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JP2016137242A - 洗濯品をアイロンがけするための方法及び装置 - Google Patents

洗濯品をアイロンがけするための方法及び装置 Download PDF

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JP2016137242A JP2016004934A JP2016004934A JP2016137242A JP 2016137242 A JP2016137242 A JP 2016137242A JP 2016004934 A JP2016004934 A JP 2016004934A JP 2016004934 A JP2016004934 A JP 2016004934A JP 2016137242 A JP2016137242 A JP 2016137242A
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Abstract

【課題】洗濯品の仕上げ処理を要求が満たされるようにし、及びアイロンがけを経済的かつ欠点なく行うことができる方法及び装置を創造すること。
【解決手段】洗濯品のアイロンがけのための方法であって、前記洗濯品が少なくとも1つのアイロナボディと少なくとも1つの周方向に駆動されるアイロナバンド17の間のアイロナ隙間を通って搬送され、同時にしわ伸ばしがされる前記方法において、周方向に駆動されるアイロナローラ12がアイロナボディとして機能し、少なくとも1つのアイロナローラ12及び少なくとも1つのアイロナバンド17が、少なくとも1つのアイロナローラ12と少なくとも1つのアイロナバンド17の間の相対運動がアイロナ隙間に沿って生じるように周方向に駆動される。
【選択図】図1

Description

本発明は、請求項1又は8の前提部分による、洗濯品のアイロンがけのための方法に関するものである。加えて、本発明は、請求項5、12、16又は20の前提部分による、洗濯品をアイロンがけするための装置に関するものでもある。
工業用の洗濯及び家庭用の洗濯物の両者における全ての種類の洗濯品のアイロンがけは、様々な装置を用いて行われる。少なくとも1つの回転駆動可能なアイロナローラと、アイロナローラと連係された半円状の加熱可能なアイロナチェストとを有するいわゆるチェストアイロンは、家庭においてもまた工業においても主として用いられている。少なくとも1つのアイロナボディと、アイロナボディと連係する少なくとも1つの周方向に駆動可能なアイロナバンドを含む、通常はバンドアイロナと呼ばれる装置も用いられる。
本発明は、バンドアイロナに関するものである。このタイプの公知の装置の場合には、処理されるべき洗濯品は、周方向に駆動されるアイロナバンドによって、固定されたアイロナボディに沿って移動する。同時に、洗濯品と固定されたアイロナボディの間にスリップが存在する。これは、アイロナボディに当接する洗濯品の片側における平滑な仕上げに結びつくものである。仕上げの光沢の度合い又は平滑さの度合いは、スリップの調整によって影響され得る。わずかな仕上げのみが所望される場合には、アイロナバンドの周速を低減することで公知のバンドアイロナの場合にのみ実現され得るスリップが低減される必要がある。これは、アイロナ出力を低下させるものである。公知のバンドアイロナの場合における更なる問題は、洗濯品に接触し押圧面を形成するアイロナボディの側面の加熱である。公知のバンドアイロナの場合には、アイロナ隙間の導入範囲における洗濯品の供給も問題である。アイロナ隙間の導出範囲からのアイロンがけされた洗濯品の方向転換も、公知のバンドアイロナの場合には問題を生じさせることがある。
本発明の基礎をなす目的は、洗濯品の仕上げ処理を要求が満たされるようにし、及びアイロンがけを経済的かつ欠点なく行うことができる方法及び装置を創造することにある。
上記目的を達成するための第1の方法は、請求項1における手段を含んでいる。上記方法によれば、少なくとも1つのアイロナボディがアイロナローラと同一に実現されることで周方向に駆動され、少なくとも1つのアイロナローラと少なくとも1つのアイロナバンドの間の目標とする相対運動が生じるように、周方向に駆動される少なくとも1つのアイロナバンドと同様に少なくとも1つのアイロナローラも駆動されるようになっている。
好ましい形態では、アイロナローラ又はアイロナバンドの駆動速度又は回転速度を調整することで、また適用可能であれば、少なくとも1つのアイロナローラ及び少なくとも1つのアイロナバンド両方の駆動速度を調整することで、各アイロナローラと各アイロナバンドの間の相対速度が所望の態様で調整されることが可能であるようになっている。結果として、アイロナローラへ向ける各洗濯品の側におけるスリップと、これにつづく、洗濯製品の前記側での仕上げとが、任意の態様で、特に無段階に要求に合わせて調整され得る。
好ましい形態では、少なくとも1つのアイロナローラと少なくとも1つのアイロナバンドの間の相対運動の範囲を調整することで、洗濯品特にアイロナローラと当接する洗濯品の側の間の各アイロナローラに対するスリップが増大されるか、若しくは低減され、又は適用可能であれば要求に合わせて瞬間的に完全に除去される。前記スリップは、各アイロナバンドに対する各アイロナローラのより小さな周速又はより大きな周速の結果として生じることが可能である。
方法の他の発展オプションは、少なくとも1つのアイロナローラ、特にアイロナローラによって形成された押圧面の外周部に対する洗濯品のスリップが、スリップなしに洗濯品を巻き込む少なくとも1つのアイロナバンドに対してより遅く回転する少なくとも1つのアイロナローラの駆動によって生じることを提供する。結果として、各アイロナローラの周速は、スリップなしに各アイロナバンドによって巻き込まれた洗濯品がアイロナローラ又はその押圧面に沿って移動する速度よりも小さい。
冒頭に挙げた目的を達成するための第1の装置は、請求項5の特徴を含んでいる。それゆえ、少なくとも1つのアイロナローラは、周方向に回転可能に駆動可能なアイロナローラとして実現されている。この場合、少なくとも1つのアイロナローラ及び少なくとも1つのアイロナバンドは、これらがアイロナ隙間に沿って異なる速度で走行し、その結果互いに対する相対運動が生じるように駆動可能である。
好ましくは、相対運動が調整可能な回転速度における各アイロナローラの駆動によって生じ得る一方、各アイロナバンドは、一定の回転速度で駆動される。しかしながら、アイロナローラを一定の速度で駆動し、その代わりに、アイロナバンドの周速が調整可能であるよう各アイロナバンドの駆動を実現することも考えられる。アイロナローラ及びアイロナバンドの両方を調整可能な速度及び/又は回転速度で駆動がなされるようにすることも考えられる。少なくとも1つのアイロナローラ及び/又は少なくとも1つのアイロナバンドの調整可能な速度又は回転速度の結果として、各アイロナローラと、これと連係するアイロナバンドの間のスリップは、好ましくは無段階の形態で及び/又は任意の形態で調整され得る。結果として、アイロナローラと連係された洗濯品の片側の仕上げは、要求に合わせて可変、特に調整可能である。
好ましい形態では、少なくとも1つのアイロナローラが、各アイロナローラの外側面における外側での周速が少なくとも1つのアイロナバンドがアイロナ隙間又は少なくとも1つのアイロナローラに沿って走行する速度よりも速いか又は遅いように、駆動されるようになっている。結果として、各アイロナローラの外側面とアイロナバンド又はアイロナバンドに連係された洗濯品の間のスリップが、各アイロナローラの外側面によって任意の形態で調整可能である。上記スリップは、ネガティブ又はポジティブであることができ、これは、各アイロナローラが関連するアイロナバンド又はこのアイロナバンドによってスリップなしに巻き込まれる洗濯品よりも速いか、又は遅いことを意味する。このようにして、バンドアイロナのアイロナ隙間を通した洗濯品の処理速度が最大となり得るとともに、それにもかかわらず、アイロナバンドとアイロナローラの間のスリップ又はアイロナローラとスリップなしにアイロナバンドによって巻き込まれる洗濯品との間のスリップを要求に合わせて調整することが可能である。
装置の有利な発展オプションは、少なくとも1つのアイロナローラの外側面すなわち押圧面を、洗濯品と接触する少なくとも1つのアイロナバンドの表面より平滑な形態で実現することを提供するものである。これは、各洗濯品が関連するアイロナバンドによってスリップなしに巻き込まれること、及びアイロナローラとアイロナローラの押圧面と連係する洗濯品の片側の間のスリップのみが存在することを保証する。これは、異なる方法で、例えば平滑で低付着性の表面を実現し、例えばテフロン(商標)、セラミック又はクロムプレートのようなプラスチック材料で形成されたコーティングによって実現されることができる。逆に、少なくとも1つのアイロナバンド、洗濯品と接触するアイロナバンドの少なくとも片側の付着性の特性は、粗い織布又はアイロナバンド若しくはアイロナバンドの少なくとも上面の粗化によって、付着性の特性が得られるように形成される。この結果として、洗濯品が、信頼性をもって、及びスリップなしに各アイロナバンドによって巻き込まれることが可能である。
冒頭に挙げた目的を達成するための更なる方法は、請求項8の手段を含んでいる。これに関連して、これは、上述の方法の好ましい更なる発展であり得る。請求項8の方法は、少なくとも1つのアイロナボディの外側面が可変のエネルギー容量及び/又は可変のエネルギー密度を有する蒸気によって加熱されることを特徴としている。結果として、各アイロナボディの外側面全体は、最大のエネルギー密度を有する蒸気、例えば飽和蒸気又は熱蒸気によって加熱される必要はない。したがって、冷却された蒸気又は既に膨張された蒸気は、各アイロナボディ又は他のアイロナボディの他の部分を加熱するために用いられることができる。動作のこの方法の結果として、蒸気のエネルギーが各アイロナボディを最大限に加熱するために用いられ得る。
好ましい形態においては、少なくとも1つのアイロナボディの外側面の一部が、アイロナボディの少なくとも他の部分よりも大きなエネルギー容量を備える蒸気によって加熱されるようになっている。したがって、それほど多くのエネルギーを必要としないアイロナボディの残りの部分よりも著しい形態において洗濯品をアイロンがけする場合により多くのエネルギーが除去されるアイロナボディの一部を加熱することが可能である。導入側からアイロナ隙間へ進む少なくとも1つのアイロナボディの一部が、好ましくは反対側に配置されたアイロナ隙間の導出側から来る同一のアイロナボディの一部よりも大きなエネルギー容量を有する蒸気によって加熱される。好ましい形態においては、このように、適切な形態において、各アイロナボディ、特にその押圧面の一部又は少なくとも他の一部を加熱するために異なる蒸気タイプを用いることが可能である。好ましい形態においては、導入範囲から来る押圧面に関して、押圧面の初期部分は、アイロナ隙間、好ましくは導出範囲における押圧面の端部まで延びるアイロナボディの一部を通した洗濯物の処理方向に見た場合にこれにつづく押圧面の他の部分よりも大きなエネルギー密度を備えた蒸気によって加熱される。
方法の有利な更なる発展によれば、より大きなエネルギー容量又はより大きなエネルギー密度を有する蒸気として、生蒸気、好ましくは飽和蒸気を用い、より小さなエネルギー容量又はより小さなエネルギー密度を有する蒸気として、既に膨張された蒸気、好ましくはいわゆるフラッシュ蒸気好ましくは飽和蒸気を用いるようになっている。膨張された蒸気は、特にアイロナボディの初期部分を加熱するための蒸気である。上記蒸気は、アイロナボディの外部で膨張され、したがって、いわば、アイロナボディの少なくとも1つの後部を加熱するために適当であるように再び準備される。したがって、最大限のエネルギーを各アイロナボディの加熱のために蒸気から取り除くことが可能である。
いくつかの連続したアイロナボディを有する装置の場合には、より大きなエネルギー容量又はより大きなエネルギー密度を有する蒸気によって第1のアイロナボディ全体を加熱し、第1のアイロナボディからの既に膨張された蒸気、すなわちより小さなエネルギー容量又はより小さなエネルギー密度を有する蒸気によって、つづく少なくとも1つのアイロナバディ全体を加熱することも考えられる。
方法の好ましい発展形態は、より大きなエネルギー容量又はより大きなエネルギー密度を有する蒸気、特に生蒸気又は飽和蒸気が少なくとも1つのアイロナボディ又は初期のアイロナボディの外側面の加熱された第1の部分から除去され、膨張又は再蒸発へ向けられるようになっている。そして、この場合に生じる膨張された蒸気いわゆるフラッシュ蒸気は、同一のアイロナボディの他の部分、好ましくは導出範囲の近傍へ供給されるか、又はつづく他のアイロナボディへ供給される。このようにして、同一のアイロナボディの異なる部分を加熱するために、又は連続する異なるアイロナボディを加熱するために、ほぼカスケード状に蒸気が一度膨張されるか、適用可能であれば、複数回膨張される。この場合、蒸気のエネルギーは、たいていの部分に対して活用される。これにより、1つ又はいくつかのアイロナボディが特に経済的に加熱されることとなる。
冒頭に挙げた目的を達成するための更なる装置は、請求項12の特徴を含んでいる。前記装置は、上述の装置の好ましい更なる発展でもあり得る。請求項12における装置の場合には、アイロナボディの加熱のための熱媒体のためのアイロナ隙間の長手方向に連続する少なくとも2つの分離されたキャビティに連係された少なくとも1つのアイロナボディのアイロナ隙間を規定する外側面に対して設定されている。したがって、アイロナ隙間の初期範囲において、少なくとも1つのアイロナボディの外側面は、前記キャビティを通って流れる熱媒体による所定のエネルギー密度によって加熱されることができ、これにつづくアイロナ隙間の少なくとも1つの範囲は、他の熱媒体又はより小さなエネルギー密度を有する熱媒体によってアイロナボディの他の別のキャビティにおいて加熱され得る。アイロンがけ方向に互いに連続する各アイロナボディの分離されたキャビティにより、アイロナ隙間の選択的な加熱が可能である。これは、異なる熱媒体によって生じ得るが、連係されたアイロナボディの外側面の一部を加熱するために先のキャビティにおいて既に除去されたエネルギーの一部からの同一の熱媒体によっても生じ得る。したがって、アイロナ隙間を規定するアイロナボディの押圧面を個々に加熱するために熱媒体、好ましくは蒸気をできる限り有効に活用することが可能である。
好ましい形態においては、関連するアイロナボディにおける各キャビティは、熱媒体を供給するための少なくとも1つの供給接続部と、熱媒体を排出するための少なくとも1つの排出接続部とを備えている。この場合、供給接続部は各アイロナボディの頂部範囲に連係しており、排出接続部は各アイロナボディの底部範囲に連係している。アイロナボディの底部範囲での排出接続部の連係により、アイロナボディにおける各キャビティからの凝縮物と共に加熱に用いられる蒸気を排出することが可能である。
装置の更なる発展オプションは、凝縮分離器及び/又は膨張装置へ延びる配管を熱蒸気又は飽和蒸気によって横切られるキャビティの排出接続部に連係させること、及び膨張された蒸気又はフラッシュ蒸気を同一のアイロナボディの他のキャビティ又はつづく他のアイロナボディへ供給するための配管を凝縮分離器又は膨張装置に連係させることを提供する。
好ましい形態においては、生蒸気、特に飽和蒸気又は熱蒸気のための少なくとも1つのキャビティが導入範囲から来るアイロナボディの側面の前部と連係する一方、膨張された蒸気又はフラッシュ蒸気のための、これから分離された少なくとも1つのキャビティは、導出範囲から来る同一のアイロナボディの側面の後部に連係されるようになっている。このようにして、より小さなエネルギーを有する既に膨張された蒸気は、たいていの部分について洗濯品が既に乾燥されアイロンがけされた位置において意図的に用いられることが可能である一方、エネルギーの大部分は、導入範囲においてまだ湿っておりアイロンがけされていない洗濯品へ供給可能である。
これの代替として、各洗濯品が次々と通過するいくつかの連続したアイロナボディを有する装置の場合において、より大きなエネルギー密度を有する蒸気、特に生蒸気によって第1のアイロナボディを完全に加熱すること、及び凝縮分離器及び/又は膨張装置を通して走行した後にエネルギーの一部が除去される蒸気によって後続のアイロナボディを加熱することが考えられる。結果として、後続のアイロナボディは、先行するアイロナボディの加熱に既に用いられた蒸気によって加熱される。
冒頭に挙げた目的を達成するための更なる装置は、請求項16の特徴を含んでいる。この関連において、これら特徴は上述の装置の好ましい更なる発展でもあり得る。請求項16による装置の場合には、始点がアイロナバンドから離れて保持され、始点の反対側に配置されたその後部自由端がアイロナ隙間へ延びる供給補助具をアイロナ隙間への各洗濯品の少なくとも1つの導入範囲と連係させるようになっている。したがって、供給補助具は、サンドイッチコンベヤのタイプが2つの平行な走行部で形成されるように導入範囲におけるアイロナバンドに重なる。各洗濯品は、前記走行部の間すなわちアイロナバンドと供給補助具の間でしわがないように導入範囲へ搬送される。
好ましい形態においては、各供給補助具は、ソフトで柔軟な材料ストリップ又は柔軟な材料ウェブとして構成されている。良好なスライド特性を有する材料ストリップ又は材料ウェブが好ましい。したがって、洗濯品が導入範囲へ導入されると、洗濯品は、駆動されこれに導入されるアイロナバンドと導入範囲に配置され固定された供給補助具の間に沿って移動し得る。その結果、洗濯品は、信頼性をもってアイロナ隙間へ搬送される。
装置の好ましい発展オプションは、アイロナバンドの上方の小さなスペースにおいて固定式に、導入範囲の直前に配置された前端部、特に材料ストリップ又は柔軟でソフトな材料ウェブの前方の横方向エッジの固定を提供する。アイロナバンドと材料ストリップ又は材料ウェブとの間に包囲された洗濯品を導入範囲及びアイロナ隙間の始点へ供給するための供給漏斗部のタイプが結果として形成される。このようにして、しわのない形態で案内される洗濯品がアイロナバンドによってアイロナ隙間の始点まで巻き込まれ得るサンドイッチのタイプが形成される。
冒頭に挙げた目的を達成するための更なる装置は、請求項20の特徴を含んでいる。これに関連して、これは、上述の装置の好ましい更なる発展であり得る。請求項20による装置の場合には、アイロンがけされた洗濯品のための少なくとも1つの排出が前記アイロナボディ又は前記各アイロナボディの導出範囲と、連係されたアイロナ隙間とに連係されることが設定されている。アイロナボディ及びアイロナバンドがアイロナ隙間から離れるときに、各排出補助具は、アイロンがけされた洗濯品をアイロナボディ及び/又はアイロナバンドから排出又は分離する目的に役立つものである。しかし、各排出補助具も、アイロンがけされた洗濯品を信頼性をもって、とりわけしわがないように導出範囲又はつづくアイロナボディの導入範囲へ接続する除去コンベヤへ向ける目的のために役立つものである。排出補助具も、上述の供給補助具と同様に柔軟な材料ストリップによって形成されることが可能である。1つ又は複数の排出補助具を薄壁状の材料ストリップ、好ましくは柔軟な金属ストリップで構成することも考えられる。好ましい形態においては、材料ストリップ又は金属ストリップは、アイロナ隙間の端部において、好ましくは固定された、すなわち非回転に駆動されるアイロナボディにおける前部の横方向エッジに固定されるべきである。結果として、導出範囲において、それぞれアイロンがけされた洗濯品が、信頼性をもって及びしわなしに材料ストリップ又は金属ストリップの影響の下で導出範囲から搬出されることが可能である。
排出補助具は、洗濯品の一方側又は一方の表面にのみ連係することが可能である。しかし、好ましくは、いずれの場合にも、洗濯品の反対側に位置する両側又は両表面は、これに連係された排出補助具を有している。そして、排出補助具によって両側で案内された洗濯品は、導出範囲から離れるように向けられるとともに、所定の位置において後続のコンベヤへ向けられる。
好ましくは、少なくとも1つの排出手段がアイロナバンドと接触する洗濯品の一方側又は表面、好ましくは底面に連係するようになっている。そして、洗濯品は、前記搬出手段によって、又は前記搬出手段において、後続のコンベヤへ向けられることができ、及び/又は後続のコンベヤへ搬送されることができる。前記排出手段は、様々な方法で実現されることが可能である。例えば、洗濯品の底側に連係された排出手段は、アイロンがけされた洗濯品を機械的に案内するためのスクレーパ若しくはバッフルプレートであり得るか、又は洗濯品を空圧式に導出範囲から排出するための好ましくはいくつかのエアノズルによって形成され得る。洗濯品の底面と連係する排出手段が好ましくはいくつかのブラシ、特に連続して配置された回転ブラシで形成されることも考えられる。ブラシのみならず他の考えられる排出手段は、とりわけ、洗濯品が排出手段によって後続のコンベヤへ向けられ、及び/又はそこへの途中で搬送され若しくは案内される前に、底面を有するアイロナバンドに当接するアイロンがけされた洗濯品を導出範囲におけるアイロナバンドから取り外し、又は分離するために役立つものである。
装置の有利な発展オプションによれば、供給補助具及び排出補助具の両方の洗濯品に接触する材料ストリップ又は材料ウェブの少なくとも表面は、良好なスライド特性を備えており、及び/又は例えばテフロン(商標)で形成されたコーティングの結果として非付着性に実現されている。結果として、好ましくは材料ストリップ又は材料ウェブ同時に巻き込まれないものの、アイロナバンドによって巻き込まれる洗濯品が材料ウェブ又は材料ストリップの下方及び/又は上方でアイロナ隙間へ供給されるか、又はアイロナ隙間から搬出される場合に、洗濯品は、該洗濯品に接触する材料ウェブ又は材料ストリップの表面に沿って大きな抵抗なくスライドすることが可能である。
好ましい形態においては、さらに、洗濯品と接触する、少なくとも1つのアイロナボディ又はアイロナローラの外側面、特に押圧面が非付着性の特性を備えるようになっている。好ましい形態においては、アイロナボディ又はアイロナローラの押圧面は平滑に実現されており、その結果、押圧面ができる限り小さな摩擦係数を有している。好ましくは、各アイロナボディ又は各アイロナローラの外側面は、例えばテフロン(商標)、セラミック又はクロムプレートのような良好なスライド特性を備えたプラスチック材料で形成された耐摩耗性で非付着性のコーティングを備えている。逆に、前記アイロナバンド又は各アイロナバンドは、洗濯品と接触する少なくともアイロナバンドの一方側が例えば粗いか若しくは粗化されること及び/又は表面に付着性の特性を有することで付着特性を備えるように発展される。これにより、洗濯品が信頼性をもって周方向に駆動されるアイロナバンドによって巻き込まれ、また最小の抵抗を有するアイロナボディ又はアイロナローラの押圧面に沿ってスライド可能であることが保証される。
以下に、本発明の好ましい例示的な実施例が図面によって詳細に説明される。
バンドアイロナとして実現されている、洗濯品をアイロンがけするための装置の概略的な側面図である。 図1の細部IIの拡大図である。 代替的で例示的な実施例についての図2の詳細を示す図である。 代替的で例示的な更なる実施例についての図2の詳細を示す図である。 中央に水平に切断されたブラシリングを有する投入コンベアの案内ドラムの左側を示す図である。 バンドアイロナとして実現されている装置の第2の例示的な実施例の概略的な側面図である。 図6の細部IVを示す図である。 図6及び図7のバンドアイロナの蒸気配管図である。 バンドアイロナとして実現されている装置の第3の例示的な実施例の概略的な側面図である。 アイロナバンドへの結合部の第1の発展オプションの側面図である。 アイロナバンドへの結合部の第2の発展オプションの側面図である。
各図は、洗濯品11をしわ伸ばしするためのバンドアイロナとして実現された様々な装置が示されており、そのうちの1つが図2〜図4に示されている。バンドアイロナは、工業用の洗濯場において用いられることができるが、家庭用の分野においても用いられることが可能である。洗濯用品11は、平坦な品目、例えばテーブルリネン又はベッドリネンでも、またガーメント、例えば衣類でもあり得る。
図1及び図2に示されたバンドアイロナ10は、1つの閉鎖されたアイロナボディを備えている。このアイロナボディは、円筒状のアイロナローラ12として実現されている。アイロナボディ12の円筒状の外側面13は、押圧面を形成している。前記例示的な実施例のアイロナローラ12は、永続的に、又は少なくとも必要な場合に回転駆動可能である。そして、アイロナローラ12は、中心の長手中心軸線14周りに回転する。
図示されたアイロナローラ12の壁面13は、二重壁状に実現されている。外壁は外側シリンダによって形成されており、外壁の外側の表面には、押圧面が位置している。より小さな直径を有する内側シリンダは、アイロナローラ12の第2の壁を形成している。したがって、外側シリンダとより小さな内側シリンダとの間では、アイロナローラ12においてリング状のキャビティ15が周設されており、これを通して熱搬送媒体、図示の例示的な実施例においては、好ましくは外側面13したがって押圧面を加熱する熱媒油が流れる。しかしながら、周設されたキャビティ15の代わりに熱搬送媒体のためのいくつかの流路がアイロナローラ12の内部に配置されることも可能である。例えば、このような流路は、いわゆるクッションプレートといわれるものによって形成されることができる。この場合、これら流路は、輪郭が描かれた内側メタルシートによって規定された円筒状の外側面13の内面に位置している。熱媒油は、アイロナローラ12の内部において示された例示的な実施例において配置された熱ヒータ16によって加熱されることができる。
追加して示されたバンドアイロナ10は、好ましくはアイロナローラ12の全幅にわたって延びる無端のアイロナバンド17を有している。アイロナバンド17は、アイロナローラ12の外側に関連されている。この場合、アイロナバンド17は、アイロナローラ12の外側面13の外周の大部分の周りで、好ましくは250〜350°において案内される。結果として、押圧面として機能するアイロナローラ12の外側面13の大部分は、無端のアイロナバンド17によって包囲されている。
個々で示されているバンドアイロナ10の場合におけるアイロナバンド17は、5つの案内ドラム18,19,20によって案内される。例えばアイロナローラ12の最上部の近傍の1つの案内ドラム20は、バンドアイロナ10の導入範囲21を形成している。導入範囲21における案内ドラム20からわずかな間隔をもって配置された第2の案内ドラム20は、バンドアイロナ10の導出範囲22を形成している。前記第2の案内ドラム20は、導入範囲21における案内ドラム20よりもわずかに低く配置されている。導入範囲21及び導出範囲22における2つの隣接した平行な案内ドラム20により、これらの間に狭い隙間23が形成されている。両案内ドラム20は、好ましくは駆動されるか、又は駆動可能である。同期動作は、駆動を行うための電気モータの周波数インバータ回路によってなされる。案内ドラム18,19は駆動されない。すなわち、これらは、その長手中心軸線周りに自由に回転可能である。案内ドラム18,20が固定式に配置されている一方、案内ドラム19は、例えば押圧シリンダ24によってその長手中心すなわち回転軸の平行な変位が案内ドラム19の反対側に位置する端部において可能であるように可動となっている。結果として、無端のアイロナバンド17は緊張可能である。
3つの案内ドラム18,19は、四角形の3つのコーナ範囲に配置されている。逆に、対をなすようにグループ化された2つの案内ドラム20は、四角形の第4のコーナの近傍に配置されているが、これら案内ドラムは、これら案内ドラム20の間に形成された隙間23により四角形を閉鎖するものではない。
アイロナバンド17の長さは、一方では、導入範囲21における案内ドラム20から導出範囲22における案内ドラム20まで、外側からアイロナローラ12を約250〜350°だけ包囲し、他方では、アイロナローラ12の外側におけるほぼ四角形の軌道周りに走行ように寸法設定されている。現時点で洗濯品11と接触していないアイロナバンド17の空走過程又は返走過程は、前記四角形状の軌道に沿って前記アイロナローラ12と接触することなく移動する過程である。アイロナローラ12の大部分を包囲するアイロナバンド17の他の部分は、押圧面として機能するアイロナローラ12の外側面13に沿った巻き込みによって各洗濯品と、押圧面にそってスライドする洗濯品11を搬送する動作走行過程によって形成されている。各場合にアイロンがけされるべき洗濯品11は、この場合、アイロナバンド17とアイロナローラ12の外側面13の間のアイロナ隙間25に位置している。
ほぼ四角形に沿って案内されるアイロナバンド17の空走過程は、バンドアイロナ10のボックス状のハウジングによって外側で包囲されている。吸込みファン27を有する吸込管は、ハウジング26から外へ案内されている。その結果、高温の排気は、バンドアイロナ10の内部から吸い込まれることが可能である。適用可能であれば、排気は、例えば熱交換器によりこれからエネルギーを除去することで準備されることができ、このエネルギーは、特に洗濯場における他の場所で再利用されることができる。
特定の方法においては、回転装置は、アイロナローラ12上で実現されているとともに、好ましくは周囲のアイロナバンド17のための駆動に適合されている。少なくともアイロナローラ12の駆動の回転速度は、好ましくは無段階に調整可能である。必要であれば、前記駆動は、アイロナローラ12が回転駆動されないように完全に停止されることも可能である。アイロナローラ12を一定の回転速度で駆動することや、アイロナバンド17の周速が調整可能であるよう好ましくは無段階にアイロナバンド17の駆動を調整することも考えられる。アイロナローラ12の回転速度及びアイロナバンド17の周速の両者を調整することも可能である。したがって、アイロナローラ12又はアイロナバンド17のうち少なくとも1つの駆動が、好ましくは無限に変更可能な回転速度を有する調整駆動として実現されている。適用可能であれば、2つの駆動は、調整駆動として実現されることも可能である。
本発明による方法は、アイロナローラ12の回転速度及び/又はアイロナバンド17の周速の調整によって実現されている。
したがって、これら速度は、アイロナローラ12の異なる周速とアイロナバンド17の異なる周速の結果により生じるスリップが調整可能であり、すなわち増加又は低減されるよう調整可能である。例えば、アイロナローラ12の周速がアイロナバンド17の周速に比して速い場所で生じるスリップは、アイロナローラ12の周速を減速することで低減される。アイロナバンド17の周速がアイロナローラ12の周速に対して速い場所では、アイロナローラ12の周速を増速することでスリップが低減される。この過程は、アイロナローラ12が一定の回転速度で駆動される、かつ、その代わりにアイロナバンド17の周速が調整される場合にも同じである。より速く走行するアイロナバンド17により、アイロナバンド17の周速を低減することでスリップが低減される。アイロナローラ12の回転速度とアイロナバンド17の周速の両者が調整可能であれば、スリップは、アイロナローラ12の回転速度及び/又はアイロナバンド17の周速を調整することで低減又は増大される。前述の全ての場合においては、必要であれば、アイロナローラの周速とアイロナバンド17の周速を同期させることでスリップを完全になくすことが可能である。
アイロナローラ12の押圧面に対する洗濯品11のスリップを調整し、又はなくすことで、アイロナローラ12の押圧面に沿ったスリップ及びこれに伴う洗濯製品11の仕上げによって、スライドする洗濯品11の表面は、必要に応じて調整され得る。スリップが生じない場合には、同一の面状態及びこれに伴う同一の仕上げ又は完全に仕上げがないことは、洗濯品11がしわ伸ばし時に両側において設定される。逆に、スリップが存在する場合には、押圧面に沿ってスライドする洗濯品11の表面が仕上げを受ける。これは、アイロナローラ12又はその押圧面とアイロナバンドの間の速度差を対応して調整することによりスリップを増大又は減少させることで調整可能である。
アイロナバンド17は、アイロナ隙間25によるアイロンがけ方向28に洗濯品11を搬送するように、洗濯品11の信頼性のある、ポジティブでない巻き込み、特に摩擦による巻き込みのために実現されている。このために、洗濯品11に当接するアイロナバンドの少なくとも1つの側は、付着性の特性を備え、好ましくは構造化された及び/又は粗い表面を備えている。逆に、押圧面として機能するアイロナローラ12の外側面13は、洗濯品11が通常の場合に洗濯品11とアイロナローラ12の外側面13の間に存在するスリップにより押圧面にそって容易にスライドできるように、付着性を持たないように実現されている。好ましくは、このような平滑で付着性を有さない押圧面は、アイロナローラ12の外側面13における外側コーティングによって形成される。このコーティングは、テフロン(商標)若しくは良好なスライド特性を有する他のプラスチック材料、セラミック又はクロムプレートで構成されることが可能である。このようなコーティングは、高いレベルの耐摩耗性において傑出しているとともに、押圧面におけるスリップによりアイロナローラ12に当接する洗濯品11の側での仕上げが成形されるように非常に平滑である。平滑な押圧面の付着性のない特性の結果として、その他の場合にはアイロンがけ中に必要となる押圧面における増大は必要とされない。
図示の実施例においては、各洗濯品11は、アイロナローラ12にわたって走行するアイロナバンド17の空走において投入機械29の供給コンベヤ30によってバンドアイロナ10の導入範囲21の手前に置かれる。導出範囲22からは、アイロンがけされた洗濯品11が、例えば折りたたみ機の投入コンベヤ31へ進み、その上で別の場所へ搬送される。
導入範囲21において洗濯品11がアイロナ隙間25へねじれなく及び/又は折り目なく進むように、外側からの搬送補助具が導入範囲21においてアイロナバンド17と連係している。図示の例示的な実施例では、搬送補助具は、(アイロナローラ12の押圧面に類似した)良好なスライド特性を有するソフトでしなやかな材料ストリップ33として実現されている。アイロンがけ方向28又はアイロナバンド17の周方向に見れば、前記材料ストリップ33は、導入範囲21における案内ドラム20の前方の横方向エッジを有する固定された保持バー34に固定されている。保持バー34は、搬送コンベヤ30によってアイロナバンド17上に配置された洗濯品11のための導入漏斗を形成するためにアイロナバンド17のやや上方に配置されている。材料ストリップ33は、保持バー34から案内ドラム20の周囲のほぼ半分だけアイロナ隙間25まで延びている。材料ストリップ33の後方の横方向エッジ35は、アイロナ隙間25の初期範囲における案内ドラム20の直後で終わっている(図2)。少なくとも表面において平滑な、例えばテフロン(商標)で形成された薄いウェブ又はフィルムで形成された材料ストリップ33は、導入範囲21に位置する洗濯品11がない限り、アイロンがけ方向28に同期されており、アイロナバンドの付着性の特性により、及びこの場合には導入範囲21における外側からアイロナバンドへ付着する。バンドアイロナ10内へ投入されるべき洗濯品11がその先端の前側エッジ36と共に材料ストリップ33とアイロナバンド17の間の漏斗状の導入隙間へ進む。これにつづき、アイロナバンド17へ付着する材料ストリップ33により、洗濯品11が、導入範囲21へ近づき続けるように、サンドイッチ状に材料ストリップ33とアイロナバンド17の間で包囲されるとともに、アイロナバンド17によって同期されて導入範囲21におけるアイロナ隙間25へ供給される。材料ストリップ33がアイロナ隙間25の初期位置において終わっているため、ここでは、材料ストリップ33による洗濯品の重なりは、アイロナ隙間25を進むにつれて洗濯品11がアイロナバンド17とアイロナローラ12の外側面13によって形成された押圧面との間を通過する(図2)。
例示的な本実施例では、バンドアイロナ10の導出範囲22は、排出手段と連係する。これも材料ストリップ37で形成されている。この排出手段は、必ずしも薄い金属ストリップすなわち排出プレートが材料ストリップ37の代わりに備えられ得るように必ずしも柔軟である必要はない。
排出補助具を形成する材料ストリップ37はその横方向エッジ83に固定して接続されており、この横方向エッジは、アイロナローラ12の長手中心軸線に対して、又はアイロナローラ12の外側面に対して、又は他のアイロナボディに対して平行に延在している。結果として、前記排出手段は、固定されたアイロナローラ12又は他の固定されたアイロナボディを備えたバンドアイロナにのみ適したものである。横方向エッジ83から材料ストリップ37がアイロナバンド17の一部にわたって延在しており、このアイロナバンドは、導出範囲22から離れる洗濯品11がアイロナローラ12の外側面から離れて導出範囲22に直接接続するコンベヤまで、好ましくはアイロンがけされた洗濯品11を更に折りたたみ機32へ搬送するための図示の例示的な実施例において備えられた投入コンベヤ31までアイロナバンド17と材料ストリップ37の間を通って導出範囲22において案内されるように、案内ドラム20の周りで案内されている。図示の例示的な実施例の場合には、材料ストリップ37が案内ドラム20に隣接して配置された投入コンベヤ31の案内ドラム84まで延在しているだけである。適用可能であれば、この案内ドラム84も駆動されることが可能である。
図2における例示的な実施例では、導出範囲22における案内ドラム20と投入コンベヤ31の近接して後続する案内ドラム84の間の短いスペース85が更なる排出補助具によって橋渡しされている。前記排出補助具は、図2における例示的な実施例においてはバッフルプレート86として形成されている。案内ドラム20及び84の間で固定して配置されたバッフルプレート86の端部は、案内ドラム20及び84の前方にできる限り近接して終わっている。バッフルプレート86は、洗濯品11が導出範囲22におけるアイロナバンド17からバッフルプレート86の先端における案内ドラム20に近接して配置された端部から排出されるようにアイロナバンド17に接触する洗濯品11の底面と連係している。そして、洗濯品11は、バッフルプレート86に沿って案内ドラム84へ案内され、そこで投入コンベヤ31の頂点走行部87へ案内される。
アイロナバンド17による巻き込みのために洗濯品11がアイロナローラ12の平滑な円筒壁への付着よりも強くアイロナバンドへ付着するため、バッフルプレート86のみが1つの排出補助具として設けられるように本発明の代替的な実現を図れば洗濯品11の露出した頂面に連係した材料ストリップ37を省略することが可能である。これは、特に回転駆動可能なアイロナローラ12を有するバンドアイロナ10に当てはまり、アイロナローラに固定して接続されている材料ストリップ37は、実現され得ない。
図3には、洗濯品11の底面と連係した排出補助具についての代替的で例示的な実施例がバンドアイロナ10の導出範囲22において示されている。前記排出補助具は、洗濯品11を導出範囲22において空圧的にアイロナバンド17から分離する。このために、図3の例示的な実施例においては、排出補助具は、好ましくはアイロンがけ方向28に関して横方向へ延びる列で好ましくは互いに均等に間隔をあけて配置された好ましくはいくつかのエアノズル89によって形成されている。好ましくは、エアノズル89には、圧縮エアが供給される。しかしながら、1つ又はいくつかのエアノズル89については、少なくとも1つのブロワによって、又は少なくとも1つのブロワからエアが供給されるように形成されることも考えられる。エアノズル89のエアジェットは、アイロンがけ方向28とは逆に、導出範囲22におけるアイロナバンド17を案内する案内ドラムの上側案内範囲へ拡散状に集中されるか又は方向付けされる。結果として、エアジェットは、洗濯品11の搬送方向に対して向けられている。これにより、特に効果的な方法でアイロナバンドへ向けられるアイロナバンド17の片側から分離又は切り離された洗濯品11の底面が得られる。
エアノズル89は、バンドアイロナ10の導出範囲22におけるアイロナバンド17の案内ドラム20とバンドアイロナ10の案内ドラム20の下流に接続された投入コンベヤ31の案内ドラム84との間のスペース85に配置されている。結果として、洗濯品11がアイロナバンド17から引き離されていない場合には、エアクッションもエアノズル89から出るエアによってスペース85において形成され、前記エアクッションは、いわばスペース85の範囲において各洗濯品11を搬送し、結果として、アイロンがけされた洗濯品11は、アイロナバンド17から投入コンベヤ31の頂点走行部87への流れの移行を形成する。
図3に示された本発明の実施例の場合にも、導出範囲22において、アイロナバンド17に当接する洗濯品11の底面と連携する空圧的な排出補助具のみが設けられるよう、好ましくはいくつかのエアノズル89の列で形成されるように、洗濯品11の外側の露出した側と連係した柔軟な材料ストリップ37を省略することが可能である。
図4及び図5には、アイロナバンド17と接触する洗濯品11の底面と連係された排出補助具の更なる例示的な実施例が示されている。前記排出補助具は、機械的にブラシ93を動作させる。バンドアイロナ10の導出範囲22では、ブラシ93が、図示の例示的な実施例で折りたたみ機32の投入コンベヤ31である後続のコンベヤへの除去のために洗濯品11がアイロナバンド17から移動される点において、その外側でアイロナ隙間25を通過した洗濯品11を巻き込むアイロナバンド17の底面と協働する。同時に、排出補助具のブラシ93は洗濯品11を搬送し、洗濯品は、その上に位置しているとともに導出範囲22においてアイロナバンド17から分離され、更に後続のコンベヤ、特に投入コンベヤ31の頂点走行部87上へ位置される。
図示の例示的な実施例では、ブラシ93は、ブラシリングが外側へ向くように、いくつかの好ましくは同一に実現されたブラシリング90と連係する。ブラシリング90は、アイロナバンド17の案内ドラム20へ向けられた折りたたみ機32の投入コンベヤ31の案内ドラム84と連係する。しかしながら、これらブラシリングも他のコンベヤの案内ドラム上に配置されることが可能である。
図5によれば、投入コンベヤ31は、それぞれ間隔をあけて互いに隣接して配置されたいくつかの狭いベルト91を含んでいる。全てのベルト91は、好ましくは幅において同一となっている。例示的な実施例では、いずれの場合も投入コンベヤ31の隣接する2つのベルト91の間のスペースは、いずれにしても同一の寸法であるか、同一幅のベルト91の幅よりもいくらか狭い。間隔をおいたベルト91の結果として、いずれにしても連係されたブラシリング90を有するスペース92がいずれにしても2つのベルト91の間に形成されている。各ブラシリング90は、全てのブラシリング90が案内ドラム84によって回転駆動されることで案内ドラム84と循環するように、非回転式に案内ドラム84の外側の円筒状の側面に回転しないように結合されている。ブラシリング90は、特にブラシ93自体の長さについて、ブラシ93がその自由端範囲で外側面と案内ドラム84において案内される狭いベルト91の頂点走行部87とを越えて突出するように寸法設定されている。このようにして、ブラシリング90のブラシ93は、同時にベルト91及び案内ドラム84がアイロナバンド17に接触することなく、底面、アイロナバンド17に当接する洗濯品11の片側及び案内ドラム20の側面に接触することができる(図4)。
図6〜図8には、本発明の第2の例示的な実施例によるバンドアイロナ38が示されている。前記バンドアイロナ38は、バンドアイロナ10と同様の原理で実現されている。したがって、同一の参照番号が同一の部材に用いられているとともに、バンドアイロナ10の上述の説明が参照される。
バンドアイロナ38とバンドアイロナ10の間の本質的な差異は、アイロナローラ12が回転駆動可能でなく、すなわち固定されていることにある。結果として、洗濯品11と押圧面として機能するアイロナローラ12の間のスリップが、洗濯品11が循環式に駆動されるアイロナバンド17によってアイロナ隙間25を通って搬送されるときに生成される。前記スリップは、アイロナバンド17の周速によってのみ調整可能である。アイロナバンド17は、バンドアイロナ10の場合と同様に実現されているとともに、案内ドラム18,19,20と同様に案内される。アイロナバンド17は洗濯品11を巻き込むために付着性の特性を有している一方、バンドアイロナ10の場合と同じように、アイロナローラ12の外側面13は平滑に、特に非付着性に実現されている。導入範囲21及び導出範囲22も、バンドアイロナ10の場合と同様にバンドアイロナ38においても同様に実現されている。特に、金属ストリップ33,37も、バンドアイロナ38の場合にもアイロナ隙間25の始点において信頼性をもった折り目のない形態で洗濯品11を供給し、アイロナ隙間25からアイロンがけされた洗濯品11を除去するために導入範囲21及び導出範囲22に設けられている。
バンドアイロナ38とバンドアイロナ10の間の更なる差異は、アイロナローラ12又はアイロナボディの周方向に連続してつづく2つのキャビティ39,40が、好ましくは固定されたアイロナローラ12又は他のアイロナボディにおいて形成されており、これらキャビティを通して熱搬送媒体、蒸気が流れることが可能であることにある。各キャビティ39,40は、アイロナローラ12の周囲の一部にわたって、したがって押圧面の一部にわたって延在する。結果として、キャビティ39,40は、アイロンがけ方向28において次々につづくように配置されている。両キャビティ39,40は、共にアイロナローラ12の全周若しくは少なくともほぼ全周又はその外側面にわたって延在している。キャビティ39,40は、幅において同一であり、したがって各場合においてアイロナローラ12の前幅にわたって延在している。
アイロナローラ12のキャビティ39,40は、二重壁を有するケーシングを実現することで形成されている。このために、アイロナローラ12は、押圧面を有する外側面13を形成するための外側円筒ケーシング41と、同心の内側円筒ケーシング42とを含んでいる。内側円筒ケーシング42の外径は、外側円筒ケーシング41の内径よりも小さく、その結果として、キャビティ39,40が円筒ケーシング41,42の間に形成されている。2つの同心状の円筒ケーシング41,42によって形成されている結果、キャビティ39,40は、(アイロナローラ12の径方向に見て)アイロナローラ12の全周にわたって同一の厚さを備えている。キャビティ39,40は、連続した径方向の仕切り壁43,44によって互いに分離されている。仕切り壁43,44は、様々な方法で、例えば、いずれにしてもアイロナローラ12の周囲の一部にわたって延びる2つの部材の間の溶接継ぎ目の結果として形成されることができ、仕切り壁43,44は、アイロナローラ12の長手中心軸線14に対して平行に延びるその横方向エッジにおいて当該部材を結合するための前記溶接継ぎ目によって形成される。
キャビティ39は、案内ドラム20間の隙間23、すなわち導入範囲21の始点から出る。キャビティ39は、アイロナローラ12の周囲の半分より多くにわたって延在し、図示の例示的な実施例では約220〜230°にわたって延在している。逆に、より小さい、又はより短いキャビティ40は、約130〜140°の残りの周囲にわたって延在している。これらキャビティ39,40は、アイロナローラ12の最下点において仕切り壁44から分離されているとともに、ここで互いに直接隣接する。キャビティ40は、導出範囲22において終わり、仕切り壁43によってキャビティ39から分離される。結果として、キャビティ39,40も導入範囲21すなわち案内ドラム20間の隙間23において互いに直接隣接する。
キャビティ39,40が導入範囲21又は導出範囲22において互いに接触する点では、各キャビティ39,40は、いずれにしても蒸気の供給のために少なくとも1つの好ましくは横方向供給接続部45,46を含んでいる。キャビティ39,40がアイロナローラ12の最下点において出会う点で、各キャビティ39,40は少なくとも1つの横方向導出接続部47又は48に連係している。
図8には、アイロナローラ12への蒸気供給及び蒸気除去のための配管図の概略が示されている。キャビティ39,40を有するアイロナローラ12、供給接続部45,46及び導出接続部47,48が象徴的に示されている。蒸気生成器から来る供給配管49によって、蒸気生成器から来る生蒸気、特に飽和蒸気又は熱蒸気は、比較的長いキャビティ39のほぼ最上点まで供給接続部45によって案内されている。生蒸気がひとたびキャビティ39を横切り、その際冷却されると、冷却された生蒸気は、排出配管50を介して凝縮分離器51へ向けられるとともにそこから更に凝縮フラッシュトラップ52へ向けられている。流出配管53は、凝縮フラッシュトラップ52の底範囲から、更に凝縮分離器54まで延びており、そこから排出配管56を通してドレンまで延びている。
凝縮フラッシュトラップ52では、第1のキャビティ39から来る冷却された生蒸気が再蒸発される。技術的な専門用語においてフラッシュ蒸気とも呼ばれる膨張された蒸気がこの場合生成される。前記フラッシュ蒸気は、凝縮フラッシュトラップ52の頂部から生じるとともに、ここでも供給配管55によってアイロナローラ12へ供給され、導出範囲22における第2のキャビティ40の始点において供給接続部46へ供給される。第2のキャビティ40の底端部では、冷却されたフラッシュ蒸気がアイロナローラ12から導出接続部48を通して生じる。前記冷却されたフラッシュ蒸気は、排出配管58によって更なる凝縮フラッシュトラップ57へ供給される。剰余の蒸気と共に適用可能であれば、凝縮物が、前記凝縮フラッシュトラップから排出配管58を介してドレンへ延びる排出配管56へ、又は直接ドレンへ導かれる。
図示の例示的な実施例では、生蒸気のための供給配管49が、フラッシュ蒸気又はキャビティ40への膨張された蒸気のための供給パイプ55において分岐するバイパス配管59と連係しているか、又はキャビティ40の供給接続部46へ直接案内されている。バイパス配管59には、ストップバルブ、好ましくは減圧弁60が存在し、これにより、必要であれば、バルブが図示の例示的な実施例において減圧弁60として実現されている場合に(図8)、生蒸気が減圧された圧力でフラッシュ蒸気と混合される。
アイロンがけ方向28において連続して配置されるキャビティ39,40により、バンドアイロナ38の場合には、アイロナローラ12の押圧面が可変のエネルギー容量を有する蒸気によって加熱される。導入範囲21からの押圧面の範囲は、生蒸気、好ましくはより多くのエネルギーを含む飽和蒸気又は熱蒸気によって加熱される。これは、アイロナ隙間25へ入る洗濯品11がまだ湿っており、前記残っている湿気の少なくとも大部分の除去が洗濯品11がほぼ乾燥しているアイロナ隙間25の終端部範囲におけるよりもより大きなエネルギーを必要とするため、有利である。したがって、これは、押圧面の後部範囲と連係されたキャビティ40において比較的小さなエネルギー、特に比較的小さなエネルギー密度を有する蒸気が押圧面を加熱するために用いられる場合には十分である。好ましくはつづく押圧パスの残りの部分よりも大きなエネルギー密度を有する蒸気によって加熱されるアイロナ隙間25を通して洗濯品11の押圧パスの初期部分によってキャビティ39を離れる際に冷却され部分的に凝縮されている生蒸気における残りのエネルギーは、ひとたび凝縮物が除去され、膨張されると、後方のキャビティ40へ向けられ、そこで押圧パスの後方部分において効果的に押圧面を加熱する生成された膨張した蒸気又はフラッシュ蒸気によってアイロナローラ12を加熱するためにまだ用いられることが可能である。
バンドアイロナ10又は38を作動させるための装置は、アイロナローラ12の内部、例えば凝縮熱交換器又はこれに類するものに設けられることが可能である。
好ましくは、キャビティ39を横切る生蒸気は、10barを大きく超える圧力を備えている。逆に、キャビティ40へ供給されるフラッシュ蒸気は、10barよりも小さな圧力を有している。
バンドアイロナ10,38は、各場合において1つのアイロナローラ12によって示されている。このようなアイロナローラは、所望の性能及び意図されたバンドアイロナの使用に依存して、400〜2000mmの直径を有することができる。バンドアイロナを2つ又は2つより多くの連続した、好ましくは同一のアイロナローラ12で形成することも考えられる。これらアイロナローラは、好ましくは調整可能な回転速度でバンドアイロナ10の場合のように周方向に駆動され得るか、又はバンドアイロナ38の場合に一致して固定されることも可能である。このようなバンドアイロナの個々の連続したアイロナローラ12の加熱は、バンドアイロナ10及び38についてちょうど同じようになされる。いくつかの連続したアイロナローラ12を有するバンドアイロナの場合には、1つだけのキャビティ15が蒸気の加熱のために各アイロナローラ12において設けられることが設定され得る。そして、第1のアイロナローラ12の押圧面全体は、生蒸気によって加熱され、これにより形成される膨張された蒸気、好ましくはフラッシュ蒸気が後続のアイロナローラ12の押圧面を加熱するために用いられる。いくつかの連続したアイロナローラを有するバンドアイロナの場合におけるバンドアイロナ導入範囲21及び導出範囲22もバンドアイロナ10,38に対するものとちょうど同じ方法で実現され得る。
最後に、他のアイロナボディ、例えば長円形、だ円形又はこれに類似した断面、適用可能であれば非対称の断面を有するアイロナボディのような非回転式のアイロナボディを有する少なくとも1つの固定されたアイロナローラ12を代わりに有するバンドアイロナ38を設けることも考えられる。
図9には、バンドアイロナ61の更なる例示的な実施例が示されている。前記バンドアイロナ61のアイロンがけ原理は、バンドアイロナ38の場合のアイロンがけ原理と同じか、又は少なくとも類似している。バンドアイロナ61は、アイロンがけ方向28へ互いに連続する凹状のアイロナボディ62,63を有している。アイロナボディ62,63は、半円状に湾曲され、図示の例示的な実施例においてはほぼ同じサイズである2つのシェルとして実現されている。好ましくは、各アイロナボディ62,63の半径は200〜1500mmである。アイロナボディ62,63は、バンドアイロナ61の構成において固定して配置されることでバンドアイロナ38の場合のアイロナローラ12のように固定されている。
2つの連続するアイロナボディ62,63は、1つの連続した、各アイロナボディ62,63の全幅にわたって無端のアイロナバンド64と連係している。アイロナバンド64は、前述のバンドアイロナ10,38の場合と同様に周方向に駆動可能である。この場合、無端のアイロナバンド64は、アイロンがけ方向28において各洗濯品11を巻き込む。このことは、前記バンドアイロナ61の場合にも、他の形態で粗くされ、付着性とされる洗濯品11と接触するアイロナバンド14の片側又は表面によって、洗濯品11へ向けられるアイロナバンド64の付着性の外側面によって達成される。それぞれ半円状のアイロナボディ62,63のアイロナ隙間25を通して洗濯品11を搬送するアイロナバンド64の上部走行部は、下側へ向けられつつ凹凸状に延在する両アイロナボディ52,53の外側面と連係している。アイロナバンド64は、第1のアイロナボディ62の半円状の底面の下方で次々と沿って走行し、これにつづく第2のアイロナボディ63の半円状の底面の下方で各洗濯品11を巻き込む。2つの連続する半円状のアイロナ隙間65は、このようにアイロナバンド64とそれぞれのアイロナボディ62,63の間に形成されている。アイロナバンド64の空の底走行は、2つのアイロナボディ62,63によって二重の半円状に形成されたアイロナバンド64の頂部走行部の下方を戻る。
バンドアイロナ61の導入範囲66は、第1のアイロナボディ62の前方の横方向エッジに配置されており、アイロンがけ方向28に見れば、それぞれの洗濯品11が第1のアイロナボディ62のアイロナ隙間65へ入る。導出範囲67は、第1のアイロナボディ62の端部に配置されている。第2の半円状のアイロナボディ63のための導入範囲68は、この後方の小さなスペースに形成されている。アイロンがけされた洗濯品11が最後のアイロナボディ63を離れ、つづいてバンドアイロナ61が例えば折りたたみ機32の投入コンベヤ31へ供給される導出範囲69は、第2のアイロナボディ63の端部に形成されている。
両アイロナボディ62,63の導入範囲66,68及び両アイロナボディ62,63の導出範囲67,69は、図9では不図示の材料ストリップ33又は37と連係することが可能である。これら材料ストリップは、バンドアイロナ10,38の場合とちょうど同じように配置及び実現されている。第1のアイロナボディ62の導出範囲67及び第2のアイロナボディ63の導入範囲68における材料ストリップは、第1のアイロナボディ62からこれにつづく第2のアイロナボディ63へ信頼性をもって洗濯品11を方向付ける。
バンドアイロナ61の単一のアイロナバンド64は、図示の例示的な実施例において、3つの頂部案内ドラム70及び2つの底部案内ドラム71の周囲で案内アされている。案内ドラム70又は71のうち少なくとも1つ、好ましくは第1の又は最後の頂部案内ドラム70が回転駆動可能である。しかし、第1の頂部案内ドラム及び最後の頂部案内ドラム70を同期して回転態様で駆動することも考えられ、同期動作は周波数インバータ回路(不図示)によって生成される。2つの底部案内ドラム71及び好ましくは更に中間頂部案内ドラム70は、駆動されず、したがって自由に回転可能である。底部案内ドラム71のうち1つは、横方向に変位可能であり、結果としてアイロナバンド64のための緊張装置として機能することが可能である。
同様に実現される、バンドアイロナ61の半円状のアイロナボディ62,63のそれぞれは、中空状に実現されているとともに、離間した2つの半円状のプレートの間に半円状のキャビティ74を有している。各アイロナボディ62,63の外側プレート72は半円状の押圧面を形成し、この押圧面に沿って、周方向に駆動されるアイロナバンド64によって巻き込まれる洗濯品11がスライド式に移動可能である。この目的のために、各洗濯品11に接触する各アイロナボディ62,63の外側プレート72の押圧面が、上述の例示的な実施例のアイロナボディ12の外側面13の場合と同じように形成され得る耐摩耗性の非付着性のコーティングを備えている。各アイロナボディ62,63のキャビティ74は、熱媒体、例えば熱媒油又は蒸気が横切ることができ、この結果、各アイロナボディ62,63、特に外側プレート72によって形成される押圧面が加熱される。
バンドアイロナ38のように、バンドアイロナ61が蒸気で加熱される限り、蒸気、生蒸気すなわち熱蒸気又は飽和蒸気は、第1のアイロナボディ62のキャビティ74を通して方向付けられることが可能である。第1のアイロナボディ62を離れる冷却された生蒸気は、好ましくは凝縮分離及び膨張の準備の後、当該キャビティ、とりわけ押圧面を形成する外側プレート72を加熱するために第2のアイロナボディ62におけるキャビティ72へ膨張された蒸気又はフラッシュ蒸気として供給される。生蒸気及び膨張したフラッシュ蒸気の供給は、好ましくは各アイロナボディ62,63の頂部横方向エッジにおいて行われる。冷却された生蒸気及びフラッシュ蒸気の除去は、各半円状のアイロナボディ62,63の最下位置において、すなわち中央部において行われる。蒸気の案内及び準備は、バンドアイロナ38に関連した図8に示されたものと全く同様に行われることができる。関連する説明を参照されたい。
バンドアイロナ38の場合と同様に半円状の各アイロナボディ62,63における連続する2つのキャビティを形成することも考えられ、これらキャビティには異なるエネルギー密度を有する蒸気、各場合において、各アイロナボディ62,63の押圧面の一部を加熱するために好ましくは一方では生蒸気、他方ではフラッシュ蒸気が供給される。
アイロナハンド17,64は、少なくとも洗濯品11と接触する側において構造化される態様で実現されている。したがって、前記側は、周方向に駆動されるアイロナバンド17,64によってスリップしない態様で巻き込まれるべき洗濯品11のための付着面及び/又は摩擦面を形成し、洗濯品11はアイロナローラ12又はアイロナボディ62,63の平滑な押圧面に沿ってスライドするか、又はアイロナボディ62,63と洗濯品11の間でスリップが生じさせられる。
洗濯品11と接触するアイロナバンド17,64の両側の構造化は、様々な方法で行われ得る。好ましくは、洗濯品11と接触するアイロナバンド17,64の少なくとも表面が粗く又は粗化されて実現されるように設定される。粗さ又は粗化は、洗濯品と接触する側の摩擦係数が巻き込まれるべき洗濯品11の摩擦係数よりも大きくなるように行われる。結果として、これらが固定されたアイロナボディ又はアイロナバンド17,64の周速とは異なる速度で駆動されるアイロナボディの平滑な押圧面に沿って搬送される場合に、各アイロナバンド17,64と洗濯品11の間にスリップが生じない。
アイロナバンド17,64は、単層によっても、また複層によっても実現されることが可能である。複層のアイロナバンド17,64の場合には、洗濯品11と接触する層が付着性の層又は摩擦層として実現されている。
各アイロナバンド17,64の少なくとも付着層又は摩擦層は、フェルト、好ましくは粗く構造化されたフェルト又はニードルフェルトで形成されている。好ましくは、フェルト又はニードルフェルトは、耐熱性又は高温耐性の材料で構成されている。例えば、これらは、合成繊維、例えばアラミド、グラスファイバ、カーボンファイバ又はこれらファイバの混合物であり得る。良好な熱耐性を有するか又は対応する態様で処理された天然繊維で少なくとも一部において付着層又は摩擦層を形成することも考えられる。
アイロナバンド17,64は、大きな引張強さを有する1つの層を含むか、又は引張強さを増大させる補強部を含む。しかし、補強部を有するアイロナバンド17,64を設けることも考えられる。補強部は、少なくとも長手方向の補剛部であるが、適用可能であれば、これ(これら)と交差する横方向の補剛部でもある。例えば大きな引張強さの連続したファイバ又はストランドで形成された前記補剛部は、好ましくはアイロナバンド17,64の材料内に埋設される。
図10及び図11には、アイロナバンド17,64を無端に形成するための代替的なオプションが図示されている。これらオプションを、アイロナバンド17を用いて以下に説明する。
図10における例示的な実施例の場合には、アイロナバンド17の2つの端部の狭い端部範囲が継ぎ合わせによって接続されており、結果として、アイロナバンド17が面一状に無端に形成される。この目的のために、アイロナバンド17の2つの端部76,77は、1つの側で面取りされ、すなわちいわば一点に収束する。結果として、側方から見れば、端部76,77は同様に三角形の形状となっている。面取りは、斜面側と面取りされていない側の間の挟まれた鋭角が継ぎ合わせ部75の範囲において約10〜15°の角度をなすように行われる。結果として、面取りは、アイロナバンド17の厚さによるが約3〜5回行われる。アイロナバンド17の面取りされた端部76,77が互いに接続されると、継ぎ合わせ部75の範囲において面一の接続部及び/又はシームレスの接続部が存在する。逆向きに配置され面取りされたアイロナバンド17の端部76,77は、図10において横の刺入線78によって象徴的に示された刺入によって継ぎ合わせ部75の範囲において接続される。実際、通常の継ぎ合わせ(レギュラー)ではなく、互いにより近接しているか、又は互いに更に離間していてもよい。刺入に加えて、2つの端部76,77の面取りされた面は、接着されることができる。少なくとも部分的にニードルフェルト又は他のこのようなフェルトで形成されたアイロナバンド17に特に適した刺入の後、継ぎ合わせ部75に位置するアイロナバンド17の端部76,77の接続が、継ぎ合わせ部75の外側において少なくともアイロナバンド17と同様に永続的となっている。さらに、継ぎ合わせ部75の範囲におけるアイロナバンド17の端部76,77の間の接続が残りのアイロナバンド17におけるよりも厚くないようになっている。図10に記載され、示されるようにアイロナバンド17を無端に形成することによって、シームレスで、ほぼ視認不可能な非常に永続的な接続が形成される。
図11には、アイロナバンド17を無端に形成するための代替的で例示的な実施例が示されている。ここで、アイロナバンド17の2つの端部範囲79,80は、1つが他の上に重ねられているとともに、重複範囲で互いに接続されている。この接続も、端部範囲79,80の表面に対して周方向になされる刺入によってなされ、適用可能であれば、結果として、端部範囲79,80において重なり合うアイロナバンド17の表面が追加的に接着される。重複範囲81への移行を平坦にするか、又は平滑にするために、端部範囲79,80の頂部コーナ又は底部コーナが面取り部82を備えている。
重複範囲81は、図11においてアイロナバンド17の厚さのほぼ2倍で示されている。しかし、実際には、端部範囲79,80は、刺入の結果として、刺入後に重複範囲81での接続がアイロナバンド17の厚さの2倍よりも薄くなるように、ほぼシームレスの接続部が無端に形成されたアイロナバンド17の端部間で形成されるように、互いに押圧される。
個々のバンドアイロナに関する上述の特徴を、互いに任意に組み合わせることが可能である。したがって、バンドアイロナの所定の例示的な実施例の特徴は、バンドアイロナの他の例示的な実施例にも適用可能であるか、1つ又は個々のバンドアイロナに関連して説明された特徴も上述において言及されていない残りのバンドアイロナにも適用可能である。
10 バンドアイロナ
11 洗濯品
12 アイロナローラ
13 外側面
14 長手中心軸線
15 キャビティ
16 熱媒油(熱ヒータ)
17 アイロナバンド
18 案内ドラム
19 案内ドラム
20 案内ドラム
21 導入範囲
22 導出範囲
23 隙間
24 押圧シリンダ
25 アイロナ隙間
26 ハウジング
27 吸込みブロワ
28 アイロンがけ方向
29 投入機械
30 供給コンベヤ
31 投入コンベヤ
32 折りたたみ機
33 材料ストリップ
34 保持バー
35 横方向エッジ
36 前側エッジ
37 材料ストリップ
38 バンドアイロナ
39 キャビティ
40 キャビティ
41 外側シリンダケーシング
42 内側シリンダケーシング
43 仕切り壁
44 仕切り壁
45 供給接続部
46 供給接続部
47 導出接続部
48 導出接続部
49 供給配管
50 排出配管
51 凝縮ドレン
52 凝縮フラッシュトラップ
53 排出配管
54 凝縮ドレン
55 供給配管
56 排出配管
57 凝縮ドレン
58 排出配管
59 バイパス配管
60 減圧弁
61 バンドアイロナ
62 アイロナボディ
63 アイロナボディ
64 アイロナバンド
65 アイロナ隙間
66 導入範囲
67 導出範囲
68 導入範囲
69 導出範囲
70 頂部案内ドラム
71 底部案内ドラム
72 外側プレート
73 内側プレート
74 キャビティ
75 接続部
76 端部
77 端部
78 刺入線
79 端部範囲
80 端部範囲
81 重複範囲
82 面取り部
83 横方向エッジ
84 案内ドラム
85 スペース
86 バッフル
87 頂部走行部
89 エアノズル
90 ブラシリング
91 バンド
92 スペース
93 ブラシ

Claims (33)

  1. 洗濯品(11)のアイロンがけのための方法であって、前記洗濯品(11)が少なくとも1つのアイロナボディと少なくとも1つの周方向に駆動されるアイロナバンド(17,64)の間のアイロナ隙間(25)を通って搬送され、同時にしわ伸ばしがされる前記方法において、
    周方向に駆動されるアイロナローラ(12)がアイロナボディとして機能し、前記少なくとも1つのアイロナローラ(12)及び前記少なくとも1つのアイロナバンド(17,64)が、前記少なくとも1つのアイロナローラ(12)と前記少なくとも1つのアイロナバンド(17)の間の相対運動が前記アイロナ隙間(25)に沿って生じるように周方向に駆動されることを特徴とする方法。
  2. 回転速度を調整することで、要求に応じて前記相対運動が調整され得るとともに、スリップが前記洗濯品(11)の一方側と前記少なくとも1つのアイロナローラ(12)の間で生じ得ることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つのアイロナローラ(12)に対する前記洗濯品(11)でのスリップが、該アイロナローラの回転速度について調整することで生じることを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つのアイロナローラ(12)に対する前記洗濯品(11)でのスリップが、前記アイロナバンド(17)の周速について調整することで生じることを特徴とする請求項2記載の方法。
  5. 洗濯品(11)をアイロンがけするための装置であって、該装置が、少なくとも1つのアイロナボディと、該少なくとも1つのアイロナボディに連係されつつ周方向に駆動可能な少なくとも1つのアイロナバンド(17)とを有しており、前記洗濯品(11)が、前記アイロナボディ又は各アイロナボディと前記アイロナバンド(17)の間のアイロナ隙間(25)を通して搬送可能である前記装置において、
    前記アイロナボディ又は各アイロナボディがアイロナローラ(12)として実現されており、少なくとも1つの該アイロナローラ(12)も周方向に駆動可能であり、前記少なくとも1つのアイロナローラ(12)及び前記少なくとも1つのアイロナバンド(17)が、前記アイロナ隙間(25)に沿って互いに対する相対運動を含むように駆動可能であることを特徴とする装置。
  6. 前記少なくとも1つのアイロナローラ(12)の外側面(13)における外側での周速が、前記アイロナ隙間(25)における前記アイロナバンド(17)の周速よりも速いか、又は遅いことを特徴とする請求項5記載の装置。
  7. 前記少なくとも1つのアイロナローラ(12)の前記外側面(13)の外面が、前記洗濯品(11)と接触する前記少なくとも1つのアイロナバンド(17)の表面よりも平滑であることを特徴とする請求項5又は6記載の装置。
  8. 洗濯品(11)のアイロンがけのための方法であって、前記洗濯品(11)が少なくとも1つのアイロナボディと少なくとも1つのアイロナバンド(17,64)の間のアイロナ隙間(25)を通して搬送され、少なくとも1つのアイロナボディの外側面が蒸気によって加熱される前記方法において、
    前記少なくとも1つのアイロナボディの前記外側面(13)又はいくつかの連続したアイロナボディの外側面(13)が可変のエネルギー容量を有する蒸気によって加熱されることを特徴とする方法。
  9. 前記少なくとも1つのアイロナボディの前記外側面(13)の一部が、同一のアイロナボディの少なくとも1つの他の部分よりも大きなエネルギー容量を含む蒸気で加熱され、前記洗濯品(11)の導入範囲(21)から前記アイロナ隙間(25)へ進む前記少なくとも1つのアイロナボディの一部が同一のアイロナボディの導出範囲(22)から進む前記アイロナボディの一部よりも大きなエネルギー容量を有する蒸気によって加熱されることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 生蒸気がより大きなエネルギー容量を有する蒸気として用いられ、膨張した生蒸気がより小さなエネルギー容量を有する蒸気として用いられることを特徴とする請求項8又は9記載の方法。
  11. より大きなエネルギー容量を有する前記蒸気が、第1のアイロナボディの前記外側面(13)の加熱された第1の部分から除去され、再蒸発へさらされ、同時に生成された膨張された蒸気が同一のアイロナボディの他の部分へ供給されることを特徴とする請求項8記載の方法。
  12. 洗濯品(11)をアイロンがけするための装置であって、該装置が、少なくとも1つのアイロナボディと、該少なくとも1つのアイロナボディに連係されつつ周方向に駆動可能な少なくとも1つのアイロナバンド(17,64)とを有しており、前記洗濯品(11)が、前記アイロナボディ又は各アイロナボディと前記アイロナバンド(17,64)の間のアイロナ隙間(25)を通して搬送可能である前記装置において、
    一方側で前記アイロナ隙間(25)を規定する前記少なくとも1つのアイロナボディの外側面(13)が、アイロナボディを加熱するための熱媒体のために前記アイロナ隙間(25)の長手方向において連続する2つの別々のキャビティ(39,40)と連係されているか、又はいくつかの連続したアイロナボディの場合には、個々の前記アイロナボディの前記キャビティに可変のエネルギー容量を有する蒸気が供給されることを特徴とする装置。
  13. 前記各キャビティ(39,40)が、前記熱媒体を供給するための少なくとも1つの供給接続部(45,46)と、前記熱媒体を排出するための導出接続部(47,48)とを含んでおり、前記各供給接続部(45,46)が、前記各アイロナボディの少なくとも1つの上方範囲と連係されており、前記各導出接続部(47,48)が、前記各アイロナボディの下方範囲と連係されていることを特徴とする請求項12記載の装置。
  14. 生蒸気によって通過されるキャビティ(39)の導出接続部(47)が凝縮分離器及び/又は蒸気処理装置へ延びる配管と連係しており、前記蒸気処理装置が、膨張された蒸気を他のキャビティ(40)の供給接続部(46)へ供給するための配管と連係していることを特徴とする請求項12又は13記載の装置。
  15. 生蒸気のための少なくとも1つのキャビティ(39)が、前記導入範囲(21;66,68)から来る、少なくとも1つのアイロナボディのキャビティ(39)と連係しており、膨張された蒸気のための少なくとも1つのキャビティ(40)が、前記導出範囲(22;67,69)から来る、前記少なくとも1つのアイロナボディの一部と連係していることを特徴とする請求項12記載の装置。
  16. 洗濯品(11)をアイロンがけするための装置であって、該装置が、少なくとも1つのアイロナボディと、該少なくとも1つのアイロナボディに連係されつつ周方向に駆動可能な少なくとも1つのアイロナバンド(17,64)とを有しており、前記洗濯品(11)が、前記アイロナボディ又は各アイロナボディと前記アイロナバンド(17,64)の間のアイロナ隙間(25)を通して搬送可能である前記装置において、
    前記各アイロナ隙間(25)への前記洗濯品の少なくとも1つの導入範囲(21;66,68)が、供給補助具と連係しており、前記導入範囲(21;66,68)の手前の前記供給補助具の始点が、前記アイロナバンド(17;64)からの空間において保持されており、前記供給補助具が前記始点の反対側に位置する自由端によって前記アイロナ隙間(25)内へ突出していることを特徴とする装置。
  17. 前記供給補助具が、良好なスライド特性を有するソフトで柔軟な材料ストリップ(33)として実現されていることを特徴とする請求項16記載の装置。
  18. 前記供給補助具が、前記洗濯品(11)に付着しない表面を有するソフトで柔軟な材料ストリップ(33)として実現されていることを特徴とする請求項16記載の装置。
  19. 前記材料ストリップ(33)の始点における前記導入範囲(21;66,68)の手前に密接して位置する横方向エッジ(35)が、前記アイロナバンド(17;64)と前記材料ストリップ(33)の間で包囲された前記洗濯品(11)を前記アイロナ隙間(25)の始点へ供給するための供給漏斗部を形成するために、前記アイロナバンド(17;64)の上方で不動に固定されていることを特徴とする請求項16又は17記載の装置。
  20. 洗濯品(11)をアイロンがけするための装置であって、該装置が、少なくとも1つのアイロナボディと、該少なくとも1つのアイロナボディに連係されつつ周方向に駆動可能な少なくとも1つのアイロナバンド(17,64)とを有しており、前記洗濯品(11)が、前記アイロナボディ又は各アイロナボディと前記アイロナバンド(17,64)の間のアイロナ隙間(25)を通して搬送可能である前記装置において、
    前記アイロナ隙間又は各アイロナ隙間(25)の少なくとも1つの導出範囲(22;67,69)が、アイロンがけされた洗濯品(11)のための少なくとも1つの排出補助具と連係していることを特徴とする装置。
  21. 前記アイロナバンド(17;64)と前記材料ストリップ(37)の間の導出範囲(22;67,69)へアイロンがけされた洗濯品(11)を案内するための固定されたアイロナボディにおいて、少なくとも1つの排出補助具が、前記アイロナ隙間(25)の端部で前側の横方向エッジに固定された薄壁の柔軟な材料ストリップ(37)として実現されていることを特徴とする請求項20記載の装置。
  22. 前記洗濯品(11)に接触する少なくとも1つの材料ストリップ(33,37)の少なくとも1つの表面が良好なスライド特性を備えているとともに非付着性であることを特徴とする請求項16又は20記載の装置。
  23. 排出補助具が前記アイロナバンド(17;64)と接触する前記洗濯品(11)の一方側と連係していることを特徴とする請求項20記載の装置。
  24. 前記アイロナバンド(17;64)に当接する前記洗濯品(11)の一方側と連係する前記排出補助具が、前記各洗濯品(11)を機械的に前記アイロナバンド(17;64)から分離させることを特徴とする請求項20記載の装置。
  25. 前記アイロナバンド(17;64)に当接する前記洗濯品(11)の側部と連係する前記排出補助具が、前記各洗濯品(11)を空圧的に前記アイロナバンド(17;64)から分離させることを特徴とする請求項20記載の装置。
  26. 前記排出補助具が、前記バンドアイロナ(10)の前記導出範囲(22;67;69)において前記アイロナバンド(17;64)の案内ドラム(20)と連係していることを特徴とする請求項18記載の装置。
  27. 前記排出補助具が、前記バンドアイロナ(10)の前記導出範囲(22;67;69)において前記アイロナバンド(17;64)の前記案内ドラム(20)と連係する少なくとも1つの不動のバッフルプレート(86)として実現されていることを特徴とする請求項18又は24記載の装置。
  28. 前記排出補助具が、圧縮エアが供給される少なくとも1つのエアノズル(89)を含んでおり、エアノズルのエアジェットが、前記アイロナバンド(17;64)に当接する前記洗濯品(11)の側部に対して向けられていることを特徴とする請求項25記載の装置。
  29. 前記排出補助具が、少なくとも1つの回転ブラシによって形成されていることを特徴とする請求項18又は23記載の装置。
  30. 少なくとも1つのブラシが、アイロンがけ方向(28)において前記バンドアイロナ(10)につづくベルトコンベヤのドラムと連係し、該ドラムが前記バンドアイロナ(10)の導出範囲(22;67;69)へ向けられていることを特徴とする請求項29記載の装置。
  31. 前記ブラシが、ドラムと共に回転するブラシリング(90)として実現されていることを特徴とする請求項30記載の装置。
  32. 前記ブラシリング(90)が、前記ベルトコンベヤの隣接した狭いベルト(91)間の少なくともいくつかのスペース(92)に配置されていることを特徴とする請求項31記載の装置。
  33. 前記洗濯品(11)と接触する少なくとも1つのアイロナボディの外側面(13)が、非付着の特性を備えており、前記洗濯品が前記少なくとも1つのアイロナボディの前記外側面(13)を通過するときに前記少なくとも1つのアイロナバンド(17;64)が前記洗濯品(11)を巻き込むための付着性の特性を備えていることを特徴とする請求項16又は20記載の装置。
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