な構成で装置コストの軽減が可能である。また、底と左右の壁側との間で豆乳の漏れがないので、ベルト裏や周辺が汚れず、衛生的である。布製ベルトの表面側には少なくとも樹脂コーティングが施されることで、従来生じていた底と左右の壁側との間で継ぎ目が生じなくなり、この結果、ブロック状の豆腐の外周表面が綺麗に仕上げられる。
また、前後の軸ローラの箇所では平ベルトに戻す構成にすると、軸ローラの径を小さく細くすることができ、例えば、成型機から後工程のコンベアオートパックへなどに豆腐を乗り移りさせやすくなる。特に、機幅を広くし、機長を長くした装置でも、軸ローラの径を小さく細くでき、軸ローラにかかる負荷を小さくしたり、省スペース化が可能である利点は大きい。そして、凹状部材の左右の側壁を高くしておき、それに沿うようにコンベアベルトを配置させることで、ブロック状の豆腐の高さを深く形成することができ、このため、絹ごし豆腐等で「縦取り」の凝固槽にしても、軸ローラの径は小さくすることができ、その結果、装置の長さや装置の幅を短く、設置スペースを少なくできるとともに、次の搬送コンベア等に容易に乗り移りできる構造になる。
本発明の一実施の形態の豆腐類の連続式凝固装置を示す斜視図である。 図2(a)は、上記一実施の形態のコンベアベルトによる搬送方向の先端側(下流側)を示す斜視図であり、図2(b)は、そこで使用される軸ローラを示す平面図である。 図3(a)は、上記一実施の形態のコンベアベルトによる搬送方向の後方側(下流側)を示す斜視図であり、図3(b)(c)は、そこで使用される軸ローラを示す平面図である。 上記一実施の形態の断面図である。 上記一実施の形態のコンベアベルトの断面図であり、図5(a)は、平ベルト状態の断面図であり、図5(b)(c)は、コ字状に折り込んだ状態の断面図である。 図6(a)(b)は上記一実施の形態の応用例を各々示す断面図である。 図7(a)(b)は従来の凹状のコンベアベルトを説明する斜視図と断面図である。 上記一実施の形態のコンベアベルトから別のコンベアに移す状態を説明する断面図である。 上記図7の従来のコンベアベルトから別のコンベアに移す状態を説明する断面図であり、図9(a)は乗り継ぎ板、図9(b)は乗り継ぎコンベアを示す。 上記一実施の形態の応用例を示す断面図である。 豆腐の縦取りと横取りを説明する豆腐の平面図である。 上記一実施の形態の装置と、その後の工程で使用される成型機とを示す断面図である。 上記一実施の形態の装置と、その後の工程で使用される成型機とを示す断面図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施の形態は、図1ないし図4に示すように、基台2の上方に配される凹状部材10と、基台2の長手方向に沿うように駆動するコンベアベルトCとを備えた豆腐類の連続式凝固装置1である。なお、豆腐類の連続式凝固装置1により、凝固されたシート(ベルト)状の豆腐Tは、絹ごし豆腐やソフト豆腐の場合は壊さず、木綿豆腐や生揚げ生地等の場合、図12や図13に示すように、壊し装置Miで壊されて、次の成型機21,22や、図示しないが、切断分配装置やパック詰め装置に搬送される。
基台2は、前後に足を有する鋼鉄製又はステンレス製のもので、その上方に凹状部材10が配され、基台2の前方(下流側)に駆動軸ローラ4と後方(上流側)の従動軸ローラ4とが配され、基台2の中央の下側には、テンションローラ8が配置されている。コンベアベルトCは、無端状のものが好ましく、上記一対の軸ローラ4,4Aに巻き回され、テンションローラ8によりテンションがかけられる。図示はしないが、上流側に巻溜めしたベルトを下流側に巻き取る形態であってもよい。基台2の下方には、図示しないが、コンベアベルトCを洗浄する洗浄槽が備えられている。凝固剤混合済み温豆乳は、その供給パイプ6が配される上流側からコンベアベルトCに供給されて、凹状の凝固槽Ca,Cbを形成した後、平ベルトに戻される下流側に向かって搬送される過程で凝固する。つまり、シート(ベルト)状の豆腐Tとなる。またコンベアベルトの駆動装置は軸ローラ4ではなく、基台2の下側に配設してもよい。
凹状部材10は、コンベアベルトCをその下方側および両側方側から支持して、その凹形状に沿わせるもので、断面コの字型部材で構成されている。本実施の形態の凹状部材は、固定のもので移動しないが、凹状部材10としては、鋼鉄製、ステンレス製、チタンなどの金属製又は樹脂製のプレートコンベアであっても良い。また、キャタピラやメッシュ状の金網ベルトや多数の小さな穴・細孔や多数の溝が形成されたパンチングベルトや、上記金属製等のプレート板が所定間隔をおいて配されるものを使用することも可能である。可動型の凹状部材10は、豆乳や豆腐Tの自重によって摩擦抵抗が大きい場合に有効である。凹状部材10としては、凝固槽の側面ないしは底面の支持部(コンベアベルト3が滑る面)を2重ジャケット構造として保温性を高めることも可能である。空気層だけの2重ジャケットとして保温するのみでも良い。凝固槽10aまたは10bによって、コンベアベルトCaまたはCbを介して、保温・加熱されることにより、豆腐Tの品質をより良くできる。この場合、上記コンベアベルトCは熱伝達上、効率の良い、薄いベルト(0.5〜5mm)が好ましい。また、凹状部材10の二重ジャケット内に蒸気や温水を供給して、所定温度に加熱温調ないしは保温したり、コンベアベルトCの裏の殺菌にもなる。上方側にはカバーや湯気を排気する排気孔を設けることは任意であり、さらに豆腐T上の空間に水蒸気を供給し、保温ないしは加熱を行う形態としてもよい。
上流側の軸ローラ4は、小さなローラで構成されている(図2(a)(b))。下流側の軸ローラ4(例えば駆動軸)もこれと同じ小さなローラで構成されていても良いが、本実施の形態では、下流側の軸ローラ4は、その左右の先端側がテーパ状4Baに構成されている(図3(a)(b))。これは、前記コンベアベルトCのテンションのムラを軽減するためと、コンベアベルトCの底面と両端部の周回長さの差を軽減するためである。すなわち、コンベアベルトCの左右両端部は、凹状部材10により凹状に立ち上がり、立ち上がり部分を水平に戻す動作を繰り返すが、底面(水平部)10aと、立ち上がり部分10bの周回長さの差が出るため、立ち上がり部分10bの巾に当たる軸ローラ4の左右の先端側4Bbをテーパ状に形成することで、その周回長さの差を吸収する。軸ローラ4としては、その中央部より両端部を細い径にした異径軸(細径部)4Caを用いても良い(図3(c))。これらの軸ローラ4(4A,4B,4C)を使用すると、凹状部材10の箇所で左右両側を立ち上げるように駆動するコンベアベルトCでは、コンベアベルトCにかかる縦方向(長手方向)のテンションを均等にかけることができる。他方、豆乳が供給される上流側の軸ローラ4は、丸い細い筒状に形成されているが(図1)、下流側の軸ローラ4と同じように先端側がテーパ状4Baに構成されたものを使用して、かかる位置でもコンベアベルトCの底面と両端部の周回長さの差を軽減しても良い。
コンベアベルトCは、凹状部材10の位置では、凹状部材10に沿うようにして凹状に折り込まれ、断面が凹状の下面部Caとその両側に垂設される垂設部Cb,Cbが形成される。すなわち、下部部Caは、凹状部材10の下面部10aと接触し、左右の垂設部Cb,Cbは、凹状部材10の左右の側壁部10bと接触する。ここで、図6(a)(b)に示すように、コンベアベルトCは、凹状部材10に対して円弧状に沿わせることも可能である。木綿豆腐、生揚げ生地、厚揚げ生地、油揚生地、ガンモ生地等のように壊しを行う製品であれば、コンベアベルトCの左右端部を円弧状に沿わせるときは、コンベアベルトCの芯材(布)3または樹脂コーティング7を縦方向(搬送方向)に部分的に薄くしたり、折り目Ctを付ける必要がなく、強度の保持が図られる利点がある。また、図6(b)のように凹状部材10の左右側壁10bにかかるように、屈曲部のRが大きいか、または折り目等をつけいないコンベヤベルトCを配すると、コンベアベルトの寿命を延ばすことができ、また角ばった豆腐凝固物が少ないので、欠けにくく豆腐粕の残留が少なくなり、加熱装置で加熱される際に熱のかかりすぎる部分を少なくできるので、より均一で高品質な凝固物を形成することができる。
このように、無端状のコンベアベルトCは、凹状部材10とは連結されておらず、上流側の軸ローラ4では、平ベルトの状態で巻き回されているが、凹状部材10の位置では、平ベルトの状態から凹状に折り込まれるようになり、上流側と下流側の軸ローラ4の位置では、再び平ベルトの状態に戻されて周回運動をする。コンベアベルトCは、凹状部材10の長手方向の長さよりもその前後で長く引き出されて軸ローラ4に巻装される(図4)。
コンベアベルトCは、布製で樹脂コーティングが施されている部材が好ましい。一般の食品用ベルトで薄くて柔軟性があり強度があるベルトであれば良く、特に本実施の形態では、アラミド繊維からなる布3にフッ素樹脂コーティング7を施し、不透水性としている(図2(b))。凹状部材10との摩擦抵抗が少なく伸びも少なくするためである。コンベアベルトCは、裏表2層構造や他の材質のベルトと張り合わせた多層構造でもよい。つまり、布3も樹脂コーティング7も多層にしても良い。また、布を心材としない、他の形態として、柔軟なテフロンシートのベルトで縦方向だけに糸(アラミド繊維や金属ワイヤー)が通ったベルトなどでも良い。
そして、ベルト裏面に、蛇行防止用の、例えば凸状ベルトを溶着した構成でもよい。また、図示はしないが、駆動軸とのスリップを防ぐため、ベルト裏面、横方向に凹凸を有する形状にして、駆動軸の凹凸と噛み合うように構成してもよい。また、コンベアベルトとの摩擦を高めた金属製ないしは樹脂・ゴム製軸ローラであることが好ましい。また、コンベアベルトCの下方側の復路(ロール軸4からロール軸4までの間)に別途駆動装置を設けても良い。
特にコンベアベルトCの両端の折れ部分はベルト縦方向に、溝ないし切れ込みないしは布厚を薄く構成し、折れ曲がりやすくするのが好ましい。底部や両サイドには断面がコの字型に形成された、固定のベルト凹状部材ないしは支持槽(樹脂、金属、ステンレスなど;例えば断面コの字型の舟形凝固槽;他にガイドレール・バーによる形態等)、ないしは可動式凹状部材(例えば、ベルトと同調駆動するキャタピラ)を備える。下流の堰は、生産開始時だけ、着脱式堰(図10の符号9a)を使用して、シート状豆腐Tがベルト上に形成された後は、着脱式堰9aは取り去り、そのシート状豆腐T自身が堰になる。芯材を構成する布3や糸状・網状の部材の繊維は、例えば、「スーパー繊維」や「エンジニアリング繊維」と言われる近年開発された繊維で、パラ系アラミド繊維(帝人テクノプロダクツ製「テクノーラ」「トワロン」、東レ・デュポン製「ケブラー」等)やメタ系アラミド繊維(帝人テクノプロダクツ製「コーネックス」等)が好ましい。アラミド繊維以外の、超高分子量ポリエチレン繊維(東洋紡績「ダイニーマ」「ツヌーガTM」等)、ポリイミド繊維(東洋紡績「P84」) ポリアリレート繊維(クラレ製「ベクトラン」、米国ハネウエル製スペクトラ繊維)等)、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサザール(PBO)繊維(東洋紡績製「ザイロン」等)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)繊維(東洋紡績製「プロコン」、東レ製「トルコン」)、フッ素繊維(東レ製「トヨフロン」「テフロン」)、高強度ポリビニルアルコール(PVA)系繊維(クラレ製クラロンK−II)、ポリケトン繊維(旭化成製「サイバロン」)などが挙げられ、これらを複合して、紡績した糸ないしは、任意に組み合わせて織り上げた布でもよい。また多少の強度が劣っても、従来の一般樹脂製の繊維や天然素材の繊維(木綿・麻糸・絹など)からなる布でもよい。いずれの材質でも、細いモノフィラメント(0.5mm以下)ないしはそれを撚り合わせたマルチフィラメントないしは紡糸で、高張力繊維、耐疲労性(耐屈曲疲労性)を有することが好ましい。布の織り方は、平織り、綾織りなど、少なくとも厚みが薄く、縦方向に伸びにくい織り方であれば限定しない。特に伸びが大きい布であると、豆腐Tの重量による摩擦が大きく、布の伸縮によるシャクリ現象が発生するので、好ましくない。また高強度の不織布タイプでもよい。モノフィラメントが0.5mm以上の繊維から成る布は折り曲げRが大きく、好ましくない。
樹脂コーティング7は、裏面については凹状部材10との摩擦が少なく、表面については食品衛生上の規格基準に沿う樹脂で、豆腐との剥離性がよく、屈曲部の剥離やひび割れが起きにくい(耐屈曲疲労性ある)方が好ましい。この樹脂コーティング7も厚くなりすぎると、柔軟性に欠き、屈曲部のアール(R)も大きくなり好ましくない。特に絹ごし豆腐の場合、角のアール(R)が10mm以上大きいと見栄えが悪くなり、両端の豆腐だけ量目不足を起こす可能性がある。豆腐の角のアールが5mm以下であれば実質問題になりにくい。豆乳が入れられる側の一方側表面に少なくとも樹脂コーティング7が施されていれば良いが、裏面も含め全体樹脂コーティングが好ましい。そして、全体樹脂コーティングが施されることで、不透水性とすることが好ましい。特に、前記凹状部材10が金属製又は鋼鉄製等の固定で不透水性構造とされる場合は、アラミド繊維3にフッ素コーティング7を行うことで、屈曲の繰り返しによるコーティングの剥離等がなく(耐屈曲疲労性が高く)、豆腐の荷重がかかった状態でも、滑りが良くなり、また、張りがあって伸びや歪みが殆どなく、0.5〜5mm程度と薄くても引張強度があり、磨耗に強く(特に凹状部材10との摩擦にも強く)、破損が少なく、また撥水性があり豆腐の剥離性が良く、汚れも付着しにくく衛生的で、熱(高温)に強く(上記凝固槽の加熱手段が配される場合)、耐薬品性にも優れている。
コンベアベルトCには、例えば布3の薄い部分3dを設けて、この箇所から凹状に折り込み易くしている(図5(c))。逆に図示しないが、樹脂コーティング7の層を薄くしてもよい。またミシン目等の折り畳み用の線Ctを形成しても良い。また、図5(a)(b)に示すように、樹脂コーティング7の部分のみにして、布3の部分をなくして(図5(a)(b))、この凹状の左右の底側の角部になるように形成しても良い。また図示しないが、予めコの字型にプレス成型したり、折れ目の癖を施したコンベアベルトであっても良い。
コンベアベルトCの上流には、上流側の堰9が設けられている(図1)。上流側の堰9は、コンベアベルトCに漏れなく密接する固定板ないしは、上流側のベルト軸の高さを豆乳凝固物の深さ以上として漏れを完全に無くした形態でもよい。その際には、コンベアベルトCで形成される傾斜を利用して凝固剤入り豆乳をコンベアベルトC上にスムーズに均一に注ぐことができ、凝固反応が十分起きない範囲では、コンベアベルトの両端の折り返しの角は角張る必要はなく、図6のように丸み(R)があっても問題ない。適宜、コンベアベルトの抑えロールや案内ガイドなどを設けても良い。またコンベアベルトは注がれた豆乳凝固物の自重で次第にコの字型支持部材10の内側に押し広げられながら、底角部は丸みの少ない形で折れ上がる。すなわち、本実施の形態の後方(上流側)の軸ローラ4の位置は、凹状部材10の底部10aとほぼ同じ高さであるが、図10に示すように、軸ローラ4の位置を凹状部材10の底部10aよりも高くすることで(豆乳の荷重がかかる凹状部材10よりも上流側の軸ローラ4の位置を高くしておくことで、)堰9を使用せずに豆乳の凝固成型を行なうことも可能である。そのコンベアベルトCで形成される傾斜部の下側にも同じように傾斜した支持部材を設けることが好ましい。一方、下流の堰9aは、図10のように、生産開始時だけ、着脱式堰を使用して、シート(ベルト)状豆腐Tが形成された後は、着脱式堰は取り去り、その豆腐自身が堰になる。また図示しないが、生産終了時にも着脱式堰を豆腐Tの後端(上流側の堰として)に使用する。
次に、本実施の形態の豆腐類の連続式凝固装置1を使用して豆腐を凝固成型する場合について説明する。なお、絹ごし豆腐の製造を例に説明するが、豆腐類、例えば厚揚げ生地、生揚げ生地、油揚げ生地、がんもどき生地、凍り豆腐生地、木綿豆腐、焼き豆腐、ソフト木綿豆腐等やこれらの冷凍製品、レトルト製品等の製造についても本発明は適用可能である。
図1に示すように、駆動手段Mtにより駆動ローラ4を駆動すると、コンベアベルトCが駆動する。そして、コンベアベルトCには、薄い部分3cや3dや折り目Ctがあるので、ベルト積層部材3の位置では、この部分を境にして左右端Ctが折り込まれて凹状(凝固槽Ca,Cb)を形成するが、後方(上流側)と前方(下流側)の軸ローラ4、4の位置では、平ベルトの状態に戻されて搬送可能状態になる(図1)。コンベアベルトCのテンションは、テンションローラ8による調整の他、軸ローラ4の左右の先端側4Bbのテーパ状部分や異径軸4Caでも調整可能である(図3)。コンベアベルトCの薄い部分3cや3dのような折り目Ctがあるので、軸ローラ4の左右先端のテーパ状部分4Bbにその形状に沿うようになる。
そして、コンベアベルトCの凹状部分(凝固槽Ca,Cb)にニガリ等の凝固剤を添加・混合した豆乳(凝固剤入り温豆乳で、豆乳固形分濃度3〜15%wt、温度も40〜99℃以上、好ましくは60〜95℃が通常である。)をその供給手段6から供給すると、凝固されながらコンベアベルトCにより下流側に搬送されて行き、その搬送の過程で凝固された状態の豆腐(シートないしはベルト状の豆腐)Tが連続的に繰り出される。図示しないが、このように連続成型機21,22にて連続的に凝固成型されたシート(ベルト)状の豆腐は、コンベアにて搬送されながら、直交する方向に切断(横切り)されブロック状の豆腐となり、ブロック状の豆腐Tの上において移動可能な刃(コンベアベルトの幅方向に間隔調整可能な刃)を備える切断分配装置(縦切り)にて搬送方向に切断されて1丁単位の豆腐となる。
図6に示すコンベアベルトCにより凝固する場合は、凹状部材10の位置で円弧状になることから、左右の角は少し丸みを帯びた形状に豆腐が成型されることとなる。なお、木綿豆腐の場合では全量を崩す工程のためこのRが大きくても問題ない。絹ごし豆腐の場合にはこのRできるだけ小さい方がよく、場合によっては、歩留りは下がるが、この部分は、ミミとしてカットされる。
ここで、本実施の形態では、従来のように絹ごし豆腐の厚みを豆乳深さにとる「平取り」に対して、絹ごし製品の最長辺の長さを豆乳(豆腐)深さにとる「縦取り」が可能である。図11(a)(b)に示すように、絹ごし豆腐Tの厚みTbを豆乳深さにとる「平取り」に対して、直方体の絹ごし製品の厚み以外の2辺の1つ、例えば最長辺の長さTaを豆腐Tの深さにとる「縦取り」が可能である。特許文献7のような従来のコンベアベルトCでは、金属ベルトのため、径の大きな軸ローラを使用しなければならず、またコンベアベルトCの全長に亘って設けられた左右のゴム製側壁11bが軸ローラ部で周回する際に伸びる伸び代に限度があり、径の小さな軸ローラ4を使用するほど不利なため、径の大きな軸ローラを使用しなければならなかった。このように従来は左右の側壁11bの高さを低くする必要があり、平取りの深さしか確保できなかった。
所定の大きさにカットされた豆腐は、排出側コンベアにより排出されて、次のパック詰め工程に移る。排出側コンベアにより排出される場合、従来の軸ローラの径が大きなものでは、乗り移るために、距離の長い中継板12(図9(b)参照)や中継用のコンベア13(図9(c)参照)が使用されることがある。しかし、本実施の形態は、細径のローラ軸を使用できるので、中継板12を短くできて、中継用のコンベア13も不要なって、次工程の搬送コンベア14にスムーズに乗り移らせることができる。また、図7(a)(b)は、従来の特許文献2の凹状のコンベアベルトであるが、その左右の側壁部11aを高くすると、軸ローラにかかる負荷が大きくなり巻き回し(周回駆動)も難しくなるために、高くすることは難しい(図9(b))。軸ローラ15の径が大きくなるからである。これに対して、本実施の形態によれば、凹状部材10の左右の側壁部10bを高くしてコンベアベルトCの凝固槽Ca,Cbを高く(深く)しても、軸ローラ4、4の位置では平ベルトに戻されることや、軸ローラ4、4の径を小さくできること等から問題はない。すなわち、軸ローラ4の径を小さくできる分、コンベアベルトCの凝固槽Ca,Cbを高く(深く)することができる。
木綿豆腐の場合は、絹ごし豆腐の場合よりも少し凝固剤を多めにしたり、豆乳を薄めるなど若干条件は異なる場合があり、ここでは、図12や図13に示すように、ほぼ同じように絹ごし豆腐状に凝固した豆腐を壊して、均一にして、連続成型機21,22の下布21a,22a上に搬送し、上布21b,22bでプレスして木綿豆腐にする。シート状の豆腐(絹ごし豆腐状のブロック)では、そのまま圧搾しても、木綿豆腐のように十分水切りができないので、ミキサーMi(壊し装置)で崩す。本実施の形態の豆腐類の連続式凝固装置1で凝固してシート状に成型して、装置1の下流においてミキサーMiでブロック状の豆腐Tを壊して、連続成型機21,22の透水性布で挟んで圧搾しながらプレス・成型する。なお、絹ごし豆腐では、凝固した豆腐を壊さず、上記そのような圧搾はせずに、連続成型機21,22の下布21a,22aで搬送(熟成)して絹豆腐にする。ソフト豆腐の場合は、平取りに限るが、絹ごし状豆腐と同様に成型機21,22の下布21a,22aで搬送しながら、軽くプレスを行い、絹ごし豆腐の上下面に布目を付ける。
以上、本実施の形態では、豆腐類の連続式凝固装置1による工程が終わると、次の連続成型機21,22による成型工程に移るが、この成型工程としては箱型やバッチ処理により成型が行なわれる場合もある。
1 豆腐類の連続式凝固装置、
2 基台、
3 布(芯材)、
4,4A,4B,4C 軸ローラ、
4Bb 軸ローラの左右の先端側(テーパ状部分)、
4Ca 軸ローラの異径軸(細径部)、
7 樹脂コーティング、
10 凹状部材、10a 底部、10b 左右の側壁部、
21,22 連続成型機、
C コンベアベルト、Ca 底部、Cb 左右の側壁部(立ち上がり部)、
T 豆腐(ブロック状の豆腐)、

Claims (4)

  1. 凝固剤入り豆乳を搬送しながら凝固させるためのコンベアベルトと、コンベアベルトの下方側に配される凹状部材を備え、
    コンベアベルトは、豆乳が入れられる一方側表面には樹脂コーティングが施された布製で不透水性とされ、前記凹状部材の前後の軸ローラに巻き回されて無端状に構成されるもので、前記凹状部材の内側に沿うように配されて凝固槽を形成して搬送され、
    前記凹状部材の上に位置するコンベアベルト上には、豆乳を堰き止める上流側の堰と下流側の堰とが配され、上流側の堰は凹状部材の上流側の堰であり、前記無端状のコンベアベルトを前記凹状部材の底部に密接させる固定板であり、前記無端状のコンベアベルトを前記凹状部材の内側に沿うようにし、下流側の堰は着脱式であり、豆乳が凝固すると取り去られるものであり、
    上記コンベアベルトは、前後の軸ローラの位置では、平ベルトに戻した状態にされて前後の軸ローラに巻き回されることを特徴とする豆腐類の連続式凝固装置。
  2. 前記コンベアベルトは、アラミド繊維からなる布で、フッ素樹脂コーティングが施された不透水性であることを特徴とする請求項1記載の豆腐類の連続式凝固装置
  3. 前記コンベアベルトの凹状の左右の底側の角部は、前記布の厚さは薄くされていることを特徴とする請求項1記載の豆腐類の連続式凝固装置。
  4. 前記軸ローラ両端をテーパ状に形成して、このテーパ部分に前記コンベアベルトの幅方向の端部が巻き回されることを特徴とする請求項1記載の豆腐類の連続式凝固装置。
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