JP4333271B2 - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents
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Description
図1は本実施形態に係る反射型の液晶表示装置の構成の一例を示す図である。
図1に示すように、反射型液晶表示装置は、光の入射側から、偏光板41と、λ/2板42aとλ/4板42bとを組み合わせて広帯域とした広帯域λ/4板42と、赤色カラーフィルタ32Rと緑色カラーフィルタ32Gと青色カラーフィルタ32Bとを有するカラーフィルタ32と、液晶層20と、反射電極19とを有する。図1に示す反射電極19は図示しない第1基板上に形成され、カラーフィルタ32は図示しない第2基板上に形成される。
第1基板10は、大別すると、透明絶縁基板11と、透明絶縁基板11に形成された薄膜トランジスタTrと、反射電極19とを有する。
光源102は、例えばマイクロ波を発生するマグネトロン104と、マイクロ波により励起される水銀等の発光成分が充填された円筒形状のバルブ105と、光出射側とは反対側においてバルブ105を包囲する半円筒形状の反射鏡106とを有する。また、図5に示すように、イグナイター107が設置されている。
図6に示すように、光学系103は、バルブ105により発光され反射鏡106により反射された光(偏光)を所定のビーム形状に成形するアパーチャ112と、270nm〜300nm以下の波長領域の光をカットするカットフィルタ113と、紫外光LのS偏光のみを反射させるブリュースターミラー114と、光を遮蔽して照射領域を規定する遮蔽板115,116とを有する。
一方、従来から反射電極として使用されるアルミニウムは、紫外光および可視光を含めた220nm〜7000nmの全波長帯域の光に対する反射率が、90%以上と一様に高い。
図13は本実施形態に係る併用型(半透過型)の液晶表示装置の構成の一例を示す図である。図13に示す液晶表示装置は、1つの画素内に外部から取り入れた周囲光により表示を行う反射領域Ar1と内部光源からの光により表示を行う透過領域Ar2とを有する。
第1基板10は、大別すると、透明絶縁基板11と、透明絶縁基板11に形成された薄膜トランジスタTrと、透過領域Ar2を規定する透明電極18と、反射領域Ar1を規定する反射電極19とを有する。
例えば、本実施形態では、光配向処理の際に、照射した紫外光の偏光方向に垂直に液晶を配列させる配向性能をもつ配向膜材料を用いた例について説明したが、紫外光の偏光方向に平行に液晶を配列させる配向性能をもつ配向膜材料を用いることも可能である。この場合には、S偏光あるいはP偏光を斜め照射するのみで、配向処理を行うことが可能である。また、本実施形態では、偏光の紫外光を照射する例について説明したが、無偏光の紫外光の斜め照射で液晶に対する配向性能をもつ配向膜材料を使用する場合には、無偏光の紫外光を採用することもできる。
本実施形態で説明した、紫外線反応型ポリイミドの化学構造は一例であり、350nm以下の波長帯域に高い吸光度をもっていれば、その他の化学構造をもつ紫外線反応型樹脂を配向膜として採用することも可能である。
本実施形態では、両基板10,30ともに光配光処理を行う例について説明したが、反射電極19のある第1基板10のみ光配光処理を行い、第2基板30についてはラビング法を適用することも可能である。
本実施形態で挙げた数値等は一例であり、これに限定されるものではない。
その他、本発明の要旨を変更しない範囲で、種々の変更が可能である。
なお、紫外線配向処理以降の製造工程は、従来の液晶パネルの製造方法に従った。
図15に示すように、上記の実施例1により作製した液晶パネルには、配向欠陥は一切見られず良好な表示品質であることが確認された。また、電気光学特性においても、図15に示す通り、反射領域におけるコントラスト比が32と良好な値が得られた。
実施例1と同様の構造の反射型液晶表示装置の製造において、300〜350nmの波長帯域の紫外光に対し反射減衰がないAlを反射電極として使用した。その他は実施例1と同様の条件で反射型液晶表示装置を製造した。このようにして製造された配向膜の配向性能が著しく低下し、液晶表示装置の画品位が低下し、反射領域におけるコントラスト比が7に低下した(図15参照)。
実施例2と同様の構造の併用型液晶表示装置の製造において、300〜350nmの波長帯域の紫外光に対し反射減衰があるAgを反射電極として使用したが、300nm以下の波長帯域をカットせずに光配向処理を行った。その他は実施例2と同様の条件で液晶表示装置を製造した。このようにして製造された併用型液晶表示装置の表示品質は、著しく劣化した。また、電気光学特性においても配向の劣化を反映し、コントラスト比が透過領域において47、反射領域において7と特性の低下を招いた(図15参照)。
実施例2と同様の構造の併用型液晶表示装置の製造において、従来のラビング法にて配向処理を行って、その他は同様の条件とした。このようにして製造された液晶表示装置では、液晶の配向秩序が低下し、コントラストの低下を招いた(図15参照)。また、画素内の凹部にあたる透過領域では、ラビング時に繊維が到達しきれずマイクロドメインの発生が見られた。
Claims (6)
- 配向処理された配向膜によって配向された液晶が、2つの基板の間に挟持されており、可視光を反射して表示を行う反射領域が画素内に設けられた液晶表示装置を製造する工程
を具備しており、
前記液晶表示装置を製造する工程は、
前記2つの基板のうちの一方の基板に、前記反射領域を規定する反射電極を形成する反射電極形成工程と、
前記反射電極上に前記配向膜を紫外線反応型樹脂によって形成する配向膜形成工程と、
紫外光を照射することによって前記配向膜について前記配向処理を行う配向処理工程と
を有し、
前記反射電極形成工程においては、銀を用いて前記反射電極を形成し、
前記配向処理工程は、
S偏光成分およびP偏光成分を含むように、光源から紫外光を出射する工程と、
前記光源から出射した紫外光を、S偏光成分とP偏光成分との一方からなる反射光としてブリュースターミラーによって反射する工程と、
前記ブリュースターミラーによって反射された反射光を前記配向膜へ照射する第1照射領域、および、前記ブリュースターミラーによって反射されずに前記光源から出射された紫外光を前記配向膜へ照射する第2照射領域を規定するように、前記ブリュースターミラーによって反射された反射光、および、前記ブリュースターミラーによって反射されずに前記光源から出射された紫外光の一部を、遮蔽板によって遮蔽する工程と
を含み、
前記第1照射領域と前記第2照射領域とが並ぶ方向へ前記一方の基板を搬送することによって、前記ブリュースターミラーによって反射された反射光を前記第1照射領域にて前記配向膜へ照射すると共に、前記ブリュースターミラーによって反射されずに前記光源から出射された紫外光を前記第2照射領域にて前記配向膜へ照射して、前記配向処理を実施する、
液晶表示装置の製造方法。 - 前記配向処理工程においては、
前記一方の基板を前記紫外光の反射を防止し得るステージに搭載後、前記ステージに搭載された状態で、前記配向処理を行う
請求項1に記載の液晶表示装置の製造方法。 - 前記反射電極形成工程においては、
前記可視光の反射光の指向性を緩和し得る表面形状をもつように、前記反射電極を形成する
請求項1または2に記載の液晶表示装置の製造方法。 - 前記配向処理工程は、
光源が出射した紫外光において、前記配向膜の反応による副生成物の成長を促進する波長帯域を、カットフィルタによってカットする工程
を含む、
請求項1から3のいずれかに記載の液晶表示装置の製造方法。 - 前記光源は、
マイクロ波を発生するマグネトロンと、
光子を照射するイグナイターと、
前記マグネトロンが発生したマイクロ波および前記イグナイターが照射した光子によって、発光成分が紫外線を発光するバルブと、
前記バルブの発光成分において発光された紫外線を反射することによって、前記紫外光として出射する反射鏡と
有し、
前記バルブは、円筒形状であり、
前記反射鏡は、半円筒形状であって、前記紫外光を出射する側とは反対側において前記バルブを包囲するように配置されている、
請求項1から4のいずれかに記載の液晶表示装置の製造方法。 - 前記液晶表示装置を製造する工程においては、画素内に透過領域をさらに設けた併用型の液晶表示装置を製造する、
請求項1から5のいずれかに記載の液晶表示装置の製造方法。
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