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JP4068022B2 - 過電流検出回路及び負荷駆動回路 - Google Patents

過電流検出回路及び負荷駆動回路 Download PDF

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JP4068022B2 JP2003275128A JP2003275128A JP4068022B2 JP 4068022 B2 JP4068022 B2 JP 4068022B2 JP 2003275128 A JP2003275128 A JP 2003275128A JP 2003275128 A JP2003275128 A JP 2003275128A JP 4068022 B2 JP4068022 B2 JP 4068022B2
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Description

本発明は、過電流検出回路及び負荷駆動回路に関する。
従来より、例えば自動車その他の車両に適用される負荷駆動回路が知られている。負荷駆動回路とは、負荷(例えばモータやランプなどのアクチュエータ)への電源供給をON/OFF制御することで、負荷の駆動制御を行う回路である。
図6を参照して、従来の負荷駆動回路及びこの負荷駆動回路が備える過電流検出回路の例を説明する。
図6に示すように、従来の負荷駆動回路は、電源101から負荷102への電源供給をON/OFF切替するための出力MOSトランジスタMQ1を備えている。すなわち、出力MOSトランジスタMQ1のドレイン端子は電源101からの入力端子103に、ソース端子は負荷102への出力端子104に、それぞれ接続されている。さらに、出力MOSトランジスタMQ1のゲート端子は、該出力MOSトランジスタMQ1をON/OFF切替制御するための制御信号を出力する(制御電圧を印加する)制御回路105に接続されている。従って、制御回路105から出力MOSトランジスタMQ1のゲート端子への制御信号に応じて、該出力MOSトランジスタMQ1は、負荷102への電源供給状態(ON)と電源遮断状態(OFF)とに切替制御される。なお、負荷102は、グランド107(例えば、車両のフレームなど)に接続されている。
ところで、何らかの原因で、例えば負荷102においてショートが発生したり或いは出力端子104が外れてフレーム(グランド107)に触れたりすると、出力MOSトランジスタMQ1を介して電源101−グランド107間がショートし、出力MOSトランジスタMQ1に過電流が流れてしまうという異常状態となる。このような異常状態が発生した場合には、出力MOSトランジスタMQ1をOFF状態に切り替えたり、或いは、該出力MOSトランジスタMQ1に流れる電流を抑制したりすることにより、該出力MOSトランジスタMQ1を保護する必要がある。そのために、図6の負荷駆動回路は、以下に説明する過電流検出回路を備えている。
すなわち、図6の負荷駆動回路は、出力MOSトランジスタMQ1と構造相似な(ディメンジョンのみが異なり、単位チャネル幅当たりの特性が等しい)電流検出用MOSトランジスタMQ2を備えている。この電流検出用MOSトランジスタMQ2と出力MOSトランジスタMQ1とは、各々のドレイン端子が入力端子103に共通接続されているとともに、各々のゲート端子も制御回路105に共通接続されている。
また、図6の負荷駆動回路は、オペアンプ108を備えている。このオペアンプ108の入力端子のうち、非反転入力端子には電流検出用MOSトランジスタMQ2のソース端子の電位Vsが、反転入力端子には出力端子104の電位Voutが、それぞれフィードバックされて入力されるようになっている。
さらに、図6の負荷駆動回路は、電流検出用MOSトランジスタMQ2のソース端子の電位Vsをオペアンプ108によりフィードバック制御するためのVs電圧制御用MOSトランジスタMQ3を備えている。すなわち、このVs電圧制御用MOSトランジスタMQ3のゲート端子は、オペアンプ108の出力端子に、ドレイン端子は電流検出用MOSトランジスタMQ2のソース端子に、それぞれ接続されている。さらに、Vs電圧制御用MOSトランジスタMQ3のソース端子は、後述する検出電圧伝達用MOSトランジスタMQ4のドレイン端子−ソース端子間を介してグランド106(負荷駆動回路のグランド)に接続されている。
そして、オペアンプ108により、電流検出用MOSトランジスタMQ2のソース端子の電位Vsと、出力端子104の電位Vout(つまり、出力MOSトランジスタMQ1のソース端子の電位でもある)とが同電位となるように制御することで、電流検出用MOSトランジスタMQ2のドレイン端子−ソース端子間には、該電流検出用MOSトランジスタMQ2と出力MOSトランジスタMQ1との相似比に応じた電流が流れるようになっている。
つまり、例えば、出力MOSトランジスタMQ1と電流検出用MOSトランジスタMQ2との相似比が1000:1である場合には、出力MOSトランジスタMQ1に対し1/1000の電流が電流検出用MOSトランジスタMQ2に流れる。この相似比の場合、例えば、出力MOSトランジスタMQ1のドレイン端子−ソース端子間に流れる電流が1Aの場合には、電流検出用MOSトランジスタMQ2のドレイン端子−ソース端子間に流れる電流は1mAとなる。
また、電流検出用MOSトランジスタMQ2に流れる電流は、Vs電圧制御用MOSトランジスタMQ3のドレイン端子−ソース端子間を介して検出電圧伝達用MOSトランジスタMQ4のドレイン端子−ソース端子間に流れるようになっている。
ここで、検出電圧伝達用MOSトランジスタMQ4は、該検出電圧伝達用MOSトランジスタMQ4と構造相似な検出信号出力用MOSトランジスタMQ5との協働によりカレントミラーを構成している。
すなわち、検出信号出力用MOSトランジスタMQ5と検出電圧伝達用MOSトランジスタMQ4との双方のゲート端子は、該検出電圧伝達用MOSトランジスタMQ4のドレイン端子とVs電圧制御用MOSトランジスタMQ3のソース端子との接続点に対し共通接続されている。更に、検出電圧伝達用MOSトランジスタMQ4と検出信号出力用MOSトランジスタMQ5との双方のソース端子は、グランド106に共通接続されている。従って、検出信号出力用MOSトランジスタMQ5には、検出電圧伝達用MOSトランジスタMQ4との相似比に応じた電流が流れる。すなわち、例えば、検出電圧伝達用MOSトランジスタMQ4と検出信号出力用MOSトランジスタMQ5との相似比が1:1の場合には、検出電圧伝達用MOSトランジスタMQ4のドレイン端子−ソース端子間に1mAの電流が流れる際には、検出信号出力用MOSトランジスタMQ5のドレイン端子−ソース端子間にも1mAの電流が流れる。
更に、図6の負荷駆動回路は、検出信号出力用MOSトランジスタMQ5のドレイン端子側に、過電流の検出しきい値となるしきい値電流(基準電流;Iref)を出力するしきい値電流出力手段109を備えている。このしきい値電流出力手段109は、電源101からの電圧に基づき常時略一定のしきい値電流を生成するものである。
従って、しきい値電流出力手段109と検出信号出力用MOSトランジスタMQ5のドレイン端子との接続点110から出力される電流は、検出信号出力用MOSトランジスタMQ5のドレイン端子−ソース端子間に流れる電流値に応じて反転することとなる。
すなわち、図6の負荷駆動回路においては、接続点110から出力される電流を過電流検出信号として用いることにより、以下に説明するようにして過電流を検出することが可能となっている。なお、制御回路105からのON制御により出力MOSトランジスタMQ1のドレイン端子−ソース端子間に電流が流れる場合で、かつ、ショートなどが発生していない正常状態の場合には、該ドレイン端子−ソース端子間には、例えば1Aの正常電流が流れるものとし、該ドレイン端子−ソース端子間に1.1Aを越える電流が流れた場合には、過電流が流れる異常状態であると判定するものとする。この場合は、しきい値電流出力手段109により出力されるしきい値電流は、1.1mAで常時略一定となるようにする。
このような条件の下で、出力MOSトランジスタMQ1のドレイン端子−ソース端子間に電流が流れていない場合には、電流検出用MOSトランジスタMQ2のドレイン端子−ソース端子間にも電流が流れず、従って、Vs電圧制御用MOSトランジスタMQ3、検出電圧伝達用MOSトランジスタMQ4及び検出信号出力用MOSトランジスタMQ5の各ドレイン端子−ソース端子間にも、それぞれ電流が流れない。よって、この場合には、上記接続点110からの出力電流はしきい値電流(例えば、1.1mA)のままとなり、過電流検出信号Iocはハイレベル(H)となる。
また、制御回路105からのON制御により出力MOSトランジスタMQ1のドレイン端子−ソース端子間に電流が流れる場合で、かつ、ショートなどが発生していない正常状態の場合には、該ドレイン端子−ソース端子間に正常電流(例えば、1A)が流れる。この場合には、電流検出用MOSトランジスタMQ2のドレイン端子−ソース端子間には、相似比に応じて例えば1mAの電流が流れ、従って、Vs電圧制御用MOSトランジスタMQ3、検出電圧伝達用MOSトランジスタMQ4及び検出信号出力用MOSトランジスタMQ5の各ドレイン端子−ソース端子間にも、それぞれ1mAの電流が流れる。よって、しきい値電流出力手段109からのしきい値電流(例えば、1.1mA)のうち、1mAは検出信号出力用MOSトランジスタMQ5を介してグランド106に流れ込むが、残りの0.1mAは上記接続点110からの出力電流となるので、この場合にもやはり過電流検出信号Iocはハイレベル(H)となる。
これらに対し、例えば、ショートなどの異常が発生し、出力MOSトランジスタMQ1のドレイン端子−ソース端子間に1.1Aを越える電流(例えば、1.2A)が流れる場合には、電流検出用MOSトランジスタMQ2のドレイン端子−ソース端子間には、相似比に応じて1.2mAの電流が流れる。従って、Vs電圧制御用MOSトランジスタMQ3、検出電圧伝達用MOSトランジスタMQ4及び検出信号出力用MOSトランジスタMQ5の各ドレイン端子−ソース端子間にも、それぞれ1.2mAの電流が流れる。
つまり、この場合には、検出信号出力用MOSトランジスタMQ5の各ドレイン端子−ソース端子間に流れる電流は、しきい値電流出力手段109からのしきい値電流(例えば、1.1mA)よりも大きくなるので、上記接続点110からの過電流検出信号Iocはローレベル(L)に反転する。
これにより、過電流が生じた異常状態であると(図示しない判定手段により)判定することができ、例えば、出力MOSトランジスタMQ1をOFF状態に切り替える制御を行うことにより、該出力MOSトランジスタMQ1を保護することができる。
なお、図6の負荷駆動回路における過電流検出回路は、電流検出用MOSトランジスタMQ2、オペアンプ108、Vs電圧制御用MOSトランジスタMQ3、検出電圧伝達用MOSトランジスタMQ4、検出信号出力用MOSトランジスタMQ5及びしきい値電流出力手段109により構成されている。
次に、図7に示すのは、過電流検出信号として電圧を用いる場合の負荷駆動回路である。
図7に示す負荷駆動回路は、しきい値電流出力手段109の代わりに検出用抵抗RSを備え、更に、比較器としてのオペアンプ111を備える点で、図6の負荷駆動回路と異なり、その他の点では図6の負荷駆動回路と同様である。
図7の負荷駆動回路においては、検出用抵抗RSと検出信号出力用MOSトランジスタMQ5との接続点110の電圧がオペアンプ110の反転入力端子に入力され、このオペアンプ110の非反転入力端子には、過電流の検出しきい値となる所定のしきい値電圧Vrが入力されている。
図7の負荷駆動回路の場合、検出信号出力用MOSトランジスタMQ5に流れる電流が検出用抵抗RSに流れるので、この検出用抵抗RSでは、該検出用抵抗RSの抵抗値×電流の電圧降下が発生する。このため、この電圧降下分を入力端子103における電圧Vccから差し引いた値が、接続点110の電圧となる。
図7の負荷駆動回路の場合、接続点110の電圧をオペアンプ111によりしきい値電圧Vrと比較した結果を過電流検出信号Iocとして出力する。すなわち、過電流検出信号Iocは、接続点110の電圧がしきい値電圧Vrよりも大きくなると、例えばハイレベル(H)からローレベル(L)に反転し、これにより、(図示しない判定手段により)異常と判定することができる。
なお、図7の負荷駆動回路における過電流検出回路は、電流検出用MOSトランジスタMQ2、オペアンプ108、Vs電圧制御用MOSトランジスタMQ3、検出電圧伝達用MOSトランジスタMQ4、検出信号出力用MOSトランジスタMQ5、検出用抵抗RS及びオペアンプ110により構成されている。
また、同様の他の従来技術としては、例えば、特許文献1の技術がある。
特開平6−180332号公報(図1−4)
ところで、従来技術(図6及び図7の負荷駆動回路)においては、負荷駆動回路と共通にグランド106を用いる他の回路が存在する場合、この回路が駆動した際にグランド106に流れる電流×寄生抵抗の値が大きいと、グランド106の電位が上昇してしまう結果としてグランド106よりもグランド107(車両のフレームなど)が低電位となることがある。従って、出力端子104がグランド106よりも低電位となって過電流を検出できなくなる可能性がある。すなわち、出力端子104がグランド106よりも低電位となれば、検出電圧伝達用MOSトランジスタMQ4及びオペアンプ108が動作することができず、過電流を検出することができないという問題があった。
さらに、過電流検出値Ioc(接続点110より出力される過電流検出信号の電流値或いは該接続点110の電圧値)は、しきい値電流出力手段109により生成されるしきい値電流Irefのバラツキ或いはオペアンプ111に入力されるしきい値電圧Vrのバラツキに依存して大きなバラツキが生じてしまう(以下の(1)式或いは(2)式参照)ため、高精度の過電流検出動作が困難であるという問題があった。
ここで、図6の負荷駆動回路における過電流検出値Ioc(接続点110より出力される過電流検出信号の電流値)は、出力MOSトランジスタMQ1と電流検出用MOSトランジスタMQ2とのサイズ比、すなわち、(出力MOSトランジスタMQ1のチャネル幅)/(電流検出用MOSトランジスタMQ2のチャネル幅)をAとすると、以下の(1)式により表すことができる。
Ioc=A×Iref・・・(1)式
つまり、この場合の過電流検出値Ioc及びそのバラツキは、しきい値電流Iref及びそのバラツキの1乗に比例する。
また、図7の負荷駆動回路における過電流検出値Ioc(接続点110の電圧値)は、出力MOSトランジスタMQ1のドレイン端子−ソース端子間の電流値をA、検出用抵抗RSの抵抗値をRSとすると、以下の(2)式により表すことができる。
Ioc=A×(Vr/RS)・・・(2)式
つまり、この場合の過電流検出値Ioc及びそのバラツキは、しきい値電圧Vr及びそのバラツキの1乗に比例する。
さらに、従来技術(図6及び図7の負荷駆動回路)においては、過電流検出信号出力の前段においてオペアンプ108を必要とするため、回路規模及びパタンレイアウトが増大してしまうという問題があった。加えて、スイッチングノイズに起因する誤動作が生じる可能性がある(ノイズに弱い)という問題があった。なぜなら、車両においては、例えば、その電源バッテリは前部(ボンネット内)に配置されているのに対し、負荷駆動回路は任意な配置(例えば、後部の場合もある)となっているため、負荷駆動回路−電源バッテリ間をワイヤーハーネスで接続する必要があるが、このワイヤーハーネスは長尺となるほどそのインダクタンスが大きくなり、このインダクタンスに起因して出力MOSトランジスタMQ1のON/OFF切替の度にスイッチングノイズが発生するためである。
また、オペアンプ108を用いたフィードバック構成により過電流検出値Iocを制御しているので、入力端子103における電位Vccの変動に影響を受けやすいという問題もあった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、出力端子の電位が負荷駆動回路のグランド電位よりも低くても過電流検出動作を好適に実行可能、かつ、高精度の過電流検出動作が可能で、しかも、回路規模の増大を抑制可能な過電流検出回路及び負荷駆動回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の過電流検出回路は、ドレイン端子は電源からの入力端子に接続され、ソース端子は負荷への出力端子に接続され、ゲート端子−ソース端子間の電位差が制御されることにより前記電源から前記負荷への電源供給をON/OFF切り替えするための出力MOSトランジスタのドレイン端子−ソース端子間の過電流を検出するための過電流検出回路であって、前記出力MOSトランジスタに対し構造相似で、前記出力MOSトランジスタとはゲート端子どうしが共通接続されているとともにドレイン端子どうしも共通接続されていることにより、ドレイン端子−ソース端子間の電流が、前記出力MOSトランジスタのドレイン端子−ソース端子間の電流に応じて増加するようにされた第1MOSトランジスタと、前記第1MOSトランジスタのソース端子と前記出力端子との間に直列に挿入された抵抗と、前記抵抗と前記出力端子との接続点にソース端子が接続され、ゲート端子には、前記第1MOSトランジスタのドレイン端子−ソース端子間の電流増加に応じて増加する電位が入力される第2MOSトランジスタと、前記第2MOSトランジスタのドレイン端子側に、前記過電流の検出しきい値となるしきい値電流を出力するしきい値電流出力手段と、を備え、前記しきい値電流出力手段の出力側と前記第2MOSトランジスタのドレイン端子との接続点からの電流を、過電流の発生を検出するための検出信号として用いるようにし、該検出信号の反転により前記過電流の発生を検出するように構成されているとともに、当該過電流検出回路は、前記第2MOSトランジスタのゲート端子−ソース端子間の電位差を、該第2MOSトランジスタのMOSしきい値と近い値に設定するための電位差設定手段を更に備えることを特徴としている。
本発明の過電流検出回路においては、前記電位差設定手段は、定電流を出力する定電流出力手段と、前記定電流出力手段の出力側にドレイン端子及びゲート端子が接続されているとともに、該ゲート端子が前記第2MOSトランジスタのゲート端子に接続され、ソース端子が、前記抵抗と前記第1MOSトランジスタのソース端子との接続点に接続され、かつ、前記第2MOSトランジスタと構造相似な第3MOSトランジスタと、を備えて構成されていることが好ましい。
また、前記定電流出力手段と前記しきい値電流出力手段とは、前記定電流或いは前記しきい値電流を、前記入力端子からの電圧に基づきそれぞれ生成し出力するものであるとともに、相互に構造相似な素子からなることが好ましい。
より具体的には、前記定電流出力手段及び前記しきい値電流出力手段は、それぞれデプレッション型MOSトランジスタからなることを好ましい一例とする。
或いは、前記定電流出力手段及び前記しきい値電流出力手段は、それぞれ抵抗からなることも好ましい。
或いは、前記定電流出力手段と前記しきい値電流出力手段とは、バイアス回路を構成していることも好ましい。
また、本発明の過電流検出回路は、ドレイン端子は電源からの入力端子に接続され、ソース端子は負荷への出力端子に接続され、ゲート端子−ソース端子間の電位差が制御されることにより前記電源から前記負荷への電源供給をON/OFF切り替えするための出力MOSトランジスタのドレイン端子−ソース端子間の過電流を検出するための過電流検出回路であって、前記出力MOSトランジスタに対し構造相似で、前記出力MOSトランジスタとはゲート端子どうしが共通接続されているとともにドレイン端子どうしも共通接続されていることにより、ドレイン端子−ソース端子間の電流が、前記出力MOSトランジスタのドレイン端子−ソース端子間の電流に応じて増加するようにされた第1MOSトランジスタと、前記第1MOSトランジスタのソース端子と前記出力端子との間に直列に挿入された第1抵抗と、前記第1抵抗と前記出力端子との接続点にソース端子が接続され、ゲート端子には、前記第1MOSトランジスタのドレイン端子−ソース端子間の電流増加に応じて増加する電位が入力される第2MOSトランジスタと、前記第2MOSトランジスタのドレイン端子と前記入力端子との間に直列に挿入された第2抵抗と、前記第2抵抗と前記第2MOSトランジスタのドレイン端子との接続点の電位を、前記過電流の検出しきい値となるしきい値電圧と比較し、この比較結果を、過電流の発生を検出するための検出信号として出力する比較手段と、前記第2MOSトランジスタのゲート端子−ソース端子間の電位差を、該第2MOSトランジスタのMOSしきい値と近い値に設定するための電位差設定手段と、を備えることを特徴としている。
この場合、前記電位差設定手段は、一端が前記入力端子に接続された第3抵抗と、前記第3抵抗の他端にドレイン端子及びゲート端子が接続されているとともに、該ゲート端子が前記第2MOSトランジスタのゲート端子に接続され、ソース端子が、前記第1抵抗と前記第1MOSトランジスタのソース端子との接続点に接続され、かつ、前記第2MOSトランジスタと構造相似な第3MOSトランジスタと、を備えて構成されていることが好ましい。
また、本発明の負荷駆動回路は、本発明の過電流検出回路と、前記出力MOSトランジスタと、前記出力MOSトランジスタのゲート端子に制御電圧を印加することによって、該出力MOSトランジスタのドレイン端子−ソース端子間の電流をON/OFF切替制御する制御回路と、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、第1MOSトランジスタのソース端子は抵抗を介して出力端子(出力MOSトランジスタのソース端子)に接続している一方で、第2MOSトランジスタのソース端子は出力端子(出力MOSトランジスタのソース端子)に接続した構成としているので、出力MOSトランジスタのドレイン端子−ソース端子間で過電流検出回路(検出信号出力の前段部分)を構成することができ、負荷駆動回路のグランドを用いる必要が無くなる。よって、出力端子が負荷駆動回路のグランドよりも低電位となった場合であっても、過電流検出動作を好適に実行することが可能である。
また、電位差設定手段を備えているので、抵抗による電圧降下(本発明の場合には過電流検出動作の精度低下の原因となる)を微少な値に設定しても、過電流検出動作を好適に実行することが可能となり、該過電流検出動作を高精度なものとすることができる。
加えて、従来技術とは異なり、検出信号出力の前段にオペアンプを備える必要がないので、回路規模並びにパタンレイアウトの増大を抑制することが可能であるとともに、オペアンプを用いたフィードバック回路が無いので入力端子における電位の変動にも影響を受けにくく、スイッチングノイズに起因する誤動作が生じる可能性を低減できるという効果が得られる(つまり、ノイズに強くなる)。
以下、図面を参照して、本発明に係る実施の形態について説明する。
〔第1の実施形態〕
先ず、構成を説明する。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る負荷駆動回路は、電源1から負荷2への電源供給をON/OFF切替するための出力MOSトランジスタQ1を備えている。この出力MOSトランジスタQ1のドレイン端子は電源1からの入力端子3に、ソース端子は負荷2への出力端子4に、それぞれ接続されている。さらに、出力MOSトランジスタQ1のゲート端子は、該出力MOSトランジスタQ1をON/OFF切替制御するための制御信号を出力する(制御電圧を印加する)制御回路5に接続されている。従って、制御回路5から出力MOSトランジスタQ1のゲート端子への制御信号に応じて、該出力MOSトランジスタQ1は、そのドレイン端子−ソース端子間に電流が流れる状態と流れない状態、すなわち、負荷2への電源供給状態(ON)と電源遮断状態(OFF)とに切替制御される。なお、負荷2は、グランド6(例えば、車両のフレームなど)に接続されている。
また、図1の負荷駆動回路は、負荷2におけるショートの発生などにより出力MOSトランジスタQ1に過電流が流れてしまうという異常状態(過電流状態)の発生を検出するために、以下に説明する過電流検出回路を備えている。
先ず、図1の負荷駆動回路は、出力MOSトランジスタQ1と構造相似な(ディメンジョンのみが異なり、単位チャネル幅当たりの特性が等しい)電流検出用MOSトランジスタ(第1MOSトランジスタ)Q2を備えている。この電流検出用MOSトランジスタQ2と出力MOSトランジスタQ1とは、各々のドレイン端子が入力端子3に共通接続されているとともに、各々のゲート端子が制御回路5に共通接続されている。
さらに、図1の負荷駆動回路は、電流検出用MOSトランジスタQ2と出力MOSトランジスタQ1との双方のソース端子の間(電流検出用MOSトランジスタQ2のソース端子と出力端子4との間でもある)に直列に接続(挿入)された電流検出用抵抗(抵抗)RSを備えている。
ここで、出力MOSトランジスタQ1と電流検出用MOSトランジスタQ2とは相互に構造相似であるため、仮に、ゲート端子−ソース端子間の電位差並びにドレイン端子−ソース端子間の電位差が相互に同一となる条件下では、電流検出用MOSトランジスタQ2のドレイン端子−ソース端子間には、該電流検出用MOSトランジスタQ2と出力MOSトランジスタQ1との相似比に応じた電流が流れる(チャネル幅の比電流を得られる)。つまり、この条件下で、例えば、出力MOSトランジスタQ1と電流検出用MOSトランジスタQ2との相似比が1000:1である場合には、出力MOSトランジスタQ1に流れる電流に対し1/1000の電流が電流検出用MOSトランジスタQ2に流れる。この相似比の場合、例えば、出力MOSトランジスタQ1のドレイン端子−ソース端子間に流れる電流が1Aの場合には、電流検出用MOSトランジスタQ2のドレイン端子−ソース端子間に流れる電流は1mAとなる。
ただし、実際には、図1の負荷駆動回路は検出用抵抗RSを備えているため、電流検出用MOSトランジスタQ2のドレイン端子−ソース端子間の電流は、上記比電流と比較して、検出用抵抗RSによる電圧降下に応じた誤差を生じる。このため、本実施形態においては、高精度の過電流検出動作を実現するために、検出用抵抗RSの電圧降下を極力小さい値(例えば、0.5V以下)に設定することが好ましい。
また、図1の負荷駆動回路は、カレントミラーを構成する検出電圧伝達用MOSトランジスタ(第3MOSトランジスタ、電位差設定手段)Q3及び検出信号出力用MOSトランジスタ(第2MOSトランジスタ)Q4を備えている。
すなわち、検出信号出力用MOSトランジスタQ4と検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3とは、相互に構造相似である。また、これらのうち検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3のソース端子は、検出用抵抗RSと検出用MOSトランジスタQ2のソース端子との接続点7に接続されている。さらに、検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3のゲート端子とドレイン端子とは接続点11にて共通接続されているとともに、これらゲート端子及びドレイン端子には(接続点11には)、所定の定電流(Iref1)を出力する定電流出力手段(電位差設定手段)9の出力側が接続されている。この定電流出力手段9は、例えば、電源1からの電圧に基づき定電流(Iref1)(常時略一定)を生成し出力する。
他方、検出信号出力用MOSトランジスタQ4のソース端子は、出力MOSトランジスタQ1のソース端子と検出用抵抗RSとの接続点8(検出用抵抗RSと出力端子4との接続点でもある)に接続されている。さらに、検出信号出力用MOSトランジスタQ4のゲート端子は、検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3のゲート端子に共通接続(接続点13にて接続)されている。加えて、検出信号出力用MOSトランジスタQ4のドレイン端子には、過電流の検出しきい値となる所定のしきい値電流(基準電流;Iref2)を出力するしきい値電流出力手段10の出力側が接続(接続点12にて接続)されている。このしきい値電流出力手段10は、例えば、電源1からの電圧に基づきしきい値電流(常時略一定)を生成し出力する。
また、しきい値電流出力手段10と定電流出力手段9とは、特性バラツキが相互に同傾向となる様に、相互に構造相似な素子もしくはバイアス回路により構成する。
具体的には、定電流出力手段9及びしきい値電流出力手段10は、例えば、図2に示すように、それぞれデプレッション型MOSトランジスタにより構成することを好ましい一例とする。この場合、定電流出力手段9を構成するデプレッション型MOSトランジスタは、そのドレイン端子は入力端子3に、ゲート端子及びソース端子は検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3のドレイン端子に接続すると良い。また、しきい値電流出力手段10を構成するデプレッション型MOSトランジスタは、そのドレイン端子は入力端子3に、ゲート端子及びソース端子は検出信号出力用MOSトランジスタQ4のドレイン端子に接続すると良い。
或いは、定電流出力手段9及びしきい値電流出力手段10は、例えば、図3に示すように、それぞれ抵抗により構成することも好ましい。この場合、定電流出力手段9を構成する抵抗は、その一端は入力端子3に、他端は検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3のドレイン端子に接続すると良い。また、しきい値電流出力手段10を構成する抵抗は、その一端は入力端子3に、他端は検出信号出力用MOSトランジスタQ4のドレイン端子に接続すると良い。
或いは、定電流出力手段9としきい値電流出力手段10とは、例えば、図4に示すように、バイアス回路を構成していることも好ましい。この場合、定電流出力手段9及びしきい値電流出力手段10を構成する各MOSトランジスタのゲート端子どうしは定電流バイアス信号の供給源に共通接続する一方で、それらのドレイン端子どうしは入力端子3に共通接続し、定電流出力手段9を構成するMOSトランジスタのソース端子は検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3のドレイン端子に接続し、しきい値電流出力手段10を構成するMOSトランジスタのソース端子は検出信号出力用MOSトランジスタQ4のドレイン端子に接続すると良い。
また、過電流検出回路は、以上のように構成されているので、検出信号出力用MOSトランジスタQ4には、検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3との相似比に応じた電流が流れる。
しかしながら、本実施形態の過電流検出回路は電流検出用抵抗RSを備えているため、検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3と検出信号出力用MOSトランジスタQ4とは、互いのソース電位が異なる。このため、本実施形態においては、検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3と検出信号出力用MOSトランジスタQ4とのドレイン端子−ソース端子間の電流を相互に等しい値にするために、これら両トランジスタQ3、Q4の相似比、並びに、Iref1、Iref2の値を以下に説明するように設定する。
ここで、検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3のチャネル長をL1、検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3のチャネル幅をW1、検出信号出力用MOSトランジスタQ4のチャネル長をL2、検出信号出力用MOSトランジスタQ4のチャネル幅をW2とすると、検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3と検出信号出力用MOSトランジスタQ4との相似比は、(W1/L1):(W2/L2)で表される。
そして、例えば、(W1/L1):(W2/L2)が1:1の場合にはIref1<Iref2とする一方で、Iref1:Iref2が1:1の場合には(W1/L1)>(W2/L2)とすることにより、検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3と検出信号出力用MOSトランジスタQ4とのドレイン端子−ソース端子間の電流を相互に等しい値となるようにすることができる。
このように、本実施形態においては、両トランジスタQ3、Q4のドレイン端子−ソース端子間の電流が相互に等しくなるように設定しているので、例えば、検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3のドレイン端子−ソース端子間に1mAの電流が流れる際には、検出信号出力用MOSトランジスタQ4のドレイン端子−ソース端子間にも1mAの電流が流れる。
なお、以上の構成のうち、電流検出用MOSトランジスタQ2、電流検出用抵抗RS、検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3、検出信号出力用MOSトランジスタQ4、定電流出力手段9及びしきい値電流出力手段10により本実施形態に係る過電流検出回路が構成されている。
また、この過電流検出回路においては、しきい値電流出力手段10の出力側と検出信号出力用MOSトランジスタQ4のドレイン端子との接続点12からの電流を過電流検出信号(検出信号)とし、この過電流検出信号の反転により過電流の発生を検出するように構成されている。つまり、過電流検出信号は、検出信号出力用MOSトランジスタQ4のドレイン端子−ソース端子間に流れる電流値に応じて反転するので、過電流状態の発生を検出することができる。
次に、本実施形態に係る過電流検出回路における動作を説明する。
なお、制御回路5からのON制御により出力MOSトランジスタQ1のドレイン端子−ソース端子間に電流が流れる場合で、かつ、ショートなどが発生していない正常状態の場合には、該ドレイン端子−ソース端子間には、例えば1Aの正常電流が流れるものとし、該ドレイン端子−ソース端子間に1.1Aを越える電流が流れた場合には、過電流が流れる異常状態であると判定するものとする。この場合は、しきい値電流出力手段10により出力されるしきい値電流は、1.1mAで常時略一定となるようにする。
このような条件の下で、制御回路5からのOFF制御により出力MOSトランジスタQ1のドレイン端子−ソース端子間に電流が流れていない場合には、電流検出用MOSトランジスタQ2のドレイン端子−ソース端子間にも電流が流れない。従って、電流検出用MOSトランジスタQ2のソース端子と検出用抵抗RSとの接続点7の電位Vsは上昇せず、検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3と検出信号出力用MOSトランジスタQ4とのゲート端子どうしの接続点13の電位V1も上昇せず、検出信号出力用MOSトランジスタQ4のドレイン端子−ソース端子間には電流が流れない。よって、しきい値電流出力手段10からのしきい値電流Iref2が、ハイレベル(H)の過電流検出信号として接続点12より出力されるので、過電流状態ではないと判定することができる。
また、制御回路5からのON制御により出力MOSトランジスタQ1のドレイン端子−ソース端子間に電流が流れる場合で、かつ、ショートなどが発生していない正常状態の場合には、該ドレイン端子−ソース端子間に正常電流(例えば、1A)が流れる。この場合には、電流検出用MOSトランジスタQ2のドレイン端子−ソース端子間には、相似比に応じて例えば1mAの電流が流れる。また、接続点7の電位Vs及び接続点13の電位V1は上昇し、検出信号出力用MOSトランジスタQ4のドレイン端子−ソース端子間には電流が流れるが、この電流はしきい値電流出力手段10からのしきい値電流Iref2(例えば、1.1mA)には達しない。よって、この場合にも、しきい値電流出力手段10からのしきい値電流Iref2は、ハイレベル(H)の過電流検出信号として接続点12より出力されるので、過電流状態ではないと判定することができる。
これらに対し、例えば、ショートなどの異常が発生し、出力MOSトランジスタQ1のドレイン端子−ソース端子間に1.1Aを越える電流(例えば、1.2A)が流れる場合には、電流検出用MOSトランジスタQ2のドレイン端子−ソース端子間には、相似比に応じて1.2mAの電流が流れる。また、接続点7の電位Vs及び接続点13の電位V1は上昇し、検出信号出力用MOSトランジスタQ4のドレイン端子−ソース端子間には電流が流れて、この電流はしきい値電流出力手段10からのしきい値電流Iref2(例えば、1.1mA)を越える。このため、接続点12からの過電流検出信号がハイレベル(H)からローレベル(L)に反転し、過電流状態と判定することができる。
すなわち、出力MOSトランジスタQ1のドレイン端子−ソース端子間の電流が多ければ多いほど、接続点7の電位Vsが上昇し、この電位Vsの上昇には接続点13の電位V1の上昇が伴い、更に、この電位V1の上昇には、検出信号出力用MOSトランジスタQ4のドレイン端子−ソース端子間に流れる電流増加が伴うこととなり、この電流がしきい値電流Iref2を越えると過電流検出信号が反転し、(図示しない判定手段により)過電流状態であると判定できる。
よって、例えば、出力MOSトランジスタQ1をOFF状態に切り替える制御を行うことにより、該出力MOSトランジスタQ1を保護することができる。
ところで、本実施形態に係る過電流検出回路において、仮に、検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3及び定電流出力手段9を備えておらず、検出信号出力用MOSトランジスタQ4のゲート端子が接続点7に接続されていたとすれば、検出信号出力用MOSトランジスタQ4のゲート端子−ソース端子間の電位差は検出用抵抗RSによる電圧降下と等しくなり、過電流検出信号を反転させるためには、検出用抵抗RSによる電圧降下が最低でも検出信号出力用MOSトランジスタQ4のMOSしきい値(例えば、0.4V〜1.0V程度)だけ必要となってしまい、高精度の過電流検出動作が不可能となる。
これに対し、本実施形態に係る過電流検出回路においては、検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3及び定電流出力手段9を備える結果として、検出信号出力用MOSトランジスタQ4のゲート端子−ソース端子間の電位差を、該検出信号出力用MOSトランジスタQ4のMOSしきい値と近い値に設定することができる。よって、検出用抵抗RSによる電圧降下が極めて小さい値となるように該検出用抵抗RSの抵抗値を設定しても、過電流状態の場合に過電流検出信号を反転させることが可能となるので、高精度の過電流検出動作を実現することができる。
ここで、本実施形態の場合における過電流検出値Ioc(接続点12より出力される過電流検出信号の電流値)は以下の(3)式で表すことができる。
Figure 0004068022
(3)式において、A=(出力MOSトランジスタQ1のチャネル幅)/(電流検出用MOSトランジスタQ2のチャネル幅)、RSは検出用抵抗RSの抵抗値、B=Iref2/Iref1、L1は検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3のチャネル長、W1は検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3のチャネル幅、L2は検出信号出力用MOSトランジスタQ4のチャネル長、W2は検出信号出力用MOSトランジスタQ4のチャネル幅、Vgs1は検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3のゲート端子−ソース端子間の電位差、Vtは検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3並びに検出信号出力用MOSトランジスタQ4の物性Vt(MOSしきい値)である。
また、Vgs1に関しては、以下の(4)式が成立する。
Figure 0004068022
つまり、これら(3)式及び(4)式から、以下の(5)式が成立する。
Figure 0004068022
すなわち、本実施形態の場合、過電流検出値Iocは、Iref1のバラツキによる影響は1/2乗に抑制することができる。すなわち、近似的には従来の半分程度に減らすことができ、高精度の過電流検出動作が可能となる。
以上のような実施形態の過電流検出回路及び負荷駆動回路によれば、検出信号出力の前段においてオペアンプを用いずに、電流検出用MOSトランジスタQ2のソース端子は検出用抵抗RSを介して出力端子4(出力MOSトランジスタQ1のソース端子)に接続する一方で、検出信号出力用MOSトランジスタQ4のソース端子は出力端子4(出力MOSトランジスタQ1のソース端子)に接続した構成としているので、過電流検出回路(過電流検出信号出力の前段部分)を、負荷駆動回路のグランドを用いずに出力MOSトランジスタQ1のドレイン端子−ソース端子間で構成することができる。よって、出力端子4が負荷駆動回路のグランドよりも低電位となった場合であっても、過電流検出動作を好適に実行することが可能となり、過電流検出できる出力電圧範囲が広くなる。
また、検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3及び定電流出力手段9からなる電位差設定手段を備えているので、検出用抵抗RSによる電圧降下を微少な値に設定しても過電流検出動作を好適に実行することが可能となり、該過電流検出動作を高精度なものとすることができる。
加えて、従来技術とは異なり、検出信号出力の前段にオペアンプを備える必要がないので、回路規模並びにパタンレイアウトの増大を抑制することが可能であるとともに、オペアンプを用いたフィードバック回路が無いので入力端子3における電位の変動にも影響を受けにくく、スイッチングノイズに起因する誤動作が生じる可能性を低減できるという効果が得られる(つまり、ノイズに強くなる)。
〔第2の実施形態〕
次に、図5を参照して、過電流検出信号として電圧を用いる場合の負荷駆動回路を本発明の第2の実施形態として説明する。
図5に示す負荷駆動回路は、定電流出力手段9に代えて抵抗21(第2抵抗)を、しきい値電流出力手段10に代えて抵抗22(第3抵抗)を備えているのに加え、抵抗22と検出信号出力用MOSトランジスタQ4のドレイン端子との接続点24の電位を過電流の検出しきい値となる所定のしきい値電圧Vrと比較し、この比較結果を過電流の発生を検出するための過電流検出信号Iocとして出力するオペアンプ(比較手段)25を備えている点で、図1の負荷駆動回路と異なり、その他の点では図1の負荷駆動回路と同様である。
図5の負荷駆動回路においては、接続点24の電圧がオペアンプ25の反転入力端子に入力され、このオペアンプ25の非反転入力端子には、過電流の検出しきい値となる所定のしきい値電圧Vrが入力されている。
図5の負荷駆動回路の場合、検出信号出力用MOSトランジスタQ4に流れる電流が抵抗22に流れるので、この抵抗22では、該抵抗22の抵抗値×電流の電圧降下が発生する。このため、この電圧降下分を入力端子3における電圧Vccから差し引いた値が、接続点24の電圧となる。
図5の負荷駆動回路の場合の過電流検出信号Iocは、接続点24の電圧がしきい値電圧Vrよりも大きくなると、例えばハイレベル(H)からローレベル(L)に反転し、これにより、(図示しない判定手段により)異常と判定することができる。
なお、図5の負荷駆動回路における過電流検出回路は、電流検出用MOSトランジスタQ2、電流検出用抵抗RS、検出電圧伝達用MOSトランジスタQ3、検出信号出力用MOSトランジスタQ4、抵抗21、抵抗22及びオペアンプ25により構成されている。
以上のような第2の実施形態によっても、上記の第1の実施形態の場合と同様の効果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る負荷駆動回路を示す回路図である。 第1の実施形態の具体的な回路構成の例を示す回路図である。 第1の実施形態の具体的な回路構成の例を示す回路図である。 第1の実施形態の具体的な回路構成の例を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る負荷駆動回路を示す回路図である。 従来の負荷駆動回路を示す回路図である。 従来の負荷駆動回路を示す回路図である。
符号の説明
Q1 出力MOSトランジスタ
Q2 電流検出用MOSトランジスタ(第1MOSトランジスタ)
Q3 検出電圧伝達用MOSトランジスタ(第3MOSトランジスタ、電位差設定手段)
Q4 検出信号出力用MOSトランジスタ(第2MOSトランジスタ)
RS 抵抗(抵抗、第1抵抗)
5 制御回路
9 定電流出力手段(電位差設定手段)
10 しきい値電流出力手段
21 第3抵抗(電位差設定手段)
22 第2抵抗
25 オペアンプ(比較手段)

Claims (9)

  1. ドレイン端子は電源からの入力端子に接続され、ソース端子は負荷への出力端子に接続され、ゲート端子−ソース端子間の電位差が制御されることにより前記電源から前記負荷への電源供給をON/OFF切り替えするための出力MOSトランジスタのドレイン端子−ソース端子間の過電流を検出するための過電流検出回路であって、
    前記出力MOSトランジスタに対して構造相似で、前記出力MOSトランジスタとはゲート端子が相互に共通接続されているとともにドレイン端子も相互に共通接続されていることにより、ドレイン端子−ソース端子間の電流が、前記出力MOSトランジスタのドレイン端子−ソース端子間の電流に応じて増加するようにされた第1MOSトランジスタと、
    前記第1MOSトランジスタのソース端子と前記出力端子との間に直列に挿入された抵抗と、
    前記抵抗と前記出力端子との接続点にソース端子が接続され、ゲート端子には、前記第1MOSトランジスタのドレイン端子−ソース端子間の電流増加に応じて増加する電位が入力される第2MOSトランジスタと、
    前記第2MOSトランジスタのドレイン端子側に、前記過電流の検出しきい値となるしきい値電流を出力するしきい値電流出力手段と、
    を備え、
    前記しきい値電流出力手段の出力側と前記第2MOSトランジスタのドレイン端子との接続点から出力される電流を過電流検出信号として検出し、該過電流検出信号の反転により前記過電流の発生を検出するように構成されているとともに、
    当該過電流検出回路は、
    前記第2MOSトランジスタのゲート端子−ソース端子間の電位差を、該第2MOSトランジスタのMOSしきい値と近い値に設定するための電位差設定手段を更に備えることを特徴とする過電流検出回路。
  2. 前記電位差設定手段は、
    定電流を出力する定電流出力手段と、
    前記定電流出力手段の出力側にドレイン端子及びゲート端子が接続されているとともに、該ゲート端子が前記第2MOSトランジスタのゲート端子に接続され、ソース端子が、前記抵抗と前記第1MOSトランジスタのソース端子との接続点に接続され、かつ、前記第2MOSトランジスタと構造相似な第3MOSトランジスタと、
    を備えて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の過電流検出回路。
  3. 前記定電流出力手段と前記しきい値電流出力手段とは、
    前記定電流或いは前記しきい値電流を前記入力端子からの電圧に基づきそれぞれ生成し出力するものであるとともに、相互に構造相似な素子からなることを特徴とする請求項2に記載の過電流検出回路。
  4. 前記定電流出力手段及び前記しきい値電流出力手段は、それぞれデプレッション型MOSトランジスタからなることを特徴とする請求項3に記載の過電流検出回路。
  5. 前記定電流出力手段及び前記しきい値電流出力手段は、それぞれ抵抗からなることを特徴とする請求項3に記載の過電流検出回路。
  6. 前記定電流出力手段と前記しきい値電流出力手段とは、バイアス回路を構成していることを特徴とする請求項3に記載の過電流検出回路。
  7. ドレイン端子は電源からの入力端子に接続され、ソース端子は負荷への出力端子に接続され、ゲート端子−ソース端子間の電位差が制御されることにより前記電源から前記負荷への電源供給をON/OFF切り替えするための出力MOSトランジスタのドレイン端子−ソース端子間の過電流を検出するための過電流検出回路であって、
    前記出力MOSトランジスタに対して構造相似で、前記出力MOSトランジスタとはゲート端子が相互に共通接続されているとともにドレイン端子も相互に共通接続されていることにより、ドレイン端子−ソース端子間の電流が、前記出力MOSトランジスタのドレイン端子−ソース端子間の電流に応じて増加するようにされた第1MOSトランジスタと、
    前記第1MOSトランジスタのソース端子と前記出力端子との間に直列に挿入された第1抵抗と、
    前記第1抵抗と前記出力端子との接続点にソース端子が接続され、ゲート端子には、前記第1MOSトランジスタのドレイン端子−ソース端子間の電流増加に応じて増加する電位が入力される第2MOSトランジスタと、
    前記第2MOSトランジスタのドレイン端子と前記入力端子との間に直列に挿入された第2抵抗と、
    前記第2抵抗と前記第2MOSトランジスタのドレイン端子との接続点の電位を、前記過電流の検出しきい値となるしきい値電圧と比較し、この比較結果を、過電流の発生を検出するための検出信号として出力する比較手段と、
    前記第2MOSトランジスタのゲート端子−ソース端子間の電位差を、該第2MOSトランジスタのMOSしきい値と近い値に設定するための電位差設定手段と、
    を備えることを特徴とする過電流検出回路。
  8. 前記電位差設定手段は、
    一端が前記入力端子に接続された第3抵抗と、
    前記第3抵抗の他端にドレイン端子及びゲート端子が接続されているとともに、該ゲート端子が前記第2MOSトランジスタのゲート端子に接続され、ソース端子が、前記第1抵抗と前記第1MOSトランジスタのソース端子との接続点に接続され、かつ、前記第2MOSトランジスタと構造相似な第3MOSトランジスタと、
    を備えて構成されていることを特徴とする請求項7に記載の過電流検出回路。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の過電流検出回路と、
    前記出力MOSトランジスタと、
    前記出力MOSトランジスタのゲート端子に制御電圧を印加することによって、該出力MOSトランジスタのドレイン端子−ソース端子間の電流をON/OFF切替制御する制御回路と、
    を備えることを特徴とする負荷駆動回路。

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